蛭ケ岳(神ノ川から地蔵尾根、源蔵尾根周回)
- GPS
- 09:15
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,578m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵尾根は山と高原地図では赤破線で上級者向きとなっています。 斜面の土はゆるんでいるようで、滑りやすい。かなり石を落しました。 源蔵尾根も赤破線コースです。 下り始めにヤセ尾根を通過します。 |
写真
感想
半年ぶりの丹沢になる。予定だけはしっかり計画していたのだが、そのたびに都合が悪くなったり、身体の故障が発生したりで計画だけがたまってしまった。
このコースも3月に予定していたのだが、直前に腰痛がでてしまい流れてしまった。
今年のGWは遠出を自粛することにしたので復活することとなった。
ヤマレコで a-maefanさんのレコを見て刺激されたのだが、この時期熊の話題もでているし、上級者向けの地蔵尾根に対応出来るか等不安一杯での出発であった。
しかし、広河原へ向けて歩いていると、周囲の山の新緑や、まばらではあるがそのピンク色を主張している様な桜を見て、久しぶりの丹沢ということもあり、期待がふくらんできて、不安も小さくなったような気がする。
広河原から河原へ下りる道はちょっと迷ったが、地図の看板のかかったガードレールの裏を下りた。川の水量は多いようで渡渉できそうな場所を探しながら上流へ遡る。ところが渡ることばかり意識しすぎて、流れの狭まった所でジャンプして渡ったのはいいのだが、しばらく行った所で崖に阻まれてしまった。崖をへっつていけそうな感じもしたが、その先が見えないので無理せず流れを渡り返した。対岸に地蔵尾根の取付きの標識が見えたので渡渉点を探す。
少し上流側で渡ることが出来た。
取付きはいきなりの垂直の岩場、渡渉では役にたったストックがこの場ではお荷物。片手でストックを持ち、片手でロープをたぐる。岩の上に上がるところでは完全にロープに体重を預ける形になってしまった。
その後も急な斜面、土がゆるんでいるようで石に手をかけると、ぐらぐらするところがあった。所々にあるロープが頼りになる。
やがて大岩の手前にケルンが積んである場所に着いた。下りの目印であろうが、ここから見下ろす斜面は下りるのにとても勇気がいる。
ここからの斜面もまだ急である。所々にあるテープ標を探しながら上がっていく。
5分程で、ようやく馬酔木の咲いている尾根に到着した。
稜線上は馬酔木が多く、咲き始めた花が目に付いた。
林業の作業場跡であろうか、ワイヤーロープがたくさん放置された場所を通ったが、木の幹に喰い込んだロープを見て痛々しさを感じた。
剣の刺さった第3峰で休憩をとり先へ進むが、ここからヤセ尾根を通過する場所が多くなる。
地図で読めなかったアップダウンもあり、地図とにらめっこする場面が多くなったが、とにかく高い方へ進めばと開き直って登った。前方が開けた場所に飛び出した。ここが地蔵平で、とても雰囲気の良い場所であった。主脈の登山道は離れたところを通っているようだ。
地蔵尾根で消耗してしまったようで、蛭ケ岳への登りはかなりきついものになった。
ヘロヘロになって蛭ケ岳の頂上へたどり着いたが、期待していた展望も得られず、寒くなってきたと思っていたらなんと白いものがちらついているではないか。
早々に下り始めた。
蛭ケ岳での栄養補給が効いたのか、臼ケ岳の登りは苦にならなかった。
源蔵尾根は下り始めからヤセ尾根で緊張したが、その後は難所らしいところはなかった。ただ迷い込みやすい尾根があるので、地図を片手にして進んだ。
樹林帯の中で展望のない単調な下りではあるが、所々に咲いていた馬酔木の花がせめてもの救いであった。
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