憧れの裏銀座は暴風で湯俣温泉断念、代わりに得たものは野口五郎小屋で楽しい山仲間達との団欒タイム♪烏帽子岳は格好良かった☆
- GPS
- 18:34
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,405m
- 下り
- 2,397m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 6:29
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:20
天候 | 15日 晴れ 16日 曇りのち暴風雨 17日 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山補導所・トイレ・温泉あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 ブナ立尾根は急斜面で、斜面に架けられた鉄製足場板の階段を登る。 その先はつづら折りの登山道が続く。 大きな針葉樹の樹林帯を過ぎると勾配がいったん緩やかになり三角点を通過、タヌキ岩付近から再度急登になり周囲の展望が少し開けてくる。 ポイントごとに休憩できるスペースあり。 2日目 早朝烏帽子小屋を出発し烏帽子岳へピストンするコースはコマクサロード。 烏帽子小屋からテント場に下がりコルから三ッ岳に続く稜線に登り返す。 野口五郎岳に向かう稜線は白い砂礫の緩やかな勾配。ところどころ岩場を抜けるが滑りにくい岩質で問題なし。 午後には崩れると認識していた天気は11時には暴風雨と早まり、午前10時過ぎに野口五郎小屋手前200m付近から暴風に見舞われ小屋で停滞決定。 野口五郎岳前後の稜線は西風だと立地的にまともに風を受けやすい。 3日目 最終日は広島まで帰らないといけなかったので、コース短縮のため来たルートをピストンして七倉へ下山。 ブナ立尾根は急斜面の下山で、ふくらはぎはパンパンに張りました。 高瀬ダム→七倉 タクシー利用(2,200円・15分程度) 運よく高瀬ダムにタクシーが停まっていたので待ち時間なく乗れました! |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 ●七倉山荘・日帰り温泉:TEL0261-22-4006 営業時間: 夏季 6時頃〜19時00分最終入場、19時30分迄 夏季以外 8時頃〜19時00分最終入場、19時30分迄 入浴料:大人650円、小人300円http://www.webmarunaka.com/nanakura/spa.html ●大町温泉郷・日帰り温泉:TEL0261-23-2834 営業時間:7時〜21時(11月1日〜6月30日は10時から)※G.W中は7時から 定 休 日:無休 料 金:700円(中学生以上)、300円(小学生) http://www.omachionsen.jp/shops/cat11/ 【下山後の食事】 ダイニングキッチン安曇野はなぐるま:生パスタとケーキの店 http://nttbj.itp.ne.jp/0263626787/index.html |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
komorin97さんからお誘いを頂き、
4年くらい毎年計画しているけどいつも雨で
流れてしまっていた裏銀座に行くことに!
天気予報は相変わらずイマイチだったけど、
ずっと降ることもなさそうな感じだったのでGO!
広島から出発したkomorin97さん。
私を大阪でピックアップして、登山口にたどり
着くまでが一番の核心部?というくらい移動
距離が凄い!本当に運転お疲れさまでした。
1時間遅れで七倉から歩きで高瀬ダムへ。
ダンプカーが激しく行き交うので注意が必要。
後から知ったことですが、高瀬ダムには
山の上部から凄まじい量の土砂が流れ込んで
いるようで、その土砂を搬出しているようです。
それでも追い付いてないんだとか。
さてさて、北アルプス三大急登と言われる
ブナ立尾根に取付きます。
最初はそうでもなかったけど、途中から
さすがにこれは急登!2人とも無言に(笑)
三角点あたりからはお花も色々と見られて
写真を撮る名目で休み休み歩く。
上の方にはわずかに残雪があり、雪融け
直後に見られる花々も♪
予定より早く小屋に着けて良かった。
ボルシチの夕食を楽しんで、食後は徳島
から来た方々とお喋り。
今回、第2候補が剣山〜三嶺〜天狗塚だった
と話をしたら大盛り上がり。
今度、案内するよ、と仰っていただき、
また楽しみが増えました♪
2日目朝。ちょっと寝坊して烏帽子岳へ。
天気予報は午前中くらいは持ちそうな気配。
遠望もきいて、八ヶ岳まで見える〜!
前烏帽子を越えると、烏帽子岳がドーン!
いやぁ、カッコイイー! オトコマエです♡
岩山を登ると、360度の展望。
立山・剱から薬師、水晶、燕、八ヶ岳、
浅間など錚々たる山々をぐるり見渡せる!
正面の三ツ岳もドッシリしてカッコイイ!
そんなこんなで遊んでいたら、あっという間に
時間が過ぎていく…名残り惜しく烏帽子を後に。
小屋に戻って朝食食べて、今日の目的地の
湯俣温泉に向けて出発!
すでに背後の立山には怪しげな雲がかかってる。
お天気急変となる前に稜線から退いておかないと!
急いで歩かなきゃと思いながらも、
トレイル脇のお花に誘惑されてなかなか
進めないのであった。
三ツ岳を過ぎて進行方向が変わった頃に
強風に変わり、野口五郎の上には雲が覆ってる。
ヤバイ!急がなきゃー。
低体温症を防ぐためにもレインウェアを
着込んで早足で野口五郎小屋を目指す。
小屋まであと200m地点で猛烈な風が
吹き荒れ、耐風姿勢でしばらくやり過ごす。
少し弱まった瞬間にカニ歩きで小屋に駆け込む。
まだこの頃は先を目指すつもりでいたけど、
小屋を後にし稜線に出たらやっぱりギブアップ。
再び小屋に吸い込まれました…
烏帽子にテント張って日帰りピストンされて
いたソロのお二人と合流し、お昼前から
宴会です(笑)
裏銀座というちょっとマイナーコースに
来ているだけあって、会話がディープ♪
行きたいルートや気になってるルート
なんかを話し始めたら、もうエンドレス!
地図広げて妄想登山開始(笑)
外は暴風雨なのにそんなことを感じさせない
楽しい時間となりました。
野口五郎周辺はガスや強風の影響を受けやすい
ため、稜線上に野口五郎小屋があることの
重要性をひしひしと感じることができました。
この日はまさに急変したお天気だったので、
稜線を歩いていたら逃げ場はありません。
水晶小屋〜烏帽子小屋の間にある野口五郎
小屋は本当に心強い存在です。
また、長野県の山岳パトロールの方も
烏帽子小屋をベースに裏銀座〜槍ヶ岳を
パトロールエリアとして、登山者の安全を
見守ってくれています。
この日も野口五郎小屋でパトロールの
お兄さんと一緒になり、『この急変っぷり
だと遭難が出てもおかしくない!』と
言い残して、水晶の方に向けて暴風の中を
走って行き、一人連れて戻って来ました。
極力ご面倒をおかけしたくないけれど
頼りになる存在です。
小屋のスタッフさん、パトロールのみなさん、
ありがとうございます!
この日は消灯時間には眠れないかな〜なんて
思っていたけど、20時過ぎには夢の中へ。
翌日下山できなかったら…という心配は
他所に熟睡したのであります。
睡眠は重要(笑)
3日目、4時に外に出ると強風、霧雨。
このコンディションなら稜線も歩ける!
朝食をとって、準備して出発!
私たちより前に、昨日の宴会組お二人はテント
撤収のため先に発つ。その前に小屋の方が
烏帽子小屋に連絡を取ってくれてテントの
無事を確認してくれたようです!
ガスが取れそうで取れない稜線を歩きながら
来た道を戻ります。昨日の恐怖はもうありません!
烏帽子小屋に着いたと同時に、テン泊お二人の
撤収も終わったようなので一緒に下山。
ペチャクチャ喋っていると、急登の
ブナ立尾根も気が紛れていいかも。
先頭のちえさんのペースが良かったので、
予定より早く高瀬ダムに到着〜!
ちょうどそこにいたタクシーに乗って七倉へ。
七倉でソロのお二人とはお別れ。
ちえさんとは三嶺に行くことを約束して、
かっきーさんとはまたマニアックなお山に
行こうと誓って… 楽しい2日間をありがとう♡
komorinさんと一緒に、sarushippoさんと
落ち合うために温泉へ!!
無事にsarushippoさんと合流し、温泉入って、
ランチでお腹も満たす。
ここからがまた核心部?
komorin97さんは広島へ向けてドライブ!
滋賀のMAX40kmの渋滞にちょっとハマって
しまい、ロングドライブになって大変だったと
思います… いつもながら運転ありがとう!
今回は当初の目的の裏銀座&湯俣温泉周回は
叶わずだったけど、本当に楽しい3日間を
過ごせて収穫でした。
この山域はまた絶対来たい!と思わせる
素敵なところなのでいつか再訪しようと思います。
komorinさん、ご一緒して頂いてありがとう♪
昨年断念した表銀座から裏銀座を繋ぐ大縦走企画。
長期連休はなかなかとれないなと思っていたところ、ヤマケイオンラインのサイトで見かけた七倉ダム起点の烏帽子〜野口五郎〜湯俣温泉〜七倉ダムの周回のモニター募集の企画を見て、休みはとれないけどこれなら海の日絡めた三連休で行けそうだと思い一緒に行こう企画をしていたdolceさんと話したところ、二つ返事で即決定♪
先日の3連休で行ってきました(*^^*)
ところがここ数年のこの時期の梅雨が明けるかどうかというのは微妙なところで、今年もアルプスエリアの梅雨明けは間に合わず。
それでも事前の天気予報を確認したところ全くダメでもなさそうなため、エスケープルートも考慮しつつ予定通り結構することに。
最近は広島からのアクセスが遠く初日の早朝スタートには限界があり、リハビリ登山で針ノ木へ行くという友人を大町まで送った後七倉へは8時半頃の到着。
この度は気になる小屋と小屋の夕食が目当てでもあったので、小屋泊のため荷物はそれなりに軽め。
よって、七倉から高瀬ダムまでも歩きで通過しようと言っていたが、コースタイムよりも早く通過でき、遅れていた出発時間分は余裕で取り戻すことができた。
初日は北アルプス3大急登が核心部であったが、途中で休憩をはさみコースタイム内では通過。
初日のうちに烏帽子小屋まで行ってしまうか迷っていたが、小屋で着替えたりしてると寛いでしまい結局まったり。
食後も隣のテーブルのグループと会話をしていると盛り上がってしまい山は断念。
その代わり徳島出身で香川の善通寺の山岳会に入っているという方々との出会いとなり、今後の三嶺遠征に向けてまたお会いできそうな予感。楽しみが増えた♪
2日目は朝一で烏帽子岳へ軽身でピストンして湯俣まで行く予定であったが、早めにスタートしたものの烏帽子岳が格好良すぎて写真を撮っていると、結局小屋に戻ってスタートする際の時間は当初の予定時間とほぼ一緒。
登りではペースも上がらず、お花畑もあるので写真三昧で進んでいると怪しい黒い雲が追いついてきて囲まれた。
雨には降られなかったが、野口五郎小屋手前あたりから暴風に見舞われ、小屋でホットミルクを飲みながら進むか停滞するかを考えていたところ、烏帽子小屋滞在のパトロールの方が途中まで一緒に出るのでその後判断してみればとのことで再出発を試みるも、11時から天気急変という時間まで30分を切っており微妙な空気。
すでに小屋で停滞を決めたメンバーがいたので、そこに仲間入りさせてもらうことにして無理はせず停滞を選択。
そこから夜の消灯時間までは、なかなか楽しい山談義であっという間の一時であった。
3日目は天気も回復傾向とのことで、朝一はまだ小雨も降っていたが風も弱まり、稜線歩きにも問題なさそう。
昨日一緒に停滞したメンバー二人はテント撤収のため一足先に出発していたが、烏帽子小屋でちょうど一緒になり下山は4人で楽しく降りた。
山のプランは後半戦は計画通りにはいかなかったが、新たに出会った仲間との一時は素敵なものだったので、これもありだと思う。
多分またどこかの山で会えると信じて、湯俣温泉はまたの機会に宿題とするのであった。
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