ブナ立尾根〜烏帽子岳〜船窪小屋〜七倉尾根

2017年07月22日(土) ~ 2017年07月24日(月)

• GPS: --:--
• 距離: 20.3km
• 登り: 2,792m
• 下り: 3,006m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:03
• 休憩: 1:17
• 合計: 10:20

5:40 高瀬ダム濁沢登山口
5:57 5:57 高瀬ダム 天場
6:20 6:20 ブナ立尾根取付
7:34 7:34 権太落し
9:45 10:10 三角点
12:05 12:45 烏帽子小屋
13:30 13:30 烏帽子岳山頂分岐
14:00 14:00 烏帽子岳
15:18 15:30 烏帽子岳山頂分岐
16:00 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 9:32
• 休憩: 0:27
• 合計: 9:59

6:15 烏帽子小屋
6:45 6:45 烏帽子岳山頂分岐
8:05 8:05 南沢岳
10:00 10:00 不動岳
13:03 13:30 船窪第2ピーク
14:40 14:40 船窪岳
14:57 14:57 船窪乗越
15:47 15:47 船窪天場
16:14 船窪小屋

3日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 0:03
• 合計: 4:40

6:30 船窪小屋
7:10 7:13 天狗の庭
8:10 8:10 鼻突八丁（八合目）
8:20 8:20 岩小屋
9:40 9:40 唐沢ノゾキ
11:05 11:05 七倉登山口
11:10 ゴール地点

3日間ともにコース中に休憩をしたものの、休憩タイムをメモら無い為に行動時間以外は正確ではない。

天候

7/22（土）晴れ&曇り
7/23（日）雨
7/24（月）小雨~曇り　PM信濃大町は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

＜往路＞毎日アルペン号22：30発夜行バス――七倉ダム
　　七倉ダム始発5：30〜高瀬ダム（乗り合いタクシー3人で2100円）
＜復路＞七倉ダム〜薬師の湯（タクシー4900円）
　　薬師の湯〜信濃大町駅（バス530円）

コース状況／危険箇所等

烏帽子岳登頂は岩トラバースは鎖あり、最後はロープ
不動岳〜船窪岳の稜線は不動沢の崩落が激しいロープあるが要注意！
船窪第2ピーク前後は梯子鎖の連続
下山の七倉尾根は梯子の連続と木の根っこで歩きにくい。

写真

7/22 4:57

7/15今日から始発は5：30でした。
自販機の灯で朝食タイム。。。雨で無くて良かったぁ~~

7/22 5:00

七倉山荘の灯がつきました

7/22 5:02

高瀬ダムへのゲート

7/22 5:45

高瀬ダムに到着

7/22 5:52

不動隧道を抜けて

7/22 5:53

不動澤吊橋を渡り

7/22 5:57

濁沢キャンプ場通過

7/22 6:00

白砂のビーチを歩き振り返ると青い空が(^^♪

7/22 6:12

濁沢に架かる橋
流されたのはこの橋？

7/22 6:15

烏帽子岳登山口に到着！
此処は12番

7/22 6:26

階段が続き

7/22 6:39

11番。。。。標高100m毎にあるのかな？

7/22 7:09

どんどん追い越されて行く急坂
日本三大は3番目だけど北ア三大急登は1番にブナ立尾根ですもんね！

7/22 7:21

センジュガンビが続く

7/22 7:34

権太落シ

7/22 7:35

権太落シの大岩

7/22 7:36

階段の切り株や針金に黄色のペイントがありますがこれは遊び心が楽しい誰もが注意する突き出た切り株！

7/22 7:41

樹林の間からは崩落が見える

7/22 9:02

グンナイフウロ

7/22 9:04

三ツ岳方面かな？

7/22 9:08

こんな斑入りの葉を見つけました

7/22 9:10

イワナシの成果

7/22 9:13

ゴゼンタチバナも。。。立ち休憩をしながら

7/22 9:45

三角点タッチして！

7/22 10:24

タヌキ岩だそうです

7/22 10:30

雲の間から南沢乗越の崩落

7/22 10:44

ミツバオウレン

7/22 10:49

アカモノ

7/22 11:06

三大急登ブナ立尾根〜〜〜ダケカンバが美しい(^^♪
しかし、此処からの1時間が体が動かない
通称バテ！に入ったようです😢

7/22 11:23

オオヒョウタンボクが続く

7/22 11:32

イワカガミも

7/22 11:36

ベニバナイチゴも多い

7/22 11:38

1番まで来ました〜〜〜〜もうすぐです

7/22 11:40

湿地帯にはキヌガサソウ

7/22 11:51

ヒメイチゲ(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

7/22 11:57

アオノツガザクラ

7/22 12:01

ウサギギク

7/22 12:10

烏帽子小屋到着
まだ時間があるので雨の降らないうちに烏帽子岳へとバテた体に鞭打ち今日の相棒に引きずられて。。。。

7/22 12:06

三ツ岳方面は稜線が見えますが遠方の山は。。。皆無でした

7/22 12:47

小屋前には沢山のイワギキョウが咲いています

7/22 12:55

では烏帽子岳へ出発開始！
見えるのは前烏帽子岳

7/22 12:56

砂礫地帯にはコマクサが

7/22 13:05

チシマキキョウが

7/22 13:08

石楠花の道

7/22 13:10

クロマメノキ

7/22 13:28

クモマスミレとイワツメクサ

7/22 13:31

今日はクモマスミレに出会えて幸せ(^^♪

7/22 13:32

あれに見えるは烏帽子岳、カッコイイ山ですね~~~(^^♪

7/22 13:53

鎖の連続、こんな所を。。。コワッ！

7/22 14:00

烏帽子岳山頂に立ちました
周りは真っ白です

7/22 14:08

下山も気を付けて

7/22 14:20

霞む高瀬ダムと唐沢岳
☆自分の立った峰を眺めるのは嬉しい(^^♪

7/22 14:26

7/22 14:28

タカネツメクサ

7/22 16:01

戻ってきました。今夜は烏帽子小屋泊です
今夜は総勢20名くらいでゆったりのお部屋でした。

7/23 6:24

7/23今日は船窪へ出発！朝から怪しげな天気です。

7/23 6:39

何度見てもカッコイイ烏帽子岳を素通り

7/23 6:45

30分で烏帽子岳分岐

7/23 7:08

雪渓に入るとサンカヨウも

7/23 7:10

進行方向も真っ白

7/23 7:20

振り返っても真っ白！

7/23 7:21

池塘の点在する＜烏帽子田圃＞にはミネズオウの群生が
とっても素敵な所でした(^^♪

7/23 7:22

ミネズオウ

7/23 7:22

振り返り烏帽子岳に似た鋭い剣峰の峰が続き

7/23 7:24

四十八池かな？

7/23 7:30

前方の山ですが幾つも超えて

7/23 7:37

砂礫にはコマクサが

7/23 7:38

ミヤマダイコンソウ

7/23 7:53

白山石楠花の岩道

7/23 7:58

稜線歩きも真っ白。。

7/23 8:04

南北に伸びた山頂は南沢岳。。。小屋で聞いてなかったら標識が無いので？？？です。

7/23 8:04

三角点タッチ！

7/23 8:10

崩落の向こうに見えるのは船窪岳か？

7/23 8:12

ハクサンチドリ

7/23 8:30

雨でうつむくハクサンフウロ。。。ガンバ―(^^♪

7/23 8:31

テガタチドリ

7/23 8:47

もうトリカブトが咲いていました。

7/23 8:52

ヒメクワガタ

7/23 8:52

崩落の傍を通ります

7/23 8:54

ミヤマカラマツ

7/23 9:23

崩落の道、この辺り一帯はオオバキスミレロード

7/23 9:24

シナノキンバイの咲く谷

7/23 9:24

7/23 9:28

キヌガサソウの谷

7/23 9:31

透き通るサンカヨウ

7/23 9:31

ズームでガラス細工のような花びらを(^^♪

7/23 10:00

不動岳

7/23 10:13

こんな鎖場も

7/23 11:30

時々樹林帯から尾根に顔を出すとこんな岩が目前に！

7/23 11:35

カワラマツバかな？

7/23 11:36

ワワッ。。。多分ミヤママンネングサ（深山万年草）
お初です~(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

7/23 11:37

横顔も(^^♪

7/23 11:37

イブキジャコウソウ

7/23 11:42

雨でボケボケのシコタンソウ

7/23 11:45

7/23 12:51

7/23 13:03

船窪第2ピーク到着

7/23 13:37

石楠花の岩場も降りるのが大変。。。雨で滑りそう。。

7/23 13:50

両サイドニッコウキスゲの花道の砂礫場をロープで。。。これが結構長い20メートルはあるか？

7/23 14:15

ベニバナイチヤクソウ

7/23 14:20

時折尾根に出るとこんな崩落が見えて

7/23 14:20

梯子、ワイヤー、ロープの連続

7/23 14:32

この意味は？

7/23 14:34

蟻のと渡りのようなザレの崩壊。。。怖かった~~~
今日一番の怖い所でした。

7/23 14:39

眺望も無い樹林の中の船窪岳

7/23 14:57

船窪乗越（針ノ木谷出合）

7/23 15:11

振り返ると歩いて来た不動沢崩壊の稜線

7/23 15:23

石楠花の樹林帯

7/23 15:30

マルバダケブキ

7/23 15:48

船窪キャンプ場にテントは1つだけ

7/23 15:48

水場はこの先ですがもうヨレヨレで本日はスルー！

7/23 15:50

最後の登りがつ・ら・い

7/23 16:08

此処が明日目指す蓮華の分岐

7/23 16:13

船窪小屋が見えました~~~~~。ようやくです

7/23 16:14

今夜お世話になる小屋です。
昨日はテレビ取材で大変な人だったそうですが。。。

7/23 17:03

囲炉裏を囲んでの夕食

7/23 18:10

アザミの天ぷらは初めて。。。クリームシチューも赤米も美味しかった~
デザートはクロマメノ（山のブルーベリー）のゼリー(^^♪

7/23 19:51

ランプの灯に記念撮影して頂きましたが真っ黒でした。
その夜楽しいお茶会も(^^♪来て良かった~~~

7/24 6:28

7/24　天候不良のため下山を決めて、お母さんに見送られて小屋を出発！
見送りの鐘の音が。。。いつまでも響く(^^♪

7/24 6:35

雨も上がり小屋直下のオオチングルマロード

7/24 6:38

7/24 6:35

7/24 6:36

ハクサンチドリも

7/24 6:36

チングルマも

7/24 6:39

タカネヤハズハハコ

7/24 6:40

沢山の花咲く登山道

7/24 6:41

シラネアオイ

7/24 6:42

チングルマロードは圧巻です(^^♪

7/24 6:47

登山道に先着が。。。2羽のお子ちゃまを連れた雷鳥さん

7/24 6:48

ち~~~~~とも急がなくて30mはご一緒して。。。。子供が飛び立ったすきにちょっとごめんなさい。。。お母さんの傍をすり抜けました。

7/24 7:08

ちぃ~~~とも晴れない

7/24 7:12

天狗の庭からの

7/24 7:12

今日は駄目ですね

7/24 7:47

唐沢岳〜餓鬼岳方面

7/24 8:05

船窪新道は梯子と木の根っこの急下降です

7/24 8:07

7/24 8:11

鼻突八丁

7/24 8:20

此処にはベンチがありました。

7/24 8:26

ギンリョウソウの集会（笑）

7/24 9:11

滑りそうです

7/24 9:41

唐沢ノゾキ。。。

7/24 9:41

ホントに　の・ぞ・く　でした

7/24 10:24

まだまだ歩きにくい道が続きます

7/24 10:57

ブナの綺麗な森です

7/24 11:01

登山口に出ました

7/24 11:05

タクシーで通ったトンネルの横に出ました。
お疲れ様~~~！
七倉荘にはタクシーも居ましたので、泥を落として薬師の湯へ

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR50 カシオ

感想

fuuro1227

10年以上前になるだろうか、烏帽子岳の写真を見て、後ろ立山連峰の南方と知り、いつかいつかと思いながらなかなか行く機会が作れていなかった。
今回針ノ木岳と繋ごうと思い決行！
＜1日目はブナ立尾根に入る＞
確かに急登であるが登山道としては良く整備されていた。
時々樹林の間から見る左右の山は雲が隠して見えず、汗はボトボトだが雲が出ていて日差しを遮る樹林帯のお蔭で登れたのかもしれない。
日本三大急登に3番目に名を連ねているが、北アルでは1番目に早月尾根を2番に従えて3番目は合戦尾根。
ブナ立尾根の最後のブナ樹林の美しい所で急に足が重くなり。。。1歩が1歩が。。。。これがバテたというう事か。。。
烏帽子岳に到着後明日の天気は雨模様なので今日のうちに烏帽子岳へ。
バテていた筈が少し休めば何とかなるもので（笑）
＜烏帽子岳ピストン＞
分岐の前に立ちはだかる前烏帽子岳を越えて分岐から岩をロープや鎖で這い上がり最後のロープを掴むと烏帽子岳山頂。。。富山側は真っ白で何も見えませんでした。
＜烏帽子小屋＞
夕食はポルシチ。。。撮っても温まりました(^^♪
途中で、アッ写真を撮っていなかった。。。。もう遅いです（笑）
20人位の山人。。。昨日生放送の船窪小屋で宿泊された方のお話も聞いたり、18時に再放送されるとかテレビをつけてくれましたが・・・・
私は船窪小屋の放送まで待てず就寝。。。。。

＜烏帽子小屋〜船窪小屋まで＞
朝は曇りでしたが直ぐにポツポツと当たりだして。。。烏帽子分岐を過ぎて南沢岳まではハイマツや砂礫そして烏帽子田圃は雪渓も残り左右の鋭鋒の間を歩く花いっぱいの気持ちの良い所でしたが。。。。☀ていたらねぇ〜〜〜〜！
南沢岳は南北に延びる広い尾根に三角点があるだけ。。。遭対のお兄さんに聞いていなければ分からないです。
不動岳は標識がありました。
不動岳までもいくつか尾根を越えたのに第2ピークまでは長野側は崩落、富山側は樹林。。。。樹林を登り時々崩落の稜線に上がる
梯子あり鎖あり疲れた頃に第2ピ―クに到着！
そこからの船窪岳までもいくつかのピークでややヘバルし、濡れて寒くもなって来た。
船窪だけを越えて本日4人5人目の2人連れとすれ違うも。。。。モタモタ長いロープで砂礫を降りているともう、山頂に行って来たそうで、元気いっぱいでした。
天場（水場）を通過して最後の一登りが辛い~~~！

＜船窪小屋＞
びしょ濡れで小屋に飛び込み。。。雨具を脱いだりにハンガーに掛けてくれたりお世話になり。。。私は濡れた手袋まで小屋のお母さんに取って貰ったり、濡れたザックを部屋まで運んで頂いたり。。。。。本当にお世話になり、ありがとうございました。
☆乾燥室はありません――入り口に掛けて就寝時に囲炉裏の上に下げます
19時からはみんなでお茶会(^^♪昨日は座れなくて立ち席もあったそうです。
当年82歳のお母さんと記念撮影(^^♪。。。上手く撮れないので明日に。
5人は寝られる2段ベットの下を2人で占領させて頂いて、お向いさんからお借りしたロープを張り濡れたものを干す。。。感謝感謝！
で、夢の中でした。

＜船窪新道〜七倉尾根下山＞
天候も良くないので今日は下山を決めました。
珍しく相棒から言い出してくれ。。。針ノ木小屋まで繋げるのはまたいつかになりました
雨は霧のようになり上がり始めて、お母さんと記念撮影(^^♪
テレビで見たままのお顔です(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
息子さんに小屋を守ってもらい今年で山を下りるそうで、いつまでも鐘の音で送っていただきました！
来て、間に合って良かったです💛💛
船窪小屋直下はチングルマの登山道が続きます
天狗の庭を過ぎると木の階段梯子、鎖木の根っ子の歩きにくい道で、ブナ立尾根よりも歩きにくい変化に富み過ぎた登山道でした。

☆雨で真っ白なお山でしたが、カッコイイ烏帽子岳に登れ、船窪小屋のお母さんに逢い、雷鳥親子と30mは一緒に歩き（笑）
雨で寒くて辛い稜線で、バテマシタガ。。。やっぱり山は楽しい(^^♪