雄山・大汝山同窓山行と五色ヶ原花見山行
- GPS
- 13:42
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,927m
- 下り
- 1,922m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 6:35
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:56
天候 | 5日: 晴れ後霧、6日: 曇り時々霧、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
高校の同級生だったH井君が立山に登ると言うので同行することにした。同期会で会って、お互い山に登り、マラソンにも出ていて、チャンスがあれば一緒に登ろうと話していたのだ。彼は日本の3000m峰21座全踏破を目指し、今回雄山と大汝山とで達成するのだと言う。奥さんと息子さんの3人で来てみくりが池温泉に金・土と泊まり、土曜に登山して日曜は朝から東京に帰るということで、僕は土曜に浄土山に泊まり、日曜に五色ヶ原でも行って見ようかと考えた。
土曜の朝、室堂ターミナルの玉殿の湧水前で待ち合わせ、一ノ越へ向けて出発。梅雨明け後の土日という一番混むこの時に室堂へ来たことは僕も殆どなかったので、人の多さに圧倒される。団体さんなどでずらっと連なった状態で一ノ越に到着。かろうじて槍が見え、笠、黒部五郎が雲間に見え隠れしている。
雄山への登り道が、普段山歩きしていない奥さんには難所。H井君と息子さんが代わるがわる又は同時にエスコートする。僕はなるべく歩き易く、且つ下る人たちと干渉しないルートを選んで先導する。奥さんも段差の大きい岩場などで足の運び方など指導されてはいたが、特に引っ張り上げられるでもなく、自力で雄山に到達。室堂-一ノ越に1時間、一ノ越-雄山に1時間5分、普通のペースで遅くはないですよ。
一ノ越でもそうだったが、雄山の社務所前も渋谷の交差点の様な混雑ぶり。登拝を済ませて逃げるように大汝山への道に入る。ここもかなり人が行き来はするが、雄山までの混み方に比べれば雲泥の差、静かになった山道で大汝の頂に到達。順番待ちをして記念写真を撮り、大汝の休憩所に下りて休憩、まだ時間は早いので昼食休憩は一ノ越にしましょうと相談し、帰路についた。この間ガスってしまって、期待した展望がなかったのが残念ではあった。
雄山からの下りも、登ってくる人をかわす様にルートを選んでいく。奥さんはやはりこの下り道が一番心配で、若干足が疲れてきたようでもあった。慌てることはありません、ゆっくり慎重に下りれば良いのです。
無事一ノ越に下りて、ベンチを一つ占領してランチタイム。雪渓の雪で冷やしておいたビールを開けます。大町から入って富山には下りないH井君ご一行には富山鱒寿司を提供したが、気に入ってもらえただろうか。H井君からはその場ドリップのコーヒーを頂いた。
さ、ここでお別れです。僕は浄土山へ、H井君達は室堂へ戻ります。楽しかった。懐かしかった。またチャンスを見つけてご一緒しましょう。
浄土山へは、霧の中で、大汝周辺よりもさらに静かになり、早速親子の雷鳥に出会えた。浄土山南峰の小屋には、富山大学のS田先生が先着、小屋のメンテナンス作業をしていた。僕も少しだけ手伝った。夜は2人で宴会。
夜半に一時音を立てて雨が降っていたが、夜明け時には止んでいて、槍ヶ岳が綺麗に見えた。止める言い訳がないので予定通り五色ヶ原へ行ってくることにした。
先ずは目の前の龍王岳へ、そして南に向かう登山道で鬼岳へ。東面のトラバースで3ヶ所ほど雪渓渡りがあり、一ヶ所の下り気味トラバースが急で要注意。つづら折れにステップが切られているが、気温によって雪が硬いとアイゼンなければ危険になる。鬼岳から獅子岳の間はかなりの登山者とすれ違った。丁度五色ヶ原の小屋かテント場を朝出てきた人たちのタイミングだ。ザラ峠を過ぎて登り返して五色ヶ原の領域に入る。
五色ヶ原はやはり花の名所。個別の紹介は写真の項に譲る。草原の部分が多いが、湿原の部分で違う植生が楽しめる。立山室堂周辺では見られないものとしてはハクサンコザクラ。白馬岳ならウルップソウ、白山のクロユリというような、ここだけの特産種はあまりないかな。コザクラその他の花が咲き乱れる湿生地で、走り回るライチョウの雛達を見つけた時には、正に別世界に居る気分だった。五色ヶ原山荘、キャンプ場と三角のルートを一回りして、帰路につく。
昼頃戻ると言っていたが、11時半に浄土山小屋に帰還。最後の1本のビールを開けてS田先生と談笑。正午過ぎて雨が降り出したので、少し急いで下りることにする。一ノ越では大勢の人たちが雨具を着込み、ザックカバーで防衛していたが、僕はちょっと迷ったもののそのまま下り続け、結果途中で雨脚は弱まって、濡れたとは言えない程度で室堂に戻った。ケーブルカーの整理券は出たが、殆ど待ち時間なく立山駅へ下りて来られた。
撮影した花25種:
アオノツガザクラ、イブキジャコウソウ、イワギキョウ、ウサギギク、エゾシオガマ、オオツガザクラ、キバナノコマノツメ、クモマスミレ、クルマユリ、シナノキンバイ、タカネツメクサ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ベニバナイチゴ、トリカブト、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマコゴメグサ、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマリンドウ、ヨツバシオガマ
撮ってない8種:
イワイチョウ、イワオトギリ、イワカガミ、オンタデ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ
同級生とのメモリアル山行、そしてたくさんの花たちを楽しんで有意義な週末でしたね。花の写真も楽しませてもらいましたが、何と言っても月の写真は凄いです。写真の腕前もお見それしました。
いやいや、夕陽が見れなくて未練がましく眺めていた空に月が現れ、久しぶりに持ってきたデジタル一眼で、露出調整して撮って見ました。
Nishidenさんこんばんは!
この人だかりはすごいですね・・・私もここまでのシーンには出逢ったことがないです
こんな喧騒の中無駄に長いスキー板を横シートラでブンブン振り回してたら超迷惑な顔されそうです
それでもしっかり静かな場所で素晴らしい時間を満喫もされて、さすが通ですね!
私も少しは花の名前覚えないと・・・(笑)
横シートラはあり得ないでしょうね。
縦シートラならこの人何?と不思議がられる位ですむんじゃないですか。
雄山山頂から御前沢ならまだ結構滑れそうですよ。山崎カールは見えなくてわからなかった。
滑落骨折者が出た鬼岳東面の雪渓でも良いかもです。
Nishidenさんもお友達と再会して懐かしかったでしょうが、五色ヶ原は初めてテン泊したところで自分も懐かしい思いでレコを拝読しました。
その時も色々な花が咲いていて、花の名前を覚えようとする契機になりました。獅子岳は帰りの登りより、行きの下りのほうがつらかった記憶があり、以来、足が向いていません(笑)
僕も五色ヶ原は、10年前に富山に赴任して初めてテン泊した所なのです。
その後室堂-薬師の縦走で通過、職場同僚とのテン泊、平の渡しから登って来て通過、IMPで11月に浄土山から往復、今回6回目で一番花の多い時期に来られたと思います。
獅子岳からザラ峠への下りは、急でガレ気味でもあるけど、標高差は300m程度なので、剣御前小屋から雷鳥平への下り、大日岳の牛首から称名滝への下りなんかと比べて辛いとは僕は思えませんが。
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