阿弥陀岳・横岳・硫黄岳(白いコマクサなど)
- GPS
- 52:00
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,864m
- 下り
- 1,860m
コースタイム
美濃戸山荘P5:20-(柳川南沢)-7:50行者小屋(テント設営・朝食)9:50
-(中岳道)-10:50中岳のコル11:05-11:35阿弥陀岳12:15-(中岳道)
-13:45行者小屋
2日目(7/17)
行者小屋7:35-(地蔵尾根)-8:35地蔵の頭・展望荘付近9:15-11:00横岳・奥の院11:25
-硫黄岳山荘12:25-12:45硫黄岳13:00-赤岩の頭13:20-14:20赤岳鉱泉14:35-行者小屋15:10
3日目(7/18)
行者小屋7:35-(柳川南沢)-9:20美濃戸山荘P
天候 | 7/16 快晴 7/17 快晴 7/18 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
待ちに待った3連休。 今年初のテント泊。 目的はヤツガタケキスミレ、チョウノスケソウ、そして白いコマクサ、できればウルップソウも。 ○流石は三連休とあって、美濃戸の赤岳山荘駐車場は16日の朝3時半で8割方、 4時半には満車になっていました。 ○美濃戸口-美濃戸間はよく車での悪路が話題になりますが、今の季節は虻の大群に群がられます。 小生は車でしたので問題ありませんでしたが、歩いている人はタオルをブンブン振り回して大変そうでした。 ○メジャーなコースですので迷うことはありません。 ただし、ガスっている時は気をつけましょう。 ○概ね危険個所はありませんが、岩場、クサリ場はストックをしまって慎重に歩きましょう。 ○この時季人が多いので、岩場、クサリ場や狭いところでのすれ違いはゆずりあいの気持ちで。 譲ってもらった人は待っててくれた人に「ありがとう」の一言を。 ○阿弥陀岳は岩が脆いので落石注意(特に落とさないよう)です。 また、混雑時はすれ違いで待ったりしますので、コースタイム以上になることがあります。 ○紫外線は要注意です。腕を丸出しにしていたら1日目で真っ赤になってしまい、 帰りの温泉(もみの湯)では痛くて腕を湯船につけられませんでした。 |
写真
感想
「行者小屋に2泊(テン泊)して赤岳に登らなかった」
タイトルに「赤岳」が入っていない。
阿弥陀にも横岳にも行ったのに赤岳には行かずジマイ。
暴挙でも快挙でもないけれど、冬山でもなく、天気も申し分ないのにこれは珍しいかも。
当初予定では1日目に阿弥陀から赤岳に行き、地蔵尾根で降りてくるつもりだった。
ところが阿弥陀まで行って赤岳を見たら何となく満足感が。これが第一の理由(言い訳)。
第二、第三・・・を並べると、暑かった→喉が渇いた→水があまりない→早く冷たいビールが呑みたい、と連鎖していく。
結論として赤岳は翌日以降にする事に。何度も行ってるし。
2日目は地蔵尾根から横岳、硫黄岳、赤岳鉱泉経由で戻ってくる予定にしていたが、
少し早起きして文三郎から赤岳を回ってももう1泊するので時間はある。
後で思えばこの臨機応変さ(人は優柔不断さと言う)が良かった(と思うことにした)。
兆候はテントに戻って荷物の整理のために胡座をかいていた時。
左の足がつった。それも膝の裏側。足を延ばすと楽になるが胡座をかこうとするとつる。普段の運動不足と不摂生が久しぶりに
20キロ超(テン泊での快適性重視のため人より余計な荷物が多いためいつも20キロを超えます)を背負った身に堪えたようだ。
そして悲しいかな年齢も関係しているか。
(つぶやき・・・若い頃はウイスキーを瓶ごと持って行っても大丈夫だったのに)
その時はしばらくして治まったものの、今度は膝(表側)に何となく違和感が。コンドロイチンが不足してきたか。
それでも呑み始めれば気分は上々。小屋で缶チューハイを買い、次におでんと生ビール、そして夜は持参のバーボン。
楽しいったらありゃしない。
赤岳に行かなくて良かったぁ、なんて。
翌朝、赤岳を目指すべく3時半に起きてみると、膝が痛い。今までになかった種類の痛い感じがする。
ヤバいかも、などと思っていたら何とまた寝てしまった(^_^;)
1時間ほどして再度起床。やっぱり痛い。この時点で赤岳は断念。
思いついたのは、「朝から一日ゆっくり呑むか」。
とりあえずテントから出て何となくブラブラ。そうこうしていると痛みもそれほどでもなくなってきた。
そうなるとやっぱり横岳で花も観たい訳で、とりあえず地蔵を登ってみて辛かったら戻ってくるつもりで遅い出発に。
結果として膝は途中で何度か多少の違和感はあったけれど、もともと写真を撮りながらの超スローペースも幸いしてか
無事予定通りに回れて花を満喫できた。
ヤツガタケキスミレもチョウノスケソウも白いコマクサもあった。
かくして行者に2泊して赤岳に登らないという珍事となってしまった。
もし1日目に赤岳まで行っていたら膝はどうなっていたんだろう。
2日目は同じように楽しめたか。楽しめたかもしれないし、楽しめなかったかもしれない。
どっちにしてもそろそろ年を考えて荷物を軽くしたり、普段の生活を改めたりしなければいけないのは確からしい。
そしてテント泊が楽しいのはもっと確かなのだ。
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