97座目の百名山となる飯豊山(ピストン)登山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,077m
- 下り
- 2,067m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:06
天候 | 9/9;晴れ、9/10;晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三国小屋手前の剣ヶ峰の岩場は、3点支持で注意して登りたい。また、御秘所の岩場も、3点支持で注意して通過したい。 |
その他周辺情報 | いいでのゆ 喜多方市山都町一ノ木字越戸乙3876-4 0241-39-2360 入浴料;500円 |
写真
装備
個人装備 |
ランタン
サンダル
|
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感想
9/9〜9/10の週末の天気が良さそうなので、百名山で残っている4座のうちの難所の飯豊山に登ることとし、大人の休日パスを購入し、東北新幹線で郡山に行き、ここでレンタカーを借りて、飯豊山登山口の川入を目指した。
川入の登山口にあたる御沢ゲートの駐車場に9:40に着くと、駐車場はほぼ満杯だったが、何とか駐車場所を確保できた。登山の準備をして、10:00に出発した。天気は、予報通り晴れ、格好の登山日和だった。
登山口から横峯小屋跡までブナの巨木の中の登山路を急登するコースだが、ブナの樹林帯の中の道のため、直射日光を浴びることが無く、助かった。12:15に峰秀水の水場に到達し、冷たい湧水を数杯飲んで生き返った。川入切合からの登山コースと合流する地蔵山の中腹からは、なだらかな尾根道となった。やがて、三国岳に至る岩稜帯が目に飛び込んできた。剣が峰からは、両側が切れたった尾根筋の岩稜帯を登ることになったが、足場は花崗岩でしっかりしており、3点確保に注意して慎重に通過し、13:27に三国小屋に到達した。三国小屋は、三国岳の山頂に設けられていた。
三国小屋から今日の宿泊場所の切合小屋までは、種蒔山を越えていく尾根筋の登山路で、尾根筋の東側に付けられている登山路の脇には、咲き残っていた高山植物が一気に増えて、ザックの重さを忘れさせてくれた。
写真を撮りながら、尾根を越えて登り、15:06に切合小屋に到着した。小屋は、登山客で満杯のようだった。テント場も既に十数張り設定されていたが、なんとか、テントの設営場所を確保できた。天気は、午後になるとガスが出始めていたが、夜には奇麗な星空となっていた。真夜中に空をみると、月が煌々と輝いており、遠く米沢の街灯りが望めた。
翌朝は、4時過ぎに起床し、朝食をとり、山頂へ持って行く荷物を分別し、5:00に飯豊山頂を目指して出発した。天気は、微風で昨日は見えなかった大日岳や草履塚等の山々が奇麗に見えていたが、空には雲が出ており、日の出は拝めなかった。
徐々に明るくなり、登山路脇の花々も、輝いて見えた。9月になっていたものの、想像以上にいろいろな高山植物が咲き残っており、花の時期もしくは紅葉の時期に是非訪れてみたいなと思った。
5:30に草履塚に到達すると、飯豊山が目の前に大きく成ってきた。姥権現のお地蔵様に登山の安全を祈願し、御秘所の岩場を通過し、御前坂からの急登を登り切ると本山小屋が見えてきた。6:24に本山小屋に到達し、飯豊山神社に登山の安全を祈願した。朝方は、周囲の山並みが奇麗に見えていたが、本山小屋に登った頃には、飯豊山頂はガスが次々と登ってきており、全く眺望が得られない状態になっていた。それでも、山頂を目指し、緩やかな登山路を登りつめ、6:40に飯豊山頂に到達した。これで97座目の百名山ピーク踏破を果たすことができ、感無量だった。
ガスの状況は、変わらなかったため、6:50に下山を開始し、7:04に本山小屋に戻った。すると何と山頂方向のガスが徐々に薄れ始めていた。しかし、今日は、登山口までの長丁場の下りが待っていたため、7:10に切合小屋目指して下山した。8:24に切合小屋に着き、テントを撤収し、9:00に小屋を後にした。
この頃になると、上空の空は青空に覆われていたが、大日岳や飯豊山頂には、ガスがかかっていた。強い日差しを浴びながら、下山の歩みを進め、10:12に三国小屋に到達した。小屋で昼食休憩をとっていると、沢からおっかえし沢の沢登りをしてきた4人パーティと一緒になった。飯豊山の沢は、登り甲斐がありそうだ。
10:23に三国小屋を後にし、剣が峰の岩稜帯を注意深く下り、11:20に峰秀水の水場に到達した。水場で再び美味しい冷たい湧水をたっぷり飲んで、汗をぬぐいさっぱりした。この後、ブナ林の中の急坂を一気に下り、当初の予定より大分早い13:00に野沢野営場に到達した。
帰路は、いいでのゆに浸かっって汗を流し、山都の蕎麦をいただいた。この後、山都の蕎麦伝承館に行ったところ、この日は、特別なイベントがおこなわれていたものの、丁度15:00でイベントが終了した直後だった。やはり、事前調査の重要性を再認識させられた。
今回は、山頂では、ガスに巻かれたものの、全体としては天候に恵まれ、想定以上の高山植物にも巡り合うことができ、無事飯豊山へのテント山行ができたことは、大満足の山行だった。飯豊山は、アプローチが長く、登れる時期も限られているため、自然が多く残されており、素晴らしい山だった。また、飯豊山の山小屋のトイレが非常に奇麗に維持管理されていることも、特筆に値する。更に、登山道の維持や補修のために、地元の関係者の方々が活動されていることも目の当たりにし、この場を借りて、お礼を申し上げたい。
matusanさん こんばんは。
車と新幹線を比較すると、どっちが楽ですか?
着いてからの利便性は車かと思いますが・・・
飯豊山は今年行きたい東北NO1の山でしたが、入院の為に行けませんでした。
来年こそリベンジしなければ!!
あと3座ですね。
楽しみにしています♬
niiniさん こんばんは。
niiniさんの大人の休日パスの上手な使い方に触発され、飯豊山に大人の休日パスと駅レンタカーを利用して行ってきました。
私の場合、新幹線と車のどちらが良いかというご質問への回答ですが、そうゆう意味では、新幹線と車の併用が多いですね。新幹線は、都心部の出入り口での渋滞が回避でき、かつ、最後はビールを飲みながら、帰宅できるのが一番気に行っております。
現地での利便性、時間の制約が少ないという点では、車(マイカー&レンタカー)は、公共機関のバスや電車と較べて、優れていると思います。
niiniさんの手術後の回復状況を拝見していると、来年にはどこの山へでも行けそうですね。飯豊山は、とっても素敵な山でした。来年は、是非登ってください。
後、3座、頑張ります。
飯豊連峰はM山岳会の春合宿で同じコースを通り山形側まで抜けた覚えがあります。冬季遭難したパーティーの捜索が大々的に行われていたのとか大きな雪庇が出ていたのとか、下山中目の前にブロック雪崩が落ちてきてびっくりしたとか、なかなか印象深い合宿でした。小屋も雪の下で見つけられずウロウロしたおぼえがあります。Aさんも一緒だったですね。
雪がない時期は一面お花畑なんですね。またまたMATUSANの花紀行楽しませていただきました。おかげで、少しづつですがメジャーな花の名前覚えてきましたよwww。また教えてください。
残り3座ですね。これからは気候的に登りやすい時期ですから、一気に達成しちゃいそうですね。がんばってください。
mmakiraさん、毎度コメントありがとうございます。
お陰様で、やっと残り3座まで漕ぎつけました。残りの3座のうち、最後の山に予定している四阿山は、M山岳会のAさんが10月下旬で企画を立ててくれておりますので、残りは2座、このうち、御嶽山は、台風通過後の19日にM山岳会の有志2名が同行してくれることになっております。残る間ノ岳については、何時にするか、天気予報を睨みながら、思案しているところです。
何とか、10月中旬までには、リーチを掛けたいと思っております。引き続き、サポートをよろしくお願いします。
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