表銀座で築く親子の絆
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 3,200m
- 下り
- 3,140m
コースタイム
燕山荘7:30-大天井岳-11:15大天荘12:10-15:15ヒュッテ西岳(テント泊)
ヒュッテ西岳6:00-9:00ヒュッテ大槍9:30-10:20槍ヶ岳山荘(テント泊)
槍ヶ岳山荘7:15-10:10槍沢ロッジ10:45-12:00横尾-15:00上高地河童橋
天候 | ほぼ 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
上高地下山後、バス・松本電鉄・JRで穂高駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
槍ヶ岳のキャンプ場は、11:00過ぎにはほぼ一杯でした。早めに到着して何とかテントが張れました。穂先への往復も、団体さんが来られると停滞してました。 槍ヶ岳で時間にゆとりがとれるように計画を立て正解でした。 |
写真
感想
息子と初めてのテント泊での縦走です。昨年は、涸沢-奥穂-前穂 と小屋泊まりで吊尾根を縦走しました。今年は、テント・食糧をお互いに背負いながら 表銀座をのんびり歩きました。昨年と比べると一段とたくましく育った息子を垣間見る事が出来ました。
今回のテーマ【山の素晴らしさを体感しながら親子の絆を深める!】
サブテーマ:親子で槍へ
【1日目】
中房温泉==合戦小屋==燕山荘==燕岳・北燕岳==燕山荘(テント泊)
JR穂高駅 穂高神社近くの無料駐車場より中房温泉行きバスに乗車
雲はあるものの概ね晴れ。
息子とともに、これからの山行を話しながらバスに揺られます。
6:15 中房温泉登山口を出発。
登山口もにぎわっていました。中にはこれから最後まで同じ日程で歩くことになる家族やパーティーもいたようです。
10:00 合戦小屋に到着
名物のスイカはおいしそうでしたが、まずは腹ごしらえという事で、ご飯と牛丼しっかりいただきました。(フリーズドライですが・・・)
11:45 合戦沢の頭 いつもはみえるとんがり帽子が、照れているのか姿を見せず。目的地の燕山荘を眺めながら登ります。
13:00 燕山荘到着
のんびりくつろぎながら、息子と二人でテント設営。
燕岳 北燕岳と稜線を散歩しながら景色を楽しみました。コマクサが足元で咲き乱れてました。
天候も、雲が吹き抜け、ふと山麓に目を向けるとブロッケンを楽しむことが出来ました。照れ屋の槍も穂先が姿を現し感動を与えてくれます。
夕食は、肌寒いベンチで親子丼(FD)を食べ、のんびり過ごしました。
【2日目】
燕山荘==大天井岳==大天荘==大天井ヒュッテ==西岳
4:00 感動のご来光を見ようと起床。息子は爆睡中。
5:30 ご来光をカメラに収め出発準備と息子を起こす。
7:00 準備を整え、槍へ向けて表銀座のスタート!
11:00 大天井岳にて休憩
11:30 大天荘にて昼食。 名物のカレー ナン付 美味かったです。
12:45 大天井ヒュッテにて休憩
喜作新道は野生の王国なのか、ライチョウが先導してくれ息子は大喜びでした。
野生のサルが、登山道でたむろっていて、前に進めず。
自然の奥の深さを肌で感じました。
西岳キャンプ場は、穂高・槍の展望台でした。
【3日目】
西岳==水俣乗越==ヒュッテ大槍==槍ヶ岳山荘==穂先==槍ヶ岳山荘
6:00 いよいよ 槍ヶ岳へ向けて出発!
いきなり水俣乗越へ向けて急降下です。
槍がすこしづつ大きくなります。
アップダウンを繰り返しながら、さらに近づいていきます。
他の登山者とお互いに声を掛け合いながら笑顔溢れるハイキングです。
10:15 目標の槍ヶ岳山荘に到着。
テントを設営し、腹ごしらえを・・・と想っているうちパラパラと雨が。
14:00 槍の穂先へ出発。
・・・大渋滞でした。穂先まで1時間弱。 おじさんに頼んだはずのシャッターが押されてなく写真なし。おまけにバッテリーも無くなりついてません。
夕日はばっちりこの目に焼き付けました。
【4日目】
槍ヶ岳山荘==槍沢ロッジ==横尾山荘==上高地
本日で最終日です。
今回の山行は、天候にも恵まれ息子とともに充分楽しめました。
最後、下山するまで気を緩めることなく事故なく下山しよう。
下山の前に、もう一度穂先へのぼります。
360度の大パノラマを目に焼き付け下山です。
ひたすら上高地を目指し、歩きながら今回の山行を振り返ると、
成長した息子の姿を、肌で感じながら、付き合ってくれた息子に感謝!
今回の山行の、時々に、私達親子に暖かい声を掛けてくれた皆様に 感謝!
この4日間、素晴らしい景色と、天候を与えてくれた自然に 感謝!
多くのことに感謝を感じながら充実した山行となりました。
【まとめ】
来年は息子も高校生になります。
また絆が更に深まるよう、楽しい夏がふたたび巡ってくるように!
【槍ヶ岳について 標高3180m】
特徴
北アルプスの象徴といっても過言ではない。登山者垂涎の的であり、美しい鋭鋒である。
山岳県長野のほとんどの山から槍ヶ岳は望めるといってもよく、じっさい登山者たちは遠望で小さな槍であっても“あっ槍が見える”と口にする。他の山を圧し天空を突く槍の姿は登山者の心にしっかりと刻み込まれているのだろう。
とはいえ、昔とて人々の目にとまらぬはずはない。文政6年(1823年)、越中の念仏僧播隆上人は信仰登山で飛弾の笠ヶ岳に登った。目前に聳える槍の姿に感動し、5年間登高欲を抱き続けたのち槍沢から初登頂に成功、仏像を三体安置したという。
ヨーロッパ・アルプスのマッターホルンにも似たこの山は、日本アルプスの名付け親、英国人W・ガーランドが明治11年(1878年)に登り、かのW・ウェストンの登頂は11年後である。二人の登頂ののち近代登山の心躍る対象として槍ヶ岳は拓かれていった。
地理的に北アルプスのすべての尾根は槍ヶ岳に集中しているといわれる。逆にいえばすべての山の起点ともいえ、心情的に純粋な山への憧れのスタートとして、こんなにふさわしい山はない。
行程
上高地から槍沢を経て登るコースが最もポピュラーである。上高地から穂高連峰への分岐点の横尾までは梓川沿いの平坦な道(3時間)。横尾から槍沢沿いとなって槍沢ロッジ(1時間半)。1日目はここで宿泊するのが一般的だ。ロッジからババ平、大曲りを経て天狗原分岐(2時間)。分岐から播隆上人のこもった坊主岩小屋、殺生ヒュッテを経て槍岳山荘(2時間半)。山荘から頂上まで30分。
次に多いのが東鎌尾根(表銀座コース)で西岳から約5時間。ほかは岐阜県新穂高温泉から槍平を経て約10時間。三俣蓮華岳から西鎌尾根経由の約9時間。南の北穂高岳から大キレット、南岳など経由の約8時間。
見どころ
堆岩に覆われたカール地形の槍沢は、夏おそくまで雪渓を残すだけあって、ちょっと見ただけでも10種類以上、色とりどりの多様な高山植物が咲き乱れる。
鳥類でいえば氷河期の生き残りといわれるライチョウを筆頭に、イワヒバリ、アマツバメ、カヤクグリ、ホシガラスなどが高山帯に。メボソムシクイ、コマドリ、ルリビタキなどの声を亜高山帯で聞くことができる。
頂上からの展望はまさに360度。北アルプスの中心といってよく県内の山々をはじめとして富士山、加賀の白山までとどまるところを知らない。
なお、行程で天狗原分岐と書いたが、天狗原は別名氷河公園といわれ、氷河擦痕の岩があるほか天狗池に映る槍ヶ岳は写真マニアにとって格好の題材となっている。分岐から約40分と近いので1度は訪れてみたいところだ。
近くの温泉など
上高地へ至る沿線には、上から上高地温泉、中の湯温泉、坂巻温泉、妙鉱温泉などがある。
同じく途中の安曇村稲核には、機織り体験ができ地元の特産品や民芸品を販売する風穴の里。山村の生活用具などと発電資料の展示された安曇村資料館がある
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