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Yamareco

記録ID: 1526159
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬大池〜雪倉岳〜朝日岳 蓮華温泉から周回で今季初のテン泊縦走

2018年07月14日(土) ~ 2018年07月16日(月)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
20:21
距離
33.5km
登り
2,951m
下り
2,971m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:27
休憩
0:13
合計
2:40
距離 4.8km 登り 981m 下り 69m
14:49
73
16:02
16:15
74
2日目
山行
8:54
休憩
1:20
合計
10:14
距離 16.0km 登り 1,250m 下り 1,481m
4:46
49
5:35
5:38
40
6:18
6:30
46
7:16
33
7:49
54
9:24
9:43
127
11:50
12:26
21
12:47
80
14:07
14:17
35
14:52
8
15:00
3日目
山行
6:42
休憩
0:36
合計
7:18
距離 12.8km 登り 751m 下り 1,422m
4:19
4
4:23
47
5:10
5:16
25
5:41
128
7:49
4
7:53
57
8:50
9:06
3
9:09
49
9:58
42
10:40
10:51
25
11:16
11:19
7
11:34
3
11:37
ゴール地点
天候 ずーっと快晴☀️、でも暑かった(-_-;)
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
【往路】新宿6:45→10:35長野11:00→12:35栂池高原のはずだったけど、高速道路渋滞によるバス遅れのため下記へ予定変更。
長野12:09→12:48糸魚川13:05→14:40蓮華温泉
通常であればその時間からはもう登らないが、日が長いので登山強行!

【復路】蓮華温泉12:35→13:35平岩13:49→14:15南小谷14:20→14:44栂池高原15:28→17:05長野18:00→21:47新宿
渋滞1時間遅れで、家に着いたのは23時過ぎ。
バス予約をしてなかったら、糸魚川や南小谷から新幹線等で帰りたかった。

 何とか予定通りのコースを歩くことができたけど、渋滞遅れで疲れ果てました。
 ある程度の予想はしてたけど、3連休に夜行以外の高速バスに乗るものではない。
コース状況/
危険箇所等
【蓮華温泉〜白馬大池】樹林帯をひたすら登る。中間地点の天狗ノ庭で視界が一気に開け、小蓮華〜雪倉〜朝日の眺めがすばらしい。白馬大池までは再び樹林内の登り。特別に急登というわけではないが、ずっと登りなので、大池に着くころには暑さにやられて上着やズボンは汗でびっしょり。

【白馬大池〜三国境】眺望素晴らしい稜線コースは皆さんご承知の通り。

【三国境〜雪倉岳】蓮華温泉に下る鉱山道分岐までザレ場の急降下の後、鉢ヶ岳の東側をトラバース。トラバース区間に一部で雪が残るがツボ足で大丈夫。避難小屋から雪倉岳へは標高差約200mのつらい登り返し。花が随所に咲いているのでつらい縦走を癒してくれる。

【雪倉岳〜水平道分岐】しばらく尾根沿いにザレ場を下ってから、東側へ急降下し稜線の岩場を巻いていく。赤男山とのコルを通り越してから水平道分岐まで今度は稜線の西側をトラバース。小桜ヶ原付近には湿地が点在し、ミズバショウなどの湿生植物がみられる。コースに残雪はなかった。

【水平道分岐〜朝日岳〜朝日小屋】白馬水平道が通行止め(事前に知っている人が多かったようだが、私は情報不足でした)。しかたなく、朝日岳への直登ルートに向かう。あと少しで小屋だと思い込んできたので、標高差約400mのこの急登が精神的にも体にもとにかく堪えた。期せずして朝日岳山頂に前日登った後は、朝日小屋まで小一時間の下り。このコースは木道が良く整備されていて歩きやすかった。残雪が若干あったがツボ足で大丈夫だった。

【朝日岳〜花園三角点】朝日岳山頂を下山し始めてすぐに雪渓があるが、ここはツボ足で大丈夫。その後は千代ノ吹上まで気持ちの良い稜線で高山植物もたくさん咲いている。ただ、この日は稜線を吹き抜ける風が強く、吹き飛ばされそうだった(吹上の地名は風が強いため?)。栂海新道から東側に分かれてすぐに長い雪渓のトラバース。さすがにここでは軽アイゼンを装着。この後も五輪ノ森に至るまでの南向き斜面トラバース区間では頻繁に雪渓が出現し、軽アイゼンを何度かつける必要があった。五輪尾根にとりつくと雪渓はなくなり、下方に広がる花園三角点までの草原〜湿地帯と、その中を延々と続く木道が一望できる。雪倉岳方面の眺めも良い。

【花園三角点〜瀬戸川出合】花園三角点付近の楽園のような花畠を過ぎてからはカモシカ坂と呼ばれる標高差200m以上の急降下区間。後半は木根や巨岩に苦労するトラバース気味に下る区間で体力を結構消耗させられる。枯れ沢を越えると傾斜が緩み、やがて大きく高い橋がかかる広々とした白高地沢出合に到着。橋の手前の上流側に広い休憩スペースがあり、ほとんどの人たちがここで一息ついているようだ。橋を越えてからは緩やかだがかなりアップダウンしながら徐々に下り、険しいV字谷で水量の多い瀬戸川出合に到達。ここにも鋼製の橋がかかっているが、前後に休憩スペースはない。

【瀬戸川出合〜蓮華温泉】橋を渡ってから兵馬ノ平までが最後の試練の標高差約150mの急登。ここに来るまでかなり疲れているはずなので、この急登はとにかく堪える。兵馬ノ平の湿原や花畠にほっと一息して、再び標高差100mほど登ると鉱山道との分岐に着く。ここからはほぼ平坦路。キャンプ場からは車道となり、ようやく蓮華温泉ロッジにたどりつく。
その他周辺情報 蓮華温泉ロッジ http://rengeonsen.main.jp/
野天風呂が点在するが結構距離があり散策の時間的余裕もないので内風呂を利用。
入浴料は\800。良い風呂です。
登山基地なので宿泊者も結構多いらしい。
バス停までは徒歩5分ほど。
蓮華温泉ロッジを15時頃に出発
蓮華温泉ロッジを15時頃に出発
白馬大池までのほぼ中間点の天狗ノ庭
白馬大池までのほぼ中間点の天狗ノ庭
雪倉岳の眺望
朝日岳方面
タカネナデシコ
ヒメシャジン
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
夕暮れの白馬大池
池のほとりにびっしりとテントが並ぶ
6
夕暮れの白馬大池
池のほとりにびっしりとテントが並ぶ
少しひいて撮影
湖面が鏡のよう
3
少しひいて撮影
湖面が鏡のよう
白馬大池と星空
右上の明るい星は火星
この星のおかげでピントを合わせられた
3
白馬大池と星空
右上の明るい星は火星
この星のおかげでピントを合わせられた
小屋と天の川
ホワイトバランスを変えてみた
1
ホワイトバランスを変えてみた
天の川と夏の大三角形
4
天の川と夏の大三角形
北側の星空
中央やや左上がカシオペア、右下にスバル
2
北側の星空
中央やや左上がカシオペア、右下にスバル
【2日目】右の雪渓上にテントを張った
1
【2日目】右の雪渓上にテントを張った
朝焼けの白馬大池
4
朝焼けの白馬大池
早朝のテン場状況
既に出発した人がいるので少し空いているが、前夜はびっしり
早朝のテン場状況
既に出発した人がいるので少し空いているが、前夜はびっしり
登り始めてすぐに朝日が出た
1
登り始めてすぐに朝日が出た
青空と雪倉〜朝日岳
2
青空と雪倉〜朝日岳
船越ノ頭〜小蓮華岳
船越ノ頭〜小蓮華岳
白馬町方面は雲海の下
白馬町方面は雲海の下
朝日と白馬大池
鹿島槍方面のすそ野に雲海が広がる
4
鹿島槍方面のすそ野に雲海が広がる
朝日と雲海
数年前にも撮った船越ノ頭からの小蓮華岳と白馬鑓ヶ岳
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数年前にも撮った船越ノ頭からの小蓮華岳と白馬鑓ヶ岳
白馬三山
コルから剱岳が顔を覗かせる
1
コルから剱岳が顔を覗かせる
ハクサンフウロ
これも5年前にも撮ったコバイケイソウと白馬岳
これも5年前にも撮ったコバイケイソウと白馬岳
ハクサンイチゲとシナノキンバイ
1
ハクサンイチゲとシナノキンバイ
アオノツガザクラ
1
アオノツガザクラ
小蓮華岳の逆鉾とこれから行く稜線
3
小蓮華岳の逆鉾とこれから行く稜線
小蓮華岳の山頂標識
前回はなかったような気がする
1
小蓮華岳の山頂標識
前回はなかったような気がする
小蓮華岳付近からの三国境〜白馬岳
1
小蓮華岳付近からの三国境〜白馬岳
三国境から行く先の稜線
三国境から行く先の稜線
最初の急降下後に振り返る
最初の急降下後に振り返る
左が白馬岳、右のとんがったのが旭岳
2
左が白馬岳、右のとんがったのが旭岳
旭岳〜清水岳方面
1
旭岳〜清水岳方面
鉱山道分岐
鉢ヶ岳の右側をトラバース
鉢ヶ岳の右側をトラバース
ミヤマムラサキ
ウルップソウは花が終わってた
ウルップソウは花が終わってた
チングルマ
鉢ヶ岳トラバース区間最初の雪渓
鉢ヶ岳トラバース区間最初の雪渓
ハクサンコザクラ
1
ハクサンコザクラ
2つ目の雪渓
クモマミミナグサとイブキジャコウソウ
1
クモマミミナグサとイブキジャコウソウ
タカネツメクサ
ミヤマアズマギク
1
ミヤマアズマギク
ツクモグサ?
このあたりだけにわずかに見かけた
ツクモグサ?
このあたりだけにわずかに見かけた
ウルップソウがまだ咲いてた
1
ウルップソウがまだ咲いてた
タカネバラ
クルマユリ
ツクモグサ?
チョウノスケソウ?
1
チョウノスケソウ?
息ゼイゼイで雪倉岳に到着
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息ゼイゼイで雪倉岳に到着
劔、立山を遠望
絶景を楽しむ若者たち
絶景を楽しむ若者たち
小蓮華岳〜白馬岳
こちらから見るのは初めて
2
小蓮華岳〜白馬岳
こちらから見るのは初めて
白馬岳〜旭岳
雪倉岳山頂と火打〜妙高
1
雪倉岳山頂と火打〜妙高
本日最終目的地の朝日岳
本日最終目的地の朝日岳
左側に朝日小屋が見えた
このあたりでは水平道が通れるものだと信じていた
左側に朝日小屋が見えた
このあたりでは水平道が通れるものだと信じていた
花に毛が生えているので、チシマギキョウ
花に毛が生えているので、チシマギキョウ
朝日岳をバックにミヤマアズマギク
朝日岳をバックにミヤマアズマギク
タカネバラ
ニッコウキスゲ
タカネナデシコ
クルマユリ
下り切った赤男山とのコル付近から振り返り、巻いた稜線の崖を望む
3
下り切った赤男山とのコル付近から振り返り、巻いた稜線の崖を望む
タテヤマウツボグサ
タテヤマウツボグサ
小桜ヶ原付近から朝日岳
小桜ヶ原付近から朝日岳
雪解け直後の湿原にミズバショウが咲いてた
1
雪解け直後の湿原にミズバショウが咲いてた
雪倉岳を振り返る
雪倉岳を振り返る
旭岳〜清水岳
ハクサンコザクラ
1
ハクサンコザクラ
リュウキンカ
期せずして2日目に登った朝日岳山頂
1
期せずして2日目に登った朝日岳山頂
朝日小屋が見えてきた
テントはまだそれほど多くない
2
朝日小屋が見えてきた
テントはまだそれほど多くない
サンカヨウ
キヌガサソウ
夕方のテン場
隣との余裕があって快適だった
2
夕方のテン場
隣との余裕があって快適だった
小屋から朝日岳方面
山頂はここからは見えない
小屋から朝日岳方面
山頂はここからは見えない
夕暮れの白馬岳〜旭岳
1
夕暮れの白馬岳〜旭岳
清水岳方面
小屋側から夕暮れのテン場
1
小屋側から夕暮れのテン場
2日目の終わり、今日は疲れた
この後シュラフの中ですぐに眠りに落ちた
1
2日目の終わり、今日は疲れた
この後シュラフの中ですぐに眠りに落ちた
【3日目】山頂手前から早朝の白馬岳方面
【3日目】山頂手前から早朝の白馬岳方面
立山〜劔
2度目の朝日岳山頂
1
2度目の朝日岳山頂
下り始めてすぐに雪渓が待ち受けるが、このあたりはツボ足で問題なし。
下り始めてすぐに雪渓が待ち受けるが、このあたりはツボ足で問題なし。
ミヤマアズマギク
2
ミヤマアズマギク
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
気持ち良い栂海新道の稜線を歩く
気持ち良い栂海新道の稜線を歩く
朝日岳を振り返る
朝日岳を振り返る
ニッコウキスゲが咲きほこる
ニッコウキスゲが咲きほこる
千代ノ吹上から朝日岳を振り返る
千代ノ吹上から朝日岳を振り返る
新道から分岐後にいきなり雪渓のトラバース
ここは軽アイゼンを装着
2
新道から分岐後にいきなり雪渓のトラバース
ここは軽アイゼンを装着
名残惜しく何度も朝日岳を振り返る
1
名残惜しく何度も朝日岳を振り返る
シラネアオイ
再び雪渓。ここも傾斜があるので軽アイゼンをつける。
つけはずしが面倒くさい。
1
再び雪渓。ここも傾斜があるので軽アイゼンをつける。
つけはずしが面倒くさい。
少し雲が出てきたがまだまだ青空
正面が雪倉岳
少し雲が出てきたがまだまだ青空
正面が雪倉岳
ここが八兵衛平?
まだ雪解けして直ぐのようで花もあまり咲いてなかった
ここが八兵衛平?
まだ雪解けして直ぐのようで花もあまり咲いてなかった
オオサクラソウ
コザクラより色が濃い
3
オオサクラソウ
コザクラより色が濃い
またまた朝日岳
五輪尾根にとりつくと花園三角点までの木道が見渡せる
五輪尾根にとりつくと花園三角点までの木道が見渡せる
シロウマアサツキ
風に揺れるので撮るのが大変
シロウマアサツキ
風に揺れるので撮るのが大変
ベニバナシモツケソウ
ベニバナシモツケソウ
ヒメウギアヤメ
ユキワリソウ
雪倉岳頂部に少し雲がかかり始めたが、この日はガスることはなかった。
雪倉岳頂部に少し雲がかかり始めたが、この日はガスることはなかった。
湿原から五輪尾根を振り返る
湿原から五輪尾根を振り返る
ニッコウキスゲ
ワタスゲ
ヒメウギアヤメ
オオバギボウシ
カモシカ坂を一気に下り、白高地沢出合で休憩
橋より上流側を望む
カモシカ坂を一気に下り、白高地沢出合で休憩
橋より上流側を望む
動物のように見える岩
名前はないの??
動物のように見える岩
名前はないの??
瀬戸川出合
橋の上から激流を望む
瀬戸川出合
橋の上から激流を望む
つらい急登の後は兵馬ノ平の湿原が待っていた
つらい急登の後は兵馬ノ平の湿原が待っていた

感想

 sbtさんとの南ア縦走コラボ登山に備えて、訓練を兼ねた今年初のテン泊縦走に行ってきた。(コラボ登山の方は私の仕事の都合で延期になってしまったが・・・)

 思い立つのが少し遅かったので白馬方面行きの夜行バスや早朝発バスは既に予約でいっぱい。しかたなく土曜朝発の長野経由アクセスで計画したものの、三連休の混雑が不安であった。懸念通りに高速道路の混雑で栂池高原行きバスに乗り遅れ、いきなりの登山口変更。しかも開始時刻が15時となり、何とか明るいうちにテン場に着こうと焦る気持ちもあって初日からすっかり疲れてしまった。

 天狗ノ庭ですれ違った方に白馬大池山荘の混雑を聞いてみると、既にテントを張る場所がないほどの大混雑とのこと。やっとの思いで17:30頃に山荘に到着すると、先ほどの話の通りで、池のほとりを含めて新しいテントが入りこむ余地が全くなさそうだ。テント受付時にダメ元で聞いてみると、小屋裏の雪渓上に張っても良いとのこと。早速、まだ空いている雪渓上に場所を確保し、何とか寝床を確保できた。

 しかし、雪渓上は冷蔵庫内にいるようでとにかく寒い。しかも、テントの床が結露でびっしょり濡れる。持ってきた防寒具をすべて着てシュラフカバーも使い、結露を避けてマットからはみ出ないように寝たが、なかなか寝付けず、深夜に少しまどろんだくらいだった。寝れないし天気が良いので、午前2時には起きて星空写真を撮った。今日は大きく見えていた火星を使ってマニュアルでのピント合わせができたので、珍しく焦点の合った写真が撮れたのが唯一の救われる点だった。

 2日目は定番の縦走ルートなので、早朝から登山者が多かった。三国境までは5年前のほぼ同じ時期に逆方向から一度訪れた区間だ。前回同様に快晴の天気ですばらしい雲海と後立山連峰などの眺望を再び満喫できた。三国境で雪倉岳方面へ分岐してからは登山客が減ったものの、かなりの人たちが朝日岳を目指して縦走してきた。花が咲き乱れ、残雪が美しいこの時期が、訪れる人が一番多いのかもしれない。楽しい縦走ではあったが、テントの重い装備が肩に食い込んだ状態での雪倉岳への登りや朝日岳への直登などがつらくもあった。特に、水平道が通行止めと知らないで最後に朝日岳直登に向かわざるを得なかったことが、精神的にも足・肩にも堪えた2日目の縦走だった。

 朝日小屋はこれでもかなりの混雑状態だったと思われるが、昨日の大池山荘に比べると天国のようで、隣とのスペースがある程度確保できたことや地面が暖かいことが何よりの幸せに感じた。夕日を眺めた後シュラフにもぐるとすぐに落ちて寝てしまったようだ。この日は熟睡できた。

 3日目は蓮華温泉発のバスに取り残されないように、2時半起床で4時過ぎにはテントをたたんで出発。ちなみに、朝日小屋のテン泊者用男子トイレは和式の大が1つしかないので、ゆっくり起きるとかなりの混雑が予想されたが、早めに済ませたおかげで待たずに済んだ。

 昨日に続いて朝日岳山頂に立ち、風が強いが気持ち良い眺めの栂海新道を少し下ってからは雪渓の連続で久しぶりに軽アイゼンをつけた。雪渓の後は草原や湿地の中を木道が続く五輪高原。ここまで下山路の前半はすばらしいコースだった。

 後半のカモシカ坂の急降下、瀬戸川出合〜兵馬ノ平までの急こう配の上り返しはつらくて涙が出そうだった(出たのは汗ばかりだが)。

 総括すると、テン泊装備が重いため、つらくて長い縦走路ではあったが、天気や花に恵まれた思い出に残る山行であったことは確かだ。

 最後に、帰りのバスにあぶれそうだったことについて。
 蓮華温泉についた時点でバス出発まで1時間弱あったので、途中でご一緒した若いご夫婦を誘ってバス停に置きザックをしてから、のんびりと温泉に入った。置きザックは我々の分を含めても10ヶ程度だったので、余裕でバスに乗れると安心しきっていた。が、出発時間の直前にバス停に戻ると、バス内は既に満席、ザックは我々の分だけ置き去り状態。最初は車掌さんにもう乗れないと断られそうになったが、何とかお願いし、補助席に座られていた方々に立って頂き、ぎりぎり詰め込んで頂いた。皆さまありがとうございました。また、若いご夫婦には私が誘ったせいで変に安心させてしまった結果、帰りのバスで立たせることになり、誠に申し訳ありませんでした。 

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コメント

今回は大変でしたね
jasper00さん、こんにちは。

先週は交通遅延によるルート変更や白馬水平道が閉鎖されている等、大変でしたね。
3連休だとやはりテント場は混みますか。早い時間に着ければ良かったのですが。。。
でも、きれいな花や景色も見ることが出来てうらやましいです。
この近辺だと栂池〜白馬岳〜(白馬鑓)〜猿倉のルートしか考えていませんでしたが、今回のようなルートもあるのですね。

先週は3世代旅行で日光に行っておりました。日光キスゲ平(標高1400m)にも行きましたが、シーズンが過ぎており、キスゲは少ししか咲いていませんでした。

今週末は友人と日帰りで甲斐駒ヶ岳に行く予定です。
また、南ア登山の前週が富士山となりましたので、6月、7月になまった身体を徐々に慣らしてゆきます。
2018/7/22 13:49
Re: 今回は大変でしたね
sbtさん、コメントありがとうございます。

久しぶりのテント泊縦走と猛暑、予定変更等で疲れました。
海の日3連休の北アルプスは人気があるのはわかっていたので、今まで何となく避けていたのですが、まさかこんなに混雑しているとは思いませんでした。今年は好天と重なったためか、皆さんのレコを拝見すると白馬に限らずどこも混みあっていたようです。

sbtさんは甲斐駒、富士山と予定が続くようですが、高山とはいってもアプローチがとにかく暑いので、熱中症にお気を付け下さい。

私は8月第1週に会社の同僚と針ノ木岳へ行く予定です。
2018/7/22 23:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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