栗沢山・仙丈ケ岳(子供たち南アに初めて挑む夏)
- GPS
- 32:48
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,971m
- 下り
- 2,022m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 8:27
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 10:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
広河原⇔北沢峠 南アルプス市営バス (注)バスは小人料金の設定がありますが、乗合タクシーにはありません。 平日(月曜の夜遅く到着)の芦安の状況は第2、第3といったタクシー乗り場、 バス停に隣接している駐車場はそこそこの入りでしたが、これらから離れた 駐車場はガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★栗沢山★ 自分も歩いたことがない山に家族を連れて行くので事前の情報収集に励みました。 共通して言われていたことは、栗沢山へは西尾根から登っても仙水峠から登ってもどちらも かなりの急登であること、山頂直下にはどちらも急な岩場が控えていること、でした。 山と高原地図には「急坂」「危」表記があり、不安を抱えつつ登りましたが、案ずるより 産むが易し、子供たちは岩場を楽しんでいました。 むしろ乾燥した登山道で気を付けるべきはスリップ、栗沢山から仙水峠へ下る道は岩場を 終えてから樹林帯に入るまでザレた道を歩かねばならずヒヤッとする場面がありました。 登山道が不明瞭なところは全行程を通じて見当たりませんでした。 ★仙丈ケ岳★ 子供を連れて歩く場合に気を付けるべきところは藪沢小屋から大滝の頭へのトラバース道 です。ここは左側(谷側)に落ちたら大変ですが、道幅は狭く、木の根の張り出しが あったり、数回沢を渡渉したりと子供が集中力を切らすと危ないです。 登山も終盤、疲れたり飽きたりしている時間帯にここを歩くことになると思いますので 子連れ登山をされる方は子供の足運びに気を付けてあげてください。 ☆水場☆ ≪栗沢山≫ 仙水峠→長衛小屋:仙水小屋の水が冷たくてすごく美味い。 「お水くださ〜い」と必ず声かけしましょう。小屋内から「どうぞー」と返ってきます。 ≪仙丈ケ岳≫ 長衛小屋:小屋前の水場よりテン場にある小さな水場の方が冷たい。 仙丈小屋:チョロチョロでした。あてにしないのが吉。 藪沢小屋:小屋から少し大滝ノ頭の方へ進んだところにザブザブ。冷たくて美味い。 |
その他周辺情報 | 車で静岡方面へ帰るなら「みたまの湯」がお勧めです。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
恒例の夏休みファミリー登山。毎年書いているような気がしますがミーハーなカミさんの
希望で日本百名山の中から山を選ぶことになります。子供たちも娘が小6、息子が小3、
それぞれスポーツをやっているので体力もメキメキついてきました。
昨年は夏に瑞牆山、至仏山(尾瀬)と登り、娘とは天城山にも最近登りました。
子供たちについてはもはや心配はなさそうです。
問題は・・カミさんの体力面と高山病。瑞牆山でのヘタレっぷりが記憶に新しく、
どうかなぁと思いつつも、今年は大好きな仙丈ケ岳にチャレンジすることにしました。
カミさん本人も体力面での不安は大きいようだったので、アタックザックに最低限の
ものだけ納めて二日間歩いてもらいました。
こんな形でアライテントのアタックザック(ライズパック20)が役に立つとは。
宿泊日数も2泊と譲らないので、初日に栗沢山に登って次の日仙丈ケ岳へ、という
子供たちにはちょっとハードな計画を立てました。
出発前は仙水峠往復ハイキングのつもりだったけど、やっぱ登りたくなるよね。
結果的には大成功。ただ、意外にも栗沢山の方がきつかったって。
車中泊(仮眠程度)からの栗沢山だったので睡眠不足がやはり大きかったようです。
テント1泊目はしっかり8時間ほど眠ったので仙丈ケ岳では皆元気でした。
5合目大滝の頭まではカミさんがリードするというまさかの展開。
しかし、小仙丈ケ岳が近づいてくると標高が高いのでちょっと苦しそうでした。
仙丈ケ岳山頂と仙丈小屋への分岐の少し上でライチョウの親子にも会えました。
すれ違う方から「ライチョウいるよ!」って聞いたとたんに、お前どこにそんな力
残してたんだよ、ってくらいのダッシュをする息子。
コンデジを持たせていたので写真撮りまくり・・
ライチョウの力ってすごいですね。その後の子供たちの足取りの軽さと言ったら。
ちなみに・・残念なことにその時だいぶ遅れをとっていたカミさんはライチョウには
出会えず。
仙丈小屋で昼食にし、馬の背ヒュッテまで下りちょっと小屋内をのぞいたところ
おしゃれな手ぬぐいが目にとまり、息子にせがまれ購入。
その場で立山の手拭いから馬の背ヒュッテの手拭いに交換、よほど気に入ったみたい。
ちなみに長衛小屋とこもれび山荘でも買わされたので今回の山で息子は手拭い3種
ゲットです。
馬の背ヒュッテ、藪沢小屋を過ぎてから大滝ノ頭までのトラバース道は子供連れのときは
慎重に足運びを見てあげましょう。
おそらくこのころは疲れもたまっているし、登山にも飽きがきているので足がしっかり
上がらずに木の根に躓いたりし易いです。でもここは谷側には絶対に落ちられない道
(道幅も狭い)が続きますので慎重に歩きましょう。大滝ノ頭まで結構距離があります。
長衛小屋のテント場は北沢で飲み物を冷やしたり、素足で沢に入ったりできるので
子供たちは楽めたようです。
ちなみにぼくは30年以上前、父の職場の仲間たちと長衛荘(現、こもれび山荘)に
宿泊し甲斐駒、仙丈と登ったときこの北沢の河原でネズミを捕まえたことがあります。
もっともネズミ、ネズミと小屋まで連れて帰ったところ「バカ、それはリスだから
早く返してあげなさい」と父たちに叱られて小屋の前で放しましたが。
今回、夏休みに入ってすぐの平日のみで計画したのでテント場は高校山岳部だらけ。
千葉県、愛知県から2校、滋賀県から2校、兵庫、東京といろんなとこから集まって
来ていました。
アウトドア部と名乗っている高校もありました(実態は登山部だって言ってましたが)。
健全な高校生ばかりでしたよ。車座になって自炊して、その後はトランプ(^^)
朝はニンニクの美味そうなにおいが漂ってきて、どうやらペペロンチーノを女子部員が
作っていたようです(失敗したらしいけど・・)。
張り綱をしっかり張ってないテントがやけに多かったり、朝まで登山靴を無造作に外に
放りっぱなしのテントがあったりしたのは気になったけれど。
うちのテントを踏んで足跡をしっかり残していった高校生がいたけど許す(^^)。
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