絶景! 北岳〜間ノ岳〜農鳥岳(白峰三山縦走) 奈良田始発バスにて広河原スタート
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,456m
- 下り
- 3,158m
コースタイム
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:35
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(奈良田温泉すぐそばで、約20台位が駐車できる位の広さでしょうか) 午前2時前の到着だったと思いますが、ほぼ満車状態でした。 水たまりの場所が一箇所空いていたので、そこへ駐車しました。 500m程先に第2駐車場もあります。 当日の5:30の始発バスは2台。 1台目のバスには第1駐車場から約15人が乗車。もう1台のバスは乗客を乗せずに先に5:20位に第2駐車場へ向けて出発。 その後定刻の5:30になり出発。 第2駐車場に合流して、乗客をピックアップ。 ほぼ満席状態で出発したのでした。。 が、 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に道はよく整備されていて標識や看板も明瞭。 距離が長いが、危険と感じるような所は特になかったと思う ●広河原〜北岳(白根御池小屋・右俣経由) 小太郎尾根分岐までは急登が続く。 この時期は白根御池小屋の手前あたりから沢山の花に囲まれての彩りに満ちた登りとなる。 ●北岳〜間ノ岳 北岳直下はややザレた道のりなので落石やスリップに注意。 中白根山を過ぎるとやや足場の悪いトラバース。 しかし晴れていれば絶景が広がる名実共に日本一の稜線です。 ●間ノ岳〜農鳥岳 間ノ岳を過ぎると登山者はグッと少なくなりなります。 農鳥小屋を過ぎると壁のような西農鳥岳へ標高差250mを一気に上がります。 ●農鳥岳〜大門沢下降点 まるで月面かと思うような景色が広がる。 ややザレているので、足元注意。 ●大門沢下降点〜奈良田 急下降の連続です。とにかく長い。 段差の大きな岩やズルズルのザレ場などもあり気が抜けない。 大門沢小屋を越えたあとも沢を何度となく木橋で渡る(雨の後などは要注意) |
その他周辺情報 | 駐車した奈良田温泉はツル肌の湯として有名。 |
写真
感想
久々の南アルプスです。
今回は未踏の農鳥岳を含む、奈良田に駐車して始発バスにて「広河原〜北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜大門沢〜奈良田」というルート。
このルートはレコが多く出ていますが、この順番の方が最後のロードが4舛半なくて済む。(広河原からは約17舛如∈能バスは16時台。疲れた身体で暗い高所のグネグネの夜道も予想されるのではじめての場合は今回ルートの方がおすすめです)
始発バスに乗り込み、いざ!
しかしスタート直後(2楚覆鵑醒賄澄砲法屮押璽箸開いていない!?」
運転手さんも前代未聞の事らしく、程なく到着した2台目の運転手さんとあちこちに連絡をしまくって、50分後に事情を知った地元の方が、管理会社である土建屋さんに鍵を取りに行ってくれて、持ってきてくれました。
結局(ゲートが開いてなかった)理由は分かりませんでしたが(寝坊なのか何らかの事故や事件に巻き込まれていたのか?)何とか、無事45分遅れ(運転手さんが5分取り戻した)で広河原に到着。
行程が長いだけにこのビハインドは厳しいが、この時間で到着できたのはまだいい方かと、気を取り直し最高の天気の中スタート。
そういえば、くらまてんぐさんとはじめて南アルプスを訪れた時にも畑薙で椹島行きのバスのタイヤがパンクしたとかで2時間位待ったな〜(;一_一)
俺ら南は鬼門なのか!?
北岳への取り付きは未踏だった右俣の白根御池のルートを選択。
白根御池小屋から先の花が咲き乱れる登山道は色とりどりに色づいて空の青とで気持ちよく歩けました。
北岳〜間ノ岳の日本2位と3位を結ぶ稜線はやはり素晴らしく、ここはやはり名実ともに日本一ですね、今回は視界も最高でした。
素晴らしい天気にも恵まれて最高の山行きでした。
南はやはりデカイ!!!
はじめての間ノ岳〜西農鳥・農鳥も最高でした。
●日本の3,000m峰
21座あると言われています。
国土地理院発行の山岳標高により選定。
(なおプラス7座がそれぞれの主峰の付属の山として除外されている。)
これを入れても28座。「ジャンダルム」以外は、今回西農鳥岳へ行った事で、制覇しましたね。
●途中から御一緒させて頂いた、地元静岡のNさん。
トライアスロンをされていて、山は昔から登っていたそうで、ご自分ではトレランではなく「カモシカ登山」と言っておられました。
そのNさん、地元静岡の駅伝チームにも所属しているそうで、同じチームにはあのtjarで4連覇中の望月将梧さんやウルトラマラソンの日本代表選手やマスターズ上位の有名選手も沢山いるそうで、そういった話を沢山聞かせて頂けてとても楽しかったです。
Nさんとご一緒できたおかげで、ハードだと聞くはじめての大門沢ルートでも頼もしく、安全にいいペースで下山する事が出来ました。
ありがとうございました。
●農鳥岳のオヤジさん
頭のいい人たちは、農鳥岳と「notorious(ノートリアス):悪名高いの意」を引っ掛けて覚えるという、農鳥小屋のオヤジ「深沢糾さん」
今回はこのオヤジさんに会えるのも楽しみでした。
小屋へ近づくと、赤いドラム缶にちょこんと座って稜線を熱心に眺めていました。
肌は浅黒く、まるで中央アジアの山岳民族のような風貌で、近づいて「こんにちは」と声を掛けると「雷の注意報が出てるから気をつけろ」と声をかけて貰いました。
「写真撮っていいですか?」と聞くと、返事は無かったですが、そのまま座ったままだったので、横に行って写真撮らせて貰いました。
あとでいろんな人のブログなどを見て知った事ですが、「レンズを見るとカメラに魂を抜かれる」からという理由でカメラ目線はほとんどしてくれません。
なので、カメラ目線の写真を持っている人はラッキーみたいですよ。
でも基本「写真を撮られる」という事は好きみたいです。
早い時間に到着した登山者には優しく、冗談も言うし、日によっては結構饒舌らしいです。
秋以降、山小屋を下りたら、地元の奈良田でマタギになるそうです。
オヤジさんその時に耳栓をせずに鉄砲を撃つので、その影響でかなり耳が遠いらしいです。
夏場の農鳥小屋ではアルバイトの方(この日は若い女性2人)や地元のワンゲル部の学生などが手伝いにきて登山者を迎えているそうです。
そして、天然記念物の甲斐犬3匹か4匹と一緒に小屋を守っているそうです。
噂の「天空のトイレ」は利用しなかったので、気になる方は他の方のレコを読んでください。
記念に「農鳥オリジナル手ぬぐい」を買って、「ありがとうございました〜」と先を行こうとすると、「GOOD LUCK」と声をかけて貰え嬉しかったです。
これには地元のNさんも嬉しそうでした。
「悪い噂は知ってるよ。別にそんな事はどうでもいい。最近の山小屋はどこもお客さんはお客様だろ、だけど山小屋の役割はそれだけじゃない。
ちゃんと登山者を叱る山小屋がなくなっちまった。だからうちみたいなのがあったっていいだろ?」
渋すぎる。昔の山小屋はこんな人情味あふれる不器用なオヤジさんが多かったのだろうか。
そのぶっきらぼうな態度の裏側には、ある信念と理由がありました。(以前のpeaksのインタビューより)
気になる方は、ぜひ訪れて宿泊する事をおススメします。
ただ、色んな人のブログなどから「予習」はしておいた方がいいですよ(^v^)
白峰三山縦走はなかなかハードですが、ゴールした時の達成感はやはりすごいです。
奈良田温泉のヌル肌の湯もおススメです。
夏本番。
是非多くの方に訪れて欲しい絶景が花が人情がそこにはあります。
南アルプスには楽しい山旅が待ってますよ〜
ありがとうございました。
くらまてんぐさん、地元静岡のNさんお疲れ様でした。
出会った多くの方々、ありがとうございました。
お二人にあったのは4年前の5月だったか、三嶺と剣山間の稜線だったかと思いますが、相変わらずお元気そうです。
農鳥小屋のおやじさんはもう歳なので、現役小屋番のうちに会えてよかったですね。
messageteaさん>もうそんな前にになりますか。。
はい、相変らず元気で山を楽しんでいます。
農鳥小屋のオヤジさんはご高齢で引退説も出ているようですが、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1220137.html
↑↑「くたばるまで続けるさぁ」「残念ながらやめるつもりはない」と(去年のレコですが)身体の動くうちは生涯現役だとおっしゃってるみたいですね。
さすがオヤジさんです。
てぬぐいはいい記念の品になりました。
またどこかの山でお会いしましょう!
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