蓮華温泉から白馬岳 祖母谷温泉へは行けず電車とバスを満喫?
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- GPS
- 25:36
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,015m
- 下り
- 2,015m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:37
天候 | 1日目:曇ときどき雨 2日目:雨ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
宇奈月温泉〜新魚津 富山地方鉄道本線 @930円 魚津〜糸魚川 あいの風富山鉄道・えちごトキメキ鉄道 @1070円 糸魚川駅〜蓮華温泉 糸魚川バス @2100円(荷物込) 【復路】 蓮華温泉〜糸魚川駅 糸魚川バス @2100円(荷物込) 糸魚川〜黒部宇奈月温泉 北陸新幹線 @1530円 新黒部〜宇奈月温泉 富山地方鉄道 @740円(特急料金110円含) |
コース状況/ 危険箇所等 |
蓮華温泉からの登り1600m超えたあたりで斜面の崩落があり登山道も巻き込まれて従来の登山道は使用不可に。仮設か恒久的かわかりませんが代替の道がついていました。赤布と踏み跡で迷うことはありませんが、従来の道と違いロープのついた急斜面の直登になっています。雨の時はかなり滑るので要注意。 |
その他周辺情報 | ほとんど参考になりませんが、下山後の温泉は尾の沼体験交流施設 とちの湯 @510円 宇奈月ダム越しに黒部峡谷を走るトロッコ電車を眺められるなかなかの眺望の露天風呂あり。 |
写真
感想
山行記録作成 2018年8月12日
今回山行の目的は立山連峰と後立山連峰を繋ぐルートのひとつである白馬岳から祖母谷温泉へ抜ける清水尾根を下るコースを踏破することでした。スタート・ゴールが遠く離れて異なるため、帰りに楽をしようとスタートの蓮華温泉に行く前にマイカーを宇奈月温泉にデポ。宇奈月温泉から富山地鉄・旧北陸本線を乗り継いで糸魚川へ移動。糸魚川から登山バスで蓮華温泉に入りスタートしました。
いろいろ考えましたが、糸魚川にマイカーをデポすると始発の6:17のバスに乗車して8:00には登山をスタートできますが下山後のマイカーの回収が面倒。それなら宇奈月温泉にマイカーをデポして始発の地鉄に乗り、電車を乗り継いで糸魚川発9:00の蓮華温泉行第2便のバスに乗ろうと考えた。これだとスタートは11:00近くになり山小屋に着くのは17:00過ぎになり好ましくないが、なんとかその日のうちに行けるだろうと考えたのです。
結果はほぼ計画通りに行動して17:26に村営頂上宿舎に到着。しかし山岳遭難防止常駐隊員の方に少々キツめに、もっと早く15時頃までには小屋に着くようにと注意されました。注意されたのはごもっともな事なので、神妙に受け入れました。申し訳ありません。
1日目はほぼ予報通りの天気。曇がちで時折パラっとにわか雨(レインを着用するほどではない)がある程度でした。時間が遅かったので白馬大池からの稜線歩きはほぼ貸し切り状態でした。晴れて展望がよければ素晴らしい稜線歩きができるコースですが、山行のメインは2日目の清水尾根だったので “今日は明日へのプロローグ” と考えながらガスってあまり眺望のない稜線を歩きました。
白馬岳を登頂し白馬山荘をスルーして、もうちょっとで村営頂上宿舎に着くというところで本ぶりの雨になりました。ズブ濡れになる前に小屋に入り前述の注意を受けてすぐに夕食。今回、この小屋を選んだのは白馬山荘と比べると2番手の小屋というイメージで(頂上からも遠いし・・)白馬山荘に比べて空いていると思ったことと、直前情報で白馬山荘の食事がかなりショボい感じでバイキング形式のこちらのほうが良さげに思えたから。食事は朝・夕とも期待通りで小屋でのバイキング(シティホテルのビュッフェと比較してはいけない)としては種類も豊富でどれも美味しく十分満足できました。一番大事な睡眠ですが、この日は宿泊客も40人ほどと少なかったようで16人部屋に4人とゆったり。一部屋に2人の蚕部屋が上下左右に8区画ありそれぞれにカーテンで間仕切りできて “着替えもできる(^^♪” とちゃんまさんも喜んでいました。(部屋によってはカーテンがないところもあったみたいです。)さらに特筆すべきは1区画のスペースは3畳で2人という広さ。真ん中1畳を物置スペースにして十分すぎる広さで快適そのもでした。今の状況なら次に白馬の小屋を利用する機会があっても絶対に村営頂上宿舎でしょう。
食事のあとは談話室でパンパシ水泳などを見ながら時間を潰し20:30頃就寝しました。
21:00に消灯で小屋が静まりかえると外の強めの風雨の音が聞こえましたが、天候回復を信じて眠りにつきました。
ぐっすり快適な睡眠をとり3:30頃目が覚めました。4:00頃に外に出てみるとガスって風がすこしありましたが雨はやんでいました。小屋でしっかり朝食をとり明るくなってからスタートしようと出発準備をしていたら雨音が耳に入りました。外に出てみるとけっこう本降りの雨が・・・。しばらく様子を見ていましたが雨が止む気配はありません。未明に鑓・杓子方面に出発したベテラン風ハイカーが “こりゃダメだ・・” と小屋に戻ってきました。清水尾根は標高差2000mの長大なコースで歩く人も少なくエスケープルートもない。途中に水場がある不帰岳避難小屋があるだけです。ルート後半の樹林帯には数カ所の渡渉もあり危険と判断。自分以外にちゃんまさんがいること、常駐隊員の勧めもあり今回目的である清水尾根の踏破は断念し来た道を蓮華温泉に戻ることにしました。
6:00過ぎ、行動できない程ではありませんが雨は降り続けておりレインを着用して
頂上宿舎を出発。白馬岳〜小蓮華山と来た道を戻り下山します。白馬岳をすぎて下りに入ったところで雷鳥に遭遇。遠目ながら今回は会えて嬉しかったよ。雨の中、凛とたたずむ姿に癒されました。船越の頭を過ぎたあたりで雨もあがり周囲のガスが切れ始めました。青空も見えて白馬大池が眼下に広がりました。大きいケルンのある所でレインを脱ぎました。白馬大池に着くころには青空が広がりかなりイイ感じになりましたが、今更予定変更などできることもなく、12:35発のバスに乗るべく蓮華温泉に下りました。白馬大池では青空の下で果穂についた露が光輝くチングルマの群落がきれいでした。
晴れたのは大池周辺だけで、すぐにガスがかかってきて雨もパラついてきました。ザックカバーはつけましたが、レインは着用しても汗で濡れて同じだと思いそのまま進みました。
12:14蓮華温泉に到着。温泉に入りたくてたまりませんでしたが、バスの時間まで20分しかないのであきらめ山行打ち上げの缶ビール1本だけいただきました。
帰りもバス・電車を乗り継いで宇奈月温泉まで移動。糸魚川からは最早で戻れる新幹線を利用。黒部宇奈月温泉までのひと駅13分の乗車でしたが、ちゃんまさんは北陸新幹線お初でよかったかな。因みに宇奈月温泉⇔糸魚川は、行き在来線利用で2000円。帰りは新幹線利用でも2270円とそう変わらないのですが、行きは新幹線を使って早く糸魚川に着いてもバスに乗るまで時間を持て余すだけなので在来線で親不知あたりの海を見ながら行こうと思ったまでです。ケチった訳ではありません!(笑)
宇奈月温泉でマイカーを回収後、とちの湯温泉で汗を流して帰りました。
<反省>
清水尾根を下るルートはもう一度トライしてみようと思ってます。その時は帰りが面倒でも糸魚川にマイカーをデポして6:17の登山バス始発便か始発の大糸線で猿倉か栂池スタート・・・とにかく15時には小屋に着けるように行動しよう。
<愚痴>
どうも黒部峡谷がらみの山行になると天気がうまくいかないんだよなぁ・・・
下ノ廊下も3年連続でダメだったし欅平をゴールにする今回の山行も断念とどうもこのエリアはご縁がないようです。今年も下ノ廊下は狙っていますが今年がダメなら剱立・ゴタテの線繋ぎは別ルートを本気で考えたほうがいいかも・・・
言い訳と愚痴の長々した感想になってしまいました。ここまで見てくれた人はそういないと思います。ホントにありがとうございました!
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