■初テン泊 薬師岳→水晶岳→鷲羽岳→黒部五郎岳 2泊3日

2018年08月11日(土) ~ 2018年08月13日(月)

• GPS: 26:40
• 距離: 54.3km
• 登り: 4,479m
• 下り: 4,507m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:10

9:00 折立
9:50 太郎坂(アラレちゃん)
10:20 青淵三角点(青淵山)
10:30 積雪深計測ポール
10:50 五光岩ベンチ
12:00 12:10 太郎平小屋
12:30 13:20 薬師峠
14:20 薬師岳山荘
14:40 薬師岳避難小屋跡
14:50 15:20 薬師岳
15:40 薬師岳山荘
16:10 薬師峠

2日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 2:00
• 合計: 10:20

3:40 薬師峠
3:50 4:00 太郎平小屋
4:30 第一徒渉点
4:40 第二徒渉点
4:50 第三徒渉点
5:20 5:30 薬師沢小屋
6:40 アラスカ庭園
7:00 奥日本庭園
7:20 7:40 雲ノ平山荘
7:50 祖父岳分岐
8:40 8:50 祖父岳
9:20 岩苔乗越
9:30 9:50 ワリモ北分岐
10:20 水晶小屋
10:50 11:00 水晶岳
11:30 11:40 水晶小屋
12:00 12:20 ワリモ北分岐
12:40 ワリモ岳
13:10 13:20 鷲羽岳
14:00 三俣山荘

3日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:30
• 合計: 9:00

3:20 三俣山荘
3:50 三俣峠
4:00 4:10 三俣蓮華岳
4:30 三俣蓮華岳巻道分岐
5:10 黒部五郎小舎
6:30 黒部五郎の肩
6:50 黒部五郎岳
7:00 黒部五郎の肩
8:00 中俣乗越
8:30 赤木岳
9:00 北ノ俣岳
9:10 神岡新道分岐
10:10 10:30 太郎平小屋
11:00 五光岩ベンチ
11:40 青淵三角点(青淵山)
12:20 十三重之塔 慰霊碑
12:20 ゴール地点

天候

1日目：雨→曇（一時晴れ）　2日目：曇り時々晴れ（夜はゲリラ豪雨）　3日目：雨が降ったり止んだり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

折立駐車場（臨時駐車場：500m離れてます）
有峰林道は東谷線を利用（1,900円）　
6:15にゲート通過（東谷線当日は15台並んでたとのこと）
臨時駐車場到着時はスペースが有り

コース状況／危険箇所等

折立には登山ポストが無く太郎平小屋で提出するようにと張り紙がある。
（結局、忘れて未提出…）

■折立→太郎平
危険個所なし
三角点を過ぎると石畳と木道の道が増えてきて歩きやすい
（下山時に大掛かりな整備をいていました。感謝）

■太郎平小屋→薬師岳→薬師峠（テント場）
途中まで木道　危険個所なし
テント場の受付は12:30から

■薬師峠（テント場）→薬師沢→雲ノ平山荘
危険個所ないが、薬師沢から雲ノ平への上りはかなりの急登
2日目の序盤にもかかわらず体力消耗…(*_*;

■雲ノ平山荘→祖父岳→ワリモ北分岐
危険個所なし
水晶岳へはワリモ北分岐からのピストンになるのでザックをデポする

■ワリモ北分岐→水晶小屋→水晶岳
水晶岳手前までは緩やかな稜線歩きで危険個所なし
水晶岳手前からは岩場が連続するも難易度は高くはない
渋滞するので譲り合いを。。。

■ワリモ北分岐→ワリモ岳→鷲羽岳
岩場の稜線でアップダウンがあるも、登山道がしっかりしており問題ない

■鷲羽岳→三俣山荘（テント場）
急な下り
浮石が多いので慎重に

■三俣山荘（テント場）→三俣蓮華岳→黒部五郎小舎
テント場の中央を突っ切ると三俣蓮華岳への登山道がある
暗かったこともあり三俣蓮華岳山頂で黒部五郎小舎への方向が分からなく迷う
（双六方面へ100mほど下ると分岐があり）

■黒部五郎小舎（カールコース）→黒部五郎岳
カール終盤から黒部五郎岳の肩へのルートは急登

■黒部五郎岳→北ノ俣岳
危険個所ないが距離が長い…

■北ノ俣岳→太郎平
木道が多く良く整備されている

その他周辺情報

帰りは「道の駅」奥飛騨温泉郷でお土産を購入
ひらゆの森で温泉で3日分の汗を流す（客が多すぎて芋洗い状態…お盆期間だったので場所を変えればよかった）

写真

8/11 6:56

臨時駐車場へ
仕事が終わってからの出発でゲート通過が遅れたが、空いているとは思わなかった

8/11 8:49

一気に埋まる臨時駐車場
雨で出発が遅れるも30分仮眠できた

8/11 9:01

登山口にトイレあり

8/11 9:01

この先は通行止め
バスで隠れてますが右に登山口

8/11 9:05

ここから長旅の始まりです

8/11 9:06

太郎平小屋で登山計画書を出し忘れた
折立にポストが無いのが不思議

8/11 9:06

無料休憩所の前にもトイレあり

8/11 9:06

今日の目標は薬師岳！

8/11 9:52

有名な太郎坂のアラレちゃん

8/11 10:25

木道や石畳の道もあって歩きやすい

8/11 11:04

僻地なのに登山者が多かった
長期休暇だから考えることが皆同じなのかな

8/11 11:55

太郎平小屋が見えてきた

8/11 11:59

ガスも切れていい感じ

8/11 12:01

ザックの重さで体力消耗。。。で、早速エネルギー補給ー（400円）

8/11 12:02

休憩もほどほどに

8/11 12:06

黒部五郎岳も見える
水晶岳と鷲羽岳は雲の中

8/11 12:07

位置を確認

8/11 12:09

薬師峠へ向けて出発！

8/11 12:12

薬師岳はガスの中

8/11 12:17

本日の宿泊地、薬師峠のテント場が見えてきた

8/11 13:15

受付（1,000円）も済ませテント設営
中央グリーンのテントの一つ後ろが自分のステラリッジテント

8/11 13:36

サブザック担いで再出発
必要最低限の荷物なので軽すぎー(^^)

8/11 13:41

ケルンとチングルマの綿毛

8/11 13:43

ケルンベンチ付近から

8/11 13:49

中央カールと南陵カール

8/11 13:50

登りやすい道でした

8/11 13:51

稜線へと続くお花畑の道

8/11 14:03

歩いてきたルートを振り返る
雲ノ平と黒部五郎岳が見える

8/11 14:11

稜線に出ました

8/11 14:17

薬師岳山荘が見えてきた

8/11 14:19

薬師岳山荘到着
ここでは休憩せず

8/11 14:19

山頂は更に奥

8/11 14:44

壊れた避難小屋
完全に天井が抜けてます

8/11 14:45

ケルンもあり
濃霧時は注意かも

8/11 14:46

山頂がようやく見えてきた

8/11 14:51

裏銀座縦走路の山々が見えるはずが…残念

8/11 15:00

まずは薬師岳登頂！

8/11 15:03

剱岳と立山

8/11 15:08

母親が数十年前に使ってたサブバック
モンベルのロゴが古すぎる^^;

8/11 15:17

中央カールとコガネギク

8/11 15:21

さようなら薬師岳山頂

8/11 16:20

テント場まで戻ってきましたー
数が急激に増えてる！
夜は耳栓して早めの就寝

8/12 2:41

2日目、2時起床
早いと思いきや皆起きてるのに驚き
今日は雲ノ平から水晶岳・鷲羽岳と長丁場の山行です

8/12 3:38

少し登ってからテント場を振り返る
ほぼ予定通りの3:40出発

8/12 4:01

雲ノ平方面（左）と黒部五郎岳（右）周回の起点です
明日、無事に戻って来れますように。。。

8/12 5:19

黒部川の水の色が神秘的

8/12 5:21

下って下って薬師沢小屋到着

8/12 5:25

冷たくて美味しかった！

8/12 5:24

グワングワン揺れる吊橋

8/12 5:31

平水時なので沢に降ります

8/12 5:31

急なハシゴもあり

8/12 5:32

沢から見た吊橋

8/12 5:33

雲ノ平までの直登は今回一番キツかった

8/12 6:39

貸し切りのアラスカ庭園

8/12 7:01

木道を進みます

8/12 7:02

奥日本庭園も貸し切り！

8/12 7:06

最後の秘境、雲ノ平最高です！

8/12 7:07

アルプス庭園への分岐
今回はパスしました

8/12 7:14

雲ノ平山荘が見えてきた

8/12 7:23

雲ノ平山荘に感動

8/12 7:20

綺麗な建物でした

8/12 7:21

受付

8/12 7:21

どうやって使ったんだろう

8/12 7:21

エンジンもレトロ

8/12 7:34

山岳部の女の子と話す
高瀬ダムから新穂高までの縦走で一部の男子は焼岳まで行くそうです
若いっていいなー

8/12 7:45

当初、泊まる予定だった雲ノ平キャンプ場

8/12 7:48

スイス庭園への分岐
天気がよければ目の前に水晶岳がドーンと見えるはず…

8/12 7:54

もう少しで見える水晶岳…ほしいっ！

8/12 7:57

薬師岳方面

8/12 8:12

雲ノ平山荘とキャンプ場が小さくなってきた

8/12 8:17

次のピークは祖父岳
ちなみに祖母岳はスルー

8/12 8:41

祖父岳山頂はガスガス

8/12 9:01

真ん中の鞍部に本日宿泊予定の三俣山荘が見えた

8/12 9:15

下った岩苔乗越から少し登ってワリモ北分岐（ザックデポ）
更に左の水晶方面へ
かる〜い(^^)

8/12 10:21

烏帽子方面

8/12 10:22

水晶小屋到着
飲水が切れて天水500mlを100円で購入
水晶・鷲羽間の水の補給箇所は無いので注意

8/12 10:31

水晶岳へ

8/12 10:34

稜線に出ると強風で寒い

8/12 10:36

岩場のアップダウンがしばらく続きます

8/12 10:39

すれ違いも注意

8/12 10:52

山頂直下の岩場

8/12 10:53

地味〜な山頂でした

8/12 10:57

狭い山頂にどんどん人が集まり写真も順番待ちに…
早々に撤収！

8/12 11:41

次に向かうのはワリモ岳と鷲羽岳

8/12 11:51

ワリモ北分岐まで歩いてきた道を戻ります

8/12 12:05

デポしたザックを回収
これ、亀仙人の甲羅に思えて仕方ない^^;

8/12 12:28

ワリモ岳への登り

8/12 12:38

鷲羽岳と右下に小さく三俣山荘が見える

8/12 12:39

ワリモ岳通過

8/12 12:40

通過してきた祖父岳

8/12 12:40

ソロでテントを担いで歩く登山者が多い（自分もだけど）

8/12 12:40

貫禄の鷲羽岳

8/12 13:10

鷲羽岳山頂着！
ここまで歩くとヘトヘトです…

8/12 13:21

鷲羽池

8/12 13:28

真ん中の雪が残ってるところが2日目宿泊地の三俣蓮華岳キャンプ場
遠いーーー。。。

8/12 14:02

一気に下って三俣山荘到着〜
ここで宿泊の受付です（1,000円）
小さな男の子の受付で可愛かった

8/12 14:15

鷲羽岳を振り返る

8/12 17:33

3日目の予報は晴れのち雨
※実際はずっと雨(T_T)

8/12 17:43

一瞬だけだったけど槍ヶ岳が顔を出す！！

8/12 17:44

北鎌尾根を見たのは初めてー
感動(^^)v

8/12 18:05

雪渓の真横に設営！

8/12 18:05

この後、暗くなってからゲリラ豪雨に襲われる
雷の轟音、周りの会話が聞こえないほどの横殴りの雨、テントが飛ばされそうなほどの強風、沢が増水しないか心配…
初めてのテント泊だったのでメチャクチャ怖かった。。。

8/13 3:49

3日目スタート
折立まで行くのが目標なので1:30に起床し3:20出発
雨のテント回収が大変だったがいい経験です
ここは双六（巻道ルート）への分岐

8/13 4:06

視界不良＆寒さの中、三俣蓮華岳登頂

8/13 4:13

西へ向かいたいんですが山頂で行き先が分からなくなる
たまたま先行していた登山者に道を教えてもらった
※ホント助かりました！
1人だったらどうなってたんだろう…怖い怖い

8/13 4:36

漆黒の中、僅かな情報を伝って黒部五郎小舎へ進む

8/13 5:10

黒部五郎小舎到着
まだ5時です

8/13 5:10

前日このキャンプ場まで来れればと思ったが、そんな体力は残ってませんでした^^;

8/13 5:12

お水をいただき黒部五郎岳へ出発です

8/13 5:48

北側カールを進みます

8/13 6:49

今回の最終目的、黒部五郎岳登頂！
ひどい雨で3分もたずに撤収…

8/13 6:58

黒部五郎の肩でザックをデポしている登山者が多かった。
雨の中、貴重品等を出すのが面倒だったので自分はそのまま山頂へ

8/13 7:12

北ノ俣岳へはこんな感じのルートが続く

8/13 7:51

中俣乗越付近
ここでクレイジージャーニーで紹介されてた、アドベンチャーレースに出ている田中正人さんとすれ違う！！
「いつもテレビ見てます！」→「ありがとう！」って言ってくれた(^^)v
※走ってたので写真が撮れなかったのが残念

8/13 9:02

北ノ俣岳通過

8/13 9:24

太郎山付近で雷鳥親子に遭遇！
今までで一番長い動画撮影にも成功！（5分位）

8/13 10:09

無事戻ってきました！
まだ下山してないのにすごく安心(^^)

8/13 10:09

太郎平小屋着

8/13 10:13

山でコーラを飲むと復活するのは自分だけでしょうか？？

8/13 10:20

トランスジャパンアルプスレースでたくさんの選手とすれ違う
写真は岩崎勉選手！

8/13 10:46

またまたオスの雷鳥発見！

8/13 10:46

ぜんぜん逃げないのでズームで

8/13 11:14

後は下るのみー

8/13 12:22

折立へ戻ってきました！！
2泊3日の長丁場お疲れ様でしたー

1日雨具を着ていたのでずーっとサウナ状態でした
冷たい水で頭を流したのが気持ちよかったー

8/13 12:22

リアルゴールドで生き返る(^^)

9/9 14:51

3日目に浸水し約5年履いたツオロミーブーツを卒業します
次回は出たばかりのアルパインクルーザー2000で出陣です(^^)v

撮影機器：

SO-02J Sony

感想

432

長期の休みが取れないと計画できないこの企画。
でも、いつかは行きたいとずっーと思い続けてきてようやく実現することができました。

当初の予定ではお盆期間中の折立駐車場は満車と考え、11（土）を移動日（前泊）で入り、12（日）の早朝出発し1泊目が雲ノ平キャンプ場、2泊目が黒部五郎キャンプ場で14日（火）に下山する予定でした。
でしたが、11日にすんなり駐車できたため当日出発に変更し、出発が遅れたこともあり1泊目が薬師峠キャンプ場、2泊目が三俣蓮華岳キャンプ場に変更しました。

日程的にはキツくなりはしましたが、13日・14日と天気が良くなかったので結果前倒しで正解でした。

また、以下の不安要素を強行したことや2日目夜のゲリラ豪雨などチョッと無茶しすぎた感はあります。反省。。。
・初めてのテント泊（しかもいきなりの2泊）
・約15kgの重い荷物を背負う
・約60kmを3日で歩く
※結果、下山後も肩・腰の痛みが取れなかったり足の爪が剥がれたりしました。

テント泊ならではの反省点は数え切れないほどたくさんありますが、体力的な達成感はこれまでの登山には無かったと思います。

しばらくはこの余韻に浸りながらも、9月へ向けて次の計画を立てていこうと思ってます。

この3日間で一時的に行動を共にしてくれた方、また、すれ違い時に話しかけてくれた方、ありがとうございました。m(_ _)m

累積標高差
上り下りともに：約5,004m

でもホント疲れたーおしまい。