【北アルプス】雲ノ平【周遊】【テント泊】
- GPS
- 40:30
- 距離
- 79.6km
- 登り
- 6,437m
- 下り
- 6,694m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:00
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 11:00
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:40
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:20
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:30
天候 | 8/09 はれ 8/10 はれ 8/11 雨のちはれ 8/12 くもり時々はれ 8/13 雨時々くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
温泉沢の頭から高天原温泉に下るルートはザレてて滑りやすい。 さらに、斜面終わったあとの河原帯は広く、マーキングがあるもののルートファインディングが必要、渡渉も十数回あり割と大変。 |
その他周辺情報 | ニューホタカの日帰り温泉に立ち寄った。 水の流量分配調整がうまくないようで、どこかの蛇口から大量に水を出していると自分のところに出てこない。結果、熱湯激アツ状態になるのでやけど注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
テント
テントマット
シェラフ
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感想
★★★まとめ★★★
憧れの雲ノ平に行きたい、どうせ行くなら5日間くらい使ってしっかり周りたい、ということで、予てから計画していた雲ノ平周遊を実行に移す時が来た。
今回はフルコースで、薬師、雲ノ平、鷲羽、水晶、高天原、黒部五郎を全てテント泊で満喫できた。
最高かよ!
★★★8/9(木)★★★
富山に前泊して、朝5時30分の折立行バスに乗る。バスで爆睡しながら朝7時30分に折立着。天気予報は直前まで怪しかったが、結果は晴れ。さすがオレ。
折立から太郎平まではCT5時間となっているが、3時間足らずで着いてしまった。山と高原地図の設定甘すぎ(笑)
太郎平小屋で登山届を提出し、薬師峠キャンプ場でテントを張る。薬師峠キャンプ場は水場が徒歩1分と激近、水も潤沢に湧き出ていて素晴らしい。トイレもしっかりしている。
時刻は11時30分、お腹空いたのでカップラーメン食べて、テントでウダウダしつつ、薬師岳アタックの準備を進める。サブザックに必要最低限のものを入れてGo!
テント泊装備と比べるとなんて身軽なんだ!
飛べそうだ!と調子こいてすぐに息が切れる(笑)反省していつも通り地道に登る。
およそCTの半分で薬師岳登頂!山頂からは黒部五郎、鷲羽、水晶、雲ノ平が見えた。黒部五郎のカールは山体に隠れて見えなかったが、山体の大きさからして巨大カールだろう。期待できる。また、薬師岳もカールが複数あり、登り途中から見るカールは絶景。
ちなみに山頂は貸し切り状態。お盆前平日だからかな。景色眺めたり寝転んだりしてまったりする。気持ち良すぎ。
下山時に薬師岳山荘に寄って、しらたまあんみつを食べた。これ食べたかったやつ。あんこがおいしくておすすめ。
キャンプ場まで戻ると、テントは20張くらいに増えてたが、スカスカでまだまだ余裕あり。倍はいけそう。ビール買って、いつものように祝杯をあげる。今日は薬師岳登頂を記念して。
明日以降の計画を練り直す。今日の結果から、CTよりもかなり速く歩けそうな感触と、天気が持つか分からないところもあり、本来明後日だった鷲羽を明日登るプランに変更。それに伴い、雲ノ平に連泊し、三俣蓮華は単泊に変更。さあ、どうなるかな。
★★★8/10(金)★★★
朝3時に起きて牛丼を食べる。そしてテント撤収し、まずは雲ノ平を目指す。予想通り薬師沢まではいいペース、雲ノ平の急登もCTの半分で登れた。
朝9時に雲ノ平山荘に到着。テント泊の受付をする。小屋が混み合ってるからテントの人は夕食食べられないらしい。少しがっかりしたが、気を取り直してテント設営する。
最近、テント撤収が億劫だ。今回なんて、撤収してもどうせ数時間後には設営してるし。どうにかならないものか。雲ノ平は連泊するから許してやるか。
話を戻す。雲ノ平キャンプ場は山荘から遠い。歩いて10分くらいかかる。着いた時点で1張。やりたい放題なのでクソ広いスペースに堂々と張った。
一日終わった雰囲気だが、今日はここからが始まり。鷲羽からの三俣山荘周回コース。アタックザックに必要なものを入れてGo!
11時に祖父岳登頂。天気は晴れ、水晶、鷲羽、黒部五郎の眺めが最高!特に鷲羽は、その名の通り鷲が羽を広げたような姿がかっこいい。
12時30分に鷲羽岳登頂!ワリモ、水晶方面の峻険な感じ、三俣蓮華、黒部五郎の連なりが見える。槍は残念ながらくもの中だが、北鎌尾根のギザギザは相変わらずやばい。
三俣山荘まで下りてカレーを頂く。お肉がおいしくて、ルーも味がしっかりしててうまい。水をがふがぶ飲んで、ネクターも飲んでエネルギーチャージ。
すると水っ腹で戻り道の黒部源流超えた辺りから大ブレーキ。ちょっと進んでは休み、鷲羽見て、三俣山荘見て、また進む。祖父岳巻いてようやくキャンプ場見えたときは安心した。
16時にテントに到着。テントは10張くらいでスカスカ。いやー疲れた。やっぱり歩く時間が長くなると疲れがたまる。とりあえず鷲羽岳登頂を記念して祝杯をあげつつ、昨日立てた計画を再度見直す。明日は水晶の予定だが、天気は雨予報、どうなることやら。
★★★8/11(土)★★★
夜に雨が少し降り、起きたらガッスガス。迷ったが、水晶から高天原コースを強行することにした。とりあえず牛丼食べる。
朝5時に昨日登った祖父岳を再登頂。この時点で寒くてレインウェアの上を着る。昨日見えていた水晶も鷲羽も何も見えない。涙で明日が見えない。
朝6時30分、途中から雨に打たれてくじけそうになりながらも水晶小屋に到着。おしるこ頼んだけど甘くない。これがホントの塩対応か(笑)でも、寒かったから温かいもの食べれただけでも満足。
ビチョビチョになりながら水晶岳登頂。ガッスガスで何も見えない。しかも雨とハイマツ帯でパンツがずぶ濡れ。靴もずぶ濡れ。テンションだだ下がり。今度から雨降ったときはきちんとレインウェア上下着るようにしよう。反省。
と思って、高天原温泉に下る途中で下も着た。時すでに遅し、と思いきや、すぐにパンツが乾いてきて効果すごい。本当に最初から着れば良かった。
水晶と高天原をつなぐ道は、ザレてて滑りやすいし、終盤は迷いやすい上に渡渉が頻発して危ない。1回転んで、5,6回バランスを崩した。運良く無傷で済んだが、マジで危ない。
そんなこんなで、9時30分に転がり落ちるように高天原温泉到着。体はすでにボロ雑巾のよう、靴下片足脱ぐのも全力作業。なんとか裸になり、野天風呂にざぶーん。小1時間温泉で汗流したり体ほぐしたりまったりする。癒やされるわあ。最高だ。この頃になると雨も止み、のんびりムード。今度は高天原山荘に泊まってゆったり温泉を堪能したい。
温泉でリフレッシュして、高天原峠まで一気に進み、さらに雲ノ平まで戻る。疲労回復のおかげかCTの半分以下で雲ノ平山荘に到着。テントの受付をして、ダメ元で夕食食べれるか聞いて、やっぱりダメだった。今度はハイシーズン外して秋に来よう。
雲ノ平山荘でカレーを頂く。三俣山荘のカレーとすごく似てる。同じかってくらい似てる。つまりおいしい。
キャンプ場に戻ると、今日は大盛況。50張くらいはあるだろうか。金曜日に休みとって登ってきた人達なんだろな。
今日までで、日程の半分が過ぎて少し安心。明日は黒部五郎だ。天気持つといいが、どうなんだろう。
★★★8/12(日)★★★
朝3時に起きて牛丼を食べる。後半で疲れも出てくる頃だから、+豚汁で力をつける。適当に買った豚汁がなかなかうまい。野菜も入ってていい。次からデフォルトだ。
テント撤収して、朝5時に出発。今日もガスってるが、晴れることを祈って、まずは三俣蓮華を目指す。祖父岳は巻いて黒部源流に下りて、三俣山荘に到着。2日前よりは明らかにテントが多い。やはりお盆の北アルプスは人気があるなあ。ちまっとしたところにテント設営して、一安心。ちなみに、三俣山荘では夕食お願いしたら小屋の混雑状況にかかわらず食べられる。たしかジビエシチューだったはず、テンション上がる。
朝8時過ぎに黒部五郎に向けて出発。黒部五郎小舎までの下りは楽でいいが、帰りに登るのかと思うとしょんぼりする。
黒部五郎小舎でコーラとチップスターを食べてエネルギー補給。黒部五郎は一部見えてるが、大部分はくもの中。登ってるうちに晴れるかな。
山頂までの道は整備されていて、CTの半分以下で登れる。ただしゴーロ帯なので足に疲労がたまる。山頂で証拠写真撮って下ってたら晴れてカール全体が見えてきた。薬師も良かったが、黒部もいい。カールはどこもいい。
そういえば、黒部五郎はトレランの人が多い。聞くところによると、TJARのコースになってるとか。今回もトップは相変わらず望月さんらしい。すごいなあ。
12時30分に黒部五郎小舎に戻る。お昼ご飯食べて、靴脱いで寛ぐ。下山中、膝に軽い違和感を感じたが、連日の身体の酷使の影響だろう。5日間くらいが限界のようだ。栂海新道も、上高地から親不知まで10日間くらいでやろうと思っていたが、とてもじゃないけどやれないしやりたくない(笑)
黒部五郎小舎からの帰りで少し雨に降られてテンション下がる。ガスも出てきたので三俣蓮華行っても仕方ないと思い、巻道で三俣山荘キャンプ場まで戻る。小屋もテント場も混雑っぷりがすごい。さすが北アルプス。
いやー疲れた。しかしメインイベントはやりきった。黒部のカールに祝杯をあげる。あとは明日下りるだけだ。
と思ってたら、夜に雷と叩きつけるような雨に見舞われた。山の上で雷はマジで恐い。雨も嫌だが、幸いにも風はそれほどでもなかった。ペグはちゃんと打とう。
★★★8/13(月)★★★
朝3時に起きて牛丼を食べる。ルーチンになりつつあるこの営みも今日で最後。今日もガッスガスで、しかも晴れなさそう。食後にコーヒー飲んでぼんやりしていたが、朝6時になってもガスってるのでテント撤収して下山開始。
天気イマイチだから三俣蓮華も双六も巻く。登ってもガッスガスだと残念だからね。この辺りは裏銀座を歩くときの楽しみにとっておこう。
ひたすら下りて、双六小屋、鏡平山荘、わさび平小屋でちょいちょい休憩する。三俣蓮華からの下山はなかなかしんどいが、わさび平小屋のりんごはうまい。直接エネルギー摂取してる感じがする。
12時30分に新穂高に到着。雲ノ平フルコース終了!いやー長かった!でも5日間無事で帰ってこれてよかった!ニューホタカの温泉で久しぶりに体を洗う。めっちゃ気持ちいい。
そしてそのまま家に帰る…ではなく、松本行のバスに乗る。おやおやどこに行くのやら、続きは次のヤマレコで。
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