槍ヶ岳〜穂高岳（槍-涸沢-奥穂-前穂）

2018年07月30日(月) ~ 2018年08月03日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 58.0km
• 登り: 4,050m
• 下り: 4,041m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:40
• 合計: 3:50

7:20 上高地バスターミナル
7:30 7:40 河童橋
8:30 8:30 明神館
9:30 9:30 徳澤
10:30 11:00 横尾
11:10 5:30 一の俣
5:30 槍沢ロッヂ

2日目

• 山行: 5:21
• 休憩: 0:49
• 合計: 6:10

5:00 槍沢ロッヂ
6:20 6:20 槍沢大曲り
6:47 6:47 槍沢・天狗原分岐
7:16 7:25 水沢
8:50 8:50 坊主岩屋下
10:00 10:10 槍ヶ岳山荘
10:40 11:10 槍ヶ岳
5:30 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 0:50
• 合計: 7:10

5:30 槍ヶ岳山荘
8:10 8:40 槍沢ロッジ
9:40 10:00 横尾
10:50 10:50 本谷橋
12:40 涸沢小屋

4日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 1:20
• 合計: 8:30

5:40 涸沢小屋
6:40 6:50 ザイテングラードとりつき
7:40 8:00 奥穂高山荘
8:40 9:00 奥穂高岳
10:30 10:40 紀美子平
11:10 11:30 前穂高岳
11:50 11:50 紀美子平
13:40 13:40 奥穂高岳
14:10 奥穂高山荘

5日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 1:40
• 合計: 8:00

4:10 奥穂高山荘
4:30 5:00 涸沢岳
5:10 5:20 奥穂高山荘
7:10 7:40 涸沢小屋
9:20 9:30 横尾
10:10 10:20 徳沢
11:10 11:20 明神池
12:10 上高地バスターミナル

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

槍ヶ岳~穂高へ

コース状況／危険箇所等

涸沢までの雪渓は消えてなくなってました。

その他周辺情報

上高地アルペンホテルで入浴可

写真

7/30 7:31

●1日目(7/30)●
松本駅からの始発バスで7:00過ぎに上高地到着。
1年前と比べ天気はよさそうです。

7/30 7:35

河童橋から焼岳

7/30 7:37

本日は槍沢までの楽な道のり。高山植物を撮りながらゆっくり歩きます。
左からトリカブト、ミツモトソウ、ミヤマシャジン、ホタルブクロ

7/30 7:50

途中猿の群れとすれ違う。
堂々と歩道を向かってきます。
目をあわさないように・・・

7/30 8:22

明神池到着。明神岳がきれいに見えます。

7/30 8:12

紫の花が多かったですが、珍しい白花のミヤマシャジン。

7/30 9:31

ミヤマシャジンを下から狙ったお気に入りの1枚。
かわいく撮れました。

7/30 9:36

徳沢でトイレ休憩

7/30 10:58

横尾に到着。ここで昼食。
天気は相変わらず良好。槍沢へ向かいます。

7/30 12:08

一の俣に到着。少し休みます。

7/30 7:37

左からキツリフネ、イワアカバナ、センジュガンピ、タマガワホトトギス

7/30 15:37

槍沢ロッヂへ到着。昨年もここに泊まりましたが、雨でここから引き返しました。

7/31 5:03

●2日目(7/31)●
朝5:00過ぎ、槍沢ロッヂを出発。
朝日が山を照らします。ここからは未知の領域

7/31 5:54

ババ平を過ぎるとカール地形が姿を現します。
日が当たり青空に映えます

7/30 7:37

日当たりがよく、高山植物が咲き乱れます。
左からミヤマキンポウゲ、ミソガワソウ、ハクサンフウロ、ミヤマキンバイ

7/31 6:47

天狗原分岐につきました。

7/31 7:16

槍ヶ岳までの最後の水場「水沢」

7/31 7:16

これくらいの角度のカールをひたすら登っていきます。

7/30 7:37

槍ヶ岳というと荒々しいイメージですが、花の100名山ということを再認識させられます。
チングルマ、ウサギギク、イワギキョウ、ミヤマリンドウ

7/31 7:27

ハクサンイチゲ

7/31 7:33

槍ヶ岳が間近に見えてきました。
最高の天気です。

7/31 8:19

殺生分岐。もう一息。

7/31 8:31

ミヤマキンバイ

7/31 8:31

たくさん咲いています。

7/31 8:33

イワツメグサ

7/31 8:44

カールを見下ろします。
方向的には蝶が岳の奥には八ヶ岳でしょうか？

7/31 8:44

アップすると形が良く分かります。

7/31 8:47

イワギキョウ

7/31 9:18

9:18槍の肩に到着。
北アルプス裏銀座。

7/31 9:20

ザックを槍ヶ岳にデポ。ヘルメット装着していざ槍へ！

7/31 9:26

高所恐怖症には写真を撮る余裕がなかったですが、はしご待ちで1枚。足が震えるがここまで来たら登るしかない。

7/31 9:31

振り返るとキレットへと続く稜線と槍ヶ岳山荘。
この後ガスが出てきたのでここで撮っといて良かった。

7/31 9:31

アップ

7/31 9:33

頂上までははしごが連続。勇気を振り絞りひたすら登ります。

7/31 9:52

ついに登頂。残念ながらガスが出てきましたが、一瞬の晴れ間。

7/31 9:57

逆方向も。頂上は狭く足がすくみます。（高所恐怖症）

7/31 10:36

無事下山して山荘へ。

7/31 10:36

山荘からカールを見下ろします。殺生ヒュッテがカールの中に見えます。

7/31 11:11

昼食を取って早いですが山荘に入り体を休めます。

7/31 17:03

槍ヶ岳山荘の夕食はハンバーグ。おいしくいただきました。

7/31 18:06

夕食後、山荘周辺を散策。ミヤマオダマキや

7/31 18:12

イワギキョウなどが咲いていました。

7/31 18:31

夕方にはつがいのライチョウが現れました（写真は1羽）

7/31 18:57

ガスが晴れ槍が再び姿を現しました。もう一度登る元気はないな・・・。しっかり休んで次の日に備えます。

8/1 4:53

●3日目(8/1)●
朝4:53、3日目のこの日も絶好の天気ではじまりました。
槍の横からのご来光が望めました。

8/1 4:57

右方向には大喰岳のモルゲン

8/1 5:04

反対側には朝日があたる西鎌尾根
奥には三俣蓮華岳

8/1 5:04

小槍の奥から朝の光が漏れます。

8/1 5:06

影槍がくっきりと

8/1 5:49

下山します。
槍が名残惜しく振り返ります。

8/1 6:33

この日は横尾まで一旦下り登り返し涸沢までに泊まります。
花を楽しみながらゆっくりと下ります。ウサギギク

8/1 6:51

クルマユリ

8/1 7:07

下山途中。山の影に入るとこの日2度目の日の出が見れました。

8/1 7:07

カール全体に日があたります。
前日に続き青空が

8/1 7:17

ミソガワソウ

8/1 7:19

クガイソウ

8/1 7:36

ババ沢のキャンプ場まで下ってきました。

8/1 7:50

オオバキホウシ

8/1 11:30

横尾から登り返し本谷橋へ
ここから涸沢まで急登を登ります

8/1 12:56

本谷橋から急登を登りきり涸沢へ
昨年同時期は雪渓が残っていましたが、今年は本当に暑い夏でした。

7/25 9:29

ちなみに1年前の涸沢はこんな感じ。去年は天気が悪くお菓子のカールでダジャレするしか

8/1 13:03

13:03涸沢に到着
曇ってます。

8/1 13:09

本日泊まる涸沢小屋

8/1 14:19

涸沢小屋で受付後、ゆっくりビールをいただき、

8/1 14:24

体を休め、次の日に備えます。

8/1 14:29

小屋のそばのお花を撮ります。
シモツケソウの蕾？

8/1 14:31

グンナイフウロ

8/1 14:33

ニッコウキスゲなど

8/1 16:46

夕方になり晴れてきました。
明日が期待できます。

8/1 17:04

涸沢小屋の夕食は鳥肉でした。おいしくいただきました。

8/1 18:24

涸沢も日が暮れていきます。

8/2 4:59

●4日目(8/2)●
朝4/59モルゲンロートもばっちし見えました。
赤というよりはオレンジ

8/2 5:29

5:30　奥穂高へ出発

8/2 6:02

涸沢カールを横切ります。

8/2 6:06

ザイデングラードが見えてきました。

8/2 6:20

ザイデングラードの取りつきでエネルギー補給。涸沢小屋のお弁当を半分ほど頂き、いざザイデングラードを登ります。

8/2 7:11

ザイデングラードから吊り尾根
奥には蓼科山と八ヶ岳が

8/2 7:11

八ヶ岳アップ

8/2 7:29

7:30　約2時間で奥穂高山荘に到着。
目の前に奥穂高が聳え立ちます。

8/2 7:45

奥穂高山荘から涸沢カール。常念山脈の向こうには八ヶ岳連峰など。
残りのお弁当を食べていざ奥穂へ！

8/2 8:01

奥穂のはしごを登り振り返ると奥穂高山荘と涸沢岳。その奥には昨日登った槍がはっきり見えます。

8/2 8:16

更に登ると涸沢岳から槍へと続く大キレットが

8/2 8:25

奥穂高岳登頂
360度見渡せます。天気も良く富士山が見えました。

8/2 8:31

いざ前穂へ！

8/2 8:31

振り返り奥穂ピーク

8/2 8:37

前方には険しい吊り尾根が
前穂高岳までピストンします。

8/2 8:41

南陵の頭

8/2 8:57

20mを超す難所を下ります。鎖がない部分もあります。ボルダリングやっててよかったあとはじめて思った瞬間です。でもピストンなので帰りはまた登らないと・・・

8/2 9:02

吊り尾根は危険個所が多く花を見る余裕はなかったですが、
トウヤクリンドウは初めてみたので撮影

8/2 9:09

稜線から上高地方面が良く見えます。

8/2 10:01

紀美子平に到着（重太郎新道を切り開いた重太郎さんが娘の名をつけたそうです）
ここから前穂高に登りますが、足が震えました。

8/2 10:57

前穂高に登頂。

8/2 11:02

前穂頂上からの眺望1　常念山脈

8/2 11:05

頂上からの眺望2　槍ヶ岳からの稜線。西穂まで見渡せます。
3000mの稜線は迫力が違います。

8/2 11:32

前穂を慎重に下ります。かなりの傾斜。紀美子平が見えます。

8/2 15:03

無事奥穂高山荘までピストンで戻ってきました。
緊張の連続でコーヒーがおいしかった。

8/2 16:13

穂高岳山荘でオリジナルTシャツゲット

8/2 16:15

涸沢を上から。
変わった形の雲の影が映ります。

8/2 17:37

奥穂高岳山荘の夕食。

8/2 18:22

夕食後、夕日を見に外へ。涸沢カールの向こうの常念山脈を夕日が照らしきれい。

8/2 18:41

小屋の裏に回り、夕日を狙いましたが、雲が沸き上がりここまで

8/3 5:04

●5日目(8/3)●
最終日5:04涸沢岳に登りご来光と槍のモルゲンロートを狙いますがガス一色。

8/3 5:16

30分ねばり、一瞬ガスが晴れ北穂高とキレットが姿を現しました。残念ながら槍は雲の中。再びガスで隠れたためあきらめて下山。

8/3 5:54

奥穂高山荘からザイデングラードを下っていきます。

8/3 6:01

ザイテングラードを下れば安全圏です。
花を見る余裕が出てきました。
ヨツバシオガマ

8/3 6:14

ザイテングラードの鎖場を下ります。

8/3 6:46

涸沢槍とお花畑

8/3 7:02

チングルマの穂

8/3 7:12

ニッコウキスゲ

8/3 7:28

7:28涸沢小屋へ戻ってきました。昼食をとります。

8/3 7:28

最後に残ったパンをトースト。コーンスープと頂きます。

8/3 8:05

涸沢カールは雲1つない青空
本当に最高の天気に恵まれました。

8/3 13:17

上高地まで下り1本後のバスの整理券を手に
アルペンホテルのお風呂で汗を流しました。

8/3 16:25

松本駅でからあげグランプリ1位の「からセン」のからあげで一杯

撮影機器：

EOS 5D Mark II CANON

GALAXY Note SC-05D サムスン

装備

個人装備

ザック５５ℓ　重量約１５ｋｇ<br />カメラ　EOS5Dmark2　EF28-105mm　F4.0<br />三脚

感想

Gen★chan

前年は槍沢ロッヂまで行きましたが、ずっと雨予報のため、から沢によって下山。
リベンジ登山で再挑戦しましたが天気に恵まれ、槍ヶ岳まで青空の下、沢山の高山植物やきれいなカール。そして雷鳥や日の出も見れました。穂高は槍ヶ岳から一度横尾まで下って穂高岳に登り返すルートとしました。
さすがに大キレットは高所恐怖症には無理。
当初奥穂〜前穂〜重太郎新道で上高地へ下りる予定としていましたが、
涸沢小屋の本を見て重太郎新道は滑落が多く、下りで危険でザックも重量があったので涸沢小屋にザックデポしてサブザックで奥穂〜前穂〜奥穂のピストンとして、翌日涸沢経由で上高地下山するルートに切り替えました。
前穂までの吊り尾根は危険個所も多く。切り替えて正解でした。その分眺望は素晴らしかった。涸沢カールのモルゲンロートも見ることができ、最高の山旅でした。