一泊二日で六甲全山縦走旅行(須磨浦公園〜摩耶山〜六甲山〜宝塚駅)
- GPS
- 34:42
- 距離
- 48.1km
- 登り
- 2,940m
- 下り
- 2,900m
コースタイム
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 13:25
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 9:32
天候 | (28日:神戸で初雪)、29日:快晴→晴れ・摩耶山付近は雪、30日:曇り時々雪→晴れ、3日とも終始強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・横尾山から馬の背への道で、降りる尾根を間違えてしまい、危うく遭難しかけました。 ・横尾団地から妙法寺までは結構道が長く複雑でした。 ・菊水山から天王吊橋の下りは元々岩場が多く歩きにくい道でしたが、途中工事で迂回する必要があり、さらに難しいルートになっていました。 ・摩耶山までの登りは、上のほうが雪が積もっており、夜道で進むのは大変でした。 ・水無山までの区間は、道が急なのに凍結しており、アイゼンなしでは登れなかったため装着しました。 |
その他周辺情報 | 登山後は宝塚駅から伊丹駅まで移動して酒蔵巡り |
写真
装備
個人装備 |
帽子
雨具兼用ジャケット
防寒ジャケット
長袖シャツ
防寒シャツ
ズボン
防寒ズボン下
雨具ズボン
靴下
登山靴
ザック
ザックカバー
食料
飲料水
非常食
ヘッドランプ
熊鈴
ボールペン
ロールペーパー
袋
救急用品
非常用品
塩
アイゼン
カメラ
カメラバッグ
レンズペン・レンズブロアー・クロスセット
自由雲台
ストック雲台接続器具
ストック
ペットボトルホルダー
眼鏡バンド
時計
財布
保険証
スマホ
地図
コンパス
タオル
USBバッテリー
ほっかいろ
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感想
(前日)
神戸市内を観光し、神戸ポートタワーから山並みを眺めたりしました。
ホテルに荷物を預けることを忘れていたため、ザックに装着するカメラバッグを単独で携帯するための装備を持ってきておらず、ザックを背負って刊行することになってしまいました。
天気予報では晴れか曇りの予報でしたが、まさかの風花(天気雪)。風花は群馬のふっこしなどが有名らしいですが、人生で初めての風花でした。
(1日目)
[須磨浦公園〜鉢伏山〜旗振山〜鉄拐山〜おらが茶屋〜高倉台団地]
ナイトハイク状態で登山スタート。敦盛塚は暗くて見逃しました。旗振山までは、暗い中でもかなりの方が活動されていました。
ストックを使ったハイキングは初めてだったのですが、旗振山までの階段はかなり整備されており、ストックはかえって邪魔に感じました。
鉄拐山は、一説には一ノ谷の戦いの義経の逆落としのモデルとされているそうです。実際に登ってみるとほとんど尾根道で、確かにここに陣を張って攻撃するのは難しそうです。
おらが茶屋の屋上で日の出と開店を待っていたのですが、年末だからか7:05頃になっても開店しませんでした。
もう少し進んだ高倉台団地の喫茶店みやみずでモーニングをいただきました。みやみずさんは、6:30から開店しているそうで、地元のお年寄りの憩いの場になっていました。モーニングのセットは提供に20-30分くらいかかるので注意です。
[高倉台団地〜栂尾山〜横尾山〜馬の背〜東山〜妙法寺]
栂尾山は展望台が設置されていて眺めがきれいですが、展望台の階段が少し怖いです。
横尾山から馬の背への道で、降りる尾根を間違えてしまい、危うく遭難しかけました。
本来のルートの尾根とは違う、南側の尾根に降りてしまい、さらにそこから両方の尾根の間の谷に降りてしまったようです。
砂地で足元は滑るし、壁の岩は、手で掴んだだけで簡単に崩れるため、いくら馬の背が難路とは言え何かおかしいと感じ、途中で正しい道が見えたため慌てて引き返しました。
ロープを張ったあとや踏みあとはあったので、ロッククライミング系の人とかが通ったのでしょうか?
馬の背は本当に30cmくらいしか歩ける幅がなく両側が崖なので、高所恐怖症の人には厳しいのでは?地元の人によると、昔はもう少し丸くて通りやすかったが、だんだん崩れて狭くなったとのことでした。
横尾団地から妙法寺までは結構道が長く複雑でした。
[妙法寺〜野路山公園〜荒熊神社〜高取山〜安井茶屋〜丸山町〜鵯越駅]
高取山の登り以降でだんだん足に疲れが出始め、大幅にペースダウンしはじめました。
高取山の登りは結構岩場が多いですが、岩を掴みたいところに限って動物の糞が落ちていたりします。
高取山山頂を間違えて、高取神社奥の宮の金高神社を参拝しただけになってしまいました(もう少しだけ登ると高取山山頂の広場)。
丸山町から鵯越駅は、かなり長い時間、坂の多い住宅地を歩きますが、ここまでくると、住宅地の坂でもかなり疲れを感じます。
途中、hikaRi工房さんで昼食をいただきました。20分くらいで提供されました。
[鵯越駅〜鈴蘭台処理場〜菊水山〜天王吊橋〜鍋蓋山〜再度公園〜大龍寺〜桜茶屋]
鵯越には行方不明者探しの張り紙があり、登山の危険性を再認識させられました。
鈴蘭台処理場はトイレを開放していました。結構山の中なのでとてもありがたいです。
菊水山の登りは大変と聞いていましたが、階段自体は整備されていていました。
菊水山山頂の展望台は、かなり風が強かったです。
菊水山から天王吊橋の下りは元々岩場が多く歩きにくい道でしたが、途中工事で迂回する必要があり、さらに難しいルートになっていました。
鍋蓋山は、菊水山に比べれば登りはわずかに少ないとは言え、菊水山ほど階段が整備されていないので、より大変に感じました。
鍋蓋山を下りたところでトイレに行きたくなったため、再度公園に寄りました。
鍋蓋山の下り以降は、かなり進みやすい道だったため、半ば走るようにして進みました。
[桜茶屋〜天狗道分岐点〜学校林道分岐〜行者尾根分岐〜摩耶山]
朝食・昼食をお店でしっかり頂いたため、いつもは食べている糖分補給を忘れてしまい、この最後の登りで完全にスタミナが切れました。
ここで、ストックを取り出して使用したところ、大いに助けになってくれました。
稲妻坂を過ぎたあたりで日没を迎え、さらに上っている途中の5:15くらいに辺りも暗くなってきたためライトを装着。途中から道が雪に覆われて滑るためアイゼンを装着しました。登りの後半は岩場も多く、雪をかぶった岩場を暗い中進むのは、初心者には非常に大変でした。雪によって道が分からなくなる場面もありました。
掬星台への階段も雪に覆われていました。死にそうな表情になりながらオテルド摩耶に入りました。
[摩耶山〜摩耶別山〜杣谷峠〜三国池手前〜六ヶ辻〜記念碑台〜神戸GC〜六甲ガーデンテラス]
翌日、掬星台に行ってみると、雪におおわれていました。こんな日でも、数人遊びに来ていました。摩耶山頂にもいってみましたが、山頂自体はよくわかりませんでした。
心配していた疲労は、お風呂に入って寝ただけでかなり取れていました。
摩耶別山も施設があるだけで山頂は不明でした。
アゴニー坂は少し凍結気味で、急な部分は注意が必要でした。
穂高湖は降りるのが結構大変そうなので割愛。凍結はしていませんでした。シェール槍と牧場の辺りは晴れていましたが、隣は雲がかかって雪におおわれていました。
三国池手前までの階段道の途中で、ある高さより上の木が凍っており、その境目が見事でした。
三国池の辺りは霧がかかっていてかなり寒かったため、三国岩とダイヤモンドポイントは諦めました。
別荘地を抜けて県道16号に出ると結構晴れていて景色もよかったです。ガイドハウスは人気がありませんでした。ゴルフ場はさながら雪原になっていました。
六甲ガーデンテラスでは、雪をかぶった木々がガーデンテラスの建物とマッチして、まるでおとぎの国に来たようでした。
[六甲ガーデンテラス〜六甲山山頂〜一軒茶屋〜東六甲縦走路分岐点]
ガーデンテラスから六甲山山頂までは、雪をかぶった登山道を登りました。登ってはその分下るという道で、すこし気分の萎えるコースでした。県道16号より北側の道は北風と雪が大変でしたが、南側の道は景色がきれいでした。
六甲山山頂は風がすごかったです。
一軒茶屋でお昼をいただきました。こんな日でも登山者はかなりの数いました。
[東六甲縦走路分岐点〜水無山〜船坂峠〜大平山〜大谷乗越〜譲葉山〜岩倉山〜塩尾寺〜宝塚駅]
水無山までの区間は、道が急なのに凍結しており、アイゼンなしでは登れなかったため装着しました。
譲葉山周辺の登山道は平坦でとても歩きやすかったです。譲葉山では、Google Mapに「譲葉山展望台」なるものがあったのですが、現地では鉄塔しか見つけることができませんでした。下山後に調べると、どうも鉄塔の南側にあったようです。岩倉山はわざわざ木をかき分けて西側から登ってみたのですが、三角点は、岩倉山の南から入るルートが整備されているようです。岩倉山を少し過ぎると、阪急の反射板が展望がよいという看板が出ていました。
岩倉山から塩尾寺への道は急登で、後半は道が谷のように削れていました。塩尾寺から宝塚駅までは急勾配の車道で、駆け降りるように下りました。
全体的に、道を間違えて危うく遭難しそうになったり、体力が切れたりと大変な山行でした。ナイトハイクは想定していたものの、雪道のナイトハイクは初心者にはかなりつらいものがありました。また、10時間以上の場合、スマホの省電力モードと、スタミナ切れに注意が必要であることを学びました。2日間の山行で疲労も心配されましたが、お風呂と睡眠のおかげで、2日目は案外なんとかなりました。
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