第21回定例山行 大菩薩嶺・大菩薩峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 496m
- 下り
- 511m
コースタイム
10:40 福ちゃん荘
11:15 大菩薩峠(介山荘)
<昼食休憩>
12:00 大菩薩峠を出発
12:10 賽の河原
12:40 雷岩
12:55 大菩薩嶺
13:10 雷岩
13:50 福ちゃん荘
14:15 上日川峠
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路は上日川峠からバスでやまと天目山温泉、同温泉から甲斐大和行きバス乗車(景徳院で途中下車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
上日川峠から福ちゃん荘までは車の通れる林道もありますが、山歩き気分を堪能するため左手の登山道を行きました。福ちゃん荘の先も含め、よく整備された道で歩きづらい個所や難所はありません。大菩薩峠は眺望が良く、富士山のほかに南アルプスの白峰三山、奥多摩三山なども眺められました。 峠からはいったん下ります。親不知の頭という小ピークを経て避難小屋がある賽の河原へ。ガイドブックなどによると、ここが本来の大菩薩峠でしたが強風で遭難事故が多かったので現在の位置に移されたそうです。 ちょうど標高2000m地点の神部岩を経てクマザサの茂る稜線を北上していくと、やや急勾配の岩稜を短く登って、唐松尾根との分岐点に当たる雷岩に到着。そこから先は一転して樹林帯となり、薄暗い針葉樹林を10分余り歩くと最高峰の大菩薩嶺に到着します。 この間も特に難所というほどの個所はありません。親不知の頭と雷岩の前後がやや険しい感じはしますが、三点支持が必要な場所はごく一部です。初級者でもほとんど問題はないと思います。ただ、雷岩から大菩薩嶺までの樹林帯にはけっこう残雪があり、踏み固められて滑りやすくなっていました。雨水か雪解け水かは分かりませんがぬかるんでいる個所も多く、スリップや泥はねには注意が必要です。 唐松尾根はちょっと急な下りでしたが、足元はさほど荒れていないので特に歩きづらい感じはありません。クマザサと疎林の開放的な尾根ですが、次第に樹木の密度が増し種類も増えていきます。名前の由来であるカラマツ林は秋に黄葉したらさぞかしきれいなことでしょう。ダケカンバやシラカバの木もあり、北海道や信州の高原地帯のような風情もちょっとありました。 |
写真
感想
私も2回目。前回は2005年11月下旬、毎日新聞旅行の山旅ツアーに参加したのですが、嶺でこの度遭遇したような万歳騒ぎはせず、雷岩周辺で(寒くって)粛々と昼食をとり、集合Pを撮って峠へ向かった(今回と逆回り)気がします。2回ともバスで上日川峠まで上がっておいてなんですけど、もう少し歩いた方が健全ですよね。次の機会があれば、裂石から登って丹波山に下りたい。左様に思います。
私は二度目ですが、大菩薩峠から雷岩までの眺望と晴れ晴れとした尾根歩きがやはり素晴らしかったです。天気にも恵まれ、久々に富士山のきれいな姿を拝めました。また、北岳をはじめ南アルプスの雄大な姿に感動。春霞のベールがかかって少々不鮮明ではありましたが、それがまた蜃気楼のように神秘的でした。振り向けば(というか先にそっちを見たのですが)奥多摩の山々も。大岳山の独特な山容はどこから見ても分かる便利なランドマークですね。
また、登山道はどこもよく整備されていて非常に歩きやすかったと思います。今回は甲斐大和から上日川峠に直行できるバス(いつから運行しているのでしょうか)を利用し大菩薩峠と大菩薩嶺を回る最短コースに設定したので、やや歩き足りない感じも残りました。
6年前に息子と登った時は塩山駅が起点でした。本来の大菩薩登山口(裂石)から上日川峠まで約2時間かけて歩き、嶺からは更に丸川峠経由で登山口に戻るという欲張ったコース設定をしたため、ヘトヘトに疲れたものです(終バスに乗り遅れ塩山まで数千円かけてタクシーに乗るという有難くないおまけ付き)。6年前と今回の中間ぐらいがいい塩梅なのですが……次は石丸峠→峠→嶺というコースを試してみるかな。
バスとセット券で利用できる天目山温泉はこじんまりとした入浴施設ですが、居心地はなかなか良かったです。鶏モツ煮もうまかった。クラさんの提案で立ち寄った武田勝頼の墓所・景徳院は観光スポットとしては地味ですが、一見の価値がありました。時間があったら是非お立ち寄りを。
大菩薩峠、大菩薩嶺は初めての訪問です。快晴の下、すがすがしい山歩きとなりました。大菩薩峠から雷岩までの稜線が今回のハイライト。なだらかな山道にぽっかりと浮かぶ積雲、足元には緑の森が広がります。素敵な場所ですね。深呼吸を何度もしました。
大げさに言えば、汗をかかなかったといえるほど楽な山行でした。ちょっと歩き足りないくらい。次回来る機会があれば、丸川峠まで足を伸ばしてみたい。
温泉帰りにバスを途中下車し、武田勝頼が眠る景徳院に寄りました。山里の古刹の雰囲気は盛者必衰の理を感じさせるには十分でした。ここはここですばらしいのですが、仙台にある伊達家の廟所の麗々しさと比較すると、やはり寂しいといわざるを得ません。何百年経ってもぬぐいきれない勝者と敗者の厳しさに慄然とします。
蛇足ですが、大菩薩嶺で某旅行会社のツアー客数十人と一緒になりました。比較的高齢者の多いツアーでしたが、あまりのマナーの悪さに辟易しました。山頂で大勢で万歳三唱をする、山頂名の書かれた標識を写真撮影のために占拠する、発射寸前の路線バスの目の前で体操を始めて運行を妨害する…などやりたい放題。会社名はあえて記しませんが、関係者の猛省を促したい。
餃子屋です。
大菩薩嶺は昨年に続いて2度目の登頂でした。
昨年は雷雨に遭ってさんざんな目でしが、今回は快晴に恵まれました。
ねぎさんも指摘していますがツアー(団体登山)は、人数をある程度限定しないと、いけませんね。
天目温泉で買ったほうれん草は翌朝、生ハムとほうれん草のパスタにしました。茎が歯ごたえがあっておいしかったです。
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