薬師岳ー黒部五郎ー槍ヶ岳ー新穂高温泉

2019年07月30日(火) ~ 2019年08月03日(土)

• GPS: 102:27
• 距離: 51.3km
• 登り: 3,852m
• 下り: 4,099m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:25
• 休憩: 0:13
• 合計: 4:38

距離 7.9km 登り 1,044m 下り 85m

7:58 折立
8:02 十三重之塔 慰霊碑
8:56 太郎坂(アラレちゃん)
9:40 青淵三角点(青淵山)
9:57 積雪深計測ポール
11:11 11:16 五光岩ベンチ
11:38 太郎兵衛平
12:09 12:17 太郎平小屋
12:36 薬師峠

2日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:27
• 合計: 8:58

距離 13.7km 登り 953m 下り 893m

5:51 薬師峠
6:17 6:22 太郎平小屋
6:33 6:34 太郎山
8:07 8:08 神岡新道分岐
8:18 北ノ俣岳
8:57 9:05 赤木岳
10:04 中俣乗越
11:54 12:02 黒部五郎の肩
12:14 12:15 黒部五郎岳
12:25 12:28 黒部五郎の肩
14:49 黒部五郎小舎

3日目

• 山行: 4:48
• 休憩: 0:49
• 合計: 5:37

距離 7.1km 登り 679m 下り 479m

6:01 黒部五郎小舎
7:33 7:42 三俣蓮華岳巻道分岐
8:23 8:34 三俣蓮華岳
9:16 丸山
9:44 9:47 中道分岐
10:13 10:27 双六岳
11:03 11:09 双六岳中道分岐
11:12 双六岳巻道分岐
11:30 11:36 双六小屋
11:38 双六池

4日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 1:53
• 合計: 8:19

距離 7.5km 登り 1,003m 下り 464m

4:55 双六小屋
5:33 5:34 樅沢岳
9:27 9:42 千丈乗越
11:03 12:24 槍ヶ岳山荘
12:49 13:05 槍ヶ岳
13:14 槍ヶ岳山荘

5日目

• 山行: 7:46
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:16

距離 14.8km 登り 163m 下り 2,130m

6:05 槍ヶ岳山荘
6:11 6:24 飛騨乗越
7:25 7:29 飛騨沢千丈乗越分岐
9:10 9:14 槍平小屋
10:41 藤木レリーフ
10:47 10:51 滝谷避難小屋
12:39 白出沢出合
13:22 13:27 穂高平小屋
14:03 小鍋谷ゲート
14:21 新穂高温泉駅

天候

おおむね晴れ、7月30日と8月2日夜のみ雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

7月29日（月）
高速バス　名古屋BC18:10==21:40富山（4800円）　富山地鉄ホテル泊
7月30日（火）
富山発5:30折立行きのバスに乗る予定だったが満席で予約なしでは乗車できず、予定変更でとりあえず有峰口まで電車で移動（1020円）。
本来はそこで途方に暮れるところだったのだけど、同じ電車に乗り合わせて一緒に有峰口で下車した同年配の女性3人グループが予約してあったタクシーに同乗させていただけました。折立までアプローチでき本当にラッキーでした。タクシー運賃12000円、4人なので一人3000円ですんだし、とにかく時間が無駄にならなくて助かりました！

8月3日(土）
濃飛バス　新穂高RW14:55＝＝16:31高山BC（2150円）
名鉄バス　高山濃飛BC18:00==20:40名鉄BC（3100円）

その他周辺情報

新穂高RW隣のホテルで日帰り入浴可能。バスの時間を確認して切符も購入後に入浴することをお勧めします。早めに並ばないと座れない人もたくさんいました。

写真

7/30 7:58

ここから山に入るのはたぶん3度目だけど記憶がない。単独で入るのは初めてだ。荷物も重いのでタクシーに同乗させていただいた女性グループの出発は待たずに先に出発した。

7/30 9:43

途中ニッコウキスゲ(たぶん）を見つけた

7/30 11:14

今日の宿泊地である太郎山方面はガス

7/30 11:21

目を落とせばニッコウキスゲが群生していた

7/30 12:01

太郎平（小屋）が近くなると湿原の自然保護のためか木道が整備されている

7/30 12:16

懸念の右膝は、下りがなかったせいか嘘のように痛みがなく快調に小屋まで登れた。とりあえずビールを飲む。薬師峠のテントサイトでもビールは売っているとのことでうれしいが、500mlが800円とは！と最初は思ったけど・・・

7/30 14:24

20分ほど木道を歩いて薬師峠のテントサイト。早く着いたこともあって持参の焼酎1合では足りずにビールを3本飲んだ。読書したりしながらまったり過ごす贅沢な時間でした。

7/31 5:21

翌朝テント撤収するときにグランドシートに蛭を発見！ミミズじゃないよ！鈴鹿ではお馴染みの蛭だけど北アルプスにもいるの？

7/31 5:52

でっかい薬師岳が好きなんだけど雲の中でした

7/31 6:27

快晴！今日は黒部五郎小屋テン場までの長旅、北ノ股岳を目指して気持ちのいい湿地帯の木道を歩く

7/31 6:27

ニッコウキスゲが咲いている

7/31 6:32

振り返っても太郎平小屋は見えるが、テン場も薬師岳もガスの中

7/31 6:33

あれが黒部五郎？（だという人もいるけどそうなのか・・・）

7/31 6:44

足元をみればコバイケイソウ（たぶん）

7/31 6:47

良い雰囲気の湿地帯です

7/31 7:58

北ノ股岳に向かう稜線と雪渓

7/31 8:05

目指すは黒部五郎岳

7/31 8:09

見下ろせば黒部の源流

7/31 8:18

北ノ又岳

7/31 8:37

今回山行のメインは黒部五郎なのだ！

7/31 8:37

黒部五郎は見る方向でかなりイメージが違う印象

7/31 11:54

ザックをデポして山頂を往復してカールコースで小屋を目指すことにした

7/31 12:01

空身だと楽、山頂はもうすぐ

7/31 12:14

いちおう山頂に着いたけど、ガスで360°視界無しで残念！

7/31 12:14

さてここからカールコースで小屋までコースタイム1時間40分+αだけど・・・

7/31 12:14

とりえずジグザグで下る道でカールに降りるのだけど膝が痛いものには辛い試練のコースだった

7/31 12:40

カールに降りる途中で黒部五郎を振り返って見上げる

7/31 12:46

カールのお花畑

7/31 12:46

北側ルートの稜線

7/31 12:52

黒部五郎

7/31 13:10

カールと巨岩

7/31 13:10

カールの巨岩

7/31 13:24

コバイケイソウ？と巨岩と鷲羽岳

7/31 15:50

黒部五郎小屋と薬師岳が見えるテントサイト

7/31 15:52

薬師岳はやっぱでっかくで良い山だなあ〜とビールを飲みながら眺めて思った

7/31 15:54

今回初めての黒部五郎も良い山でした

8/1 4:52

夜明けの薬師岳

8/1 5:01

笠ヶ岳も見えた

8/1 5:10

朝焼けの笠ヶ岳アップ

8/1 5:57

黒部五郎のテントサイトを出発する

8/1 6:21

今日も天気は良さそうだが、黒部五郎はガスの中だ

8/1 6:35

ガスは流れてもなかなか五郎君は顔を見せたがらないようだ

8/1 6:45

笠ヶ岳はその姿を披露してくれていた

8/1 7:07

出た！黒部五郎とカールだ！なんだか振り返ってばかり？

8/1 7:20

いやいや前も見てますよ〜

8/1 8:04

ちらっと見えるのはジャンダルム？

8/1 8:13

雪渓の向こうに見える黒い山は水晶、手前は鷲羽。絶景！！

8/1 8:26

槍穂も見えてきたではないですか！と気分は盛り上がる

8/1 8:26

三俣蓮華岳（たしかそうだったと思う）

8/1 8:53

8/1 10:16

双六岳山頂（これは確信あり）

8/1 10:16

8/1 10:46

鷲羽岳も美しい山ですね

8/1 10:46

さてしばらく平坦で下れば双六平のはず

8/1 10:47

8/1 11:18

双六小屋が見えてきた

8/1 14:44

双六小屋は大きいし賑やか、やっぱ黒部五郎よりもアプローチがいいせいだろうか？

8/1 16:14

富山大学の診療所があった。挨拶でもと思ったが休診中だった

8/1 16:15

テントサイトは結局60張りくらいになったかな？まだ余裕ありだった。

8/1 19:03

夕焼け〜

8/2 5:08

夜明け〜

8/2 5:36

展望がいいと聞いていて期待したけどガスって展望ゼロの樅沢岳だった

8/2 5:37

ユリ（たぶん）が咲いとった

8/2 5:38

見た感じユリ

8/2 5:53

今日は西鎌尾根から槍ヶ岳を目指すのだ（このまま新穂高に下山してもよかったのだけど、せっかくの還暦登山だしちょっとは花も欲しいよね的な感じ。）

8/2 6:27

西鎌尾根ってどれ？？？

8/2 6:38

振り返れば双六と樅沢が並んでる

8/2 6:40

おっ！北鎌尾根と槍ヶ岳が見えてきたではないですか

8/2 7:56

改めて歩いてきた道を振り返る

8/2 7:59

そして進みゆくべき道を確認する、西鎌尾根を通って今日は槍ヶ岳山荘まで

8/2 8:23

西鎌尾に根突入したらしい

8/2 8:34

鎖場もあるでよ

8/2 8:34

高度感あるよね

8/2 8:38

槍は近いようでまだまだ遠い

8/2 8:46

西鎌尾根

8/2 8:47

西鎌尾根

8/2 9:42

千丈乗越

8/2 10:07

ここから槍ヶ岳がなかなか遠い

8/2 10:16

振り返ればこんな感じ

8/2 10:57

やっと山頂が見えた！やれやれだ

8/2 12:20

とりあえず何はともあれ混雑が予想されるので、受付をしてテントサイトを確保してビールを飲んで・・・

8/2 12:26

3度目なのでどうでもいいとは思いつつ、せっかく来たので山頂を踏むことにした。

8/2 12:32

言うほど危険なコースではないと思うんですけどね・・・

8/2 12:33

確かに初めて登った人たちは凄かったと思う

8/2 12:34

今はルートもあって梯子もあるしね

8/2 12:50

ただし北鎌は別次元ですよ。だれかワシを北鎌に連れてって〜！

8/2 12:53

せっかくなので写真を撮ってあげたついでに写真を撮ってもらった。こういうポーズが流行っているらしい。

8/2 12:57

見下ろすとそれなりの高度感があります

8/2 12:58

8/2 14:00

慈恵医大の山岳診療所

8/2 14:00

ここの診療所の昔の話は本で読んだことがある。たしか、虫垂炎の手術もしちゃったとか・・・

8/2 17:48

もうすぐ日暮れの槍

8/2 17:52

テント場は満員だそうです。今日は金曜日、平日なのの・・・

8/3 4:52

夜明け前　カップルのシルエットと常念（たぶんカッコウからして）

8/3 4:53

夜明け前の槍ヶ岳周辺

8/3 4:56

大天井方面に日が昇る

8/3 4:58

常念の稜線の朝焼け

8/3 4:59

乗鞍と手前に焼岳

8/3 5:55

8/3 5:55

殺生ヒュッテ

8/3 6:09

怒涛の下山開始だ！右ひざの痛みを抱えるものとしては超不安だけど行くしかない約2000mの下りなのだ

8/3 6:09

下るしかないのだ

8/3 6:12

ときどき振り返るのだ

8/3 6:13

また4日間歩いてきた薬師岳から黒部五郎、双六の稜線とピークを確かめながら下る

8/3 6:14

そしてまた振り返れば槍の穂先

8/3 6:38

西鎌尾根に向かって歩く人たちが見えた

8/3 6:41

さらば槍ヶ岳！還暦の4泊5日北アルプス山行ありがとう！

8/3 7:03

まだ笠ヶ岳が見えたりするが、次第に膝が痛くなってべそ掻きながらというか身の危険も感じつつも焦らずに何とか8時間以上かけて14:21新穂高温泉に下山しました。

撮影機器：

TG-625 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

下着・靴下等の替え(予備）

ズボン・ズボンの替え(予備）　

防寒着・オーバーヤッケ

手袋(+手袋予備）

帽子・バンダナ等

食器（コッフェル）　・はし・コップ

ポリタン(水各自1.5L）

シュラフ・テントマット

登山靴

かっぱ

ザックカバー

ロールペーパー・ティッシュ

レジ袋数枚（ごみ袋など）

タオル

*必要なら歯ブラシ

ヘッドランプ・予備電池

スパッツ

笛（緊急合図用）

*ストック

*日焼け止めクリーム

保険証

磁石

地図

非常食

爪は切っておきましょう

共同装備

テント(1)

1

コンロ・ガス（ＥＰＩ）(2)

1

マッチ・ライター(3)

3

なべ（コッヘル）

1

ＧＰＳ(1)

1

救急用品(1)

1

感想

OHmori

4泊5日北アルプスの山旅、予定通り昨日、何とか無事下山しましたが、最終日5日目の下山ではへろへろ、膝もさることながら体力的にもかなり危機感を感じ、わが身の現実を知ることになりました。山はまだ続けられそうだけど、は4泊5日はもう無理だなあと思い知らされました。

とは言え、
憧れだった黒部五郎岳に行けたこと、オプションで3度目の槍に登ったこと、計画通り折立から新穂高まで縦走できたことなど還暦記念山旅としては上出来だったと思います。

膝は治らないしそうかといって悪化もしないので少し山に行ける自信を取り戻せました。ぼちぼちできる範囲で復活したいと思います。あと何年山に登ったりできるのだろう？10年くらいかもしれないなと思う還暦の夏です。

あと、やっぱ北アルプスは人が多いですね。平日なのに余りの人の多さにびっくりしました。夏休みだから？？山小屋営業シーズンは高いとはいえビールが買えるので嬉しいけど、人が多い山はあまり好きでないので来年はまた季節を外すか南アルプスとか東北や北海道に行くとか考えようかなと思う。