剣山4座縦走(キレンゲショウマに会いに)

2019年08月10日(土) ~ 2019年08月11日(日)

• GPS: 41:13
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,277m
• 下り: 1,257m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:16
• 休憩: 1:24
• 合計: 6:40

6:57 見ノ越登山口
7:42 7:47 リフト西島駅
8:02 8:02 刀掛ノ松
9:13 9:13 穴吹川源流の谷
9:56 10:11 一ノ森ヒュッテ
10:19 10:19 一ノ森
10:46 10:49 槍戸山
10:50 10:50 槍戸
11:20 11:20 一ノ森
11:25 12:08 一ノ森ヒュッテ
12:38 12:39 二ノ森
13:03 13:10 剣山頂上ヒュッテ
13:16 13:26 剣山
13:36 13:36 剣山頂上ヒュッテ
13:37 雲海荘

2日目

• 山行: 2:24
• 休憩: 1:44
• 合計: 4:08

4:30 雲海荘
4:40 6:05 剣山
6:20 6:30 次郎笈分岐
6:47 6:54 次郎笈
8:00 8:00 大剣神社
8:16 8:18 リフト西島駅
8:38 駐車場

8/10（土）見ノ越→西島→刀掛松→行場→キレンゲショウマ群生地→行場→一の森→槍戸山→一の森→剣山
8/11（日）剣山→次郎笈→次郎笈分岐→二度見展望台→西島→（リフト）→見の越
（おまけ）見ノ越→美馬IC→井川池田IC→黒沢（くろぞう）湿原

天候

晴れ（猛暑）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

徳島道美馬ICから見ノ越駅まで1時間30分弱

コース状況／危険箇所等

キレンゲショウマ群生地は急登のため写真等は注意

その他周辺情報

美馬ＩＣ〜見ノ越間に温泉あり。木綿布温泉等
吉野川ＳＡ併設のハイウェイオアシスに美濃田の湯あり。６００円（ＪＡＦカード提示で５４０円）

写真

8/10 5:32

朝3:30頃家を出発して5:30に美馬IC降りてすぐの道の駅「貞光ゆうゆう館」でトイレ休憩。朝日が見えます。

8/10 6:57

見ノ越に「ゆうゆう館」から1時間強で到着。
6:57　3年振りの剣山登山開始。まずは神社まで石段を上ります。

8/10 7:00

神社で安全祈願して神社奥から登山道になります。

8/10 7:09

しばらく登るとリフトをくぐります。リフトは8:00からなのでまだ停止中。

8/10 7:36

40分ほどでリフト西島駅が見えてきました。

8/10 7:36

次郎笈も姿を現します。

8/10 7:41

45分で西島駅到着。
まだ8:00まで20分あるので人がたくさん来ないうちに登れます。

8/10 7:41

前回はこちら側から頂上へ直接登りましたが、

8/10 7:44

今回はキレンゲショウマを見るため刀掛松を通り一の森経由で登ります。西島駅の裏に行くと花壇があり、

8/10 7:44

人工的に植えられたのでしょう。整然と並んで咲いています。
左からニッコウキスゲ、シコクフウロ、シコクフウロ（白）、ナンゴククガイソウ

8/10 7:48

花壇の横の階段を上っていきます。

8/10 7:48

道沿いにはタカネオトギリ

8/10 7:58

イブキトラノオ

8/10 8:01

アザミ

8/10 8:02

分岐を一の森方面へ左へ進みます。

8/10 8:03

シコクフウロ

8/10 8:07

カニコウモリ

8/10 8:12

途中シコクフウロが群生していました。防護ネットで保護されています。

8/10 8:15

キレンゲショウマ群生地の標識が

8/10 8:17

キレンゲショウマの群生がありますが残念ながらまだ蕾。残念がっていると後から来た人が途中の分岐を少し降りたところに大きな群生があるとのこと。分岐は進入禁止で一方通行の様なのでぐるっと行者から回って登り返さないといけない様です。

8/10 8:27

しばらく下っていくと道端にちらほらとキレンゲショウマがありますが少し枯れている・・・
レンゲショウマの仲間かと思っていたのですが違うんですね。

8/10 8:33

ヒメフウロもありました。
国内ではここ剣山と滋賀県の伊吹山、霊仙山にしかないこれまた希少種。

8/10 8:38

ギンバイソウでしょうか？まだ蕾ですね

8/10 8:40

「行場」一ノ森方面との分岐。左へ進めば一ノ森ですが、ぐるっと先ほどの道の分岐の手前の群生地まで登り返します。

8/10 8:47

再度登っていくとありました。太陽の光を浴びてきれいに咲いています。環境省レッドデータブック絶滅危惧種�粁燹�VU)の希少種。

8/10 8:48

アップ。

8/10 8:52

風車の様な株。きれいです。

8/10 8:57

斜面に群生しています。まるで星空の様！

8/10 8:59

斜面を埋め尽くしてます。圧巻です。
ここまで群生しているのは全国ここだけとのこと。

8/10 9:01

一方通行のはずですが分岐からたくさんの人が逆行して降りてきます。そのまま進むと逆に危ないので、一ノ森方面へ戻ります。キレンゲショウマ見納め

8/10 9:11

行者からは緩やかなトラバース道を進みます。

8/10 9:12

橋を渡っていくと

8/10 9:39

一ノ森、剣山の分岐に出ました。

8/10 9:39

一ノ森方面へ登ります。左の道が一ノ森ヒュッテ経由、右の道が頂上へ。ヒュッテへ向かいます。

8/10 9:47

一ノ森ヒュッテに到着。

8/10 9:51

ヒュッテにも花壇があり、ここにもキレンゲショウマがありました。左からシコクフウロ群生、ニッコウキスゲ、ナンゴククガイソウ（背景の黄色がキレンゲショウマ）、シコクフウロ群生

8/10 9:59

一ノ森頂上へ。
背景に剣山(太郎笈) ・次郎笈の兄弟そろい踏み。

8/10 9:59

そして剣山アップ

8/10 10:20

どうしようか迷いましたが、ここまできたら槍戸山まで行くことにしました。ザックをヒュッテにデポして槍戸山へ向かいます。

8/10 10:46

藪漕ぎならぬ笹漕ぎをして30分ほどで槍戸山に到着
剣山から次郎笈の美しい稜線を真横から見ることができます。ここまで来ないと見れない景色。

8/10 10:47

そして振り返り一ノ森。
すぐに戻ります。

8/10 11:23

すれ違ったのは1人と1組のご夫妻の3人のみでしたが、一ノ森に戻って来ると、リフト組でしょうか人が増えてます。

8/10 11:34

さすがに疲れたので一ノ森ヒュッテで昼食。
久しぶりにドライフーズとパンを焼きます。バター入りロールパンのバターが溶けておいしい。

8/10 11:51

コーヒーを入れてゆっくり休みます。

8/10 12:17

ヒュッテのキレンゲショウマを見納めして

8/10 12:22

いざ剣山へ

8/10 12:38

二ノ森。そのままスルー

8/10 12:44

二ノ森から最後の登りを少し登り振り返る。

8/10 12:54

剣山頂上が見えてきました。

8/10 12:59

暑い！バテながら登り振り返るとさきほど歩いた一ノ森〜槍戸山の稜線が見えます。

8/10 13:01

笹原にはポツポツとシコクフウロが健気に咲いてました。

8/10 13:06

頂上分岐に到着。
3年前より木道がきれいになってます。

8/10 13:08

先にヒュッテに行きザックを置いて、

8/10 13:17

頂上へ。
頂上標は3年前と同じ古いまま。味があっていいですね！
そして、、

8/10 13:22

出ました！剣山（別名：太郎笈）の弟分の次郎笈への美しい稜線。これが見たかった。剣山ポスターの景色。
前回来た時は曇りだったので晴天の下でのこの景色は初めてです。

8/10 13:24

山ガールが岩の上でたたずんでいました。
あまりにも絵になるので思わず撮ってしまいました。こちらの方がポスターに良くない？

8/10 13:37

ヒュッテの前の崖にもキレンゲショウマ他お花畑になっていました。

8/10 15:30

宿泊受付して本日泊まる雲海荘へ
前回は本館に泊まりましたが、こちらは風呂もあり快適。

8/10 17:26

夕食です。右上のアメゴ（四国の一部ではアマゴのことをアメゴと言うそうです）の天ぷらが頭からいけて美味でした。

8/10 18:42

夕食後、18:30頃夕日を撮りに外に出ます。
夕日が反対側の雲を赤く照らします。

8/10 18:46

展望台にはたくさんの人が。
頂上側の展望台に三脚を構えます。

8/10 18:46

本日登った槍戸山も夕日が赤く照らします。

8/10 18:47

そして山並みの向こうの雲に剣山の影が！
雄大な景色ですね

8/10 18:49

次郎笈も夕日で稜線の明暗がくっきりと

8/10 18:50

日が少しずつ沈んでいき

8/10 18:51

頂上標も赤く照らします。
背景には剣山の影が雲に！！

8/10 18:58

そして雲の下に沈むと丸い太陽の形が見えてきて

8/10 18:59

沈むまできれいに見えました。

8/10 19:05

太陽が沈むと皆さん戻ります。
ヒュッテにはそんなに人がいなかったと思うけど、これから降りる人もいるのかな？

8/11 5:16

8/11
朝4:00起床。外に出ると本日も快晴。
日の出方面（一の森方面）の展望台には人がたくさんいますが、あえて反対側の頂上展望台に三脚を構えます。

8/11 5:19

5:19　雲海から太陽が顔を出します。

8/11 5:20

太陽が輝き日の光を照らし始めると・・

8/11 5:23

この景色を狙っていました。
次郎笈のモルゲンロート。
期待通り赤くはならず頂上付近のみでした。

8/11 5:26

次郎笈と二百名山の三嶺のモルゲン。美しい時間帯。
そして、モルゲンの時間帯が過ぎると

8/11 5:36

出ました。影富士ならぬ影剣山が三嶺のすそ野にくっきりと。
ここの展望台でないと見れません。狙い通り。

8/11 5:39

次郎笈方面へ下っていきます。
次郎笈と影剣のコラボ

8/11 6:01

次郎笈分岐まで下ってきましたが霧が出てきました。
ここでザックをデポして次郎笈目指します。
あれこれ準備していると霧に山影が映り、これは「あれ」が来るかもと思い太陽を背にカメラを構えると・・・

8/11 6:04

来ました。狙い通り！ブロッケン発動です。前回の谷川岳と連発です。そんなにレアではないのかもと思ってしまいます。

8/11 6:10

準備が終わるころには霧も晴れて剣山がきれいに、そして振り返ると・・・

8/11 6:10

次郎笈への美しい稜線と青空。絵になる。

8/11 6:14

本当にきれいです。好きな稜線の景色の1つに数えれます。

8/11 6:26

しばらく登ると三嶺へ続く縦走路のトラバースへの分岐。
いつか縦走してみたい。けど6kmもある様です。今の腰の状態では無理ですね。

8/11 6:42

分岐から急登を登ると頂上が見えた。

8/11 6:44

頂上手前のピークにも三嶺縦走路の分岐が。
背景には三嶺まで続く縦走路と次郎笈の山影がくっきりと。これで太郎、次郎兄弟の影富士が見れました。

8/11 6:48

6:48　次郎笈頂上到着。
360度晴れ渡ってます。
頂上からは、

8/11 6:49

剣山への美しい稜線

8/11 6:51

そして昨日歩いた剣山〜一ノ森〜槍戸山の稜線のシルエットが
奥には太陽に照らされた雲海。

8/11 6:51

下ります。素晴らしい青空。

8/11 7:15

稜線にはお花が。タカネオトギリ、ニガナ、アザミなど

8/11 7:31

分岐に戻りヒュッテのお弁当。出る前におにぎりを1つ食べたので残りの1個です。

8/11 7:39

さあ下山します。
最後に目と写真に焼き付けます。
剣山とそして

8/11 7:42

美しい次郎笈までの稜線

8/11 7:42

緩やかなトラバース道を下っていきます。

8/11 7:48

二度見展望台を過ぎてさらに下ると

8/11 7:57

水場（御神水）

8/11 8:15

西島駅に到着。
腰に疲労がたまってきているので無理せずリフトを使い下山。

8/11 8:20

リフトからはニッコウキスゲやクガイソウ、そしてキレンゲショウマなどが見れましたが、やはり人工的に植えられたものより自然の群生がいいですね。今日は山の日なんで込む前に帰ります。

8/11 11:46

ここからおまけです。
下山後車で2時間くらいかけて黒沢（くろぞう）湿原にやってきました。お目当ては・・

8/11 11:49

サギソウです。
きれいに咲いてます。

8/11 12:00

サギソウ園が2か所ありたくさん咲いてました。

8/11 12:04

数十分の遊歩道にはナデシコや

8/11 12:23

クルマユリ

8/11 12:35

トンボ（背景の白いのはサギソウ）

8/11 12:40

アキノタムラソウなど

8/11 12:40

最後の木道周辺にはサギソウが咲き乱れていました。

8/11 12:41

水面をバックにサギソウが舞います。

8/11 12:42

サギソウの乱で舞（ランデブー）

8/11 12:45

サギソウ乱舞

8/11 12:46

この黄色いのが蕾ですね

8/11 12:50

？？

8/11 13:42

徳島道吉野川SA併設のハイウェイオアシスの美濃田の湯で汗を流し

8/11 14:41

吉野川SAで地元の祖谷そば(鮎甘露煮入)をいただきました。

撮影機器：

EOS 5D Mark II CANON

EOS 7D Mark II CANON

Xperia XZ1 SO-01K docomo SONY

装備

個人装備

ザック：４０ｌ<br />カメラ：EOS5D Mk?／24-105ｍｍF4.0

感想

Gen★chan

当初は南アルプスを計画していましたが、病み上がりのためちょうど絶滅危惧種�粁燹�VU）にカテゴリされる「キレンゲショウマ」が見ごろのこの時期に合わせて登った。
天気も良くせっかくなので一ノ森〜槍戸山まで足を延ばし剣山系4座を制覇してきた。
前回見れなかった晴天の青空の下での剣山〜次郎笈への美しい稜線が見ることができ、夕日、日の出ともバッチリ見えて言うことなしの山旅でした。

また、登山後は黒沢（くろぞう）湿原まで足を延ばしサギソウ（＝準絶滅危惧種(NT)にカテゴリ）の群生を見てきました。かなりの数が群生しておりこちらも圧巻でした。

次は剣山〜三嶺の縦走をしてみたい。