ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2004933
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山〜早川尾根〜アサヨ峰〜仙丈ケ岳 二泊三日の初ソロテント泊

2019年09月05日(木) ~ 2019年09月07日(土)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
21:38
距離
33.4km
登り
3,960m
下り
3,344m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:47
休憩
0:11
合計
3:58
10:31
46
11:17
11:17
7
11:24
11:24
57
12:21
12:22
38
13:00
13:00
34
13:34
13:42
18
14:00
14:02
27
2日目
山行
8:55
休憩
1:28
合計
10:23
4:37
52
5:29
5:29
5
5:34
5:35
15
5:50
5:54
32
6:26
6:34
16
6:50
6:50
28
7:18
7:20
9
7:29
7:29
10
7:39
7:40
36
8:16
8:24
35
8:59
8:59
11
9:10
9:11
34
9:45
9:46
25
10:11
10:25
63
11:28
11:29
45
12:14
12:26
47
13:13
13:38
45
14:23
14:33
27
15:00
3日目
山行
5:46
休憩
1:18
合計
7:04
4:47
25
7:24
7:37
35
8:12
8:19
29
8:48
9:09
10
9:19
9:21
6
9:27
9:39
25
10:04
10:06
6
10:12
10:14
6
10:20
10:21
8
10:29
10:30
17
10:50
10:50
56
天候 初日:曇り→雨 二日目:最高の快晴→曇り 三日目:快晴
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<<行き>>
甲府駅→夜叉神峠登山
09:05→10:17 1420円
※山梨交通バス 055-223-0811
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/

<<一泊目>>
南御室小屋 090-3406-3404
水場アリ カップメン、ワイン、ジュースなど売店アリ
トイレアリ
テントは30張以上いけそう

<<二泊目>>
仙水小屋 0551-28-8173
水場アリ コーラ・ビールなどアリ
トイレアリ
テントは10張が限度か

<<帰り>>
北沢峠(南アルプス市営バス) ⇒ 広河原 (山梨交通バス)⇒ 甲府駅
13:30→13:55/14:00→15:55
※南アルプス市営バス TEL 090-2673-2406(増便2本アリ)
※山梨交通バス 055-223-0811


▼参考
聞いた話によると甲府⇒広河原⇒北沢峠の始発のバスは全員が乗り切れず、
金曜朝は最大二時間、土曜は50分遅れたそうです。今回私は夜叉神峠登山バス停で
降りたため、その後どの部分で乗り切らなかったのか分からず、未確認情報です。
混雑が予想される場合、バス会社などに確認をとるのが良いかと思います。

▼参考
早川尾根小屋(当初二泊目に使おうと考えていた小屋) 0551-28-8173
水場アリ 無人

▼緊急時
芦安地区山岳救助隊 052-288-2212
コース状況/
危険箇所等
●夜叉神峠登山口→南御室小屋
特に面白味のない道ですが、危険もなく上り返しもありません。
ひたすら高度を稼げます。

●南御室小屋→鳳凰三山(地蔵岳まで)
歩きやすく何の問題もありません。

●地蔵岳〜高嶺
ここも大きな問題はありません。たくさん楽しんでください。

●高嶺〜赤薙沢ノ頭〜早川尾根小屋
難易度が上がります。三点支持が必要な岩場が何箇所かあり。また今まで目立っていた赤スプレーの目印が急に少なくなるため、ちょっとしたルートミスも増えるかと思います。赤薙沢ノ頭付近で以前崩落があり2015年時点の地図では通行禁止になっていましたが、今は別ルートが出来ており通行可です(芦安地区山岳救助隊に確認済み)。

●早川尾根小屋〜アサヨ峰
特に苦しい部分です。ハイマツに覆われルートミスしやすく、また登り返しも多い。たまに現れるピンクテープに感謝です。ただしこのルートはかなり時間短縮できます。通常CTでは180分となっていますが、相当休み休み、バテバテで歩いた私でも120分で歩けています。特にトラブルがなければ150分もみておけば十分かと思います。

●アサヨ峰〜栗沢山
ガレており歩きにくさを感じます。大きな危険は感じませんが、大幅な時間短縮は難しいと思います。

●栗沢山〜仙水峠〜仙水小屋
栗沢山〜仙水峠が急坂です。ザレており、疲れた足に響きます。じっくり時間を使いましょう。上りで使う際にもそれ相応の時間が必要だと感じました。

●三日目の仙丈ケ岳については、他の方もたくさん書かれていると思いますので割愛します。息子(小学三年)でも安全だと思います。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
甲府駅出発。曇天。木曜日にも関わらずバスはいっぱいで、立ちです。
2019年09月05日 08:57撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 8:57
甲府駅出発。曇天。木曜日にも関わらずバスはいっぱいで、立ちです。
夜叉神峠登山口到着。トイレあり。登山届も出せます。
2019年09月05日 10:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 10:23
夜叉神峠登山口到着。トイレあり。登山届も出せます。
ガツっと一時間ほど登って四差路になっている夜叉神峠到着。ここからは白根三山の眺めが良いらしいですが、雲で全く見れず。後からきいた情報によると、このそばの夜叉神トンネルは長く歩くことができることでちょっと知られているそう。気になりますな。
2019年09月05日 11:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 11:21
ガツっと一時間ほど登って四差路になっている夜叉神峠到着。ここからは白根三山の眺めが良いらしいですが、雲で全く見れず。後からきいた情報によると、このそばの夜叉神トンネルは長く歩くことができることでちょっと知られているそう。気になりますな。
夜叉神峠小屋は運休中。テント場は広く、十分使えます。
2019年09月05日 11:22撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 11:22
夜叉神峠小屋は運休中。テント場は広く、十分使えます。
木から垂れ下がるとろろ昆布みたいなコレは何だろう、、、
2019年09月05日 13:25撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 13:25
木から垂れ下がるとろろ昆布みたいなコレは何だろう、、、
さらにひたすらガツガツ登ると、
2019年09月05日 12:59撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 12:59
さらにひたすらガツガツ登ると、
苺平到着。一気に1200m弱の上り、ここまで三時間。良いペースです。ここから辻山という小さなピークに寄れるようですが、ルートが見つからず断念。
2019年09月05日 13:32撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 13:32
苺平到着。一気に1200m弱の上り、ここまで三時間。良いペースです。ここから辻山という小さなピークに寄れるようですが、ルートが見つからず断念。
鹿さんの親子発見〜!
2019年09月05日 13:35撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 13:35
鹿さんの親子発見〜!
しばらく歩くと左手にピンクテープが。この写真には写っていませんがここです、、、。少し遠回りになってしまいますが辻山に向かいます。
2019年09月05日 14:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 14:10
しばらく歩くと左手にピンクテープが。この写真には写っていませんがここです、、、。少し遠回りになってしまいますが辻山に向かいます。
あまり歩かれていないらしくコケコケしてます。
2019年09月05日 13:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 13:55
あまり歩かれていないらしくコケコケしてます。
やっぱり苺平からのルートもあるよう。見つからなかったけどな〜
2019年09月05日 14:05撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 14:05
やっぱり苺平からのルートもあるよう。見つからなかったけどな〜
10分ほど登ると辻山山頂!広くて解放感に満ちた良い山頂ですよ。ガスってなかったら眺望も得られそうです。通常ルートプラス20分で往復できますので、時間に余裕があったら是非。
2019年09月05日 14:01撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 14:01
10分ほど登ると辻山山頂!広くて解放感に満ちた良い山頂ですよ。ガスってなかったら眺望も得られそうです。通常ルートプラス20分で往復できますので、時間に余裕があったら是非。
今回宿泊する南御室小屋に行く途中には手製の看板が多し。ガンバレとかコメントも。ほんとちょっとしたサービスなんですが、なんかいいなと。
2019年09月05日 14:24撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 14:24
今回宿泊する南御室小屋に行く途中には手製の看板が多し。ガンバレとかコメントも。ほんとちょっとしたサービスなんですが、なんかいいなと。
南御室小屋到着〜!古民家好きとしてはたまらない風貌。中は清潔感があるのも◎!ここで飲めるソレイユワインというのは非常に美味しいらしい。
2019年09月05日 14:29撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 14:29
南御室小屋到着〜!古民家好きとしてはたまらない風貌。中は清潔感があるのも◎!ここで飲めるソレイユワインというのは非常に美味しいらしい。
自宅から持ってきた水道水と飲み比べてみましたが、全然違う。水なんてどれもたいして変わらないでしょ派だった私の根底が崩される。
2019年09月05日 15:01撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 15:01
自宅から持ってきた水道水と飲み比べてみましたが、全然違う。水なんてどれもたいして変わらないでしょ派だった私の根底が崩される。
小屋周りは花も見事なんです。
2019年09月05日 15:02撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 15:02
小屋周りは花も見事なんです。
とろろ昆布だらけ。
2019年09月05日 16:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 16:09
とろろ昆布だらけ。
大好きトリカブト。
2019年09月05日 15:04撮影 by  iPhone 6s, Apple
3
9/5 15:04
大好きトリカブト。
まさにお花畑。
2019年09月05日 15:04撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 15:04
まさにお花畑。
このお花畑が気に入ったので、その近くにテントを張ることにしました。
2019年09月05日 15:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/5 15:09
このお花畑が気に入ったので、その近くにテントを張ることにしました。
二日目は4時半に出発。
2019年09月06日 04:32撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 4:32
二日目は4時半に出発。
5時前にはご来光が。段々わかってきました。見事すぎる雲海の上にいることに!
2019年09月06日 04:56撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 4:56
5時前にはご来光が。段々わかってきました。見事すぎる雲海の上にいることに!
壮絶!!!
2019年09月06日 05:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
4
9/6 5:23
壮絶!!!
赤く染まる登山道が綺麗で綺麗で。
2019年09月06日 05:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
4
9/6 5:16
赤く染まる登山道が綺麗で綺麗で。
朝日に照らされる北岳!
2019年09月06日 05:22撮影 by  iPhone 6s, Apple
6
9/6 5:22
朝日に照らされる北岳!
白い花崗岩が赤さを際立たせたんでしょうね。
2019年09月06日 05:25撮影 by  iPhone 6s, Apple
8
9/6 5:25
白い花崗岩が赤さを際立たせたんでしょうね。
この道よ、どこまでも続け!
2019年09月06日 05:22撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 5:22
この道よ、どこまでも続け!
さらに雲海ははっきりと自己主張をしはじめる。乗れそうだ。さらに南を見渡すと、
2019年09月06日 05:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
10
9/6 5:28
さらに雲海ははっきりと自己主張をしはじめる。乗れそうだ。さらに南を見渡すと、
富士山!!!!!
これ山岳写真コンテストに応募したら、良い線いくんじゃないの!!?←自惚れ
2019年09月06日 05:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
10
9/6 5:26
富士山!!!!!
これ山岳写真コンテストに応募したら、良い線いくんじゃないの!!?←自惚れ
薬師岳小屋到着。新築なのかな、綺麗。
2019年09月06日 05:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 5:34
薬師岳小屋到着。新築なのかな、綺麗。
ほどなくして薬師岳、ゲット!!!2名の方がいらっしゃいました。
2019年09月06日 05:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 5:41
ほどなくして薬師岳、ゲット!!!2名の方がいらっしゃいました。
そそり立つ岩場の隙間から見えるは、
2019年09月06日 05:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 5:44
そそり立つ岩場の隙間から見えるは、
富士山!!!
2019年09月06日 05:45撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 5:45
富士山!!!
八ヶ岳?いやいや大当たり日ですわ〜!!!
2019年09月06日 05:51撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 5:51
八ヶ岳?いやいや大当たり日ですわ〜!!!
鳳凰三山最高峰、観音岳までのルートは正に至福。
2019年09月06日 06:00撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 6:00
鳳凰三山最高峰、観音岳までのルートは正に至福。
観音岳、ゲット!!!
2019年09月06日 06:18撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 6:18
観音岳、ゲット!!!
ここで写真を撮ってもらった方が粋な方で、北岳バックの他にも、
2019年09月06日 06:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
4
9/6 6:21
ここで写真を撮ってもらった方が粋な方で、北岳バックの他にも、
富士山に連なるような極上なショットで撮って頂きました。
2019年09月06日 06:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
5
9/6 6:21
富士山に連なるような極上なショットで撮って頂きました。
ここから見える地蔵岳のオベリスクがまた見事。
2019年09月06日 06:48撮影 by  iPhone 6s, Apple
6
9/6 6:48
ここから見える地蔵岳のオベリスクがまた見事。
山頂だけが素晴らしい訳じゃないんです。その行程全てが良いんです!!!
2019年09月06日 07:03撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 7:03
山頂だけが素晴らしい訳じゃないんです。その行程全てが良いんです!!!
地蔵岳、ゲット!!!
2019年09月06日 07:39撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 7:39
地蔵岳、ゲット!!!
2019年09月06日 07:24撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 7:24
雲海に浮かぶオベリスク。ちょっと凄いぞこれ。
2019年09月06日 07:19撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 7:19
雲海に浮かぶオベリスク。ちょっと凄いぞこれ。
人を写しこんでみるとその大きさが伝わるかと。
2019年09月06日 07:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 7:23
人を写しこんでみるとその大きさが伝わるかと。
なるべく近くまで接近してみました。
2019年09月06日 07:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 7:28
なるべく近くまで接近してみました。
ここで下山する方が多いと思うのですが、今回のもう一つのテーマ「早川尾根縦走」に入ってみたいと思います。見えるのは赤抜沢ノ頭〜高嶺。
2019年09月06日 07:45撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 7:45
ここで下山する方が多いと思うのですが、今回のもう一つのテーマ「早川尾根縦走」に入ってみたいと思います。見えるのは赤抜沢ノ頭〜高嶺。
飛行機雲に誘われるかのようにして、
2019年09月06日 08:07撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 8:07
飛行機雲に誘われるかのようにして、
高嶺、ゲット!!!360度の眺望です。
2019年09月06日 08:13撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 8:13
高嶺、ゲット!!!360度の眺望です。
振り返って見える鳳凰三山が格好良いのなんのって。しかもチラリ富士山までおまけつき!
2019年09月06日 08:13撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 8:13
振り返って見える鳳凰三山が格好良いのなんのって。しかもチラリ富士山までおまけつき!
地蔵岳から高嶺は45分ほどで着くので、時間に余裕があったら是非!
2019年09月06日 08:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 8:14
地蔵岳から高嶺は45分ほどで着くので、時間に余裕があったら是非!
甲斐駒が強く自己主張をし始めてきます。
2019年09月06日 08:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 8:23
甲斐駒が強く自己主張をし始めてきます。
高嶺から先は少し怖いところが登場しはじめますので、しっかりと準備を。これは山頂直下の下りです。テント装備が重く体がもっていかれますので、三点支持をしっかりと心がけました。
2019年09月06日 08:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 8:26
高嶺から先は少し怖いところが登場しはじめますので、しっかりと準備を。これは山頂直下の下りです。テント装備が重く体がもっていかれますので、三点支持をしっかりと心がけました。
白凰峠分岐。ここから広河原へ降りれます。日帰りの場合、この辺で降りるのが限界かもしれません。
2019年09月06日 08:59撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 8:59
白凰峠分岐。ここから広河原へ降りれます。日帰りの場合、この辺で降りるのが限界かもしれません。
赤薙沢ノ頭(あかなぎさわのかしら)。ここの眺望も抜群です。甲斐駒に少し雲がでてきました。
2019年09月06日 09:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 9:11
赤薙沢ノ頭(あかなぎさわのかしら)。ここの眺望も抜群です。甲斐駒に少し雲がでてきました。
広河原峠分岐。ここからも広河原に降りれます。しかしここからが早川尾根の真骨頂!(逆に言うとバテてしまったらここで下山するのもアリかと。ただ下山は急登らしいので注意を)
2019年09月06日 09:45撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 9:45
広河原峠分岐。ここからも広河原に降りれます。しかしここからが早川尾根の真骨頂!(逆に言うとバテてしまったらここで下山するのもアリかと。ただ下山は急登らしいので注意を)
早川尾根小屋、到着。当初のプランではここにテントを張る予定でした。
2019年09月06日 10:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 10:10
早川尾根小屋、到着。当初のプランではここにテントを張る予定でした。
無人ですが寝袋さえあれば十分泊まれます。水場もテン場もあり。ここで激しく悩みましたが、まだ10時ちょいだったので当初三日目に歩く予定だった次の小屋まで歩くことにしました。
2019年09月06日 10:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 10:11
無人ですが寝袋さえあれば十分泊まれます。水場もテン場もあり。ここで激しく悩みましたが、まだ10時ちょいだったので当初三日目に歩く予定だった次の小屋まで歩くことにしました。
しかしこっからがキツいのなんのって。登った今だから言えますが、少しでも体力に不安があったら早川尾根小屋泊か広河原への下山をオススメします。
2019年09月06日 10:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 10:28
しかしこっからがキツいのなんのって。登った今だから言えますが、少しでも体力に不安があったら早川尾根小屋泊か広河原への下山をオススメします。
ここで一時間分写真がありません。疲れはじめると写真で露骨に少なくなりますよね笑 11:30。尾根の北東側が完全に雲に覆われてしまいました。 
2019年09月06日 11:29撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 11:29
ここで一時間分写真がありません。疲れはじめると写真で露骨に少なくなりますよね笑 11:30。尾根の北東側が完全に雲に覆われてしまいました。 
鳳凰三山側も同様。どうやら11時くらいから雲がでてきた模様。この日は11時前に鳳凰三山に行けたかどうかで、感動が大きく変わる一日だったかもしれませんね。
2019年09月06日 12:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 12:10
鳳凰三山側も同様。どうやら11時くらいから雲がでてきた模様。この日は11時前に鳳凰三山に行けたかどうかで、感動が大きく変わる一日だったかもしれませんね。
忘れたくても忘れられないアサヨ峰への急登。バッテバテ。何度止まったことか。ハイマツに覆われ若干ルートが分かりにくい部分もあります。
2019年09月06日 11:52撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 11:52
忘れたくても忘れられないアサヨ峰への急登。バッテバテ。何度止まったことか。ハイマツに覆われ若干ルートが分かりにくい部分もあります。
アサヨ峰、取ったーーー!!!
300名山かつ百高山!!
写真が少ないのであっという間に感じるかもしれませんが、早川尾根小屋から二時間以上経ってます。苦労した分感動も大きかった。眺望抜群です。
2019年09月06日 12:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
7
9/6 12:21
アサヨ峰、取ったーーー!!!
300名山かつ百高山!!
写真が少ないのであっという間に感じるかもしれませんが、早川尾根小屋から二時間以上経ってます。苦労した分感動も大きかった。眺望抜群です。
アサヨから栗沢山まではガレており、やや歩きにくい。
2019年09月06日 12:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 12:41
アサヨから栗沢山まではガレており、やや歩きにくい。
ライチョウがすぐそばに!動画も撮れました〜
2019年09月06日 13:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
4
9/6 13:09
ライチョウがすぐそばに!動画も撮れました〜
栗沢山!
もうガッスガスです。どうもこの山は宇多田ヒカルが南アルプスの天然水のCMを作る際に登ったらしく、ちょっと人気があるようですね。疲れに疲れ果てていた私はCMのことなんかすっかり忘れてしまっておりました笑
2019年09月06日 13:12撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 13:12
栗沢山!
もうガッスガスです。どうもこの山は宇多田ヒカルが南アルプスの天然水のCMを作る際に登ったらしく、ちょっと人気があるようですね。疲れに疲れ果てていた私はCMのことなんかすっかり忘れてしまっておりました笑
一時間後、仙水峠。栗沢山から仙水峠までは急登なので、かなり神経を使いました。
2019年09月06日 14:22撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 14:22
一時間後、仙水峠。栗沢山から仙水峠までは急登なので、かなり神経を使いました。
一つの大きな岩が割れてこんなになった説があるとか。不思議だなあ。
2019年09月06日 14:43撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 14:43
一つの大きな岩が割れてこんなになった説があるとか。不思議だなあ。
仙水小屋到着。ここでの写真がこのクラシカルな缶のコーラ一本しかない笑 小屋写真もテント写真もなし。いやいや相当に疲れていたんだなあ、、、二日目は10時間半、歩いたなあ。7時には就寝です。
2019年09月06日 15:13撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/6 15:13
仙水小屋到着。ここでの写真がこのクラシカルな缶のコーラ一本しかない笑 小屋写真もテント写真もなし。いやいや相当に疲れていたんだなあ、、、二日目は10時間半、歩いたなあ。7時には就寝です。
三日目。
4時半に出発、5時には長衛小屋にデポって、仙丈ケ岳を狙います。デポ料300円でしたが1,000円でも払ったと思います笑
2019年09月07日 05:13撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 5:13
三日目。
4時半に出発、5時には長衛小屋にデポって、仙丈ケ岳を狙います。デポ料300円でしたが1,000円でも払ったと思います笑
さっすが人気のテン場だ。お花畑のよう。
2019年09月07日 05:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 5:21
さっすが人気のテン場だ。お花畑のよう。
小仙丈ケ岳から登るルートを選択。
2019年09月07日 06:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 6:31
小仙丈ケ岳から登るルートを選択。
今日も天気は抜群のご様子!
2019年09月07日 06:59撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 6:59
今日も天気は抜群のご様子!
振り返れば甲斐駒が最高に格好良いぜ!今月末に息子たちとのグループ「こどもとざんぶ」で登る予定。待ってろ甲斐駒!
2019年09月07日 07:17撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 7:17
振り返れば甲斐駒が最高に格好良いぜ!今月末に息子たちとのグループ「こどもとざんぶ」で登る予定。待ってろ甲斐駒!
甲斐駒から右を見ると、アサヨが。こう見た感じそんなに苦労する山っぽく見えないんだけどなあ、、、体調の問題か。
2019年09月07日 07:18撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 7:18
甲斐駒から右を見ると、アサヨが。こう見た感じそんなに苦労する山っぽく見えないんだけどなあ、、、体調の問題か。
小仙丈ケ岳、ゲットーーー!!!
2019年09月07日 07:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 7:30
小仙丈ケ岳、ゲットーーー!!!
今日も富士山は超元気!
2019年09月07日 07:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
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今日も富士山は超元気!
360度の眺望!
2019年09月07日 07:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
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360度の眺望!
いよいよこのルートの核心部分に。
2019年09月07日 07:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
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いよいよこのルートの核心部分に。
ウラシマツツジ。このあたりで最も早く紅葉する植物だそう。
2019年09月07日 07:42撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 7:42
ウラシマツツジ。このあたりで最も早く紅葉する植物だそう。
このルートの素晴らしいところは振り返っても小仙丈ケ岳と甲斐駒が存在感を放つところ。ここを下山に使っても面白いだろうなあ。
2019年09月07日 08:07撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 8:07
このルートの素晴らしいところは振り返っても小仙丈ケ岳と甲斐駒が存在感を放つところ。ここを下山に使っても面白いだろうなあ。
千丈小屋が見えてきました。なにこのカール。すっご!
2019年09月07日 08:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 8:23
千丈小屋が見えてきました。なにこのカール。すっご!
ここから山頂までの道が本当に良いんだよなあ。
2019年09月07日 08:25撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 8:25
ここから山頂までの道が本当に良いんだよなあ。
いいなあ、なんでこんなにいいんだ。
2019年09月07日 08:27撮影 by  iPhone 6s, Apple
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いいなあ、なんでこんなにいいんだ。
極上。八ヶ岳や北アルプスもばっちり。
2019年09月07日 08:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
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極上。八ヶ岳や北アルプスもばっちり。
甲斐駒方面。似たような写真ばかりでゴメンよ〜。でもどれも切るに切れない一枚なんだよ〜泣
2019年09月07日 08:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 8:30
甲斐駒方面。似たような写真ばかりでゴメンよ〜。でもどれも切るに切れない一枚なんだよ〜泣
何がどうなったらこうなる。
2019年09月07日 08:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
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何がどうなったらこうなる。
仙丈ケ岳、ゲットーーー!!!
この岩の上に立つアングル、良くないですか?
2019年09月07日 08:59撮影 by  iPhone 6s, Apple
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仙丈ケ岳、ゲットーーー!!!
この岩の上に立つアングル、良くないですか?
鋸岳ですね。君が厳しいことは遠くから見ても分かるよ。
2019年09月07日 08:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
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鋸岳ですね。君が厳しいことは遠くから見ても分かるよ。
下山は千丈小屋を通るルートに。
2019年09月07日 09:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
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下山は千丈小屋を通るルートに。
千丈小屋。
2019年09月07日 09:29撮影 by  iPhone 6s, Apple
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千丈小屋。
築20年とはとても思えない綺麗さ。ここのお姉さんが気さくで、曰く「今年の夏で今日が一番の晴天」!
2019年09月07日 09:35撮影 by  iPhone 6s, Apple
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築20年とはとても思えない綺麗さ。ここのお姉さんが気さくで、曰く「今年の夏で今日が一番の晴天」!
千丈小屋からのカール。
2019年09月07日 09:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
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千丈小屋からのカール。
市街地もくっきり。
2019年09月07日 09:51撮影 by  iPhone 6s, Apple
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市街地もくっきり。
しばらく歩いたところから千丈小屋を仰ぎ見る。ロケーション抜群だよなあ。そりゃあ泊まってみたいよなあ。
2019年09月07日 09:54撮影 by  iPhone 6s, Apple
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しばらく歩いたところから千丈小屋を仰ぎ見る。ロケーション抜群だよなあ。そりゃあ泊まってみたいよなあ。
馬の瀬ヒュッテ。
2019年09月07日 10:12撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 10:12
馬の瀬ヒュッテ。
オススメのルートは大滝の頭方面だったのだが、なぜか間違え直進してしまう。
2019年09月07日 10:21撮影 by  iPhone 6s, Apple
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オススメのルートは大滝の頭方面だったのだが、なぜか間違え直進してしまう。
いくつか滝を超えたりしながら下山。
2019年09月07日 10:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
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いくつか滝を超えたりしながら下山。
朝は気づかなかったのだけど、長衛小屋には実際に登った方のリアルなタイムの計測アリ。やはり甲斐駒の方がやや時間がかかるみたいですね。
2019年09月07日 12:22撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 12:22
朝は気づかなかったのだけど、長衛小屋には実際に登った方のリアルなタイムの計測アリ。やはり甲斐駒の方がやや時間がかかるみたいですね。
こもれび山荘でバス待ち。

お疲れ様でした!
2019年09月07日 12:54撮影 by  iPhone 6s, Apple
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9/7 12:54
こもれび山荘でバス待ち。

お疲れ様でした!
撮影機器:

感想




以前から計画を練っていた初のソロのテント泊を実現してきました。
当初は仙丈ケ岳なしのユルユルプランを考えていたのですが、
二日目に三日目分歩けてしまったので、最終日に仙丈ケ岳もプラスできた
非常に豪華な山行となりました。


<<初日>>
甲府からのバスは満員。どうやら明日以降の快晴を狙っている方が多そう。
夜叉神峠で降りたのは乗客の1/3の10名弱。他は北岳か、甲斐駒&仙丈ケ岳に
いくようだ。それぞれ1/3ずつなイメージ。

初日のコースは8.6kmと短いものの、累積標高(上り)は1,300mあり、
(限界まで軽くしたつもりだが)15kgあるテント泊装備を背負ってあるくのが
不安であった。しかしこの日は調子が良く、当初のプランより一時間以上早い
タイムで一泊目の南御室小屋に到着することができた。到着一時間後、
雨が降りはじめ、テントを早めに張れて良かったと心底思った。

南御室小屋の雰囲気はとても良い。最新の設備がある訳ではないが、
受付のお姉さんの対応が抜群に気持ち良い。今回は会えなかったが、
旦那さんも色々な講習に講習者として参加していたりと面白い方らしい。

なお、この日、高速で歩く女性Sさんが私を抜いていった。
明らかに登り慣れている歩き方。そして同じ南御室小屋で
泊まるらしく、私が着いた時点で既にワインを飲んでいた。ボトルで。
「ただものではないな」と思った。
このSさんこそがこの山行の最高の重要人物となる。


<<二日目>>
三時に起きてしまったので、ダラダラしつつも四時半に出発する。
薬師岳に着く前にご来光が昇り始め(もう少し早く登っていれば!)
完全に雲海の上にいることが分かる。邪魔をする雲は一つも無い。
昨日の雨が嘘のような最高の天気だ。

6時前にははやくも薬師岳到着。朝日で赤く染まった花崗岩が壮絶である。
薬師岳小屋に泊まった方は(ここはテン場が無いので私は今回使えなかった)
薬師岳山頂でご来光を拝めたそうだ。

30分後には観音岳に到着。どれもが素晴らしい鳳凰三山の中でも
特に気に入った山頂だった。前を向いても後ろを向いても、
花崗岩の白が際立つ稜線。富士山のみならず、甲斐駒・北岳・
八ヶ岳、中央アルプス、南アルプス、北アルプス、、、
他のあらゆる山を見渡すことができる。
この光景はちょっと忘れられない。

最後は地蔵岳。例に漏れずオベリスクに近寄ってはみたものの、
これは登ることは無理だと一発で分かる。そのくらいの迫力がある。
三つの感動をこれだけ短期間で歩くことができるこのルート。
そりゃあ人気が出るわけだと思った。


さて今回のプランの中ではここからが緊張を強いられるルートである。
早川尾根は鳳凰三山に比べ歩かれているケースがやや少ない。
高嶺(後から知ったが日本百高山の一つ)、赤薙沢ノ頭と小さな
ピークを越えていくと、早川尾根小屋に到着する。

早川尾根小屋は無人だが宿泊には十分である。テント場もあるし、
寝袋さえあれば小屋の中でも泊まれる。水場もある。

本来はこの早川尾根小屋で二泊目をする予定だったが、また10時半にも
なっていない。しかしここまで9km、次に近い小屋までは標準タイムで5時間半。
16持到着か…非常に微妙。決して短くはないが、歩けない距離ではない。
(逆方向からではあるが、早川尾根小屋で泊まる方三名とすれ違った。
時間・距離を考えるとここで一泊するのが定石なのかもしれない。)

早めの昼ごはんを取りながらどうしようかと悩んだが、
結局先に行ってみることにした。
そんな私を颯爽と抜き去る女性が現れる。Sさんである。


ここからの道がハードである。平坦な道はほとんどなく、登り返しも多い。
ハイマツで覆われ、またマーキングが少なくなり、
若干ルートを見失う場面もあった。両手を使う岩場もそれなりにある。

30分くらい歩いたところであろうか、Sさんが立ち止まっている。
どうも足をつったらしくペースが上がらないとのこと。
よってなんとなく抜きつ抜かれつしながら、
何度も何度も襲いかかる次のピークを目指した。


アサヨ峰の直前が特に厳しい。本日ここまで11km歩いてきたこともあり、
たった200m弱程度の直登であるが足が上がらない。ザックを投げ捨てたくなる。
休み休み、この言葉がこれほど当てはまる状態もそうそう無いくらいきつかった。

ここの上りあたりからだろうか。Sさんとはもう抜きつ抜かれつしなくなった。
なんとなくお互いの残りの体力が似通っていることに気付いたのだ。
「一緒に登りましょう」とはどちらも言っていないし、そもそも会話自体が
多いわけでは無かったが(その体力すら無かった)、同じタイミングで休憩を取り、
同じタイミングで歩きはじめ、同じ小屋を目指した。

私達はパーティーになったのだ。

すごく不思議ですごく面白い経験だった。
Sさん、ありがとう。


結局この日は15kmほど歩き、仙水小屋にテントを張った。
仙水小屋の晩御飯には刺身が出たらしい。今度は泊まりに来てみよう。

ビールとコーラを一杯のみながら、Sさんと話した。
クライミングをやっていることや、登山歴について、北アルプスのことや、
旦那さんのこと、そして勿論アサヨの地獄について(笑)

Sさんは明日は朝一のバスで帰るとのこと。
私はどうしようかな、とりあえず起きて足が残っているかで考えよう、
と思いながら眠りについた。テント泊は私一人で、とても贅沢な気分になった。


<<三日目>>
またしても朝三時に起きてしまう。足はなんとかなりそうだ。
昨日、山小屋泊まりの方から長衛小屋などでザックを預かってくれる
という話をきき(300円)、それならばと仙丈ケ岳を狙うことに決めた。
小屋から近い甲斐駒ケ岳にしなかったのは、今月末息子と登るからだ。


仙丈は二合目〜藪沢分岐(大滝の頭)の上りが最もハード。
全行程の2/3を過ぎたところで、右足の付け根が猛烈に痛くなる。
60度上に曲げるだけでも痛みが走る。やはり無理をしていたのだ。

引き返そうか…そう思った時、ご年配の方たち+引率の方のパーティーが通り過ぎ、
ここにに紛れ込ませてもらい、ゆっくりと左足一本で登ることにした。
花の名前や、カールの由来などなど話が面白く、痛みがまぎれた。


小仙丈ケ岳から頂上までの道は特に最高の一言。
上りでも下りでも良いが、絶対に歩いておいた方が良いルート。

こんなに傷んでおいて言うのも気が引けるが、仙丈ケ岳は1,000mという
標高差のわりに、非常に登りやすい山だなと感じた。
歩きにくさも無いし、上り返しも少なく、精神的に優しい。
快晴だったというのも大きいのかもしれない。
仙丈小屋の方曰く、この夏一番の快晴だったそうだ。

頂上で充分に360度の眺望を味わった後はスムースに下ることが出来、
1時半のバスに乗ることができた。プラス二便増便しないと対応できない
ほど混んでいるので、なるべく早めに待つのが良いと思う。


<<総括>>

テント泊では三日で30km、累積標高差3,000mを限度にプラン設定をするのが、
今の私にはベターだということが分かった。自分の体力を知れたという意味でも
意義深い山行となった。

自分の衣食住をすべて自分自身で運んでいくことの満足感を知った。
「山」は勿論好きだったが、それとは全く別に「テント泊」というジャンルの
面白みがあることを知った。自分で運んだテントはどんなスイートルーム
よりリッチだし、自分で運んだご飯はその時考え得る最高の御馳走だ。

そしてなにより、「山では人と話しておくべきだな」と思った。
あまりにも感想が長くなってしまったので、Sさんとのエピソード以外
書けなかったが、他にも数多くの人との出会いがあった。

「同じ山を目指す」「同じ道を歩いてきた」こんな他愛もないことで、
人は何故こんなに盛り上がれるのだろう。良く分からないから、
次の山行でもまた知らない誰かに話しかけてみようと思った。

words


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コメント

最高の山旅!
wordsさん、こんにちは♪

なんと素晴らしい山旅レコ!✨✨

北アルプスの縦走の事で頭がいっぱいになっていて、
あんなに行きたいと思っていた鳳凰三山の事をすっかり忘れていた自分、バカバカ!
こんなに素敵な鳳凰三山。。。。
ドンドコ沢から行くのか、こっちの夜叉神から行くのか、どっちがいいのかなぁってずっと考えていた事を思い出しました。いつ行こう?!?!え?今週末?!来週末?!(笑)
仙丈ケ岳のあのすっごいカールと稜線と、南アルプスから見える富士山は鬼ヶ島の形になってる事とか、
3年前の初めてのアルプスを思い出して、「わー♡」ってなりました
良い思い出のある山にはまた行きたいって思っちゃいます。

私のくだらない話はさておき、
素晴らしい山の景色と素敵な方々との出逢い、
いやもう、こんな山旅ができた事が羨ましくて仕方ないです(≧▽≦)
ひゃぁ、本当に楽しいレコでした。。。
・・・しかしあれですかね、山登る人って、みんなこんなすごい景色を見れちゃうから山登りやめられなくなっちゃうんでしょうかね〜、けっこうツラいのに(;´∀`)

ところで今月末は息子さん達と甲斐駒なんですか?!
レコのほう、すごく期待してます
2019/9/10 16:09
Re: 最高の山旅!
suekさん、コメントありがとうございます!

今回の山行は人生でもベスト5に入るほど素晴らしく、ついつい長くなってしまいました。
長々と書いてしまったレコを楽しんで頂き、嬉しい限りです。

鳳凰三山、オススメですよ〜
ここだけ単体で考えると、凄く気軽に登れます。
是非今週末に笑

今回、ドンドコ沢から行かなかったのはバスの問題です。
この時期の平日はバスでドンドコ沢スタート出来ないんですよ泣
おそらく他の方のレコを見る限り、ドンドコ沢の方がやや楽そうですよね。

夜叉神峠登山口からのこのルートのメリットは、
南御室小屋に立ち寄れることに尽きるのかなと。
いわゆる古き良き山小屋が好きなら!といった感じで、
登場するSさんは南御室小屋目当てでこのルートにしたそうです。

仙丈ケ岳も本当に素晴らしいですよね。
心にも体にも優しい山だなと感じました。

しかしこの山行は本当にアサヨ峰のキツさがショックで、
色々あった三日間の半分くらいの記憶がそこに詰まってしまっていたりします。

月末、8人パーティーで甲斐駒です!
前日に広河原まで行ってBBQ大会→早い時間から登り始めなので、
皆で山頂踏めるのではないかと思っています。

そうそう、私も燕・常念密かに狙っていたりします!
どういうルートにしようかな、、、

words
2019/9/11 0:21
アルプスの魔力
wordsさん

ご無沙汰しております。
いやぁ、素晴らしい山行でしたね!
そしてテント縦走というのがもう最高、男のロマン!

薬師〜観音の白砂の稜線は、私もお気に入りのルートです。私も実は早川小屋跡で幕営しようと考えていたのですが、一気にアサヨ峰までいってしまうのもアリですね〜

(勝手ながら)テント仲間が増えたようで嬉しいsekihiroです(笑)
今度一緒にテン泊縦走しましょ〜
2019/9/17 16:02
Re: アルプスの魔力
sekihiroさん、コメントありがとうございます。

いやあテント泊、完全にハマりました。
ちょっと山観が変わるほどの衝撃です。

前回のテント泊のときはデポって登ったので楽だったのですが、
背負って登るとキツさも充実感も全く違いますね。
こんなに変わるとは、、、

sekihiroさんならアサヨ余裕だと思います。
とはいえ早川小屋跡の雰囲気も良かったので、あそこに一回は行ってみたいかなとも。

是非是非ご一緒させてくださいませ。
sekihiroさんレベルコースはついていけないので、
ちょっと楽なところでお願いします笑

words
2019/9/17 23:49
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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