瑞垣山荘から西沢渓谷へ(金峰山−大弛峠−国師ヶ岳−甲武信ヶ岳)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,750m
- 下り
- 2,157m
コースタイム
大弛小屋4:25−前国師岳5:10−国師ヶ岳5:20−東梓7:40−富士見8:30−水師9:40−甲武信ヶ岳10:20−甲武信小屋10:35−木賊山10:55−戸渡尾根分岐11:05−ヌク沢(近丸新道)13:15−ルートファインディング(道迷い)13:35−ネトリ橋14:05−西沢渓谷バス停14:15
天候 | 6月30日 曇り 7月1日 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7月1日 西沢渓谷14:40(甲州市市民バス)塩山駅15:40 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、皆様の書いているとおりです。 ルートがわかりにくいところは、2カ所。 1.国師ノタルの近辺で、倒木が多く、倒木更新中の人の背丈ぐらいの若木がある所です。踏み跡が非常にわかりにくく、ピンクテープも少なく、ルートファインディングが難しい、解らなくなったら尾根側に探し込んでください。 2.近丸新道はヌク沢付近で、渡る橋もありませんし、ピンクテープも間違ったところに付いています。(最悪です) たぶん(まだ確認していませんが、) 下りてきたときは、ヌク沢に出たら、上流に上がり、砂防堰堤手前で渡渉し、対岸の尾根手前のトロッコ道に出て、いく。 上ってくるときは、ヌク沢に出たら、砂防堰堤下で渡渉し、対岸を下流へ歩き、登山道の標識があるところを、登り込む。 (正しいルートを、kc19さんより教えていただきました。上記で良いようです。) 危険個所は、 近丸新道のトロッコ道が、各所で崩壊しているため、通過には注意をする。 |
写真
感想
奥秩父を縦走したい。と思い、計画しました。
瑞垣から奥多摩まででしょうが、まず、一番人もいない国師−甲武信を歩こうと、始めます。
5月、八十八カ所(徳島部分)を歩いたときの、「足の痛みから回復した」か、「山で再発しないか」、の確認でもありました。
(余談ですが、アスファルト歩きは、山とは全然異質であり、歩き方が違う。)
(アスファルトを、早歩きで長距離を歩きますと、足のけりが強くなり、「下腿三頭筋の筋肉痛」で膝裏の筋を痛めます。長引きます。)
で、今回は、足と相談しながら、歩きます。
朝一番のバスで、韮崎−増富温泉−瑞垣山荘、です
駐車場は満杯、路肩もいっぱいです。
最近、若い方が増えました。
(山ガールもここまで、来ました。少し前までは、高尾山、奥多摩、あたりでしたが、)
瑞垣山荘の登山口の、登山届けの扉を開けますと、4〜5枚しか入っていません。
(回収済みですか?)
見ていても、誰も入れていきません。
私は提出します。 模範的!、ではなく、単に単独行だからです。
富士見小屋まで、約40分の登りです。
すぐ、長袖からTシャツへ、
富士見小屋は、昨年から小屋番さんが入っています。やはり、明るくなっていいですね。
小屋の左側を通れば、瑞垣へ、
瑞垣山方面は、大渋滞でしょう。
小屋の右で、トイレとの間を通れば、金峰山へ、
緩やかな登りで、大日小屋へ
大日小屋は、無人小屋です。小屋の横の沢は水が豊富です。トイレは裏にあります。
小屋の入口は、少し荒れており、窓硝子も一枚割れていますが、内部は、それなりです。毛布は大量にあります。少し湿っていますので、できたら干してください。
小屋の奥は、床下は浮かんでいますので、底冷えがします。
少しきつい登りをへて、大日岩、尾根へ出ます。
尾根を緩やかに歩き、だんだん登りとなると、森林限界を抜け、砂払の頭で、前方に金峰山までの尾根の全貌が見られます。
あと小一時間です。
曇りですから、風が少しあり、寒いですが、登りですからTシャツで十分です。
こちらからの人は少ないですね。
五丈岩、金峰山、では、大弛からの人で、30〜40人は休んでいます。
さて、ここからは、平行な、尾根歩きで、大弛峠に向かいます。
若い人、ご家族、たくさんに出会います。半分以上が軽装ですね。
大弛峠付近まで来ても、まだ、すれ違う人がいます。
「もう、15:00だぜ!」
いくらなんでも、帰りは暗くなるが、どうするんだろう。
やっと、大弛峠に到着、ここも車でいっぱいです。
道路脇には、階段状になって、テン場があります。テントもいっぱいです。
でも、これ、シチュエーション的には、オートキャンプでしょう。
私は、大弛小屋泊まりです。(朝、TELで、お願いしました。)
入口、食堂、売店、結構こぎれいです。
寝場所は、ーーー
昔の小屋だよ!、真ん中に通しの土間、両側に寝るところ、布団は十分。
「左奥は使わないでください。湿気が強いです。」とのこと。
夕食は、一人ひとつのすき焼き鍋です。
消灯、19:30
朝 4:20 足元が明るくなりましたから、出発します。
夜中から3〜4回の通り雨がありましたから、雨具装着(防寒を兼ね)で出ます。
最初から、国師への急登です。上までほぼ木の階段で、高校生の運動部のトレーニングのようです。
ちょっと見はきれいですが、山の風情はありません。
登り着いたら、これが、前国師岳、見事なスカシです。
北奥千丈岳への分岐を経て、国師ヶ岳、奥秩父の最高峰だとのことです。
国師を下ったところから、長い長い尾根歩きとなります。
1時間半ぐらい歩きますと、立ち枯れの林で、背の高さくらいの若木があるところとなります。
この近辺が、ピンクテープが少なく、踏み跡もほとんどない(どこでも歩ける)所となります。
道を見失ったら、少し右上の尾根側へ登り込んでください、ピンクテープの1つぐらい見つかると思います。
見つけた古い空き缶をつぶして、回収します。(ゴミ拾いです)
東梓までのコースタイムは、2:00、私は2:20、どちらでしょうか、妥当なのは?
東梓から水師(毛木平との分岐近く)の間の地図に、違和感があります。
東梓から0:50で突然、南東が開けた尾根の岩に上に飛び出します。
(ここが、大岸壁ありの富士見ではないでしょうか。富士が正面に見えました。)
記憶では(写真を撮り忘れました。)さらに30分ほど歩いたところで、直角に曲がったと思います。
さらに40分ほどで、水師(毛木平との分岐手前)だったと思います。
(どなたか、詳しい方がいれば、解釈、説明ください。)
いやと言うほど歩いたので、この、毛木平との分岐の標識が、とてもうれしかったです。
このあたりから、雨が降り出してきました。
まっすぐに、甲武信岳へ登ってゆきます。
頂上周辺だけは、岩場、ガレ場、です。
甲武信が岳頂上、雨が激しくなり、写真も、雨で曇ってしまいました。
急坂を下ると、甲武信小屋です。
雨ですから、先を急ぎます。
木賊山に登り返し、鶏冠尾根分岐、ときて、戸渡尾根分岐より西沢渓谷方向の新道に入ります。
これも、ただひたすらの下りですね。
シャクナゲのトンネルですが、高さが低く、帽子を払われます。
ここで、奥秩父縦走をつなぐため、次回の登りは「徳ちゃん新道」とし、今回の下りは「近丸新道」としてみました。
(これが、間違いの始まり、)(「徳ちゃん新道」の方が整備されている。)
ヌク沢への下りを、ただ、下ります。ほんとの急坂です。
転げ落ちそうです。
そうしてやっと、ヌク沢に出ました。
雨も降り続いており、曇りでかなり暗い中です。
どこを渡って、どっちに行くの?
沢は、けっこう水量があり、渡渉するには、水は登山靴の上までくるようでした。
また道は、
下りてきたところには、「登山道→」の標識がいま来た方向を示しており、対岸には同じ色の標識があります。
また、ピンクテープも、対岸に一つ、対岸の下流にも一つ、あります。
仕方ないので勇気を出し、渡ります。
テープに従い、下流に行くも、道はなく、さらに下流にピンクテープが枯れ葉に上に落ちていました。
(もっとしたに行くの?、)
それより先にも、対岸にも、高巻きにも、道はなく、途方に暮れてしまいました。
すると、斜面を強引に登ってく足跡が一つあります。
(解らないときは、第一引き返す、第2尾根に出る。 です。)
わたしも、強引に上っていくと、尾根手前で、やっとトロッコ跡に出ました。
(荒い息を吐き出しながら、「危ないことをやったな。」、とーーー)
(結論、解らなければ、戻ること。)
(ヌク沢に出たら、上流に上がり、砂防堰堤手前で渡渉し、対岸の尾根手前のトロッコ道に出る。)
(正しいルートを、kc19さんより教えていただきました。)
あとは、トロッコ道を歩き、西沢渓谷登山口へでてきました。
(トロッコ道は、崩落が激しく、注意を要するところが、多々あります。)
ネトリ橋横に、きれいなトイレと、おおきな四阿、があります。
雨の中、ずぶぬれになりながら、西沢渓谷バス停(ドライブイン不動小屋)に着きました。
「どこか、着替えるところを貸してくれませんか?」
「奥の土間を使ってください」
奥のコンクリートの上で、着替えさせていただき、汗を拭わせていただきました。
缶ビールを購入し、
「拾ってきたゴミを、お願いできませんか」
「貸してください。処分します」と気軽に、受け取っていただきました。
感謝!、です。
以上
長い文章、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
kc19です。
いつか私も歩いて見たいルートです。
お疲れ様でした。
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