[百名山4座目][3000m峰1/21]御嶽山(田の原→濁河温泉縦走)〜百花繚乱♪御山快晴
- GPS
- 23:53
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,477m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:53
天候 | 25日 曇り時々雨のち晴れ 26日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
<千種>(7:06)=JRワイドビューしなの=<木曽福島>(8:28)=<木曽福島駅>(8:40)=田の原線〔1500円〕=<田の原>(9:55) 2日目 <濁河温泉>(10:45)=チャオ御岳・濁河温泉線〔2260円〕=<木曽福島駅前>(12:15)=<木曽福島>(12:30)=JRワイドビューしなの=<名古屋>(14:03) JR木曽福島駅 王滝村営バス 田の原行き(終点) おんたけ交通 濁河温泉行き(終点) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険個所 王滝登山道はよく整備されており危険個所はありません 飛騨頂上から七夕頂上は急攀で足元が悪いので浮石などに注意が必要です。 ■登山ポスト 王滝口:鳥居の横に隠れたようにあります 飛騨小坂口:登山道入口に大きくあります+市営温泉にもあります ■登山口までのアクセス 名古屋からだとワイドビュー信濃で木曽福島まで1時間30分程度(土日祝で青空フリーパスを使うと400円くらいお得)。 JR東海 青空フリーパス http://railway.jr-central.co.jp/tickets/topics/convenience/aozora-free-holiday/ 王滝村営バス 御嶽山方面・田の原線 http://www.vill.otaki.nagano.jp/info/bus/07basu_tanohara.html おんたけ交通 チャオ御岳スノーリゾート線・濁河温泉線 http://www.rosenzu.com/ontake/ciao.html ※王滝村営バス、おんたけ交通ともに夏山シーズンの季節運行です(2012年7月14日〜8月31日の毎日)。 ■駐車場 王滝口:無料駐車場あり(満車になることはないそうです) 飛騨小坂口:登山口に数台の駐車スペース ■トイレ 王滝口:登山口横にあります(協力金) 飛騨小坂口:登山口にあります。 両登山道ともに登山口から山頂まではトイレはありません。 ■水場 王滝登山道:一口水 飛騨小坂登山道:お助け水 ■飲食店 濁河温泉に飲食店はありませんでした。 ■山小屋・避難小屋 たくさんあります。予約しなくてもいいそうですが、先着順にご案内だそうです。御嶽講の信者さん向けですので精進料理メイン。評判を聞いていると五の池小屋が一般登山客向けでいいそうです。CTにあわせていろいろ選べるということですね。 ・黒沢口 行場山荘 http://www.ontake-7-gyouba.com/ 女人堂 http://www.kiso.ne.jp/~ontake.85.kt/ 石室山荘 http://www.ontake-ishimuro.com/ ・山頂 頂上山荘 http://www.ontake3.com/index.php 二ノ池本館 http://www.geocities.jp/ninoike2905/index.html 二の池新館 http://www5a.biglobe.ne.jp/~shinkan/ 王滝頂上山荘 http://www.ontake-kanko.jp/cyoujyo/index.htm 御嶽剣ヶ峰山荘 http://www.ontake-kanko.jp/kengamine/index.htm 飛騨頂上・五の池小屋 http://gonoike.jp/ ・避難小屋 8号目石室と9合目石室(石室という名のとおり、ほんとうに休憩用なので、よっぽどのことがない限り泊まろうとは思えません) 賽の河原避難小屋(宿泊はしないでくださいという貼り紙はり) 三の池避難小屋(上から眺めただけで、中身はみていません) のぞき岩避難小屋(崩壊しています) ・二ノ池本館に限ってですが・・・ 予約はインターネットでOK(予約受けましたのメールが届きます) 予約なしで2食付だと15:00くらいまでに、素泊まりだといくらか受け入れ可能なんだそうです。・・・部屋割りには、一応のルールがあるようで、�講と一般→�個人とグループ→�一泊二食から素泊まりの順に分けられているみたいです。このルールだと、一般個人一泊二食付だと混雑時をのぞけば8畳の部屋をほぼ個室ですが、素泊まりだと到着順に案内をしているようです。 お風呂は16:30から(混浴ではありません)。男性用は3人まで同時に入れます。檜風呂で、二ノ池のご神水を使用されています。16:30前にお風呂にいってしまうと照明がつかず、さらに熱湯という状態になりますのでご注意(たまたまいっしょっだた方3人といっしょに頑張って人間が入れる温度に調節しました)〜ただし1番風呂という特典はもらえます 笑)。食事のときはスタッフの方が大声でご案内してくれますが、お風呂のご案内はされません。 夕食は17:30からです(ご飯とお味噌汁、ニジマスの甘露煮と漬物)=名札がかかれた場所に指定席 消灯時間は夜20:00(勝手に消され、翌朝また勝手につきます)。 朝食は5:30からです(ご飯とお味噌汁、ゆで卵、梅干しとたくあん、漬物)=夕食時の場所にまた座るということになります。 お弁当は到着時に頼んでおけば朝食の時に渡してくれます。 トイレはきれいなトイレが館内にあります。キレイでびっくりしました。 →これで 8500円を高いと思うか安いと思うかは人それぞれ。 ■温泉 濁河温泉市営露天風呂 標高1800mにある温泉街。35度を超える名古屋夏とは比べ物にならず、夏でも最高で22度くらいというそよ風がふく温泉街。その名のとおり露天風呂です(営業時間は4月上旬から11月上旬の9:00〜18:00)。野湯・混浴ではありません(もち有料500円)。色は緑色をしています。11月上旬〜4月上旬の営業期間外は無料だそうで。「バスの時間まで時間あるから!」と管理人のおじさまのお話相手になりました・・・。というかはなしてもらえず、危うくバスの時間ぎりぎりになってしまいました・・・。自然の中なので当然ですが、アブは多いです。 温泉ガイドにものっています http://www.mapple.net/spots/G02100092902.htm |
写真
感想
岐阜県民ではありませんが、岐阜の山を一つづつ登っています。日本自然保護協会の自然観察指導員の講習会を岐阜で受けて、そこで岐阜の山の話題をずっと話していたのがきっかけ。そもそも、岐阜らしい山というと2つしかありません。1つは白山。そして2つ目は御嶽山です。両方とも日本では霊山ですが、白山は国立公園指定、御嶽山は指定外になっています(御嶽山に登って、御嶽山が国立公園にならないわけがわかりました。宗教上の理由なんでしょうね)。
御嶽山は、ヤマレコを読んでいると田の原から5時間もあれば余裕で日帰りでピストンできてしまいます。私の性格からすると、登山はピークハントするのではなくて、山を楽しみたいので、低山でも縦走を計画しています。まだ1度も登ったことがない、せっかくの御嶽山(しかも標高が3000mを超える岐阜の山では主峰!)なので、田の原(王滝口)から登り、途中二ノ池本館に一泊して、濁河温泉(小坂口)に下る御嶽山縦走コースを計画しました。
御嶽山は中央アルプスの山々と木曽川を隔ててそびえる独立峰。独立峰ならではの眺望は抜群で両白山系、乗鞍、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、そして運がよければ富士山も眺めることができるそうです。古から信仰の山として霊山の名を冠してきました。田の原から登ると、途中で「六根清浄、御山快晴、祓えたまえ、懺悔さんげ」と講の方々が口ずさみながら登る姿を見たか、と思えば、後ろのほうからは、ほら貝の音と鐘の音が響き渡ります。
25日は、名古屋を出たときは快晴だったものの、田の原のバス停に着くとガスがかかり、途中から雨もぱらつくあいにくの天気。しかし、御嶽山は期待を裏切るどころか、期待以上のプレゼントを私にくれました!CTを見てもわかるように、せいぜい2時間半〜3時間のコースで、登山道のわきに花が咲き乱れ、鳥がとび(あいにく鳥の写真は撮れませんでしたが・・・)、写真を撮りながらのぼれば、10:30に田の原を出て、剣ヶ峰に到着したのが14時・・・。百花繚乱のお花に足止めされて、なかなか登らせてくれないといううれしい悲鳴をあげました。
45lのザックを背負って田の原登山道をあがれば、口々に「今日は泊まりかあ?」って声をかけられました 笑)。山小屋も御嶽教の講の方々を迎えるために、各所に設置されており、特に2食付お風呂付!、スタッフの対応も丁寧+ウェルカムドリンク付+8畳個室という・・・山小屋ではなく旅館といったほうがいいかもしれないような、富士山の山小屋と同じ値段なのに、本当に山小屋?というような信じられないような体験をしました。
今回悩まされたのが酸素不足。高度が最高で3000mを超え、山小屋でも2900mもある場所で、途中かなり息苦しく、さらに、めまいがかなりして、これは高山病?という症状で、ご飯を食べたらすぐに就寝。田の池で30分くらい時間ならしして、しかもお花に足止めされて、ゆっくり登っているのに・・・と思いながらも、3000mの高所は初体験ということもあり、その日はバテバテでした 涙)。いっしょにお風呂に入ったグループはビールを飲んで盛り上がっておられましたのに・・・。
26日の翌朝は、ご来光をスタンバイ。前の日は雲とガスであまり眺望がよくありませんでしたが、ご来光・・・山の上でみるご来光ってこんなに素敵なんだ!って思うくらい素敵なご来光を見ることができました。眺望も、富士山以外 中央アルプスの主峰の西駒、宝剣から中央アルプスを越えて、南アの八ヶ岳、視点を変えれば、北アの槍から涸沢までアルプスが一望できました。これにご来光が加わって、もう言うことありません。
濁河温泉を10:45に出るバスに乗る予定でしたので、17:30の朝食が終わったら、すぐに小屋を出発。1人だけでるのに、小屋の方々が出るときに、声をかけてくれてすごくうれしかったです(本当はもっとゆっくりしたかったのに・・・)。
二ノ池から濁河温泉まで4時間から5時間と聞いていたので、やや急ぎ足で五ノ池に向かいましたが、途中で白山山系のすばらしい眺望をみたり、コノクサやコイワカガミのお花畑に魅了されつつ下山。田の原とはちがって、濁河のほうは、一般の登山者ばかりで、アルペンルートを満喫しました。
ただ、七夕頂上から五ノ池は急攀で、いやっこれは怖いと思う場面も。
濁河温泉には10時前に到着でき、事前に調べておいた、下呂市営の温泉(露天風呂を貸切状態!)で汗を流してから名古屋に帰りました。もうちょっとゆっくりできたらよかったのですけどねえ。次のバスは15時代なので・・・。
御嶽山でいちばんよかったのは登山者も講の人もかなりいいスタイルの方々が多いということです。ほかの山では、百名山コレクターやツアーなど寄せ集めのグループで登る方々もいるのに比べて、今回の登山は途中休憩のときにあいさつを交わした方々とお話しながら〜一期一会でしょうか、すごくいい時間を共有することができました。こんないい登山がいつもできたらいいなあ。ただ、一口水で休んでいたら、雪渓の上でライチョウが出現していたそうで・・・。(以後、ライチョウとお会いできませんでしたので)こればかりは残念!
17:30朝食が終わったら、すぐに小屋を出発
コノクサやコイワカガミのお花畑の
コメありがとうございます!よく読まれる方っておられるのですね
コノクサだけではないかもしれませんよ。写真をみてたら、花の名前がよく逆になってたりしてます。
たまにみてまちがい探ししてますよ
私よりはやくみつけてみてください
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