百高山93座目:横通岳(燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳)


- GPS
- 32:50
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,860m
- 下り
- 2,800m
コースタイム
6:15中房温泉-6:40第一ベンチ(水場)-8:05合戦小屋8:15-9:10燕山荘9:20-9:45燕岳10:15-10:25北燕岳10:35-11:00燕山荘11:10-11:55大下りの頭-13:20表銀座分岐-13:50大天荘14:00-14:10大天井岳14:55-15:05大天荘(泊)
8/4:
4:25大天荘-5:20東天井岳5:30-6:15横通岳6:30-7:00常念乗越-7:55常念岳8:30-9:50 2592mピーク-10:40蝶槍-11:25蝶ヶ岳11:50-12:20長塀山-13:45徳沢13:55-14:30明神-15:05上高地
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 両日とも一日中安定した晴天でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスは3台出ました 帰り:上高地〜新島々(バス)〜松本駅(電車、松本まで2,400円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・東天井岳はサインのある肩から5分程度で、踏み跡は明瞭です。 ・横通岳は大天井岳、常念岳の両方の肩のような場所から、明瞭な踏み跡があります。 ・共に、サインや山頂標識はありません。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今週末も天気が良さそうなので、北アの超人気コースで槍・穂高の眺望が期待できる表銀座〜常念・蝶ヶ岳コースに行くことにします。
というのも、途中に百高山でありながら巻道を通ってしまった横通岳があるからです。
久々の夜行電車山行です。
ほとんどが登山客のようです。
電車は満席、今は臨時しかありませんが、根強い登山客のニーズはあるということでしょうか。
ただ、中途半端なリクライニングと、耳栓をしていても十分聞こえる社内アナウンスのため、十分な睡眠は取れませんでした。
到着した中房温泉は大賑わい、水場のある第一ベンチにて冷たい水を補給して高度を稼ぎます。
合戦小屋を過ぎたあたりで、突然槍の穂先が見えてテンション高まります。
この日は遠望も効き、富士山、南アルプス、八ヶ岳も良く見えました。
9時過ぎに燕山荘に到着しましたが、まだ人は多くないようです。
燕岳で昼食、表銀座の縦走路はもちろん、剣岳など飽きることない展望が広がってます。
この日は常念小屋まで行くと混雑してそうなので、最初から大天井岳泊りを目標としていました。
時間的には余裕があるので、以前足を延ばさなかった北燕岳まで行きます。
コマクサの群生地は燕岳〜北燕岳の方が規模が大きく、また北燕岳山頂直下にはお花畑も広がっていました。
山頂は独り占め、足を延ばした甲斐がありました。
燕山荘に引き返す頃になると、かなりの人が燕岳目指して登ってくる時間帯となっていました。
それも燕山荘までで、表銀座に足を踏み入れると出会う人はあまりなく、槍ヶ岳や裏銀座を眺めながらの快適な稜線散歩です。
しかし、この頃から猛烈な睡魔が時々襲ってくるようになりました。
こんな景色のいいところで眠くなるなど考えにくいのですが、やはり電車で睡眠がとれていなかったのでしょうか。
車で行くときも2,3時間睡眠の時がありますが、短時間でも深い眠りがあれば大丈夫ということなのでしょうか。
大下りの頃からは時々立ち寝をし、何とか先へと進みます。
まさに電池切れ直前のモーターのようです。
それでも表銀座の分岐まで来ると、あと少しということでパワーが戻ってきました。
小屋についてとりあえず寝ようかなとも考えましたが、大天井岳の山頂からの景色を眺め、小屋前のベンチでぼおっとしているうちに夕食(16:30)の時間。
その後も幻想的な日の入りを眺めて、小屋到着後の時間を有意義に過ごせました。
翌日は3時頃から大きな声で話す人の声で目覚めます。
朝食が4時からで先着順(満席になると次は5時から)ということで、早めに起きて並んでいる団体のようです。
起き出してみるとすごい人が食堂に列を作って待っています。
朝食4時スタートというのはありがたいですが、もう少し静かにできないものかと思いました。
その他にも、この早朝からビニール袋の音を立てる人、下界と同じように思いっきり水を出して洗面する人など、もう少しマナー向上を図ってもらいたいものです。
お蔭で3時半には小屋の外に出て、朝食を食べる羽目になりました。
しかし、この日の朝は暖かく、星空を眺めながらの朝食も普段は経験できないことですね。
出発の準備ができて、まだ日の出までは時間があるので、歩き出すこととします。
ここの稜線はどこからでも眺望がいいので、日の出を見る場所には困りません。
この日も遠望が効き、昨日見た山々に加えて、中央アルプスや先週行った後立山連峰も良く見えてます。
ここの日の出の特徴はバックに槍・穂高が聳えていることです。
徐々に槍の穂先から赤くなって、カーテンのように光のラインが下りてきたのには感動しました。
充電切れを起こさないよう写真の枚数を抑えてきたのですが、ここにきて一気に写真撮りまくりです(結局この日も蝶ヶ岳山頂にて電池切れ)。
目的の一つの横通岳は、先週の旭岳と異なりルートも明瞭で、難なく到着。
サインが全くないし、地図にも巻道しか載っていないので山頂を目指している人は自分以外にはいませんでしたが、ここも360度の絶景ポイントです。
これで95座目、残りは来年以降の楽しみにしましょう。
常念岳で早くも昼食(まだ8時)、槍・穂高を見ながらの目の御馳走です。
蝶槍の登りで一部樹林帯がありますが、全体的には快適な稜線歩き、なかにはもう槍ヶ岳は見飽きたなんて言ってた人もいました。
久々に歩いたコースですが、改めて人気の理由を再認識しました。
途中で百高山の最後を飾る予定の赤沢山も良く見え、おぼろげながらその時のコース計画が見えてきました。
hirokさん こんにちわ!
百高山95座目登頂 おめでとうございます。
夕暮れと夜明けのアルプスは抜群にキレイですね。
稜線歩きも爽やかそうです。
きっと実際は写真から感じるより100倍は素晴らしいのでしょう。
近郊の低山しか知らない私には敷居が高く感じていますが、
しり込みしていないで見据えたいと思います!
こんにちは。
あと5つですね。
こんなすごい景色を見ながら歩けるコース、いいですね。
それにしても、1泊で歩かれるとは、すごいです。
山小屋(大天荘)どのくらい混んでいましたか?
doppo634さん、こんにちは。
前回の山行は日の入りと日の出には恵まれませんでしたが、今回はリベンジなりました。
やはり泊りがけの山行は、こうでなくては。
doppo634さんご指摘の通り、目で見た印象はもっと強烈なのですが、なかなか写真ではうまく表現できません。
今回は適度に雲(ガス)が演出してくれて、飽きることなく見入ることができました。
それにしても同じような写真ばかり撮ってしまいます。
5分ぐらいすると目では印象がだいぶ違うのですが、結果を見るとあまり差がなくてがっくり。
そのせいで、今回も300枚超撮って、最後は電池切れ
晴れた夏山ではやむを得ませんかね。
Sat4さん、こんにちは。
このコースは2日間ほとんど槍・穂高が見えて、しかもどんどん大きくなってきます。
日の入り、日の出も槍・穂高が主役級で、見所満載です。
白馬の花に対して、こちらは眺望重視でしょうか。
Sat4さんが先週行かれた針ノ木岳も立派な山容で、最初剣岳と見間違えてしまいました。
大天荘はさほど混んでませんでした。
定員8人部屋に5人でした。
この日は燕山荘は大変混雑だったとのこと。
どこの登山口からもやや離れているので、大天井岳の山荘は狙い目かもしれません。
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