鳳凰三山 (薬師岳・観音岳・地蔵岳)「ー6℃の南御室小屋で2泊3日のテント泊」
- GPS
- 15:48
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,271m
- 下り
- 2,255m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:46
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:25
天候 | 14日: 快晴 強風 南御室小屋で夕方、粉末洗剤のような粉雪 15日: 晴れ 弱風 16日: 快晴 無風 連日 最低気温ー6℃〜ー10℃ 苺平より上はほとんど凍結 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
14日09:30 夜叉神峠駐車場着 10台程駐車 16日12:30 夜叉神峠駐車場発 4台駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神峠駐車場〜夜叉神峠: 上りのみ 夜叉神峠〜杖立峠: 急登&アップダウン 杖立峠〜苺平: 急登&アップダウン 苺平〜南御室小屋: 凍結路のアップダウン |
その他周辺情報 | 富士眺望の湯 ゆらり 大人1300円 JAF会員証提示で1100円 内湯、露天風呂、どちらからも目の前にでっかい富士山が見えて最高の気分。 浴場 1F 露天風呂、蒸し風呂、サウナ、洞窟風呂等 2F 露天風呂、内湯、洗い場 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
スノーソー
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感想
日本百名山ソロ88座目は鳳凰山に登った。
鳳凰山にはもっと早い時期に登ろうと思っていたが、元々計画していたドンドコ沢の登山道が台風19号で消失してしまったので、暫し悩み、結局、2泊3日かけて夜叉神峠から登ることにした。
遠路はるばる走らなきゃならないし、登山の行程も長いので3日くらい晴天マークが続く予報を狙っていたら、11月はあっと言う間に過ぎ、とうとう年末ギリになってしまった。
過去にやった涸沢、西穂高、唐松岳での雪山テント泊では12本爪アイゼン、ハードシェル上下、ピッケル&アイスパイル、ワカン、スノーシャベル、スノーソー、スノーペグ、冬用シュラフ、山専ボトル等を持って行ってたので、今回もシュラフはー30℃でも安眠できるイスカエア1000EX、テントはライズ2にエアライズ2用のフライシートを用意して、それらを他の装備と一緒にミステリーランチのスフィンクスに詰め込んでいったら、全部綺麗に収まったのは良かったが持ち上げることが出来なかった。
このままでは山に登るどころではないので、軽量化しなければならないのだが、削るといってもどれも必需品ばかりなので、テントをライズ2から最軽量のクロスオーバードームに、リュックをスフィンクス65からパリセード80に変更した。
ここでもう1度、南アルプスだということを冷静によく考えてワカンとスノーシャベルは落とせばよかったのにな。
でも、流石パリセード!この装備で背負っても背中に違和感はなく、なんとか南御室小屋までは辿り着けるだろうと判断した。
山小屋が営業してない時のテント泊で一番困るのは酒!
酒の飲めないテント泊では意味がないのでナルゲンボトル500ml2本に熱燗用の立山と200mlプラボトルに詰めた竹鶴を運び上げたが、南御室小屋の清水は冬でも凍らないと聞いていたので、水に関しては行動用のポカリ500ml2本と非常用のミネラルウォーター500ml 1本だけ準備した。
背負心地抜群のパリセードのおかげで肩の痛みは皆無だったが、それでも21kgの重さは足にきて全然スピードが出せなかった。
南御室小屋への到着が遅れ、テントを張り終わって寝床の準備が完了した時には未だ16:30前だというのに辺りは既に真っ暗になっており、結構小屋周辺を探し回ったにも関わらず水場の確認が出来なかった。
仕方がないので非常用のミネラルウォーター500mlのみで晩飯の準備を終え、熱燗2杯を飲んで20時前には寝た。
翌朝は05:30にアラームを設定していたのに隣のテントの声で目が覚め、時刻を確認したら、まだ4時前だった。しばらくシュラフの中でウダウダし、5時ちょっと前に起床。
まずは水場の確認。小屋の奥側にあった水場は凍ることなく滔々と流れていて、これで水が確保出来たので一安心。
昨夜半分残しておいた白飯に玉ねぎ味噌汁の素と水をぶち込んで煮て雑炊を作ったら、殊の外美味かった。
05:40 チェーンスパイクをつけて、12本爪アイゼンとポカリ、行動食と予備の水をサブザックに入れてテント場を出発し鳳凰山を目指す。
鳳凰山の日出時刻は06:38なのでそれまでに森林限界を超えられるように登ったのだが、あいにく水平線の方は黒い雲がかかっていて御来光が拝めたのは06:50過ぎだった。
ほぼ予定どおりに薬師岳、観音岳、地蔵岳を登り、再び観音岳、薬師岳を登り返して南御室小屋に戻って来た。
残されたテントは2張だけで、自分は天気が持てばもう1泊することに決めていたので、まずはソーラーパフとヘッデン、スマホを充電し、寝袋の天日干しをやっていたら、もう1張の4人パーティが戻ってきて撤収し、南御室小屋には自分一人だけとなった。
お楽しみの一人宴会タイムの始まり。
立山の熱燗を飲みながら、ゆっくりと達成感に浸る。分かる人だけが分かる至福の時間が過ぎでいった。
初めまして。
鳳凰は積雪期中心に何度も登ってるのですがkuroyuri2702さんが見たような黄金色の白峰三山は見たことがありません。
日帰りピストンだと白峰三山は完全素面ですし年末年始の小屋泊だと寒くてヘッドライト灯して稜線に行く気力がありません…根性無しなだけですが(笑)
二泊三日、豪勢ですね、水場初めてだとわかり辛いかもしれませんが積雪期でもたいてい汲めますし、文句なしのテン場です。
鳳凰からの白峰三山、富士山は大好きです。
tomhigさん、コメントありがとうございます!
遠路遥々行くので11月初旬からずっと、てんくらの週間予報を毎日チェックして、やっと12月15日16日が登山指数Aの晴れ日となったので15日をサミットプッシュ日と決めて強風予報の14日に南御室小屋まで登りました。16日は雲一つない快晴となってサミットプッシュ日にはもっとよかったのでしょうが、16日夜から雨が降り出しましたから、まあこの時期の遠征としては最良の山行だったと思っております。
是非、tomhigさんもテント泊にチャレンジしてモルゲンロート見て下さい。
モンベル♯0相当以上の寝袋だったら温かく眠れると思いますよ。
tomhigさんは岩登りメインみたいですので、気をつけて楽しんで下さい。
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