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Yamareco

記録ID: 222549
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

再び八ヶ岳へ(御小屋尾根から阿弥陀岳〜赤岳〜硫黄岳)

2012年09月07日(金) [日帰り]
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GPS
10:35
距離
18.9km
登り
1,815m
下り
1,805m

コースタイム

5:05美濃戸口-6:15御小屋山-7:00不動清水-8:20阿弥陀岳8:40-9:05中岳-9:55赤岳10:40-11:50横岳12:00-12:45硫黄岳13:00-13:15赤岩の頭-14:00赤岳鉱泉14:10-15:10美濃戸-15:40美濃戸口
天候 晴れ後時々ガス
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小淵沢IC〜美濃戸口駐車場
コース状況/
危険箇所等
御小屋尾根は初めて使いましたが、変化に富んでいて楽しいコースです。
大きく分けると3つに分かれます。
“濃戸口〜不動清水:緩やかな樹林帯ですが、御小屋山から先は花も多く、所々眺望(中ア、南ア、権現〜編笠〜西岳)が望めます。
不動清水〜2500m付近の森林限界:樹林帯の急登ですが、さらに眺望が良くなり、北アや天狗岳〜蓼科山が望めます。
森林限界〜阿弥陀岳:ガレ場+岩稜地帯ですが、横岳よりは難易度は低いと思います。
一つ問題なのが、北斜面のため日が当たらず涼しいのはいいのですが、前日雨が降ったためハイマツとシャクナゲが濡れていて、横着して雨具を着用しなかったため、びしょ濡れになりました。
また、山と高原の地図の御小屋山→不動清水のコースタイム1:40は間違いではないかと思うくらい余裕見過ぎです。
他の区間と比較すると、1:00くらいが適正ではないでしょうか。
入笠山の奥に中央アルプス
入笠山の奥に中央アルプス
御小屋山はピークというよりは尾根の合流地点
御小屋山はピークというよりは尾根の合流地点
南アの鋭鋒(左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鋸岳)
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南アの鋭鋒(左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鋸岳)
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
シラタマノキ
阿弥陀岳が見えてくると俄然やる気が出てきます
阿弥陀岳が見えてくると俄然やる気が出てきます
不動清水はこの季節でも勢いよく出てます、上からでも下からでもアプローチ可
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不動清水はこの季節でも勢いよく出てます、上からでも下からでもアプローチ可
マルバダケブキ
霞む槍・穂高・大キレット
霞む槍・穂高・大キレット
南アの両サイドに編笠山(左)と西岳(右)登場
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南アの両サイドに編笠山(左)と西岳(右)登場
コケモモ
森林限界を超えると阿弥陀岳が迫ってくる
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森林限界を超えると阿弥陀岳が迫ってくる
前回登った権現岳とギボシ
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前回登った権現岳とギボシ
登ってきた御小屋尾根と諏訪方面
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登ってきた御小屋尾根と諏訪方面
トウヤクリンドウとコゴメグサ
トウヤクリンドウとコゴメグサ
季節柄トウヤクリンドウは多かった
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季節柄トウヤクリンドウは多かった
山頂直下でようやく日が射してきました
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山頂直下でようやく日が射してきました
権現岳とギボシは双耳峰のよう
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権現岳とギボシは双耳峰のよう
横岳から硫黄岳の稜線
横岳から硫黄岳の稜線
山頂直下のロープ
山頂直下のロープ
赤岳が姿を現すとすぐ山頂
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赤岳が姿を現すとすぐ山頂
横岳と行者小屋
雲海も消滅しました
雲海も消滅しました
懐かしの阿弥陀岳登頂
懐かしの阿弥陀岳登頂
権現岳の手前に阿弥陀南稜
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権現岳の手前に阿弥陀南稜
南稜アップ
お決まりの赤岳+中岳
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お決まりの赤岳+中岳
右から硫黄岳、天狗岳、蓼科山
右から硫黄岳、天狗岳、蓼科山
諏訪湖アップ
東西天狗岳が良く見えます
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東西天狗岳が良く見えます
コゴメグサ
阿弥陀岳の下り
赤岳と阿弥陀岳に挟まれた中岳もなかなかの山容
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赤岳と阿弥陀岳に挟まれた中岳もなかなかの山容
ウメバチソウ
やはり阿弥陀岳の下りは急だった
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やはり阿弥陀岳の下りは急だった
タカネナデシコ
ヒメシャジン?ミヤマシャジン?
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ヒメシャジン?ミヤマシャジン?
ヤマハハコ
阿弥陀岳に沈む月
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阿弥陀岳に沈む月
阿弥陀岳を振り返る
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阿弥陀岳を振り返る
文三郎分岐から横岳〜硫黄岳
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文三郎分岐から横岳〜硫黄岳
赤岳が迫ってくる
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赤岳が迫ってくる
最後の登り
ウスユキソウ
竜頭峰からの赤岳山頂
竜頭峰からの赤岳山頂
イワベンケイ
ホシガラスがたくさんいました
ホシガラスがたくさんいました
ガスが上がってきた赤岳山頂
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ガスが上がってきた赤岳山頂
頂上小屋からの赤岳山頂
頂上小屋からの赤岳山頂
阿弥陀岳もガスに巻かれる
阿弥陀岳もガスに巻かれる
地蔵尾根分岐点
赤岳を振り返る
イブキジャコクソウ
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イブキジャコクソウ
横岳もガスの中
硫黄岳方面は展望効きます
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硫黄岳方面は展望効きます
ケルンに導かれて硫黄岳に
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ケルンに導かれて硫黄岳に
だだっぴろい硫黄岳山頂、天狗岳が近くなる
だだっぴろい硫黄岳山頂、天狗岳が近くなる
爆裂火口もガス
赤岩の頭から硫黄岳と等間隔で並ぶケルン、稜線はここでおしまい
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赤岩の頭から硫黄岳と等間隔で並ぶケルン、稜線はここでおしまい
赤岳鉱泉の鹿
赤岳鉱泉からの下りではトリカブトが咲き誇ってます
赤岳鉱泉からの下りではトリカブトが咲き誇ってます
苔と赤水のコントラスト
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苔と赤水のコントラスト
このグロテスクなものは何?
このグロテスクなものは何?
あまりにお腹が空いて、「おっこと亭」でおやつ
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あまりにお腹が空いて、「おっこと亭」でおやつ

感想

同じ山域に続けて行くことはあまりないのですが、前回編笠山〜権現岳に行った際に、阿弥陀岳を見て無性に行きたくなりました。
というのも阿弥陀岳は登山2回目にして登った山で、中岳のコルからの登りが非常に急に感じ、登山って大変だなとつくづく思い知らされた山です。
今となってどう感じるのか、確かめたく行くことにします。

ちなみにその時の阿弥陀岳は、先輩と赤岳待合わせというすごい計画でした。
健脚の先輩は真教寺尾根から赤岳へ、初心者の私は美濃戸口から阿弥陀岳経由で赤岳に向かいました。
中山乗越で道は間違えるは、阿弥陀岳には手こずるはで、這う這うの体で赤岳に到着。
その後もシャリバテ&水不足でバテバテ。
青年小屋でラーメンを食べて一息つくも、編笠山からの下りで日没、ヘッドライトで何とか観音平に到着したものでした。
今考えれば登山2回目なのに、コースタイム13時間の日帰りハードコース。
無謀計画の最たるものでしたが、今となれば懐かしい思い出です。

今回は初めて御小屋尾根を使うことにしました。
阿弥陀岳→赤岳から先は、権現岳→西岳に行く周回コースと、横岳→硫黄岳に行く周回コースがあり、ともにコースタイムはほぼ13時間。
今回はせっかく平日なので、週末だと混雑が予想される横岳→硫黄岳を周ることにします。

夕方から雨の予報が出ていたので早出します。
自宅から美濃戸口までは2時間弱。
奥多摩の鴨沢までよりも早く到着できることが、今更ながら判明しました。

前回の観音平から編笠山への一本調子の登りと違い、御小屋尾根は変化に富んでいて飽きません。
ただ、横着して雨具を付けなかったため、露でズボンがびしょびしょ。
阿弥陀岳山頂では絞れるくらいの水分を吸ってました。
でも最近の素材はすごい。
30分ほどでほぼ完全に乾きました。

阿弥陀岳からの下りで本日初めての人に会います。
やはり阿弥陀岳〜中岳のコルはそれなりの急斜面でした。
登山2回目ではちょっとハードだったことが検証でき、ずっと気になっていたことが解決。
やはり順を追ってレベルアップしていくことが大切ですね。

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コメント

御小屋尾根
こんばんは。

御小屋尾根、いいですね。私でも行けるかな?
CT13時間は微妙ですけれど。

やっぱり、晴れていると良いですね。
ギボシ・権現も見る方向が変わると新鮮です。
2012/9/7 23:25
とっても歩きたいコース
hirokさん、おはようございます。

このコースいいですね!
前回、阿弥陀岳から御小屋尾根を下ったとき、とても
好印象の尾根だったので、次回はこのルートで周回
したいと思っていました。

出来れば、今年中に歩きたいと思っているのですが。。。

昨日は雲が出て来るのが早かったですね。
2012/9/8 7:22
御小屋尾根
sat4さん、おはようございます。

歩いている人は少なそうですが、ルートが濡れていなければ、一般ルートと変わらないと思います。
横岳歩いていれば問題ないでしょう。
ガイドブックによっては上部の岩場が手強いようなことも書いてますが、どこがその場所かわからないくらいでした。

同じ南八つの編笠の登りとは樹相が違うようで、御小屋尾根はシャクナゲなど背丈が低い樹も多く、所々展望も開けて気分的に楽です。

これからの季節は朝露があるでしょうから、せめてズボンだけでも雨具を付けることをお勧めします。
2012/9/8 8:49
使い勝手のある尾根です
youtaroさん、おはようございます。

御小屋尾根は八ヶ岳の核心部にも近く、かつ面白いルートなので使えそうです。
八ヶ岳では西岳と峰の松目が未登頂なので、次回は阿弥陀→赤岳→権現→西岳の周回ルートをやってみようと考えてます。
一方、峰の松目は眺望なしと書いてあるので、一生行かないような気がしますが。

昨日は高い山からガスり始めました。
最初に御嶽山や乗鞍岳に雲がかかり、その後南アの高峰が、次に八ヶ岳といった順番にガスってました。
八ヶ岳でも赤岳・横岳はガスの時間が長かったですが、硫黄岳や中岳クラスの標高ではあまりかかっていませんでした。
なかなか天気を予測するのは難しいですね。
2012/9/8 9:00
hirokさん こんばんわ
人気の八ヶ岳を静かに楽しめたようですね。
眩しい空と赤岳の写真(51/71)が特に印象的です。

hirokさんはいつもアイデア溢れる緻密な山行計画を立てていらっしゃいますが、
初期には無茶もされていたのですね
なんかちょっと嬉しかったです (失礼!
長年のモヤモヤが晴れてスッキリですね

グロテスクな植物は「マムシグサ」のようです。
八ヶ岳の綺麗な花の名前は全く知りませんが、マムシグサは奥武蔵にほとても多く生えている草なので知っていました
ちなみに涼しくなるにつれ実は真っ赤になり一層グロテスクになります。
春に咲く花も、これまたグロいです
2012/9/9 21:04
赤ではないのですね
doppo634さん、こんばんは

ご指摘ありがとうございます。
マムシグサはてっきり赤と思い込んでましたが、季節によっては緑なのですね。
すっきりしました。

山行計画は結構適当ですよ
天気優先なので、行く場所は大体前日に決めてます。
雨の日などに方面別に候補はいくつかストックしておきますが。
これからの季節は紅葉前線を追いかけて、徐々に標高を下げていく予定です。

若い頃は何も考えてなかったのでしょう。
当時の記録を見ると、コースタイム13時間のところを14時間もかけて歩いてました。
これほど長時間歩いたのはその後記憶にありません
2012/9/10 21:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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