御嶽山 ◆標高3000mの紅葉と慰霊◆
- GPS
- 08:36
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,926m
- 下り
- 1,920m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:34
天候 | 晴れのち曇りのちガスガスのち雨のち晴れ・・・と目まぐるしく天気が変わる一日でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝4:00到着も上段は満車、下段は7割くらい。下山時は下段からあふれた車が路駐の列を延ばしていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは明瞭、危険個所もありません。 ※三ノ池から八合目女人堂へ通ずる「三ノ池道」は途中崩落のため今シーズンは通行止めです。 |
写真
感想
「御嶽山」というと6年前の噴火事故を意識せざるを得ません。近くにありながらなかなか足が向かなかった山、頂上の剣ヶ峰に入山できる10月までにと、今年登ることにしました。
中の湯駐車場に4時頃到着。1時間ほど仮眠をとって5時半くらいに出発する予定でしたが、ヘッデンでトイレに行く人たちや早めに出発される方々の動きに落ち着かず、結局そのまま出発。
前日の雨が残って道はぬかるんでいるものの、木段が歩きやすいです。「今まで登った山の中で一番登りやすいかも」と思いながら登っていました。とにかく斜度が一定、急登もなければ平坦も登り返しもない。一定のペースでひたすら登り続けます。「霊山」としての御嶽山はどれほどの人が足を運んだのでしょう。年季の入った木段を踏みながら、そんなことを考えていました。
頂上・剣ヶ峰に立ち、シェルター前のベンチに座っているとソロ男性さんが「噴火は今日だったんですね」と声をかけて来られました。慰霊碑の脇に書かれた碑文には「平成26年9月27日に起こった噴火により・・・」とあります。意識してきた訳ではなかったのですが、同じ9月27日に山頂に立っていることとなりました。そういえば八丁ダルミの方をじっと見つめられる方、長く手を合わせていらっしゃる方もいらっしゃいます。自分の不勉強を恥じつつ、今日が特別な日だったと知らされます。
現在歩ける範囲で周回してみようと、二ノ池から賽の河原へと進みます。二ノ池は美しい風景とともに、一面を白く覆った火山灰に驚かされます。賽の河原は往きはガスって眺望が効きませんでしたが、戻ってきたときはきれいに晴れて、すばらしい紅葉の彩りを見せてくれました。
摩利支天山から望む御嶽山も堂々の威容です。五ノ池〜継子岳は雨に降られて早々に切り抜けましたが、四ノ池を過ぎるあたりで再びガスが切れてきてくれました。峰を越えた三ノ池は本当に美しい池。エメラルドブルーの水面に3,000mの稜線を映しています。
赤や黄に彩られた山肌を登り、賽の河原やニノ池の風景を目に焼き付けると六合目へ向かって下山しました。
11時52分に防災スピーカーを通じて慰霊のメッセージ、そして黙祷のサイレンが聞こえてきました。下山途中でしたが足を止め、手を合わせました。
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