上高地〜蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜西岳〜槍ヶ岳〜西岳〜上高地
- GPS
- 80:00
- 距離
- 54.1km
- 登り
- 3,980m
- 下り
- 3,969m
コースタイム
2日目:4:30蝶ヶ岳ヒュッテ-5:30蝶槍-9:50常念岳-11:00常念小屋-15:40大天井岳-17:00大天井ヒュッテ
3日目:5:00大天井ヒュッテ-5:40ビックリ平-7:30ヒュッテ西岳-10:00水俣乗越-12:30ヒュッテ大槍-12:40槍ヶ岳山荘-14:00ヒュッテ大槍-15:30水俣乗越-16:30ヒュッテ西岳
4日目:6:00ヒュッテ西岳-7:20水俣乗越-8:20大曲-9:00槍沢ロッジ-11:00横尾-12:00徳沢-13:30上高地
天候 | 7月31日午後以外快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道には残雪なし。 ・徳沢から長塀山経由の蝶ヶ岳までのコースは展望がなく、傾斜もまずまず。 ・蝶ヶ岳から常念、大天井までは穂高連峰・槍ヶ岳が常に見えていて素晴らしい道。 ・常念岳から横通岳の間と赤岩岳から西岳の間で雷鳥を目撃。 ・東鎌尾根では日本猿を目撃した。 ・8月2日時点では天狗池が雪に覆われているとの情報で寄らずに下山。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
1日目:沢渡から他の登山客とタクシーに相乗りし、6時には上高地入りをした。
夏山シーズン真っ盛りとはいえ、早朝の上高地は空いていた。
上高地で登山届けを出し出発。徳沢まではまずまずのペースで到着。
去年来た時はトイレが有料だった気がしたが、チップを入れる箱がなくなっていた。この間、明神岳がキレイに見えていた。
徳沢からは細い登山道に入り、蝶ヶ岳まで1000m強一気に高度を上げる。
展望なく、厳しい登りだった。妖精の池辺りまで登るとお花畑もあり、ガスで展望がきかなくても楽しめる。
山頂に着いた時にはガスで何も見えず。
蝶ヶ岳ヒュッテは小屋もキレイで寝心地もよかった。水はリッター150円と安め。夕方からは室内にあるバイオトイレが使用可能。
夜中にトイレに起き、外に出てみると満点の星空で多くの流れ星が見えた。
2日目:日の出前にヘッドランプを装着し、旧山頂へ出発。ストーブでお湯を沸かしながら日の出をみつつ、朝食を摂る。
蝶槍を通って常念岳へ登る。ニッコウキスゲがたくさん咲いていた。
南側から登る常念岳は岩が大きく楽ではない道のり。山頂は意外に狭かった。
常念小屋へ向かう下りは多数の浮石があり滑る部分もあった。
血痕が残っていた所もあり、ケガをする人もいるようだ。常念小屋側から常念岳への登りもキツそうだ。
常念小屋では水がリッター200円。
常念小屋から大天井岳は緩やかな道ではあったが、距離が長く感じられた。
この間、初めて雷鳥に出会う。コマクサも小さいながら咲いていた。
大天井岳山頂に登るも、安曇野側、燕岳側はガスで展望きかず。
大天井ヒュッテに宿泊。ここでも水はリッター200円。
2日続けて夕食はトンカツ。。。
夕食後、オーナーさんに今日は夕日がキレイかもと言われ、牛首展望台に登るも槍が辛うじてシルエットで見えただけ。
3日目:5時に出発し喜作新道を進む。ビックリ平から少し行った所で槍が見えた。この日の予定は槍ヶ岳まで。前日の3分の2程度の距離ながら、東鎌尾根に備えて体力を温存しつつ進む。喜作新道からは浅間山、美ヶ原、八ヶ岳連峰、富士山、南アルプスとキレイによく見えた。そして今回2度目の雷鳥親子に会う。
西岳ヒュッテでアイスを食べ、気合を入れて水俣乗越へと下る。
東鎌尾根からヒュッテ大槍までは多くのハシゴがあり、2時間程かかる。
両側がキレ落ちている部分もあり、慎重に進まなくては危険な所もあった。
ヒュッテ大槍まで来ると、槍ヶ岳も大きく見える。ここから1時間で槍ヶ岳山荘へ。土曜日とあって、槍ヶ岳山頂への道は渋滞していた。
槍ヶ岳山荘へチェックインして荷物を置き山頂へと思っていると、財布がないことに気付く…。携帯でヒュッテ西岳へ電話すると、どうやら小屋のスタッフの方が拾ってくれていたようだった。中身も全額無事。小屋に泊まるお金はおろか、水を補給するお金もなく、頂上まで30分だというのに断念し、ヒュッテ西岳へ戻る。
さすがに12時間近くフル装備で歩くのはキツく、東鎌尾根の往復は堪えた。
水俣乗越を過ぎて最後の登りでは体力の限界を感じながらも、なんとか夕飯前には到着。財布を拾ってくれたスタッフのネパールからの留学生の方に感謝し、夕飯後はビールやカクテルを飲みながら夕日に染まる槍ヶ岳を堪能した。
最初ガスっていたせいか、他の登山客達は小屋の中。見れてラッキーだった。
苦労して戻った甲斐があった。
この日も夜中に起きて外へ出てみると、満点の星空。流れ星も3〜5分に1度のペースで見れた。
4日目:この日は大幅に予定が変わったため、下山するのみ。
西岳に登って朝日と共に360度の景色と赤く染まる槍ヶ岳を堪能。
小屋の裏手で朝食を作りのんびりとして出発。今回3度目の水俣乗越へ。
そして大曲へ下り、槍沢、横尾へと下る。さすがに横尾は人がたくさんいた。
明神からは一般の観光客ともすれ違うようになり、香水の匂いを漂わせ、サンダルで歩く女性や革靴のおじさん等を見かける。
上高地に着くと大勢の観光客で溢れ返り、見ただけでどっと疲れが出た。
なんだか自分はここにいてはいけないのではって気分になる…。
そして去年もお世話になった立ち寄り湯に寄り、美味しいお蕎麦をいただいて帰宅。
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