奥多摩最深部で心霊写真?(天祖山〜長沢背稜〜ウトウの頭)
- GPS
- 10:32
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,505m
- 下り
- 2,488m
コースタイム
5:51 水源監視道分岐
7:02 大ブナ別れ
7:30 赤石尾根分岐
8:04 楢平
9:06 天祖山会所
9:10 天祖山(小休止)
9:36 梯子坂のクビレ
9:59 長沢背稜分岐
10:06 水松山
10:45 タワ尾根の頭
11:49 ウトウの頭(昼食)
12:23 焼小屋尾根取付
13:07 中段水平道
13:58 オロセ尾根分岐
14:24 オロセ尾根取付
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅発3:00、八丁橋着5:00 (駐車スペースは奥に5、6台分、手前に3、4台分) 【復路】 八丁橋発16:00、自宅18:45 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 ☆天祖山中腹の水源林巡視路☆ 旧日原街道。結構良く踏まれており、危険な所は無いと思います。落石注意が標識にあったが全く危険感じなかった。え、これがバリルート?という感じです。ただし赤石尾根の先は危険との情報もありますので要注意。あとこのルート、迷って下に降りると日原林道の崖に出てしまい進退極まるのでともかく上へですね。林道すぐそこに見えるので降りたくなるけど。 ☆タワ尾根☆ 長沢背稜から行く場合、モノレールと尾根が別れた先で左の枝尾根に入らないように注意。正解は少し右目の尾根です。道は尾根から少し谷側にそれながら鞍部へ向かいます。そこから先の登りの岩は直登せずに右から赤テープを追って巻きます。 ☆焼小屋尾根☆ 取付が良く判らず、少し先を下ってしまい。途中でGPSで確認して気がつき、強引にトラバースしましたが、これが大失敗。足元がさらさらの土で何度も滑って転倒しました。その際谷に転げ落ちた石を見て滑落すると自分もああなるんだなと納得?地図上には土の表面の状態まで書いてありません。斜面崩落してもってかれたらえらいことです。やはり間違えたら登り返すのが鉄則ですね。なんとか尾根に復帰した後は、尾根をはずさずに時折GPSを確認しながら下ります。あさっり水平道に出る。この尾根登りに使ったほうが良さそうです。 ☆孫惣谷中腹水源林巡視路☆ 天祖のそれとは違い、こちらは難所でした。所々小規模の崩落あり、道を覆っています。ストックで支えながら慎重に通過。ただ全く歩かれていないわけではなく踏み後はついています。極めつけはオロセ尾根との分岐手前の崩落。枯れ沢を横切った先の道が完全に崩落、結構急な斜面で、どう切り抜けようか迷いましたが、先行者(かなり高く巻いたようです)の踏み跡を頼りに高巻きました。安全なのは先の尾根まで登ってから下降ですが、なんとか斜面を降りられそうなので、あまり高く登らずにトラーバスできるところで崩落箇所をやりすごして下降。ところがすぐに2m位スリップして滑落しそうだったのでロープを出して確保しながら道まで下りました。ロープ持参して良かったです。この斜面土がゆるいので先行者の踏み跡を辿るとそのまま2次的な崩落起こしそうな感じです。逆方向から来る方は斜面が急で高巻く場所を探すのに苦労すると思います。 【お土産スポット】 帰り道御嶽駅のセブンイレブンで日本酒(沢の井)購入。それ以外にも各種お土産あります。さらにその先で奥多摩名物?へそまんじゅうを購入しました。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1
非常用ツエルト 1
雨具上下 1
ナルゲンボトル 1
ペット飲料 3
ヘッドランプ 1
救急キット 1
昼食 1
行動食 4
トレッキングポール 1
ドライレイヤー 1 着用
ベースレイヤー 1 着用
携帯電話 1
カメラ 1
手袋 1
靴下 1 着用
トレランシューズ 1 着用
コンプレッションタイツ 1 着用
ゲーター 1
ロープ、カラビナ、シュリンゲ 2
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感想
【今日のお題】
行きも帰りもバリルート。
々圓は天祖山の表参道を左に分ける旧日原街道を辿る
▲圈璽は天祖山、水松山、滝谷の峰、ウトウの頭を踏む
5△蠅魯織鑒根から焼小屋尾根を下り、水源林巡視路〜オロセ尾根
過去のレコや「バリエーションハイキング」、ブログの記事などを参考にしました。
【八丁橋〜赤石尾根分岐】
八丁橋から登り表参道(右)と水源林巡視路(左)を分ける分岐で左へ入ります。道標には落石多い、道悪しとありますが、それほどではありません。この道は旧日原街道でほぼ現在の日原林道と平行して天祖山の中腹を辿っています。「道が途中で無くなっている」とか「崩落して進めない場所を高巻く」という場所を期待していたのですが、それらしいところは無く、踏み跡を淡々と辿りました。大ブナ別れの所で尾根に乗らずに、直進しましたが、そこで道を失い、ふと上を見ると土留の木の杭が見えたので強引に直登しましたが、正解は尾根に乗ってすぐに左だったかもしれません。この道沿いに巣箱が設置されていますが、目指す赤石尾根は巣箱の番号で9です。道の右側にあるので見逃さないようにします。私は見逃して7まで進んでしまい引き返してきました。
【赤石尾根〜天祖山】
赤石尾根はごく薄い踏跡ありますが、ほとんど判りません。尾根をはずさないようにGPSで確認しながら登っていきます。もちろん直登なので、きついです。途中標高1200m位で楢平と呼ばれる巨樹の宝庫があります。ハッと息を飲むような巨樹がたくさん。ここ秋とか冬に来たら素晴らしい景観だろうなと想像しながら、きつい登りをこなします。ここを過ぎると人工林地帯に入り、退屈な景観が続きます。虫がうるさいので防虫ネットとスプレーの持参をお勧めします。最後の詰めはまた自然林地帯、傾斜がゆるくなりのんびり撮影しながら登ります。最後は会所のすぐ下に出ます。
【天祖山〜長沢背稜】
下りは急坂、膝を痛めないないようにゆっくり降りる。梯子坂のクビレからの登り返しはきつくないのでサクサク進む。長沢背稜の分岐はそのまま進み、尾根に乗った標識のところで右への踏跡をたどり、水松山頂へ。展望無いので、普通は巻きですね。
山頂から長沢背稜に復帰するとほぼ水平の道が続く。特に難しいところなくヘリポートへ。ここで小休止、ゼリーで補給。ヘリポートの先の踏跡を拾い、タワ尾根の頭へ向かう。山頂標識無し。どこがピークだったのか良く判らない。
【長沢背稜〜ウトウの頭】
分岐からタワ尾根への道標は無いが、もうこのルート、バリエーションとは言えない位ポピュラーになりつつあるので、踏み跡を辿ってタワ尾根に入る。モノレールの軌道沿いに進む。軌道が右に曲がり下がっていく所で軌道からそれる。ここでコースミス。左の枝尾根に入り込んでしまいました。しばらく下ってこれは違うと気づいて、モノレールまで戻りました。ウトウの頭で昼食、先を急ぎます。下りですれ違った方と情報交換、同じ八丁橋からオロセ尾根を登ってきてピストンとのこと。
【ウトウの頭〜焼小屋尾根】
下りで傾斜がゆるやかになる少し手前で右手の尾根を目指します。取り付きは不明瞭。道の状況に書いた通り少し先から下降してえらい目に会いました。なんとか修正ききました。GPSのログは参考にしないで下さい。正解はもっと標高の高い地点から尾根に取付きます。
【水源林巡視路】
焼小屋尾根と水平道の分岐は「奥多摩分区30/29」のプレート、マジックで焼小屋尾根と手書きされています。道の状況にも書いた通り数カ所崩落箇所あり、慎重に通過、オロセ尾根との分岐手前の崩落箇所は通過不能のため高巻く。今日一番の難所でした。
【オロセ尾根〜八丁橋】
水平道との分岐から下は植林で退屈な道、ただ下るだけなので仕方ないか。つづら折りで急な尾根をゆるゆる下り孫惣谷の林道に出る。歩き足りないので日原林道を散歩。
【感想】
前日の夜に急遽決定した山行、準備不足で2万5千の地形図を揃えていなかった。バリルートに入るなら谷と尾根を色鉛筆で描き分け地形を頭に入れておく必要あるのにその作業をやっていなかったので、やはりコースミスを2回やってしまった。特に下りの取付の確認は重要。最初のミスは登り返したので、事なきをえたが、2つ目は強引にトラバースして失敗した。後でGPSで確認してみると尾根の半分位の標高は、はずれて下っているのでしんどいはずだ。
準備不足とは言え、装備にロープを入れておいたの正解。最後の崩落箇所で高巻いたのは良かったが下降でズルズル滑り落ちて、最終的にはロープで確保して下りてきた。恐かったです。
「楢平」ナラテイロと読みます。とても東京とは思えない良い所です。ほとんど人が入っていないですね。巨樹はたくさんありますが、メジャーなルートから外れている、かつ来るのにも出るのにもバリルートを通過しなければならない、もしくは林道を延々と辿らなければならないため、取り残されたような自然林です。ここで心霊写真?そんなことないと思います。でも雰囲気は「何か」がいる感じ。あまり近づくなと言われている雰囲気です。紅葉の季節とか、雪のあるとき(しんどそうだけど)に再訪したいと思います。
kennoguさんこんにちはです。
距離20kmの大自然を満喫できるコースは素晴らしいですね。木々の緑が眩しくとても癒される感じを受けました。
オプションコースは道標やマーキングが少なく、尾根間違い等のまよい道がちょっと心配ですが、ナイスリカバリーでした。
さて、参考までに心霊写真(オーブ)の正体の一つとして、フラッシュ使用にて水滴などの反射が有ります。
幾つかの写真はフラッシュを使用している感じを受けました。如何でしょうか?
試しに小雨の時にフラッシュを使用して風景を撮影して見て下さい。
同じ様なオーブならほぼ間違いありません。
なんか違うなぁ〜と感じたら、それは・・・・・・
デジイチ使用でオーブを撮影出来た経験は余りないですね。(0_0;)
kintakunteさん
無線部ではお世話になっています。カメラはNikon D600でデジ1ですが内蔵フラッシュついており、確かにフラッシュ使用したのも何枚かあります。まあ自分でも心霊写真ではないと思いつつ、雰囲気は何かいそうな気配プンプンなのでそういうことにしておこうと思います。もっとも背筋が寒くなるような邪悪な感じではなく、むしろ森の精霊というか、そんな感じですね。信仰の山、天祖ならではの持ち味ですかね。奥多摩にはこういう場所がまだたくさん残っており、一度はまると次々やりたくなってきます。
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