八ヶ岳日帰り全山縦走
- GPS
- 17:29
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 3,844m
- 下り
- 3,673m
コースタイム
8:04横岳→8:39硫黄岳→9:05ヒュッテ夏沢→10:06東天狗岳→12:06丸山→
12:36麦草峠13:17→14:26縞枯山→15:38北横岳→16:11亀甲池→
17:30将軍平蓼科山荘→18:11蓼科山→19:22蓼科山登山口
歩行時間14:58+休憩時間2:28=全行程17:26
標準コースタイム25:10、短縮率69%
沿面距離(GPS):43.3km
累積標高差(高度計):+4,320m、-4,154m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
qwg01230さんに前々から誘われていた八ヶ岳日帰縦走。
距離で考えていたのでなんとなく行けるかなと思っていましたが、
甘かった。過去の山登りの中で1番しんどかった。。。
山登りの不思議なところは、簡単な山は記憶に残らないけど、
しんどい山は絶対に覚えてる。今回の山登りは一生忘れることはない。
それくらいたいへんだったけど、楽しかったです。
長い1日でしたが、1番記憶に残っているのは、蓼科山の登り。
60分程度の登りが非常に長く感じた。正直、麦草峠で家に帰りたかった。。
けど、最後までやり通したので達成感がいっぱいです。
qwg01230さん企画は最高です。またよろしくお願いします。
観音平から麦草峠までの八ヶ岳南部縦走を計画し、無事達成してから1年。今年は蓼科山まで通しで日帰りを計画していました。
ヤマレコでも同じような記録が見られ、皆さん無事達成していらっしゃいます。
今回、仲間に声をかけたところ、結構物好きがいて総勢6名が手を挙げました。最終的な日程の関係で3名となり丁度いい人数となりました。
当初ソロで行くことを考えていたため、スズラン峠に自転車をデポして、道の駅こぶちざわへ車をまわして出発。下山後、自転車で茅野駅まで下って輪行で小淵沢駅まで移動して、道の駅まで戻るという行程を考えていましたが、甲府から同行できるメンバーができたことで、自動車2台体制としました。
コースは、昨年同様、観音平を出発して編笠山へ、蓼科山まで縦走後、スズラン峠へ下山することにしました。白樺高原スキー場の7合目登山口へ下山した方がコースタイムの短縮になりますが、北八ヶ岳ロープウェイ(旧ピラタスロープウェイ)からエスケープした場合、車のデポ地点へ行くのが近いことと、蓼科山荘−蓼科山間のピストンをしたくなかったからです。
○前日
メンバーの深夜行動時間を短縮するため、車をスズラン峠へデポして、自転車で茅野駅まで下り、輪行して甲府駅まで戻ってきました。
山行の支度や夕飯、入浴などしていたらあっという間に夜になり。3時間弱の仮眠でした。
この日、早朝1時間のトレランと、自転車のダウンヒルでそこそこお疲れモード。
○当日
集合場所まで自転車で。久しく自転車をこいでなかったので、足のつけ根が疲労してしまいました。
みなさん定刻通り集合して、patagonianさんの車で観音平へ。予定より1時間早く到着。
駐車場はほぼ満車。宿泊組の車が道路脇にぽつぽつとありました。我々は空いたスペースに駐めることができました。
○観音平〜編笠山〜赤岳
3:00出発予定が2:00のため、まだ深夜の観音平は真っ暗。そこそこ星空も見られました。
編笠山では、夜景を堪能しましたが、想像以上の強風で早々に退散。青年小屋の灯りを見ながら下っていきました。すでに出発準備中のひとがたくさんいらっしゃいました。
権現岳への登りで夜が明けてきましたが、水平線近くは曇っており、ご来光を仰ぐことはできませんでしたが、オレンジ色に染まった水平線はいつ見てもきれいです。
今年、富士山麓を半周するトレイルランニング大会STYを軽く完走したポルシェS氏は、赤岳周辺くらいしか歩いていないとのことで、権現岳ピークに立ち寄りました。
赤岳への登りは、沢山の人がいました。皆さん歩き方が上手で落石もなく無事第一関門を通過することができました。
○赤岳〜夏沢峠
八ヶ岳銀座は人が多くペースが上がりません。歩くとすぐに追いついて道を譲ってもらい、またすぐ追いつくのくり返しです。すれ違いも多く待つことしばしば。硫黄岳山荘からポルシェS氏をトップにしたところあっという間に登って行ってしまいました。このペースの違いは蓼科山まで変わることがありませんでした。
強風は硫黄岳周辺でもすさまじく、たまに耐風姿勢を取らないと飛ばされそうになるほどです。上下ともレインジャケットを着込みましたが、ミドルレイヤーがほしいと思ったくらい体感温度は低めでした。
硫黄岳から夏沢峠の山びこ荘まで気持ちよく走り休憩。山慣れした感じの山ガールペアに声をかけたところ、硫黄岳山荘に一泊して麦草峠まで今日中に行ってしまうそうです。けっこうな行程を歩くパワーに感心させられました。お互いの行程などを雑談して元気をもらいました。
○夏沢峠〜麦草峠
根石岳山荘で水の補給を考えていましたが、1.8リットル持ってきたものが1リットル近く余っていました。他のメンバーも寒さのため水が余ってるとのこと。そのままスルーしました。
根石岳でポルシェS氏に先行してもらい、東天狗岳から西天狗岳までピストンするハンデを与えました。根石岳と東天狗岳の鞍部に我々が着いたころには、東天狗岳直下にいました。その後ガスが濃くなってきて西天狗岳が見えなくなってしまい、ポルシェS氏の健闘をを見ることができず。我々が東天狗岳に到着して寒さで凍えていると5分もしないうちに戻ってきました。
東天狗岳から標識を何となく見て下っていったところ、patagonianさんからルートミスしてるとのこと。来た道を戻ってしまったようです。
登り返して中山峠方面へ。ガスが濃いと方向感覚がおかしくなってしまいます。
中山から濡れた石ころ道を延々と下っていきます。麦草峠でうどんとアイスが待っていることを期待して疲労した足を運びます。
高見石小屋も賑わってました。たしかホットドッグが有名とか。patagonianさんもだいぶお疲れの様子。東天狗岳から2時間ぶっ通しで歩いていますのでそろそろ休みたいころですが、麦草峠までもうひとがんばり。ここでは休ませません。
国道299号線がちらりと見えたときは、やっと麦草峠到着と喜びました。
かき揚げうどん800円とカップアイスをいただき生き返りました。暖かいものが胃に入ると全然違います。麦草ヒュッテのかき揚げは、山菜も入っていてボリュームありました。水0.5リットル補給しておきました。休憩時間は40分と余裕をぶっこいてしまい大幅に予定時間をオーバーしてしまいました。
○麦草峠〜蓼科山〜スズラン峠
元気になったとはいうものの。登りでのペースは上がりません。下りも足の裏に痛みが出てきて走るのが辛いときてます。雨池峠から足に易しい木道に癒されます。ロープウェイ山頂駅をスルーして、北横岳への辛い登りをこなします。あと2峰登れば終わりと自分に言い聞かせます。それにしても北横岳からの下山者が多いこと。この日「こんにちは」を何百回言ったことでしょうか。
北横岳ヒュッテで小休止して北横岳をこなし、亀甲池へ急下降します。30分ちょっとの下りですが、長く感じます。亀甲池で小休止後、気持ちの良い天祥寺原を進みます。
最後の大ボス蓼科山へ。まずは前掛山とのコルにある蓼科山荘までの標高差400mの登りです。元気なときは、+100mを10分が目安ですので40分程度ですが、疲れが出てますので60分くらいかかるかなと思っていました。50分程で登りきりましたが、途中で水が無くなりちょっと焦りました。山荘でペットボトル2本購入して、1本をほぼ飲み尽くしてしまいました。
蓼科山までは各自タイムトライアル。ここでもポルシェS氏は早かった。疲れを知らん男です。私も最後はヒーヒーしながら蓼科山ヒュッテへ。ポルシェS氏がココアを頼んでのんびりとしてました。patagonianさんもお疲れモードで到着。これで苦しい登りも終わりです。
ヒュッテ前の標柱で集合写真を撮ってもらい、蓼科山のピークを踏みに行き、石ころだらけの下山道をひたすら走ります。
これだけ歩いてもみんな走れるんだからすごいもんです。patagonianさんも良いペースで走って、付いていくのがやっと。
2113mの頭でヘッドランプを出しておきました。19:00ころには暗さも増してライトを点灯。徒歩モードで下っていきました。
傾斜も穏やかになり笹地帯を進むと車の音が聞こえてきました。
白い道路が見え、登山口へ降り立つことができました。
○帰路
ビーナスラインからエコーラインを走って小淵沢まで戻る予定が、エコーラインの入口を間違えたようで、かなり低いところを走って戻ってきました。途中コンビニで休憩して1時間程のドライブで観音平に到着。
patagonianさんは自分の車で直帰。私とポルシェS氏は、集合場所に戻って解散しました。
○食料、水分
自家製エナジージェル約600ml持参。約500ml消費。
ベスパHYPER 4個(4個消費)。アミノバイタルPRO顆粒タイプ4個(3個消費)。
麦草ヒュッテでかき揚げうどんとカップアイス消費。
水1.8リットル。麦草ヒュッテで0.5リットル補給。蓼科山荘で1リットル補給。計3.3リットル消費。
塩飴、ポテトチップス(帰りの車中で消費)。
○装備
ザック(10リットル)、ハイドレーションパック×2、スマートフォン、ハンドタオル、心拍計GPSウオッチ、デジカメ、鍵、お金、充電用リチュウムイオンバッテリ、靴擦れ保護パッド、伸縮テーピング、山と高原地図、単三電池1本、ヘッドライト、ゴミ袋、熊鈴。
トレランシューズ、短パン、レッグサポータ、撥水ノースリーブシャッツ、ドライTシャッツ、レインウエア上下、撥水スタッフバック。
○未使用のもの
ペーパー、ファーストエイドと薬少々、免許証、保険証、テーピング、レスキューシート、ポール、予備コンタクトレンズ、鏡、速乾タオル。
さすが、スーパートリオ
やっちゃいましたね
できるもんなんですね
17時間29分
お疲れ様でした
予想通り八ヶ岳全山縦走は石が多くて足にきました。
奥秩父縦走より疲労度大です。
予定より休憩場所と休憩時間が長くなってしまい1時間程のロスがありましたが、走行スピードは皆さんさすがです。
若い男女ペアが昨年の比ではないくらい多かったのが衝撃的でした。
qwg01230さん、こんばんは。
patagonianさん、はじめまして。
八ヶ岳日帰り全山縦走、お疲れ様でした。
北八は岩がゴロゴロして、予想以上に足に負荷がかかりますよね〜
レコを読んでいただきありがとうございます。
無事縦走することができて何よりです。
4日経過してやっと筋肉痛が取れました。
2人とも早かったです。
麦草峠でリタイヤしたかったのですが、
そんな空気ではなかった 最後までがんばってよかったです。
北八は岩は本当に苦戦しました。
僕たちはトレランシューズで挑んでいるので、
ソールが薄く本当に足が痛かった
キツイですけど、このコースは達成感がありますね
patagonianさんはじめましてかな? qwg01230さん、ポルシェSさん
素晴らしい
トレランの方の早さと距離にびっくりです
天気がいまいちのでしたね〜 途中晴れたのかな? 晴れたのは頑張っているお三人への
ご褒美ですよ〜長い時間お疲れさまでした〜
次の日仕事でなければ参加予定だったのですが残念
次回どこかご一緒しましょう。
蓼科山で写真撮った者です
凄いですねー真似できませんので時間をかけて自分も縦走させてもらいます
うん凄い。完走おめでとうございます。お疲れさまでしたw
コメントありがとうございます。
機会があればぜひ一緒に行きましょう!
ロングの翌日は、仕事どころではないので休養日が必要ですね。
ruuさん私よりずっと早いので、長いの是非挑戦してください。日の時間が長い今の時期チャンスです。
その節はお世話になりました。
3人揃っての写真は、sugishuuさんに撮っていただいた1枚のみなので大切な記念になりました。
1年半前にはじめたトレラン、面白いですよ!
はじめまして。
トレランの予定でしたが、僕が完璧に足をひっぱって
しまいました。。このコースはアップダウンがあって
強敵ですね。今まで1番キツイ、そして記憶に残る山遊びでした。もう二度と。と思ってたけど、もう1回やってみたい!という思いが今は強いです
蓼科山ではお世話になりました。
あのときは心の底から本当に疲れていました。
山登りは不思議なもんで、キツイ体験ほど記憶に残りますね。
蓼科山ではお世話になりました。
あのときは心の底から本当に疲れていました。
山登りは不思議なもんで、キツイ体験ほど記憶に残りますね。
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