超しんどい八ヶ岳横断歩道(観音平→権現岳→天ノ河原→観音平)
- GPS
- 12:55
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,029m
- 下り
- 2,035m
コースタイム
-9:05権現岳9:25-10:05三ツ頭-10:30前三ツ頭-12:05天ノ河原(八ヶ岳横断歩道入口)
-14:50ツバクラ岩-16:00つばめ岩-16:50三味線滝-17:40観音平駐車場
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
翌朝4:30頃 駐車場ほぼ満車(数台空きあり) 駐車場に簡易水洗のトイレ2基あり(トイレットペーパー付) |
コース状況/ 危険箇所等 |
観音平-権現岳-天ノ河原までは問題なし。 八ヶ岳横断歩道を歩くには相当の体力が必要。 <八ヶ岳横断歩道: 天ノ河原→観音平> 権現岳登山後に下記スペックです。私たちは5時間半かかりました。 (山と高原地図:CT4時間15分) ・歩行距離:11.5km(観音平→権現岳→天ノ河原と同等の距離) ・8回の大きな登り返しあり(最大標高差250m) |
写真
感想
♪超しんどい八ヶ岳横断歩道♪
当初今週は、いつも一緒に山登りしている友人を八ヶ岳の天狗岳へ案内する予定だったのだが、友人の休日出勤のため、何度も登った天狗岳ではなく、まだ行ったことのないコースに変更することに。それなら、ということで、以前から気になっていた八ヶ岳横断歩道を歩いてみようということになった。
八ヶ岳横断歩道、このルートを含む山歩きは8月末に計画していたのだが、1ヶ月前倒しだ(実行に移したあと、これが幸いだったことが分かる。なぜなら、現在の日の入りは19:00頃、一ヶ月後は18:30となってしまう)。
★観音平〜押出川〜青年小屋
何度も歩き慣れたこのルート。今日は後半のメインイベントに備えて編笠山をパスし、青年小屋へ直接登るコースを選択。
特に問題もなく小屋に到着。前回ここでいただいたカキ氷がおいしかったので、今日も楽しみにしていたのだが、まだ時間が早いのか?やっていなかった・・・。休憩時間を短縮して権現岳へと向かう。
★青年小屋〜権現岳
昨年の8月に訪れた時、この区間のお花の多さに驚いたが、今回もいろんなお花が楽しませてくれる。季節ごとに違った景色、違ったお花に会えるので、同じ山を登るのもまた楽しい。
途中のクサリ場でやや渋滞はあったものの、快調なペースで権現岳へ。新しくなった山頂標識も写真に撮り、少し多めの休憩をして下山開始。
★権現岳〜三ツ頭〜天ノ河原
天気はそんなに悪くないのだが、ガスがあがってきてしまい遠くの景色を見るという点では残念な結果に。まあ雨が降らないのをよしとしよう。
前三ツ頭を過ぎ、天ノ河原までもハイペースで下る。ヤマオダマキが登山道のいたるところできれいに咲いている。早咲きのマツムシソウ、これからが本番のマルバダケブキ、蝶蝶も多いので、この区間意外と楽しめる。
★天ノ河原〜ツバクラ岩〜ツバメ岩〜三味線滝〜観音平
今回の山行のメインルート。八ヶ岳横断歩道の天女山〜たかね荘へ抜けるルートも歩いたことがあるが、意外と長く歩きごたえのあるコースだった。今回の観音平へ抜けるルートは、地図上で見るだけでもその倍はあり、アップダウンも激しそう。
実際、その厳しさはすぐに現実のものとなる・・・。
まず、とにかく暑い!そして、最初のポイントとなるツバクラ岩まで遠いのなんのって。途中、北アルプスの合戦尾根のように、休憩に適したベンチがあるわけでもない。ただ黙々と歩くのみ。既にヤル気がなくなってきている。
あまりの暑さで軽い熱中症のような症状も出始めたので、思い切って大休憩を取った。凍らせておいた紙パックのトマトジュースと梅ゼリーでひとまず何とか生き返るが、まだまだ道のりは長い。
このあとも単調なコースに延々と続くアップダウン、疲労がたまってくるのが感じられる。体力的というよりは精神的疲労の方が強いだろうか。
やっとの思いで三味線滝までたどり着くが、なんだか期待はずれ感満載・・・。もうとにかく早く観音平に戻りたい。ほどなくして歩いたことのあるルートに出るはずだ。
最後の力を振り絞ってラストスパート。いつものペースに復活し、日が暮れる前に観音平にゴール!思わずガッツポーズが出るほど、長い長い一日だった。
この区間で出会った人はたったの一人。年間どれくらいの人が歩いているんだろう?山慣れない人や女性だけの山歩きにはお勧めできないコースだ。
八ヶ岳横断「歩道」という響きから、いわゆる遊歩道を想像してお気軽ピクニック気分で食料・飲料水・ヘッドランプ等の装備を持たずにここに来ることはやめたほうがよい。なにせ天ノ河原〜観音平まで片道約10km。このことを考えて行動計画立てないとね。
★余談
今まで、登山中に筋肉痛になったことがないが、今回初めて行動中に軽い筋肉痛になった。それもそうだろう、今までの山行で、一日の行動時間、距離ともにナンバーワンの記録になってしまったのだから。
非常に疲れたけど、アップダウンの多いロングコースを歩く良い経験を積ませてもらった。
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