黒部源流周回(黒部五郎岳-五郎沢右俣-黒部川)
- GPS
- 19:52
- 距離
- 44.1km
- 登り
- 3,515m
- 下り
- 3,494m
コースタイム
- 山行
- 19:00
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 19:47
天候 | 快晴、夕方から雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
神岡新道はぬかるみ新道 五郎沢右俣は小滝のみ、ロープ要らず 黒部川は増水時注意 |
写真
感想
黒部川の源流を日帰りで詰めてみたい、この課題をどうすればやれるか、色々考えてみた。飛越トンネルから神岡新道を使い五郎沢右俣を下降して黒部川に降り立てば行けるかもしれない、そう決めたら行くしかない!釣師でもある高山のトラに声をかけていざ挑戦。
1時間仮眠して夜9時半に自宅を出て深夜0時前に飛越トンネルに到着、トラはすでにスタンバイ、彼も1時間しか寝ていない。さあ行くぜ!蒸し暑い夜ネットを被りガシガシ行く。昨日夕立があったのか登山道はひどいぬかるみだった。自分はパドリングシューズ、トレランシューズのトラは泥が靴の中に入ると嘆いていた。寺地山まで約二時間、避難小屋には寄らず北ノ俣岳を目指すがめちゃ眠くて脚は鈍足になる。眠い目をこすり北ノ俣岳まで4時間半、ここで白んできて東の空に朝日が登ってきた。快晴で今日は暑くなりそう。
朝日のあたった稜線はスンバらしかった。アップダウンを繰り返して7時前に黒部五郎岳に到着、すでに登山者が数名いた。春に滑降した山頂下斜面をトラは覗き込む、この崖で滑落したんだとトラは今でも悪夢にうなされると言っていた。滑降中に崖から転落した自分も未だに右腕痛い。
山頂を後にしてカールに下ると水が滔々と流れていた。いつ来てもここは桃源郷である。さあ五郎沢を降ろう。こちらは登山者が来ないので高山植物の宝庫で素敵な池塘が点在していた。もう日も上がりめちゃ暑い、何度も水を被り沢を降りていく、大きな滝もなく快適な沢であった。1時間半ほどで沢を降りていよいよ黒部川に降り立った。この先は未知の領域でどんな景色が待っているのか。
黒部川は水流は多めだが快適に渡渉を繰り返して遡行して行く。イワナも多くてトラははしゃいでいた。振り返ると黒部五郎岳、右手には三俣蓮華岳、正面にはワリモ岳がドン、スンバラシイ景色であった。まだ一部雪渓も残っていたが際どく通過した。川岸にはコバイケイソウの群落もあった。貸し切りの黒部川を素敵な景色にうっとりしながらドンドン詰めて行く。2時間ほどで源流に到着すると夏道に合流してすぐに碑があった。記念写真を撮りさあ頑張って折り返そう。
もう暑すぎ、シャツを水に濡らして頭から水を被る。こうして歩いてもしばらくで乾くくらいだった。三俣山荘からトラバース道を使いズンズン下降して五郎の小屋に着いた。この辺りもコバイケイソウが見頃だった。もう周囲はかなり雲が湧いていた。二度目のカールから肩に登りあげ本日二度目の黒部五郎岳をピクッた。同じ日に裏と表からピクッた人は初めてかもしれない。
黒部五郎岳から北ノ俣岳はガスで視界がないこともあり、めちゃ遠く感じた。北ノ俣岳山頂で雨が降り出しいきなりすぐ近くに雷が落ちた、まじ怖かった。早く稜線を離れたい、しかし雨は激しくなり登山道は川と化し何度も滑って転けた、雷の中生きた心地はしなかった。避難小屋付近まで降りてようやく安堵した。降り続く雨で帰りの神岡新道は川となり足はズブズブ泥だらけであった。しかも滑るので飛ばせず、途中で暗くなりヘッデン装着でスタートから約20時間後に飛越トンネルに着いた。総距離44km、累積標高差3450m、今日は完全燃焼もいいとこであった。
急いで着替えて自宅に着いたのは深夜23時、家を出てから26時間ぶっ通しの長い一日であった。
YSHR先生から、黒部源流周回誘われてもちろんok.5月の連休に行って見たかった場所、岩魚がどんだけいるか楽しみでした。
スタートとは安定の0時出発、相変わらず寝不足です。相変わらずここの登山道はドロドロでちょっと前に雨が降っていたみたいで水溜りもひどかった、新品のモンベルのトレランシューズすぐにドロドロになった、 この時期は虫も多い、ネットをかぶって登っていたけど、汗をかきすぎてネットまでベタベタになったら前が見にくいので、結局無しで歩いた、ほんとうっとうしい虫、上の方行けば虫が少なくなるので我慢だった。
日の出前に稜線についたので、空が綺麗で幻想的だった。 いつも思うけど飛越トンネルから苦労して稜線に出た時に見える景色がとてもいいんです、雲の平を中心に北アルプスが大体見えるので僕はここの景色が一番好きかな。
北ノ俣岳から黒部五郎岳まではけっこうあるけど天気がいいので意外とサクッと登頂できた、記念撮影してから冬に滑落した斜面を見て見たら崖のような所でした、ほんと怖い思いをした今でもたまに思い出す。
僕は黒部五郎のカールを行くのは初めてだったので下に降りるのが楽しみだった、降りてみると大きな岩がゴロゴロしていて高山植物の花が咲き乱れていた、ほんといい時期に来たんだな〜と思った。五郎沢の源頭で休憩、冷たくてほんと美味しい水でした。 ちょっとまったりしてから今日のメインイベント黒部川源流周回❗️
五郎沢は大きい岩の連続の谷、小さい滝が2、3個あったかな、モンベルのソールが濡れた岩でも調子が良かった、モンベルのトレランシューズを買ってよかった^_^ 僕は釣りもするので岩魚が気になってしょうがない、ずっと探しながら降っていたら右股の出合のちょい下流からいました、そこから下るにつれだんだん数が増え黒部川の出合付近なんか大きいのが沢山いた、本当釣りしてーと思った。
本流に合流すると流石に水量が増えてたまに遡行するのに苦労した、下流を見れば黒部五郎岳、上流を見れば鷲羽岳や三俣蓮華岳、景色も最高でした、祖父沢出合の周辺は川原が広くて薪も豊富にあったから沢泊には最高だと思った、ここら辺は川が太かったのでルアーなんか良さそうだと思った。 いや〜ほんといい川です、釣りする人には最高だと思った。 結局岩魚は祖父岳の登山者の下までいた。黒部川の源流の石碑に前で記念撮影、やっとここから後半戦、帰りの道のりを考えるとぞっとします。
支流の沢でちょっと休憩、水分補給とエネルギー補給、先生がシャツを脱ぎ出してシャツをジャブジャブして絞って着ていたのでビックリした、気持ちいいと言うので、僕も真似してみたほんとだ気持ちいい^ ^ 途中雪渓の雪をヘルメットに入れてクールダウン。
途中黒部五郎小屋の近くで綺麗な女ので人とスライド、なんと先生のブログのファンらしくて写真のおねだり、最後握手してまた写真、すごく喜んでいたのでこっちまで嬉しくなっちゃった。
黒部五郎岳のカールに到着、これで黒部川源流周回完了、やー長かったまた源頭で休憩、後は帰るだけ、そしたら先生からもう一度五郎の山頂行かないかと言う、どんだけ〜ほんと好きな人だ。
山頂はガスっていたけど行くだけでも満足です、先生はご機嫌で降っていきました。
帰りはガスっていて涼しくて快適だったけど疲れているので北ノ俣岳まですごく長く感じた。北ノ俣岳の帰りに近くで雷が鳴ってビックリした、横に走っていたのでマジ怖かった、雨も急に降り出して最悪、登山道も沢になっていた。
樹林帯に入ると登山道はぐしゃぐしゃほんと最悪、泥が靴の中に入ってくるので気持ちが悪かった。先生はパドリングシューズだったので泥を気にしずに歩いていた、けど草と泥道が滑るみたいで苦労していた。最後はヘットライトをつけて下山。や〜長かった、今日は完全燃焼です。
いつかタープと竿を背負ってまた今日のコースを行きたいと思いました、今日は大満足ので1日でした。
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