八海山−中ノ岳−越後駒ヶ岳
- GPS
- 35:39
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 3,305m
- 下り
- 3,304m
コースタイム
3:40 駐車場−6:30 四合半分岐−7:05 女人堂−7:25 祓川水場−8:00 薬師岳−8:15 千本檜小屋−9:05 大日岳迂回路分岐−9:20 大日岳−9:40 大日岳迂回路分岐−10:00 入道岳−10:35 五龍岳−12:08 荒山−14:00 出雲先−15:20 御月山−15:40 祓川水場−16:55 中ノ岳避難小屋−17:05 中ノ岳−17:20 中ノ岳避難小屋
8/20(火)
4:25 中ノ岳避難小屋−5:22 四合目1901M−6:45 檜廊下−7:52 天狗平−8:45 クシガハナ分岐−9:02 越後駒ヶ岳−9:43 クシガハナ分岐−10:20 クシガハナ−13:20 十二平登山口−15:20 駐車場
天候 | 8/19(月) 晴れ。夕方からガス。 8/20(火) 稜線上でガス。断続的に小雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト: 丸山屋にポストが設置されている。 道の状況: 八海山の大倉口コースは、とても歩きやすかった。標高差がある分、屏風道コースよりは時間がかかる。 八ツ峰の迂回路は、刈払いがされており、不安なく通れた。 [追記] 南魚沼市商工観光課の「南魚沼市内登山道状況一覧」(2013年8月19日更新)を見ると、「大日岳より新開道に直接向かう八ツ峰迂回路については、落石の為通行禁止」とある。あえて通行禁止箇所を通るのであれば、せめてヘルメットくらいは用意してもよかった。 商工観光課 | 南魚沼市公式ウェブサイト http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/soshiki/shoko-kanko/ 入道岳側から大日岳を登り下りするとき、前回はクサリを両手でつかんで体重をあずけるようにしたが、今回は片手でクサリをつかみ、三点支持で移動してみた。「クサリを両手でもって腕力で登ったり下ったりは止めた方が良い」(hotten)というアドバイスを参考にした。その方が安定して、前回ほどは怖く感じなかった。 入道岳から御月山までは、とくに難しい箇所があるというほどではないが、疲労しているときに飛躍的に困難が増すだろうことが想像できる。小さなミスが大きな事故につながりかねない箇所が多い。 1ヶ所だけ、五龍岳の先、1585Mピークの手前に、クサリの設置されていない小さな急坂があった。逆方向から来てそこを下るのは大変そうだ。ただし、万一そこで滑り落ちたとしてもそれほどの危険はなさそうだ。 [追記] その急坂を登りきったところで、逆回りの縦走者と出会った。急坂をのぞきこんでぶつぶつ言いながらも、するすると下っていた。その先の荒山付近では、千本檜小屋を朝出発した縦走者に追いついた。ペースが上がらないので御月山の先の秡川付近で野宿するとのことだった。夜の雨は無事にしのげたかな。 祓川から中ノ岳避難小屋までのルートは、赤テープ、赤ペンキのマークがあってわかりやすかった。しかし、避難小屋のノートによると、最近その付近で迷いかけた人がいるようだ。逆方向から下ってきたとき、マークを見落としてまちがった沢に迷いこむことがあるのかもしれない。 中ノ岳避難小屋から檜廊下までは、細い道が草におおわれて、足元がわかりにくかった。コースを一瞬見失ってとまどう場面もあった。 祓川から檜廊下にかけてはブヨが多かった。防虫ネットが役に立った。ブヨを食べるであろうトンボが一匹も飛んでいなかった。 クシガハナからは急坂が続く。濡れた木の根がとにかく滑った。 十二平登山口からの水無川沿いの林道にはアブが多かった。50匹くらいは手づかみにした。コツがわかると、歩きながら手を振るだけで簡単につかまえられる。 ところで、地図上の大日岳の位置がGPSの表示とずれている。ほかの人のレコを見てもそうだ。ひょっとして地図の表記がまちがっているのだろうか。 水場: 八海山の祓川には、わずかながらも貴重な水があった。 千本檜小屋では、宿泊した登山者の話によれば、小屋の水場が枯れていて、煮沸しなければ飲めないような水を1L1000円で売っていたとのこと。 中ノ岳避難小屋に着く前に持参した水をあらかた飲みつくしてしまったので、御月山の先の祓川の水場がオアシスのように感じられた。 中ノ岳避難小屋の300Lの天水タンクには、20Lほどしか水がなかった。その夜かなり雨が降り、翌朝確認すると50Lほどになっていた。 2日目は気温が低くて水をあまり消費しなかったので、駒ノ小屋には下りずにすんだ。 ところで、同じコースに祓川という水場が2ヶ所あるのはまぎらわしい。八海山スキー場付近にも祓川という沢がある。この地名には何か特別の意味があるのだろうか。 |
ファイル |
(更新時刻:2013/08/21 21:33)
(更新時刻:2013/08/21 21:34)
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写真
装備
個人装備 |
レインウェア ゴアテックス スパッツ込み 1kg
つば広帽子 あごひも付き
腕時計 SUUNTO vector
GPS GARMIN etrex20
カメラ NIKON coolpix AW100
トレッキングポール 1
山と高原地図 2011年版
電子国土地形図
コンパス
天気図用紙
35Lザック ザックカバー
水 2.8L
スポーツ飲料 0.5L
行動食 飴・バナナ 500g
食糧 おにぎり・パン・レトルトごはん・餅など 600kg
非常食 カロリーメイト 200g
シェルター HERITAGE エマージェンシーソロシェルター 200g
シート 85×170cm 140g
エアマット 50×90cm 340g
シュラフカバー ミクロテックス 260g
ウォームアップシーツ 230g
防寒着 320g
救急用品 コムレケアなど
アルコールバーナー・コッヘルセット 600g
ヘッドランプ 予備電池込み 330g
ラジオ 100g
ナイフ 40g
細引き 5M
タオル
防虫ネット
熊よけ鈴 100g
熊スプレー 40g
ホイッスル
補助ロープ 8mm×20M 1200g
ハーネスセット ハーネス・カラビナ×2・スリング・ATC 800g
貴重品
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感想
きついコース・日程だった。
予備日を用意しておいたとはいえ、いきなりこのコースを1泊で回るのは相当の無理があった。
正直にいっておくと、トレランの人が1日でまわるのだから、2日あれば自分も行けるだろうと思ってしまった。
実際には、中ノ岳避難小屋から檜廊下にかけてなどはコースタイム以上の時間がかかった。
クシガハナからの下りでは、完全に足腰が限界だった。
反省点:
● 暗いうちに駐車場から歩き出したのはよいが、登山ポストの場所がわからなくて、登山届を出しそびれた。家族には計画が伝えてあった。
● 水の消費量の想定が甘く、猛暑でいつもよりたくさんの水を飲んだため、御月山の祓川の水場にたどりついたときには、3Lあまり持参した水とスポーツ飲料が300mLほどしか残っていなかった。
● 中ノ岳避難小屋を出発する時点で雨が降っていなかったので、レインジャケットとスパッツだけを着用した。霧雨のような雨が降ったり止んだりする中で、レインパンツを履きそびれた。気がついたときには、ズボンはびしょ濡れで靴の中には水たまりができていた。寒さを感じるほどになったので、越後駒ヶ岳の雨ざらしのベンチでズボンを脱ぎ、防寒下着とレインパンツに着がえた。靴下は水をしぼって履きなおした。
● クシガハナからの長い急坂では、ゆっくりと下っていたにもかかわらず、濡れた木の根で足を滑らせ、何度か派手に転んだ。大きな木の根には用心していても、足を置いたところに目立たない小さな木の根があると滑ってしまう。疲れて足がよれよれなので、持ちこたえられない。
[追記] ● 越後三山の縦走に先立ち中ノ岳と八海山に登ったが、駒ケ岳には登らなかった。高校時代に駒ノ湯コースから登ったことがあるというだけで、大丈夫だろうと思っていた。クシガハナ・コースの下りは事前に経験しておいた方がよかった。
越後駒ヶ岳あたりからの八海山‐中ノ岳稜線の眺望はすばらしいはずなのに、今回はガスでほとんど見えなかった。
天気のひどさとあいまって、まるで過酷なトレーニングでもしているみたいだった。
今度はもっと体力をつけて、余裕のある三山縦走がしたい。
女人堂はとてもきれいでぜひ泊まってみたいと思った。男が泊まってもかまわないんだよね?
ところで、女人堂の外のベンチに黄緑色のテルモス(魔法瓶)が置き忘れられていた。女人堂の部屋にあげておいた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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貴兄の記録を参考に先週、越後三山を縦走してきました。全く同じコースですがおじさんなので2泊3日にしました御月山コースはきつかったけど何とか歩けました。祓川のお水は本当に美味しかったですね。
昔、8月に森林公園に車を止めこのコースに挑戦して敗退した時、水無川の自転車コースでブヨに悩まされたのを思い出しました。今回は、全くいませんでした。
今後のご健闘を祈念します。
youjiさん
山行記録を拝見しました。
縦走の様子が生き生きと伝わってきて、自分の記憶もよみがえり、楽しかったです。
千本檜小屋が修験者用の宿泊施設だというのは、目からウロコでした。中ノ岳で修験者に出遭い、そのひとりと小屋で隣合わせだったというのも、うらやましかったです。
かつては30kg近いザックを背負って1週間縦走されていたとのこと、私はまさに今、そういうのにあこがれております。20kgくらい担げれば十分なのですが、私も若くないので、そこまですら到達できるかどうか。
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