後立山連峰(八峰キレット)縦走
- GPS
- 24:26
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 3,206m
- 下り
- 2,742m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:15
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:56
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:05
天候 | 曇り時々晴れ、にわかに寄り雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八方尾根ゴンドラ乗り場から白馬駅まで徒歩 大糸線、信濃大町駅下車、バスで扇沢へ戻る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖が掛かっている所は問題ないが 鎖がない所はスリップアウトすると300m崖下の場所もある。 朝露や雨天で岩が濡れていると滑る。 ザレ、ガレ、浮石、急な登下降あり、 冷池山荘から五竜山荘までは距離、高低差が相当あるので体力と経験、時間が必要と考える。 |
その他周辺情報 | 八方尾根スキー場のバスターミナル前に八方の湯 大町温泉郷に薬師の湯(モンベルカード提示で100円引き) |
写真
感想
スキーやスノーボードでは五竜遠見、サンアルピナ鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳スキー場へよく足を運びました。
それぞれの山の名前は聞いていたけれど実際その山は麓圏の遊びでした。
鹿島槍・五竜岳の地図は2016年に買い
2年前には蓮華岳・針木岳・スバリ岳・種池へのテント泊縦走をして
念願の八峰キレット超えテント泊縦走ができました。
30年から10数年経ったテント、寝袋、マット、コッヘル、ザック、レインウエアなどなど大枚叩いて新調
最新の装備は軽くなっているものの、ハイドレーション3ℓ、水2ℓ、お湯、ビール、ウイスキー等7kgは重量が加算されザック総重量20kg超が肩と腰そして膝に架かる。
初日は柏原新道だから大丈夫かなぁ?と登っていると途中でパトロールの方から声を掛けられ行き先を告げると
テント泊の重量装備はバランスを崩すと即転滑落
鹿島槍ヶ岳の南峰から北峰は場所によって300mは堕ちる、毎年重大事故が起きるとの事(死亡事故とは明言しませんが[汗])
いや〜注意喚起をいただき肝に銘じます。(少しビビった)
種池山荘の前後はお花畑に癒され爺ヶ岳へ向かう。
「熊出没注意、通行ができない場合は山荘へ電話ください❗️」って看板を見て、
直ぐには来れないでしょう❗️
その前に熊に襲われそう❗️
そもそも来てくれたら鉄砲で撃つ❓
(そんな訳ないよね〜❓)
辺りを気にしながら南峰から北峰を目指す。
ふと思う
パトロールの方の注意喚起を聞き間違えたかなぁ?
此処も足下の崖(傾斜)ハイマツがあるものの転落したら止まらないでしょう!注意注意
そして冷池山荘に無事到着
初日はマズマズ、
でも水物が肩に食い込み左側の50肩が相当痛い!
重量減らすためビールを800mmℓ減らす。(美味い)
食事でも重量を減らして明日の行動に控えて早々に就寝
目覚まし3時を掛けるも2時半前に人の話し声で目が覚める。
うーん、起きるか!
テント内の荷物片付けと食事を済ませ外へ出ると
辺りは夜露でビショビショ、風が寒い、既にテントが一張り撤収済み(速ッ⁉️)
予定時間の4時に出発、
今日は長くて厳しい道のり
冷池テント場を出て直ぐにもお花畑があり、そこから鹿島槍ヶ岳が薄暗い中でも確認できる。
あーゆっくり明るくなってから写真に収めたかった。
布引山辺りから明るくなり快晴と言っていい南峰に到着
ゆっくりしていると後から2人が登頂して来た。
眺め最高❣️
立山・剱岳は雲が取り巻く状況
足が速そうな2人に先行してもらい、パトロールの方の注意を思い出し慎重に北峰へ下る。
いや〜 ヤバイ 怖い、このコース一般登山道か?
キレット小屋分岐点でザックをデポし北峰に向かう。
北峰からの眺めは最高でした。
次は目的の八峰キレット気を緩めず慎重に下る。
YouTubeでは何度も予習して見ているものの、やはり自分の目で見るのは違いますね!
すごい場所が有るものだ❗️
切戸
最初、誰がこんな場所を通り抜けたんだ❓
普通はこんな場所通らないよね〜
キレット小屋の写真が撮りたくて足を進めるがなんか怪しい雲行き、
何処かでゴロッと聞こえた気がする。
足下に小屋が見えた。
だいぶ離された先行者の一人が食事をしている。
あ〜やはり30分遅かった。
綺麗な鹿島槍ヶ岳を背景に写真撮影は出来ませんでした(涙)
仕方ない、雨が降って来るのを避けて先へ進みます。
雷も鳴っている。
遠目に雨が降る。
谷には虹が架かり気分はそれ程悪くない。
北尾根の頭で晴れた☀️
その後は晴れたり曇ったりが続く
五竜岳直下のコルでまた雷⚡️が❗️
レインウエアを着込み、待避しつつウトウトする。
しばらく経つと雨雲が行き過ぎたので五竜岳に取り掛かる。
登りごたえのある山でした。
途中からザクザク、ズルズルしながら頂上に立つ、
誰もいない、独り占めでしたが、残念ながら眺望は得られませんでした。
此処までくれば五竜山荘は直ぐ近くとイメージしていたのは大間違い、緊張する岩場もありこの山は日本百名山をいくつも登らないと危険で難しいと感じた。
山荘に無事到着するとやはり先行者がビール片手に労いの言葉を掛けてくれた。
いや〜 疲れた。予定時間より2時間も大幅に遅れた。
先行者がパトロールの方に私ともう一組の情報を伝えてくれてました。
パトロール員がトランシーバー片手に山を見つめてました。
パトロールの方達はこうやって登山者の安全を見守ってくれているんですね!
感激です。
今日は緊張で行動食だけで過ごし、山荘到着も遅れた事から缶酎ハイ飲みながらテント設営して少し寝ました。
18時頃に目を覚まし夕陽を眺めながら夕飯をとる。
片付けして20時近くまで暮なずむ五竜岳を仰ぎ見てはウイスキーをチビリチビリとやり、就寝についた。
最終日も3時起床4時出発
唐松岳に上る為、どんどん下る⁉️
大黒岳の基部ケルンに防衛大学山岳部のプレートが2枚、3月の厳冬期の悲劇が読み取れる。
冥福を祈ります。
最後の難所「牛首」前方から突然若い女性登山者が軽装でスタスタとすれ違う。
一瞬呆気に取られた。
その先には今日も早立ちの2人組が居た。
挨拶を交わし先行させていただいた。
唐松岳頂上山荘は直ぐであった。
唐松岳の頂上もよく晴れている。
朝食は後回しにしてザックをデポし、最後の頂に立った。
あ〜長い縦走だった。充実した。スリルも味わった。
この先下界に着くまで気を緩めずに行こう!
八方尾根を下るほどに登山者が増える。
路傍の花も沢山ある。
八方池の水面に映る山は見えずとも
とても満足した山行であった。
さて次は何処の山に登ろうか?
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