西穂〜奥穂/雨中ジャンダルム&快晴パノラマコース
- GPS
- 19:34
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 2,347m
コースタイム
■7日=西穂山荘5:00→6:00独標6:20→6:45ピラミッドピーク→7:26西穂高岳7:30→8:45間ノ岳→9:15逆層スラブ→9:35天狗岩9:38→10:00天狗のコル10:08→11:40ジャンダルム下(荷デポ)→12:00ジャンダルム→12:12ジャンダルム下12:18→14:07奥穂山頂→14:35穂高岳山荘
■8日=穂高岳山荘にて終日停滞
■9日=穂高岳山荘6:35→8:12涸沢小屋→8:23涸沢ヒュッテ8:45→9:37屏風ノコルの尾根→9:42屏風ノコル(荷デポ)9:45→10:23屏風ノ耳10:40→11:10屏風ノコル11:14→13:00氷壁「原点」の碑→新村橋13:25→13:35徳沢園13:52→15:21河童橋15:25→15:30上高地バスターミナル
天候 | ■6日=晴れ時々曇り ■7日=曇りのち雨 ■8日=雨 ■9日=晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
上高地:一般車は沢渡まで。沢渡−上高地はバス1200円だが、タクシーは4000円が相場なので4人いたらタクシーがお得 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【GPSがおかしく、7日、9日のルートは手入力しました】 ★西穂→奥穂:大キレットの高度感に、ルートとステップ&ホールド捜しの苦労が加わる岩場の玄人向けコースと思います。晴れていても怖そうですが、雨とガスに見舞われたので冷や汗ものでした。 独標まではハイキングコース、西穂あたりで岩稜の道らしくなり、間ノ岳付近は垂直の上下に加えて浮石多数です。西穂山荘から歩くと徐々に難易度が上がる感じで、天狗ノコルから先はロバの耳を頂点に一段と厳しい印象でした。 ジャンダルムは西穂側に荷物を置いてピストンすれば容易に登れます。馬ノ背ではナイフリッジを登り通すとは分からず、途中で左にトラバースしてルートを外れてしまいました(何とかそのまま進んでルートに合流できました)。 ★パノラマコース:天気さえ良ければ、あたかもヘリから見下ろすような涸沢カールと槍・穂高連峰の景観が楽しめます。特に屏風ノ耳の360度の大展望は一見の価値あり。ロープ場、岩場なども少々ありますが、難易度は高くありません。われわれの所要時間が長いのは写真を撮り過ぎたせいです。 |
写真
感想
もともと1週間前に歩くはずが台風直撃の予報で順延し、再びの台風発生で諦めかけていたところが、「曇り」という微妙な予報に賭けて挑戦することになった。実際は記録の通り、核心部を歩いた7日は雨主体の天気で震え上がった。
去年、大キレットを歩いてから最後の難関として計画した西穂〜ジャンダルム〜奥穂のコース。去年も昼から雨だったが、居合わせたAkさん、Bさんと臨時パーティーを組んで踏破した。なんと今回、その2人が同じ日に同じコースを計画しているという連絡があった。「また会おう」と盛り上がったが、悪天候の予報に2人は甲斐駒に行き先を変更し、2年連続の臨時パーティー結成は夢と消えた。
【6日】 さて、山歩きだ。新宿発「8時ちょうどのあずさ」で発った我々は、松本からバスに乗り換え平湯温泉へ。さらにバスを乗り換え、読売旅行の団体客らと一緒にロープウェイで西穂高口駅に着いた。アルプスの山々は沸き立つ雲に隠れているが、駅4階から外のデッキに出ると指呼のもとに西穂山荘が見える。
観光客に混じって歩き始め、「この先は登山装備のある人のみ」と戒める登山カード提出小屋?から登山道に入った。樹林帯のジグザグ道をしばらくアルバイトすると、1時間足らずで今夜の宿に到着。2階の焼岳に面した部屋に案内された。
ヒマを持て余すうち、お互いを「社長」「先生」と呼び合う同世代の2人組に声を掛けられた。2人で登山のほか山スキー、スキューバダイビング、カヌーなどを楽しむアウトドア派の様子。今回は西穂往復の計画とのことで、alps165ことDr.エモンが西穂まで行ったことがあると話すと、同行したいというので引き受けた。
【7日】 4時半に起床。長丁場なので朝食は弁当にしてもらった。心配は天気だが、女性2人を導く山岳ガイドの男性が、テレビの天気予報を見ながら「何とかもつようだから行きましょう」と言うのを聞いて少し心強い。5時、シャチョー・センセイ組と落ち合って暗い中を出発。しばらくヘッドライトを頼りに歩く。
持病の喘息の傾向が続いており、ゆっくりと登って行ったが、「最近鍛えていなくて」というシャチョー組には少しきつかったようだ。間もなく明るくなって丸山に至った頃、「やっぱり先に行ってください」ということになってしまった。「では、独標で朝の弁当でも食べてお待ちしています」と言って先行する。
前方には2グループほど登山者が見え、独標付近で追いついた1組は件のガイド付き3人パーティーだった。最後に急登があったものの、ここまでは普通のハイキング道と言ってよい。この先、ピラミッドピークから西穂へは、やや難易度を増す道となる。Dr.が6年前の記憶で「独標の先がいきなり10mほど垂直の下りで、独りでは行けなかった」と繰り返すので、改めて頂上から覗き込んでみたが、確かに急ではあるものの恐れをなすほどのことはなかった。「いや、こんなはずはない。これは改修されて楽になったんだよ」とDr.。
お握りの弁当を食べ終わる頃、シャチョーたち2人が到着した。少し休んだら先へ同行するつもりだったが、1人が体力的に限界なのでここ独標で折り返すとのこと。山スキー道迷いでビバーク、川カヌー沈没で漂流という2度の“遭難経験”を持つというお二人の勇気ある撤退判断を尊重し、お別れした。
ピラミッドピークを過ぎたあたりから、いよいよ岩稜らしくなって両手を使う機会が増えた。二人とも頭は今山行に備えて買ったヘルメットで武装している。ガイド付きの3人を抜き、左手かなたの尾根に立つ修行僧を見てギョッと(実は岩でした)しながら高度を稼ぐ。ピークごとに白ペンキで「○峰」と数字が書いてあり、だんだん数が小さくなって「主峰」西穂高岳に着いた。
先ほどまで上高地も見えたりしたが、すっかりガスに巻かれてしまっている。山頂でもう一組の若い男女3人パーティーと言葉を交わし、先を急いだ。といっても、すたすた歩けるような区間ではない。時に鎖の助けも借りながらの岩場の登降が延々と続く。その岩に浮石が目立つようになり、時にガラガラという落石音が聞こえるようになってきた。お互い石をぶつけっこしないように注意を払いながら、間ノ岳にたどり着いた。
ガスというより霧雨という雰囲気になってきた。この先の難所を思うと気が重いが、風雨というわけではないので前へ進むことにした。それにしてもアップダウンが凄く、景色が一体どうなっているのか見えないのが残念だ。
1人、さらに1人と大リュックを背負った男性に抜かれた。後から来た方によると2人はパーティーなのだが、相棒が待ってくれずに行ってしまうのだとか。また、この日唯一の逆行者である単独男性ともすれ違った。「4人先に出た人たちを見ませんでしたか」と問われたが、記憶にない。まさか遭難ではなく、天狗ノコルから岳沢に逃げたのだろうと解釈しておいた。
噂の逆層スラブは濡れて滑り易いかと思ったが、鎖もあってそれほど苦にはならなかった。さらに腕力を使う登降を経て天狗ノ頭(標柱には天狗岳)から天狗ノコルへ。当初は、ここでコッヘルを使って昼にする予定だったが、いよいよ霧雨がはっきり雨に変わってきており、朝食の残りのおにぎりなどの行動食で済ますことにした。
ガスでなんにも見えないのであまり高度感はないが、濡れてきた岩は滑りそうだし、鎖の助けもほとんどない。安易に踏みやすいステップをたどってルートを外れるとすぐ進退窮まるため、○や↑の道しるべを探すのにも神経を使う。何度目かの大きな下りでコル状の地形が見えた時、足元から声が聞こえた。先行した2人の男性で、真下5mほどに立っている。「すみません、ここ真っ直ぐ降りるんですか」と尋ねると、右の迂回路を示してくれた。
ここはジャンダルム前のコル。2人によると、荷を置いて行けば「往復20分」だという。20分は無理でも、ここまで来たので立ち寄ることにした。左の方へ回ってから右に折り返すとのことだが、ガスでやはり踏み跡がはっきりしない。もはや30度程度の岩場は慣れてマヒしているので、最後はルートを考えず直登して頂上にたどり着いた。もちろん、ここも周囲は真っ白で何も見えない。
とりあえずここまで来たということで、少々ホッとした思いで鎖を使って垂直の壁を登り、ジャンダルム横をトラバースする。落ちたら大変だが、ステップとホールドは豊富なのできちんとつかんで歩けば落ちない(はずだ)。もっとも、この先がさらに大変だった。「俺はロッククライマーじゃない」とブツブツ言いながら腕を伸ばし、下りでは見えないステップを探りながら慎重に進む。そんな登降を嫌と言うほど強いられた所がロバの耳だった。
「馬ノ背はまだか〜」などとぼやくうち、ようやくそれらしきナイフリッジが霧の中に現れた。ある部分はまたがって進むしかない。バランスを取って半分ほど来ると、さて、このまま登るべきなのかどうか分からなくなてしまった。見る限り○も↑もない。ふと左を見ると、岩棚ではないが節理の加減でトラバースの足場になりそうな岩が続いている。下に水筒が落ちていて、だれか通った跡にも見える。
Dr.に言ってトラバースに入った。20mほど先にガレ場を登る踏み跡のようなものも見える。足場はともかく、垂直の岩の手がかりは下向きの割れ目しかなくて少々怖い思いをしたが、二人とも無事渡り切った。ただ、踏み跡のようなものは「ようなもの」でしかなく、すぐにルートミスと気づいたが、上に馬ノ背の奥穂側の端が見えて事なきを得た。こちらも強風時のサブルートには使えるかもしれない。
ようやく難所をクリアして万歳でも叫びたいところだが、待っていたように雨が吹き降りの様相になってきた。せっかくの奥穂山頂だが休憩するどころではなく、小屋から山頂を踏みに来たらしい登山者の後を追った。大きな雨粒が西から叩き付けて痛いほどだ。
鎖場で滞る登山客数人が降りるのを待って穂高岳山荘に着いた時は、あろうことかゴアテックスのレインズボンの中の山パンツまでがじっとり濡れていた。カバーを付けたリュックも、背中側のレインウエア伝いに侵入した水でじっとりしている。中の物を出し、濡れた衣類とともに満杯の乾燥室に干したところで、どっと疲れが出た。
ロビーで例のガイドさんと女性2人を見つけた。われわれの約1時間後に到着したらしい。もう一組の若者3人の心配を口にしたら、岳沢へ降りるように途中でガイドさんが指導したとのことだった。
【8日】 「剣岳」という2階奥の部屋で西窓の下で寝たが、窓ガラスには風雨が叩きつける音しかしなかった。雨はやみそうにない。8時から清掃というので、いったん荷物を土間に下した。その後もライブラリーで天候回復を待ったが、その気配もないので10時過ぎに早々と連泊の手続きを取った。2泊目は1泊2食2000円引きの7000円だった。
この間、雨の中を登山ツアーなどの一行が次々と出発して行った。今日は日曜日。多くの人が明日からの仕事に備えて帰らねばならないのだろう。月曜を予備日の休暇として取っておいて正解だった。雨は日暮れ近くなってようやく上がった。
【9日】
9日の朝は文句なしの快晴だった。防寒着に身を固めてご来光を待つ。雲に邪魔されつつも浅間の右上に顔を出した太陽と対面することができた。「ジャンダルムの朝焼けを撮ろう」というDr.の声に促されて小屋の裏に回ると、ちょうど頂の上部が輝き始めたところだった。もっと見ていたかったが、朝食の時間と重なるので適当に切り上げて食堂へ。「雲海に映るアルプスの影が撮れた」とご満悦のDr.が食卓に現れたのはさらに10分後、全宿泊者中で最後だった。
6時半を回った頃、2晩世話になった穂高岳山荘を後にした。ストック片手にザイテングラートを下ったが、じきに手の助けが借りたくなって二人ともストックは片づけてしまった。振り返ると、真っ青な空にカール上の稜線が映える。汗をかきながら登ってくる人たちとすれ違いながら、簡単な梯子と鎖場を経て左へザイテンを外れてカールに降りた。
足元にはオトギリソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ヨツバシオガマ、なんとかアザミなどの花々が咲いている。猛暑のせいか、今年はカール底の雪渓が極端に小さい。二股の道をその雪渓の方へ右折し、わずか幅30mほどの雪渓を横断。後は涸沢ヒュッテへ下るのみ……と思ったら道が分からなくなった。
カール底は広々しているだけに迷いやすい。本来なら少し戻って道を探すところだが、行き先の涸沢ヒュッテは見えているし、100mほど向こうには分岐した道に立つ人も見える。その人影を目当てに岩の転がるカールを強行横断した。しばらく下ると小沢が道を横断しており、ほどなくヒュッテではなく涸沢小屋に到着した。
そこから10分で涸沢ヒュッテ。ここで大休止とした。相変わらず上空に雲はない。昼食は徳沢園の予定で少し遅くなるため、つなぎにアンパンと菓子を購入してパノラマコースに進発した。このルートは昨年10月、紅葉と初冠雪に遭遇した際に辿って感激した絶景の道だけに、快晴の空は実に好都合だ。
徐々に小さくなる涸沢ヒュッテなどを振り返りながら、ところどころに張られたロープを意識しつつ標高2400m付近の山腹をトラバースしていく。多少よじ登ったり手を使って下りたりする場面もあるものの、西穂〜奥穂で免疫のできた身にはどれほどのものでもない。涸沢が遠ざかるにつれて左手には北穂の全容と、続いて横尾尾根越しの槍の穂先がはっきり見えてきた。
涸沢ヒュッテから50分ほどで屏風のコルに続く稜線に到達。上高地側を見下ろすと、梓川の流れと徳沢園らしき施設も見える。稜線沿いに少し登り返すと、涸沢を空撮したように見える絶景ポイントに着いた。ここの景色も素晴らしいのだが、今回はザックを屏風ノコルにデポして屏風ノ耳まで登ってみることにした。
分岐の標識からいきなりの急登が始まる。間もなく木々が低くなり、大きな岩の積み重なる斜面に出た。涸沢カールと槍穂高連峰の眺めが一段と良くなる。振り返りながら登っていくと、右に「賽の河原」への分岐が現れた。当初、ここが「耳」の頂上かと思ったが、そうではなかった。小さな池をかすめて右に曲り、まっすぐ下る踏み跡に引き込まれそうになって、あわてて左へ回り込む本来の登山道に戻る。ここは注意しないと必ず間違えそうだ。
遭難した女性のレリーフを埋め込んだ岩の傍らを通り、深く切れ落ちた谷を右へ迂回すれば、最後の30mほどの登攀で屏風ノ耳のてっぺんに着く。360度まさに遮るもの無しのピークで、しかも見えているのが槍から前穂までの穂高連峰と常念山脈ときている。槍の向こうには水晶岳らしい姿も見え、大天井から西岳を経て槍に至る表銀座の尾根もバッチリだ。
惜しむらくは前穂に雲がかかっていることだが、時計を見ると10時を回っている。経験的に山、特に夏山は午前10時というのが天気の変わり目のようで、それまで雲一つなかった稜線がたちまち白雲で覆われてしまうことを何度も経験した。今回も、わずかな間に北穂や奥穂の頭にまで雲が湧き始めた。帰りのバスの時間を考慮しても、そろそろ潮時だ。時間感覚が誤っていたらしいDr.を促して下山の途についた。
屏風ノコルからしばらくジグザグに下り、次いで前穂北尾根の東斜面をトラバース気味に降下していく。ここで当コース初めての登山者と行き会った。若い男性2人で「日帰りで上高地に戻るのだが、屏風ノコルまで行けるでしょうか?」と尋ねるので、ここぞとDr.が「それならぜひ耳まで登りなさい」と、先ほどの感動を売り込んだ。バスの時間を考えるとギリギリ間に合うくらいである旨を注意してお別れしたが、果たして絶景は楽しめただろうか。
道は樹林帯に入った。足元に大きな石が並び、一部は苔も生えて歩きにくい。濡れていると滑りやすく、Dr.が一度足を取られて肘を擦りむいた。このいやらしい石が道から消えてホッとしたあたりで右上を仰ぐと、雪渓の残る前穂東壁が見える。「氷壁」のザイル遭難の舞台だが、装備も貧弱な時代にこの壁を正月に登るという発想は、若いころだったとしても当方には思いもよらないところだ。
小さなガレ沢を横切り、水流の音がきこえると奥又白谷の大きなガレ沢となる。ここでアンパン休憩を取り、Dr.の肘の傷を消毒した。幸いほんのかすり傷だ。大きな岩の間を渡渉するついでに給水し、灌木帯を乗り越せは中畠新道〜松高ルンゼの分岐に到着する。昨日までの雨のせいで、前回は枯れ沢だった道にかなりの水が流れていた。奥又白池を目指すクライマーとは行き会わなかったが、なぜか少し上の右岸急斜面にテントらしきものが見えた。
沢と一体化していた道はじきに幅のある登山道に変わった。傾斜も緩み、先ほどのガレ沢に近づいたあたりからは林道の様相に変わった。ガレ沢には大きな堰堤が見える。カラマツと雑木の二次林に伸びるプロムナードといった雰囲気で、ほどなくゲートと治山作業者のものらしい車が見えて本格的な車道に合流した。
まっすぐ行けば良いのに、昨秋に迷った記憶だけがあって左の作業道路に再び迷い込んだりしたものの、大きなロスもなく新村橋に到着した。大雨の翌日にもかかわらず、梓川の水が青く澄んでいるのが印象的だった。
渡った先はさながら北アルプスにおける主要街道で、平日にもかかわらず多くの登山者が歩いている。山ガール2人を追い越し、まずは徳沢園に入って遅昼にカレーを注文した。食べ終わるや否や進発し、スタスタ歩いて行くとDr.が目ざとく先ほど追い越した山ガールを発見、「2回目ですね」と声を掛けた。聞けば北穂の帰りとかで、かなり本格的な登山をするお二人の様子。Dr.はまたも屏風ノ耳の絶景を吹聴し、「ぜひ今度行ってみてください」と北ア観光大使役?に余念がなかった。
明神からは観光客が加わり、やがて平日とは思えない賑わいの河童橋たもとに到着。おととい苦労した西穂の稜線が仰ぎ見えたが、Dr.がソフトクリームを食べるうちに雲の中に消えた。何はともあれ今回は無事に下山できて何よりだった。急いだ甲斐があって、沢渡で温泉&松本で反省会という定番コースも楽しめそうだ。3年ぶりに乗った沢渡大橋行きのバスが大きく迂回し、新しいバスターミナルに寄ったので驚いた。
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