高瀬ダムー烏帽子岳ー野口五郎岳ー鷲羽岳ー三俣蓮華岳ー双六岳ー新穂高温泉
- GPS
- 54:58
- 距離
- 43.3km
- 登り
- 3,750m
- 下り
- 3,925m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:56
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:28
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:17
天候 | 3日間ともに高曇り、ときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・裏銀座コース、危険箇所はほぼ無し。烏帽子岳の山頂付近の鎖のみ注意 ・高瀬ダムから烏帽子小屋までのコースタイムはやや甘めの模様。よく整備されているので、急登でも登りやすい ・野口五郎岳から水晶小屋までは思っていたよりもハードコース。体力注意 ・安全マージン取るなら、烏帽子小屋ー水晶小屋までかなと ・鷲羽岳の下りはザレガレで後半ゆえに転倒に注意 |
その他周辺情報 | 下山後、「ひらゆの森」に後泊 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
常備薬
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
ホシガラスと歩く北アルプス裏銀座
1日目 烏帽子岳への登り
前日にあまり寝れなかったのでフラフラしつつ、高瀬ダムの雄大さにテンション上がってスタートでした。
急登というだけあって、登山口の時点で距離的にはすで当日行程の1/3ぐらいが終わっていました。
準備段階から今回の山行ではストックをしっかり使っていこうと思っていたので、スタートからストックのばして登っていきます。
徐々に遠くの景色が見えてくるのはやはり良いものです。烏帽子岳の登山道は標高約100mごとに標識が置かれているので進捗わかりやすい。
木の幹をまたいでひたすらトラバースするような局面がない分、昨年登った餓鬼岳よりもずっと登りやすいという印象でした。
烏帽子小屋は斜面を回り込んだ配置にあるので、登っているあいだは最後の最後までみえません。
段々とスタミナが切れてきて行動食パックを追加開封するか、はたまた手持ちのおにぎりを消費するかと考え始めたあたりで小屋到着でした。
山頂への道は山小屋からぱっと見るよりも厳しいもので、今回の行程で唯一の鎖もありました。
烏帽子岳山頂の巨岩がとにかくかっこ良いので、少なくとも近くまで行ってみる価値はあります。
初日を終えて、足の疲労感はあまりない状態。ストックさまさまです。
山小屋で今期購入できる昼食はアルファ米カレーとあんぱんのみなので、基本的には自分で用意することになります。
水補給、それにお湯も有料でお願いできるのでありがたいものです。インスタントコーヒーで自分の好きなものを飲めます。
普段あまり山荘グッズは購入しない(荷物を増やしてしまうから)のですが、烏帽子小屋の手ぬぐいはめちゃくちゃ可愛かったので購入しました。
夕食。
予約時から晩ご飯はおかわり不可のカレーのみなので物足りないかもしれませんと言われていました。
それをカバーするように?ご飯がかなりドカ盛り。お腹いっぱいになりました。
「ごはん多めにお願いします」とリクエストしている人も居ましたが、事前案内どおり普通に断られていました。
19時までは食堂がお茶スペースとして開放されています。20時消灯なので平和です。雲がかかっていたので星は見えないなと諦めてさっさと寝ました。
2日目 烏帽子小屋〜三俣山荘
烏帽子小屋は風が通る場所にあり壁の構造的にも隙間風が入りやすいので、寝る前に多少着込んでおきました。
明け方は一層風が強まっていたので、念のため防寒手袋(テムレス)も出動させてスタート。
薄暗いうちは天気悪いかなと思いましたが、歩き始めたタイミングでは遠くの山までよく見える状態でした。
稜線を歩く時間が長いので普段のようにスタート後すぐに上着を脱ぐ、とはいかず。しばらく身体の片側は寒くて部分的には汗をかくぐらいの中途半端な状態で歩き続けます。太陽がのぼってくるとさすがに暑さが上回ってくるので徐々に枚数を減らしていきました。
黒部五郎小屋ではまたしてもお湯をわけて頂いてコーヒータイム。その後はしばらく平和な道のりですが、赤い斜面を水晶小屋へと登るシーンはかなりしんどみありました。
ひとつひとつの山がメインコンテンツ感ある規模なので、じわじわ歩いていると2時間ぐらいすぐに時間が飛んでいきます。
鷲羽岳への登りも、ガレている下りもなかなか歩きづらくて大変。
情熱大陸で見た、ハイマツの一帯を切り開いた小屋に到着してコーヒー頂いてほぼ終わり。
下りの段差大きめな場面も多かった分か、若干弱り気味の膝がすこしだけ痛みました。
夕暮れのマジックアワーも山荘から少し見えてきれいでした。夕暮れを見ているとなぜか無性に寿司をキメたくなった。心が寿司を求めてしまう。
3日目 三俣山荘〜わさび平小屋
双六岳の有名スポットらしい山頂部分でエモ写を撮ったり、鏡平小屋でコーヒーフロートを頂いたり逆さ槍の写真を撮ったりとコンテンツを浴びてあとはひたすら下山でした。
下山ペースは早かったので、やはり膝に負担が来た模様(翌日には軽減)です。
ハイマツ帯を歩いていると時折顔を出して飛び去っていく(そして稜線の風と格闘して戻ってきたりする)ホシガラスが終始かわいい道のりでした。そして計画から何からtomovwgtiさんのお世話になりっぱなしでした多謝
高瀬ダムから烏帽子小屋まで、急登ということで覚悟していくも、燕岳と同じように整備されていて登りやすい。
ハイライトは予想通り2日目で、スタートから風が強いが、天気は悪くないので淡々と歩を進める。野口五郎岳は山容は緩やかなれど、足元は浮石も多く注意しながら歩く。野口五郎岳の先、真砂岳から水晶小屋まではアップダウンが多く、お昼前という時間もあり一番体力消耗したエリアだった。水晶小屋でおでんで栄養を補給。2日目最後のボス、鷲羽岳はガレザレなので転倒に注意しつつ、三俣山荘が見えてテンションが上がる。
三俣山荘のホスピタリティは高く、サイフォン式のコーヒーは美味いし、夕食後の喫茶など良い感じ。小屋の従業員の方々が楽しそうに仕事してて、非常に好感が持てます。
3日目は三俣蓮華岳、双六岳を通過すると、個人的には数年前に通った道ゆえ、安心感が増す。あとはひたすら小池新道を下りるのみ。予定より早めに下山
今回は、下山後に信濃大町まで車を取りに戻れるか怪しかったので「ひらゆの森」を後泊に利用したが正解かなと。小屋3泊にしてもよかったけれども、下山後ゆっくり過ごす日程にすると帰りがかなり楽になることに気づいてしまった
表銀座コースも歩いてますが、表銀座の方が圧倒的に歩きやすいです。東鎌尾根がちょっとキツイだけですね...
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