八ヶ岳全山縦走(中央道小淵沢〜編笠山〜赤岳〜双子山〜蓼科山〜プール平)
- GPS
- 33:20
- 距離
- 67.0km
- 登り
- 6,092m
- 下り
- 5,674m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 10:49
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 3:29
- 合計
- 11:06
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 11:44
天候 | 9/23 晴れ 9/24 晴れのち曇り 9/25 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
クリスタルライナー なんばOCAT(22:40)→ 中央道小淵沢(05:43) 8600円 復路: 茅野市コミュニティバス 北八ヶ岳ロープウェイ線 プール平(17:15)→ 茅野駅(17:55) 940円 JR東日本 中央本線 茅野(18:11)→ 上諏訪(18:17)200円 アルペン茅野号 上諏訪(22:21)→ 新大阪(06:41) 6500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
中央道小淵沢〜観音平 舗装道路が続くが、途中からハイキングコースに入る。 中央道小淵沢を降りてすぐに最終コンビニあり。(ローソンとセブンイレブン) 観音平〜編笠山 気持ちのいい樹林帯が続く。編笠山直前は急登。 編笠山〜権現岳 ギボシへ登る岩場が崩れやすい。権現岳は山頂が狭い。 権現岳〜赤岳 キレット小屋からの登りがとにかく急。岩場あり、はしごありで要注意。 赤岳〜阿弥陀岳 いったん中岳に下ってからの登り返し。 行者小屋〜赤岳 急登が続く。 赤岳〜硫黄岳 八ヶ岳の核心部。危険個所多数だが気持ちのいい稜線が続く。 硫黄岳〜天狗岳 ヒュッテ夏沢を超えると苔が多くなってくる。根石岳から見える天狗岳は絶景。 天狗岳〜青苔荘 苔の登山道が多く赤岳とはまったく雰囲気が違う。綺麗な苔道が続く。 青苔荘〜北横岳 茶臼山からの景色は素晴らしい。急な登りと下りが続く。 北横岳〜大岳〜双子池ヒュッテ 岩場の登山道が続く。難易度が高く、スピードが上がらない。 双子池ヒュッテ〜双子山〜大河原峠 先ほどと異なり歩きやすい笹道。双子山からの景色が綺麗。 大河原峠〜蓼科山〜蓼科山登山口〜プール平 岩場の急な登りと下り。岩場が終われば歩きやすい登山道。 |
その他周辺情報 | テント泊 行者小屋 予約不要(2000円トイレ込) 青苔荘 要予約(1000円トイレ別途200円) 駅そば榑木川茅野駅店(かけそば大盛500円) 片倉館(重要文化財の日帰り風呂/750円) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
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感想
金曜日有給を取れば4連休。
半年前から今年こそはジャンダルムへ!という計画を立てていた。だが直前に北アルプスで地震が発生。影響はないとのことだったが、超危険地帯であるため念のため今回は見送ることに。
では次はどうする、と考えたときに前々から温めていた八ヶ岳全山縦走を決行することにした。だが準備の時間は1日ちょっと。大急ぎで準備と計画を整えることになった。
まず往路。観音平へのアクセスは中央道小淵沢からタクシー1択だが、予約電話するとすでに予約いっぱい。仕方がない、観音平まで歩くか。+2時間行動時間が増えた。
復路は上諏訪からの夜行バスを利用。下山後温泉でゆっくりしてから帰る予定だ。
水曜日、仕事を終わらせ最終準備を整える。今回は40リットルザックと小さいものを選んだ。少しでも体への負担を少なくするためだ。重量は水込で15kgほどだった。
なんばから夜行バスに乗り込み、一眠りしてるうちに中央道小淵沢へ到着。実は誰か同じルートでタクシー乗る人がいたら相乗りさせてもらおうと企んでいたが、そんな甘くはなく、下車したのは自分ひとり。これは覚悟を決めるしかない。最終コンビニで準備を整えいざ出発。
(1日目)
観音平へはしばらく舗装道路が続く。車で登っていく様子を羨ましく見つめる。後半はハイキングコースを通る。こちらのほうがクネクネの舗装道路を通るよりも早い。
観音平には7時半到着。すでに登山客はまばらだ。いよいよ登山口に突入。
編笠山へは気持ちのいい樹林帯が続く。歩きやすくペースが上がる。だが山頂への最後の直登はなかなかにくたびれた。山頂からは富士山、そしてこれから向かう赤岳が見える。待ってろよ。
次に向かう権現岳へは険しい岩場を通る。先行者が落石を起こしたときは冷や汗ものだった。少しズレたところを通っていて助かった。
山頂は狭いので写真だけ撮って、最高峰赤岳へ向かう。
赤岳の上りに入ると今までとはまるで印象が変わる。両手を使って登る。キレ落ちたところも通る。はしごもかかっているが足を滑らせたら一貫の終わりだ。もう疲労もピークなので慎重に登っていく。だが雲が出てきて少し焦ってしまう。14時ごろやっと赤岳に到着。なんとかガスる前に登頂できた。
あとは今日の宿泊地、行者小屋に降りるだけだが、ちょっと寄り道して阿弥陀岳に向かう。唯一縦走路から外れているので、今日のうちに行っておく。空身で登頂。身体が軽い。夕焼けに染まった赤岳が見れて満足した。
(2日目)
この日は青苔荘まで向かう。要予約だが運良く予約を取れた。
まずは稜線から日の出を見るために夜明け前から赤岳に登る。日の出直前、稜線にでることができ、綺麗な日の出を拝むことができた。今日も天気が良くなりそうだ。
日の出を堪能したあとはもう一度赤岳山頂に向かい、真っ青な青空のもとで記念撮影。昨日よりいい写真が撮れた。満足したところで硫黄岳に向かう縦走路に突入した。
赤岳〜硫黄岳までは八ヶ岳の核心部という名の通り、岩場あり、絶景あり、危険箇所多数で、楽しい道のりだ。天候にも恵まれ、終始八ヶ岳連峰の山々を見渡すことができた。すごく贅沢だ。
硫黄岳からはまた雰囲気が変わる。苔道が多くなるのだ。まるで屋久島にいるような苔の景色が続き、癒やされる。
あとは青苔荘まで降りるだけがにゅう経由か、高見石小屋経由かで迷う。なぜなら高見石小屋は揚げパンが有名だからだ。一度食べてみたい。ネットを見ると15時まで軽食販売している、との話を聞き急いで向かう。14:59にギリギリ到着。たがすでに受付終了の文字。そんな…。よくよく聞けば14時で受付終了だそうだ。なんてこった。
仕方がないので再訪を誓い、今日の幕営地に向かう。
今日宿泊する青苔荘のキャンプ場はすべて平らですごく過ごしやすい。トイレも温水便座がついてびっくりした。さすが国道から近いだけある。
(3日目)
ヘッドライトの電池が切れて準備が遅れた。まさか予備電池までダメになるとは。
予報では雨だったが、天気がよくなりそうな空模様だ。
出発後、まずは縞枯山に向かう。なかなかの急登だ。途中の茶臼山からは通ってきた天狗岳、これからいく蓼科山がよく見える。天候崩れてくれるなよ。
ロープウェイ前を通って北横岳に向かう。これで八ヶ岳全山縦走だ。よくやったと自分を褒める。
だがまだ双子山と蓼科山が残っている。特に双子池ヒュッテに向かう道は岩がゴロゴロしていて難所だとか。心して向かう。
忠告通りというべきか、大岳を過ぎたあたりから大きな岩がたくさん出てきて、なかなかペースがあがらない。ひとつひとつの岩を越えるのに時間がかかってしまう。
帰りのバス17:15に間に合うのか。少し焦り始める。
なんとか双子池ヒュッテに到着。残念ながらガスっており池のほとんどが見えず。
休憩もそこそこに双子山に向かう。こちらは歩きやすい。と、どんどん青空が見えてくる。どうやらガスっていたのは大岳〜双子池の辺りだけだったようだ。山頂につく頃にはすっかり晴れ。蓼科山も半分くらいは雲から顔を出している。あと1座だ。
最後の蓼科山への上り。
将軍平へ向かう途中、午前中に出会った麦草峠から日帰り往復している男性と再会。お互いの無事を願って先に進む。あとちょっとだ。そして将軍平から最後の、本当に最後の急登。
やっとこさ登りきってゴール!!
ガスっておらず、北横岳や双子山も見える。
もとの雨予報がこんなに好転するなんて思ってもみなかった。
達成感を感じる間もなく下山を開始する。
バス出発まで2時間半。だがコースタイムは3時間15分。間に合わないかもしれないが急ぐしかない。
蓼科山登山口への急坂。落石に気をつけながら駆けるように降りていく。なんとかコースタイムの半分で降りてこれた。これは間に合いそうだ。結局プール平に着いたのは、バス出発の15分前。無事間に合い、今度こそ本当のゴール!!!近くのお店で買ったビールで祝杯をあげる。
その後は片倉館の日帰り風呂で3日間の疲れを癒やし、夜行バスで帰宅。
本当に長い3日間だったが、目標としていた行程をすべて達成でき、自信にも繋がり、非常に満足だった。
さぁ次はどこの山に行こうか。
ジャンを狙っていたのですね!ここ数年行っていたのですが、今年は行けませんでした。
良かったら来年一緒にどうですか?
そんなことを夢見ながらお付き合いをお願いできたら幸いです♪
今回は過去にないくらい頑張りました(笑)
ジャンダルム毎年行ってるんですか。すごいですね。。
足を引っ張ることになるかもしれませんが、お誘いいただけるなら是非!
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