甲斐駒ケ岳・鋸岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 2,462m
コースタイム
二日目 6:50 六合目小屋 → 8:45〜9:30 第2高点 → 11:30 第1高点 → 11:50 角兵衛沢のコル → 14:00〜14:30 角兵衛沢取付点 → 16:50 戸台G
天候 | 11月2日 晴れ 11月3日 曇り/雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
装備:ヘルメット×1 軽アイゼン×1式 ハーネス×1 ロープ 10.3弌30m ギヤ類×1式 スリング×1式 防寒着 上下×1式 緊急用具×1式 グローブ(防水・防寒・常用)×1式 シュラフ×1式 Wストック×1式
GPS 携帯電話 カメラ 腕時計 ヘッドランプ 予備電池(単3×4 単4×4)
ガスバーナー×1式 コッヘル×1式
食糧(アルファ米6食・缶詰め2食) 飲料水(水2.5L・お茶1L) 行動食(ゼリー×3 羊羹×2 他)
総重量17k程
今回の鋸岳山行は、今年3回目となるもので1月2日〜4日は吹雪により敗退し、3月も角兵衛沢中間部で敗退しており悔しい思いをしていたのと昨年の秋に戸台川を歩いていた時の紅葉に染まる山々の情景を思い、山仲間のtoshi0120さんを誘い計画した。
当初予定は、戸台川Gより角兵衛沢から鋸岳(第1高点・第2高点)に進み熊穴沢にて下山するものであったが、toshi0120さんの提案により北沢峠から甲斐駒ケ岳・鋸岳(第2高点・第1高点)に決定。
1日:車は予め戸台川Gに駐車し徒歩で戸台大橋まで向かう。6時30頃の臨時便のバスに乗車し北沢峠へ、紅葉時期だけに多くの登山者で賑わっていた。
小休止した後、樹林帯の登山道を2時間程進み双児山へ着く。ここから稜線沿いに進み駒津峰へ向かう。青空と正面に大きく甲斐駒ケ岳が聳える。1時間程で駒津峰に着き六万石を経由して摩利支天方面へ進み甲斐駒ケ岳へ向かう。
この頃から風が吹き始めガスも湧きだした。風は冷たくレイヤリングを調整しながら甲斐駒ケ岳に向かう。 摩利支天を右手に見ながら甲斐駒ケ岳へ。20分ぐらいで山頂に着く。
山頂は一部分に積雪や凍結箇所があり寒い。多くの登山者が食事休憩をしてた。こちらも昼食とする。
天候を気にしながら食事を終え六合目小屋を目指す。
六合目小屋までの縦走路も所々に薄く雪があるが気を付けて進む。途中2箇所程でルートを外すが直ぐに修正できた。
六合目小屋には3時20分頃に到着。小屋内には5〜6人の登山者の皆さんが寛いでいた。こちらは2人だが自分は小屋泊予定でtoshi0120さんはテント泊の予定であったので、皆さんのご厚意に預かり1人分のスペースを分けていただいた。
テント場は小屋から少し下った所にあり、水場はその手前から下った所にあるようだが水を汲んで戻るのが大変そうである。
toshi0120さんと明日の出発時間やルートコンディションについて打合せをした後、食事を済ませ就寝。
(小屋の皆さんは関西のコ○○○)
2日:関西の皆さんは6時から出発との事であったのでこちらは彼らの後に出発する予定としていたが、予定が若干変わり、toshi0120さんのコンデションを考慮し先行して進み自分が後からtoshi0120さんに追いつき一緒に行動する事になった。
時間を気にしながらパッキングをしていると腕時計を紛失している事に気づき小屋内を探すが中々見つからない。小屋内はまだ薄暗いでヘッデンを点け自分の寝ていた石室の壁と板間の隙間を照らすと腕時計がその間にあったが中々取れないでいたら出発時間が過ぎてしまった。
toshi0120さんと連絡が取れないが、安全な箇所で待機するという旨があったので急いで出発するが既に6時50分と7時近い。
歩を早め1時間程縦走路を進むがtoshi0120さんと合流できないので、まだ先に進んでいると思い更にペースを三ツ頭まで来てみたが先行していた関西の方々が休憩しているのみでtoshi0120さんの姿はなかった。関西の皆さんに尋ねるがtoshi0120さんとは会っていないとの事であった。
これは非常にまずいと思い更にスピードを上げ中ノ川乗越まで来たがtoshi0120さんの姿はなく途中何度かコールしながら進むが返事は無い。
中ノ川乗越で様々なシュミレーションをした後、第2高点まで行きそこで待つ事にした。
そして中ノ川乗越から第2高点に向かうガレ場を登っている時にコールが聞こえたので振り返ると稜線に関西の方々が見えた。
こちらは視力が悪く人の姿や色までは判別できるが人の顔までは判らない。toshi0120さんのヘルメットの色も関西の方々と同じオレンジなので戸惑っていた。
何度かコールしてくれたが様子が分からなかったが皆さんの1人の方がヘッデンを点滅してくれていたのでtoshi0120さんと合流していると想像できたが完全ではなかった。
第2高点で思案しながら待っていると第1高点から縦走されてきた3人PTの方々が来たので、toshi0120さんの事を尋ねたが会っていないとの事だった。
この事で確信が持てた。暫くすると中ノ川乗越からtoshi0120さんがひょこっと現れた。
そこでtoshi0120さんに経緯聞くがどうも分岐の別ルートで待っていたようでtoshi0120さんも判断に迷っていたようだ。
第2高点から第1高点については危険な悪場があるので一緒に行動しお互い安全確保しながら進む。
ガレ場を下り樹林帯を経て大ギャップ下に着くと対向する3人PTの方々が鹿窓ルンゼ下でこちらに向かってルートを聞いてきたのでこちらから詳細に伝える。
対岸から見る鹿窓ルンゼ下のバンド帯のトラバースは非常に恐ろしい。ミスしたら助からないだろう。
鋸岳の岩質は崩壊期にある為、落石が多く脆い。
彼らが安全なところまで来てこちらも進む。先程の恐ろしいトラバースは登ってみると以外に歩きやすかった。
そして鹿窓ルンゼを登るが鎖の重心を考慮しながら登る。
先行して鹿窓を越えロープ確保を考えたが必要なさそうなので鎖の支点や他を確認した。
そして稜線を進み小ギャップに着くがこちらも複数のPTが登ってきたので待機。
彼らが安全な箇所まで着いた後に下降する。
ここでロープを持ってきていたので強固な支点にロープをセットして懸垂下降。
また登り返し、第1高点へ。
再び稜線を進みと直ぐに第1高点に着いた。ここでも数人のPTが休憩していた。聞けば関東方面からとのことであった。
第1高点から角兵衛沢のコルへは15分程で着く。
角兵衛沢のコルで小休憩。
ここから先の下りと戸台川沿いのルート確認を相談。
角兵衛沢の下りについてはtoshi0120さんも過去に通っているのと危険個所は無いので自分のペースで進むとの事。
toshi0120さんはここで昼食。
自分も戸台川の紅葉の写真を撮りたいのと岩場の偵察をしたいので先に進む。
浮石の多いガレた角兵衛沢を下り左岸沿いにルートを進む。
途中、数人のPTとすれ違い簡単な挨拶を交わし岩屑帯を抜ける。
そこからは樹林帯の中を進むが、以前きた時よりも多くのマーキングがある。
角兵衛沢の取付付近では煩わしい程であった。
取付付近ではテントが2張り設営されていた。
ここでザックを下ろし戸台川の渡渉点を探すが水量が多くいつも渡渉している箇所は渡れない。
一旦はあきらめたが、再びザックを背負いで暫く戸台川沿いを歩くと数百m先に渡渉点を見つけた。
そこからは、紅葉に染まった戸台川の左岸沿いの道を景色を楽しみながらゆっくり進む。
左岸や右岸に岩場ポイントが幾つかあるが、雨も降り始めてきたので先を急ぐ。
今年の1月にビバークした堰堤付近に着いた時には雨が降ってきて薄暗くなりだした。
この先、戸台川沿いの道は右岸側に沿っているが暗くなるとルートをとるのが厄介なので先を急ぐ。
過去に暗くなった戸台川沿いは2回程歩いたが渡渉点やルートが全く判らず靴を濡らしながら歩いた事がある。
小雨に濡れながら1時間程進んで17時前に戸台川Gに着いた。
紅葉や岩場偵察で角兵衛沢取付からここまで3時間程要してしまったが充実していたので悔やまれない。
その30分後にtoshi0120さんが到着。
帰り支度を済ませ仙流荘へ立ち寄り温泉に入り疲れを癒した。
今回も山行中に色々な方々にお世話になりました。
特に関西からのコ○○○の皆さんにはお世話になり感謝いたします。ありがとうございました。
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