岩倉山〜大平山〜水無山〜後鉢巻山〜六甲山最高峰〜東おたふく山〜本庄山〜金鳥山
- GPS
- 09:22
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:22
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - 阪急電鉄神戸線の岡本駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 所々でややこしく感じる箇所もあるとの印象。 岩っぽい箇所があり、花崗岩が風化などで滑りやすそうな状態になりがちなようで、危険ではないにしても注意して歩きたいですね。 全山縦走路で舗装路を横断する際などには、走行中の車に注意。 ■黒岩谷西尾根 やや急な斜面もあるザレ気味のやせ尾根との印象ですが、登りは特に問題はなさそう。 笹ゾーンの少し下辺りは、整備された痕跡がやや荒れた状態で残っていて、つまずきの原因になりそうなので、下る場合には足元への注意をしっかりとしておきたいですね。 ■その他 笹などの繁茂で路面の状態を確認しにくい所が多く、慎重に歩を進めるようにしたいですね。 冬期には、残雪が踏まれて凍結して、滑りやすくなっている事が多そうな印象。 雪が途切れがちで軽アイゼンやチェーンスパイクなどの装着をためらってしまうのもあり、転倒に注意しておきたいと感じました。 |
写真
感想
阪急電車の土日回数券の残りを消化すべく行き先を考え、天候を考慮した結果、好天の期待できそうな六甲へ。
六甲全山縦走への思いは特にないのだけど、未踏の区間を歩いておくと今後のルート選びに選択肢が増えるはずで、今回は宝塚駅から歩いてみます。
宝塚駅に来るのは子供の頃に家族で来て以来で、あまり記憶はないのだけど、千円札を拾ったのだけははっきりと覚えています。
この日は何も拾う事なく、まだ人の少ない宝塚駅からスタートです。
武庫川に架かる橋を渡り、少し進むと、そこは住宅街で、黙々と歩くのみです。
川沿いを離れ、斜面が急になる辺りで下界が見え、朝の太陽が照れくさそうに輝いている。
しかし、カメラはそれを反映せず、妙な色合いの写真を作り上げてしまう。
山の木々に近い辺りを歩くようになると、多くの鳥が見られるようになり、撮影したりはできないものの、楽しませてくれる。
長い舗装路歩きが終わると、登山口に到着。
入山の前に塩尾寺にて手を合わせておきます。
山道を歩き始めると、風化した花崗岩質の路面となっていて、六甲らしさを感じます。
霜柱が見られたりで、気温は低い。
しばし歩くと、岩倉山山頂に到着です。
石仏が安置されていたりで、六甲の山としては珍しい?
いくつかの分岐を見送りつつ、歩きやすい全山縦走路を辿って行きます。
この日は睡眠不足なども含め、体調が良くなく、足の進みも悪いようで、何人かに追い抜かれてしまう。
不意に舗装路に出合い、これを横断。
急坂をえっちらおっちらと登って行きます。
少し先でまた舗装路に出合い、そのまま歩いて行き、回り道をする形で大平山山頂に到着です。
電波塔があり、離れた位置から山座同定する際に利用できそう?
縦走路に戻って少し歩くと好展望の場所があり、ここでパンを食べつつ、ゆっくり休憩。
その間に何組かのハイカーさんがやって来られる。
その先からは徐々に路面に雪が目立つようになり、滑りやすそうな所もあるので、足元に注意しつつ進んで行きます。
しばらくして、女性が下って来られ、赤いジャケットを落としてしまったらしく、それを見ていないかの事だけど、残念ながら見ておらず、そう返答。
展望所に同時間に滞在していた3人組の女性のお一人で、一旦、戻られて、他の方と合流。
展望所へ至るまでに落としたのだろうという事で、探しに戻られる事に。
僕もよく落とし物をしてしまうので、どんな心情なのか、良く分かります。
うまく見つかるように願う事ぐらいしかできず、こちらは先へ。
道の雪は踏み固められていて、所々で滑りやすくなっている。
でも、標高が上がって来ると、新たな積雪があったのか、当日に踏まれただけのような感じとなり、少し歩きやすくなったように感じる。
水無山では、標識の類は見かけず。
舗装路に出合い、少し進むと、石の宝殿の入口を通過。
この先はこれまでに歩いている道になり、安心です。
そのまま舗装路を歩こうかとも思ったのだけど、笹が茂ってややこしい縦走路へ。
この辺りが最も雪深かったようで、これまでに寄っていなかったはずの後鉢巻山にも寄っておきます。
一軒茶屋の近くまで来ると、やはり人は多めとなり、真新しいトイレへ。
最後の斜面は思っていたよりも滑りやすい状態ではなく、そのまま六甲山最高峰の山頂へ。
まだ人は少なく、白い雪と青空のコントラストが良い感じです。
少し移動して、いつもの場所で昼食にします。
カップ麺ではあるけど、寒い中での温かい食べ物はありがたい。
一軒茶屋へ向けての下りが滑りやすそうになっていて、滑ってしまう。
今回も黒岩谷西尾根へ進むと、南向きの斜面のせいか、雪は少なく、すぐに皆無に。
ベニドウダンの花後の様子などを見つつ、所々で気を付けて下って行きます。
数人の方とすれ違い、下り終えると、黒岩谷の小さな沢に出合う。
すぐに土樋割峠に至り、東おたふく山へ向けての登りへ。
まだ気温は低いようで、霜柱が見られる。
東おたふく山の山頂を経て、ススキ原の復元を試みている草原へ。
この時期は笹などは刈られるようで、すっきりとした風景が広がっている。
これまでに通った時の印象だと、まだ笹が優勢のようだけど、取り組みの成果が出ると良いですね。
また緑に包まれている時期に歩きに来たいと思う。
雨ヶ峠で休憩していると、赤いジャケットを紛失された女性達がやって来られ、探し物は見つかったとの事で、何より。
こちらはそのまま下らず、遠回りする形で住吉道へ。
しみ出た水が所々で凍っていて、やはり気温は上がっていないよう。
六甲では何となく好きな道でもあり、気分良く辿って行き、写真36の分岐で左へ。
カエデが群生する辺りを経て、打越峠に到着。
昨年の7月に歩いた時点でそうだったのだけど、ここからは樹木の間引きが行われており、冬枯れの時期でもあり、少し寒々しく感じられる。
部分的にうっすらと氷の張っている雌池を経て、岩っぽい尾根を辿って、お気に入りの展望所へ。
少し寒い中、しばし休憩。
近くに岩場があり、iPadで地形図と見比べて、位置を推定。
行く事ができそうか。
曇り空のせいもあり、横池はいつもよりも地味な佇まい。
尾根に戻り、今までは気にならなかった分岐があり、下るとチェックしていた岩場へ至るようなので、そちらへ。
呆気なく岩場に至ったようで、写真47の岩が出迎えてくれ、その少し先からは展望が得られ、まだ踏み跡は続いているように見える。
元の尾根に戻り、すぐに風吹岩に到着。
子供連れを含め、人が多くて賑やかで、全く落ち着かない。
この辺りからだったか、頭痛も加わり、気分が良くない。
いくつかの不快な事も加わり、我慢の道中となる。
本庄山や金鳥山など、何とか辿り終えて保久良神社の手前に到着。
保久良梅林に寄ってみると、まだ開花している木は少なく、蕾が目立つ状況。
先月から使い始めたカメラで撮影をしてみるのだけど、ピントがなかなか合ってくれず、苦労させられる。
これから迎える花の季節、これで大丈夫かと不安になってしまう。
保久良神社にお詣りし、無事に山行を終えられた事を感謝。
いつもとは違う疲れを伴ったまま歩き、岡本駅にてゴールです。
今回は初めて六甲を東から歩いてみて、これで一応は起点から終点まで一通り歩いた形でしょうか。
特に何か発見があったという感じではなく、これまでに歩いていた範囲に比べると、面白味には欠けるように思われるけど、これは季節的なものもあるのかも。
レコ作成の際、『ハイキング』か『雪山ハイキング』かで迷ったけど、区間は短いながらも雪道で滑らないように注意を要したし、実際に滑ったりしたので、後者を選択。
この日は気温が低く、保久良梅林で咲き始めの梅の花を見た以外、春の兆しは特に感じられなかったけれど、徐々にその気配は増して行くはずで、そんな変化を感じ取りつつ山を歩きたいですね。
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