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Yamareco

記録ID: 4529931
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山〜五色ヶ原〜薬師岳 どこまでも続く天空の縦走路

2022年07月29日(金) ~ 2022年08月01日(月)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
25:56
距離
38.7km
登り
3,145m
下り
4,199m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:47
休憩
0:01
合計
0:48
距離 2.3km 登り 46m 下り 192m
12:08
9
12:19
12:19
20
12:40
12:40
6
12:45
12:46
7
12:53
12:54
5
2日目
山行
7:02
休憩
2:15
合計
9:17
距離 10.8km 登り 1,316m 下り 1,090m
4:54
5:00
146
7:26
7:29
15
7:44
7:56
1
7:57
8:04
0
8:03
8:04
1
8:05
8:14
15
8:29
8:57
34
9:32
9:54
28
10:22
10:37
33
11:11
11:25
61
12:26
12:41
56
13:37
13:39
31
3日目
山行
10:56
休憩
2:57
合計
13:53
距離 18.2km 登り 1,753m 下り 1,912m
14:10
40
4:28
5:04
85
6:29
6:59
127
9:06
9:13
49
10:02
11:00
83
12:23
12:29
120
14:30
14:30
51
15:21
15:28
11
15:39
15:44
16
16:00
16:27
20
16:46
16:46
33
17:19
17:21
21
4日目
山行
1:49
休憩
0:09
合計
1:58
距離 7.4km 登り 56m 下り 1,030m
17:42
15
5:44
5:44
11
5:55
5:55
29
6:25
6:33
6
6:38
6:38
15
6:53
6:54
32
7:28
ゴール地点
天候 7/29小雨のち晴れ
7/30快晴のち豪雨(13時頃〜)
7/31快晴のち豪雨(15時頃〜)
8/1快晴
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(行き)
上野6:22(新幹線)7:37長野8:15(バス)10:00扇沢10:30(アルペンルート)11:55室堂
(帰り)
折立8:40(バス)9:30有峰口9:41(地鉄)10:35富山11:20(新幹線)13:46上野
コース状況/
危険箇所等
・危険箇所なし。
・鬼岳東面に雪渓横断2箇所あり。ステップあり。
・五色ヶ原〜スゴ乗越はキツいアップダウンの連続。体力消耗に注意。
・五色ヶ原〜薬師岳は登山者が激減し静かな登山を楽しめる一方自分との戦いとなる。すれ違った登山者は10名以下。
・薬師岳〜薬師岳山荘はザレザレで転倒注意。ストック&ちょこちょこ歩きがオススメ。
・薬師峠上部の登山道は大雨の増水時は濁流路となり靴の水没は不可避。転倒にも注意。
久しぶりの黒部ダム
2022年07月29日 10:52撮影 by  SO-02L, Sony
10
7/29 10:52
久しぶりの黒部ダム
ほとんど観光気分
2022年07月29日 11:32撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/29 11:32
ほとんど観光気分
天然の避暑地室堂入り
2022年07月29日 12:11撮影 by  SO-02L, Sony
2
7/29 12:11
天然の避暑地室堂入り
たくさんのチングルマがお出迎え
2022年07月29日 12:13撮影 by  SO-02L, Sony
8
7/29 12:13
たくさんのチングルマがお出迎え
観光客に交じってみくりが池
2022年07月29日 12:16撮影 by  SO-02L, Sony
4
7/29 12:16
観光客に交じってみくりが池
剣御前方面。
眼下に雷鳥沢キャンプ場。
2022年07月29日 12:42撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/29 12:42
剣御前方面。
眼下に雷鳥沢キャンプ場。
まずは温泉。
立山を望みながらまったりと。
2022年07月29日 14:51撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/29 14:51
まずは温泉。
立山を望みながらまったりと。
ソロ宴会のスタート。
この後同世代と思われる子育て一段落の奥様方と楽しく自炊。
2022年07月29日 15:30撮影 by  SO-02L, Sony
13
7/29 15:30
ソロ宴会のスタート。
この後同世代と思われる子育て一段落の奥様方と楽しく自炊。
夕刻の立山。
ぱらついた雨もすっかり止んだ。
2022年07月29日 17:12撮影 by  SO-02L, Sony
10
7/29 17:12
夕刻の立山。
ぱらついた雨もすっかり止んだ。
翌朝5時前出発。
剣御前方面とチングルマ。
2022年07月30日 05:10撮影 by  SO-02L, Sony
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7/30 5:10
翌朝5時前出発。
剣御前方面とチングルマ。
ド迫力の立山三山
2022年07月30日 06:11撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/30 6:11
ド迫力の立山三山
室堂平を一望。
朝日を浴びる前にここまで高度を稼げるのは有り難い。
2022年07月30日 06:54撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/30 6:54
室堂平を一望。
朝日を浴びる前にここまで高度を稼げるのは有り難い。
眩しい。
真砂岳直下の稜線で朝日を浴びる。
2022年07月30日 06:58撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/30 6:58
眩しい。
真砂岳直下の稜線で朝日を浴びる。
後立山連峰。
右から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳。
2022年07月30日 07:04撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/30 7:04
後立山連峰。
右から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳。
立山三山の一座富士ノ折立と劔岳。
2022年07月30日 07:31撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/30 7:31
立山三山の一座富士ノ折立と劔岳。
立山三山の最高峰大汝山に立つ
2022年07月30日 08:09撮影 by  SO-02L, Sony
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7/30 8:09
立山三山の最高峰大汝山に立つ
立山三山の一座雄山。
遠くに尖っているのは笠ヶ岳。
2022年07月30日 08:17撮影 by  SO-02L, Sony
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7/30 8:17
立山三山の一座雄山。
遠くに尖っているのは笠ヶ岳。
大日岳と室堂平。
その向こうに富山湾。
2022年07月30日 08:17撮影 by  SO-02L, Sony
3
7/30 8:17
大日岳と室堂平。
その向こうに富山湾。
雄山山頂。
参拝料700円は道中のアルコール代のため節
約。
2022年07月30日 08:34撮影 by  SO-02L, Sony
12
7/30 8:34
雄山山頂。
参拝料700円は道中のアルコール代のため節
約。
雄山山頂より湧き立つ雲とこれより進む五色ヶ原・薬師岳
2022年07月30日 09:08撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/30 9:08
雄山山頂より湧き立つ雲とこれより進む五色ヶ原・薬師岳
一の越は立山へ向かう登山者でごった返す
2022年07月30日 09:34撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/30 9:34
一の越は立山へ向かう登山者でごった返す
一の越より五色ヶ原方面へ
2022年07月30日 09:53撮影 by  SO-02L, Sony
3
7/30 9:53
一の越より五色ヶ原方面へ
一の越より静かな山行となる。
霧の合間より龍王岳。
2022年07月30日 10:22撮影 by  SO-02L, Sony
4
7/30 10:22
一の越より静かな山行となる。
霧の合間より龍王岳。
雷鳥のお母さん
2022年07月30日 10:25撮影 by  SO-02L, Sony
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7/30 10:25
雷鳥のお母さん
鬼岳東面より獅子岳。
この間楽しい雪渓横断あり。
2022年07月30日 11:14撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/30 11:14
鬼岳東面より獅子岳。
この間楽しい雪渓横断あり。
ハシゴを下ると雪渓の雪壁。
ヒンヤリとクールダウン。
2022年07月30日 11:21撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/30 11:21
ハシゴを下ると雪渓の雪壁。
ヒンヤリとクールダウン。
その雪渓から滴り落ちる雪解け水
2022年07月30日 11:24撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/30 11:24
その雪渓から滴り落ちる雪解け水
2箇所目の雪渓横断。
ステップあるので問題なく通過。
2022年07月30日 11:43撮影 by  SO-02L, Sony
4
7/30 11:43
2箇所目の雪渓横断。
ステップあるので問題なく通過。
獅子岳山頂に到着。
このあと前触れなくバケツをひっくり返した豪雨に襲われる。
2022年07月30日 12:26撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/30 12:26
獅子岳山頂に到着。
このあと前触れなくバケツをひっくり返した豪雨に襲われる。
豪雨は2時間続いた。
テン泊は見合せ五色ヶ原山荘に宿泊。
2022年07月30日 18:04撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/30 18:04
豪雨は2時間続いた。
テン泊は見合せ五色ヶ原山荘に宿泊。
夕方になるとすっかり雨は上がる。
左から鬼岳、立山(雄山)、獅子岳。
2022年07月30日 18:05撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/30 18:05
夕方になるとすっかり雨は上がる。
左から鬼岳、立山(雄山)、獅子岳。
夕暮れの鳶山
2022年07月30日 19:05撮影 by  SO-02L, Sony
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7/30 19:05
夕暮れの鳶山
午前4時五色ヶ原出発
2022年07月31日 03:57撮影 by  SO-02L, Sony
4
7/31 3:57
午前4時五色ヶ原出発
鳶山山頂より神々しい御来光。
2022年07月31日 04:56撮影 by  SO-02L, Sony
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7/31 4:56
鳶山山頂より神々しい御来光。
遥か彼方の薬師岳(右)。
尖ったピークは槍ヶ岳(左)と笠ヶ岳(中央)。
2022年07月31日 05:03撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/31 5:03
遥か彼方の薬師岳(右)。
尖ったピークは槍ヶ岳(左)と笠ヶ岳(中央)。
ギラギラの太陽。
今日は熱中症に要警戒だ。
2022年07月31日 05:04撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/31 5:04
ギラギラの太陽。
今日は熱中症に要警戒だ。
まずは越中沢岳へ。
薬師岳(右)、笠ヶ岳(中央)、黒部五郎岳(左)の秀峰がズラリ。
2022年07月31日 05:18撮影 by  SO-02L, Sony
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7/31 5:18
まずは越中沢岳へ。
薬師岳(右)、笠ヶ岳(中央)、黒部五郎岳(左)の秀峰がズラリ。
歩いてきたトレイルを振り返る。
鷲山の向こうに立山(右)と劔岳(左)
2022年07月31日 06:00撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/31 6:00
歩いてきたトレイルを振り返る。
鷲山の向こうに立山(右)と劔岳(左)
越中沢岳山頂に到着。
ここまでの激しいアップダウンで早くもバテ気味。
2022年07月31日 06:32撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/31 6:32
越中沢岳山頂に到着。
ここまでの激しいアップダウンで早くもバテ気味。
薬師岳はまだ遠い。。。
2022年07月31日 06:33撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/31 6:33
薬師岳はまだ遠い。。。
美しい山容の薬師岳ズーム
2022年07月31日 06:33撮影 by  SO-02L, Sony
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7/31 6:33
美しい山容の薬師岳ズーム
立山・劔を振り返る。
その手前に独特な地形の五色ヶ原。
2022年07月31日 06:44撮影 by  SO-02L, Sony
4
7/31 6:44
立山・劔を振り返る。
その手前に独特な地形の五色ヶ原。
富山平野を俯瞰
2022年07月31日 06:44撮影 by  SO-02L, Sony
2
7/31 6:44
富山平野を俯瞰
赤牛岳(正面)を挟んで左側は烏帽子岳・野口五郎岳、右側は雲がかかるが水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳。
2022年07月31日 07:00撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 7:00
赤牛岳(正面)を挟んで左側は烏帽子岳・野口五郎岳、右側は雲がかかるが水晶岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳。
気持ちいい稜線縦走。
こういうトレイルがずーと続いてくれたらなー。
2022年07月31日 07:05撮影 by  SO-02L, Sony
11
7/31 7:05
気持ちいい稜線縦走。
こういうトレイルがずーと続いてくれたらなー。
激しく下れば当然激しい登りが待っている。
右奥は薬師岳。
2022年07月31日 07:37撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/31 7:37
激しく下れば当然激しい登りが待っている。
右奥は薬師岳。
スゴノ頭。
ここで完全にバテる。
2022年07月31日 08:16撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 8:16
スゴノ頭。
ここで完全にバテる。
越中沢岳を振り返る。
キツかった。
2022年07月31日 08:17撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 8:17
越中沢岳を振り返る。
キツかった。
ようやく本日中間地点のスゴ乗越小屋に到着。
ここで昨日同室だったソロ男性と別れる。
2022年07月31日 09:52撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/31 9:52
ようやく本日中間地点のスゴ乗越小屋に到着。
ここで昨日同室だったソロ男性と別れる。
スゴ小屋名物の限定スパイスカレーはやっていなかった。。。
ここで30分昼寝したら元気が出てきた。
2022年07月31日 10:05撮影 by  SO-02L, Sony
11
7/31 10:05
スゴ小屋名物の限定スパイスカレーはやっていなかった。。。
ここで30分昼寝したら元気が出てきた。
スゴ小屋からはガスの中をゆく。
2022年07月31日 11:46撮影 by  SO-02L, Sony
2
7/31 11:46
スゴ小屋からはガスの中をゆく。
ガスが晴れてきた。
その向こうに槍様が。
2022年07月31日 12:29撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 12:29
ガスが晴れてきた。
その向こうに槍様が。
一気に視界良好に。
裏銀座の山並みがくっきり。
2022年07月31日 12:52撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/31 12:52
一気に視界良好に。
裏銀座の山並みがくっきり。
二重山陵。
この窪みは氷河地形の名残。
2022年07月31日 13:00撮影 by  SO-02L, Sony
3
7/31 13:00
二重山陵。
この窪みは氷河地形の名残。
北薬師岳と北側のカール地形
2022年07月31日 13:21撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/31 13:21
北薬師岳と北側のカール地形
北薬師岳山頂に到着。
もう少ししっかりした標識が欲しかった。
2022年07月31日 14:31撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/31 14:31
北薬師岳山頂に到着。
もう少ししっかりした標識が欲しかった。
薬師岳本峰を捉える。
スプーンカットのカール地形と下部堆積岩のモレーンがはっきり分かる。
2022年07月31日 14:51撮影 by  SO-02L, Sony
7
7/31 14:51
薬師岳本峰を捉える。
スプーンカットのカール地形と下部堆積岩のモレーンがはっきり分かる。
カール地形とモレーンをズーム。
湾曲した堆積岩の連なりがかつての氷河の末端。
2022年07月31日 14:52撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 14:52
カール地形とモレーンをズーム。
湾曲した堆積岩の連なりがかつての氷河の末端。
薬師岳山頂に到着。
6年ぶりの山頂はまたしてもガス。そして昨日に続きまたしても大雨に。
2022年07月31日 15:22撮影 by  SO-02L, Sony
12
7/31 15:22
薬師岳山頂に到着。
6年ぶりの山頂はまたしてもガス。そして昨日に続きまたしても大雨に。
薬師岳山荘で雨宿り。
止みそうにない。。。
2022年07月31日 16:12撮影 by  SO-02L, Sony
3
7/31 16:12
薬師岳山荘で雨宿り。
止みそうにない。。。
川と化した登山道
2022年07月31日 16:48撮影 by  SO-02L, Sony
6
7/31 16:48
川と化した登山道
もう笑うしかない
2022年07月31日 17:00撮影 by  SO-02L, Sony
10
7/31 17:00
もう笑うしかない
途中足を滑らせ前から転倒。上半身までドボンし手首を捻挫。
2022年07月31日 17:04撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 17:04
途中足を滑らせ前から転倒。上半身までドボンし手首を捻挫。
太郎平小屋に到着。
昨日に続きテン泊は見合せ山小屋に宿泊。
2022年07月31日 17:41撮影 by  SO-02L, Sony
5
7/31 17:41
太郎平小屋に到着。
昨日に続きテン泊は見合せ山小屋に宿泊。
翌朝、昨夜自炊室で一緒にワインを飲んだ京都の社会人3年生。体育会系の爽やかな好青年だった。
2022年08月01日 05:26撮影 by  SO-02L, Sony
17
8/1 5:26
翌朝、昨夜自炊室で一緒にワインを飲んだ京都の社会人3年生。体育会系の爽やかな好青年だった。
さて富山平野をめがけて下山開始
2022年08月01日 05:31撮影 by  SO-02L, Sony
4
8/1 5:31
さて富山平野をめがけて下山開始
薬師岳山頂からの御来光が眩しい
2022年08月01日 06:00撮影 by  SO-02L, Sony
5
8/1 6:00
薬師岳山頂からの御来光が眩しい
白山(左)と有峰湖を望む
2022年08月01日 06:01撮影 by  SO-02L, Sony
7
8/1 6:01
白山(左)と有峰湖を望む
折立に無事下山。
雨に打たれたが達成感ある山行でした。
2022年08月01日 07:29撮影 by  SO-02L, Sony
12
8/1 7:29
折立に無事下山。
雨に打たれたが達成感ある山行でした。
撮影機器:

感想

夏山と言えばやっぱり北アルプス。どこまでも続く雲上の稜線を歩きたい。今回はテン泊装備で立山〜薬師岳を縦走した。

■1日目
始発の新幹線に乗りお昼に室堂入り。下界の暑さとは無縁の別天地。雷鳥沢キャンプ場で翌日からのロング縦走に備えまったりと過ごす。白昼の温泉とアルコール。隣に幕営した同世代の奥様方4名との自炊。何とも贅沢で楽しい一時でありました笑。

■2日目
快晴。テント撤収し5時前に出発。久しぶりの夏空の北アに心踊る。室堂から立山への登りは朝日を受けず快適に高度を稼ぐ。
立山は5年前に長女との山行以来。雄山山頂や一の越は大勢の登山者でごった返す。
一の越からは静かな山歩き。急にガスに包まれ視界は無くなるも途中雷鳥親子や雪渓横断を楽しみながら獅子岳に到着。
ここから悲劇が起きる。突然予告なくバケツをひっくり返したような雨に襲われる。豪雨は2時間近く続く。びしょ濡れでテン泊気分は消失。急遽五色ヶ原山荘泊へ変更した。

■3日目
快晴。同室のソロ男性と4時前出発し近くの鳶山で御来光を迎える。目指す薬師岳はもちろん槍・水晶・野口五郎の裏銀座、立山・劔、針ノ木・鹿島槍・五竜・白馬の後立山連峰がバッチリ。遠く白山や浅間山も望めた。
スゴ乗越小屋までは陽射しもキツく強烈なアップダウンが続きバテバテ。小屋名物スパイスカレーをお目当てに頑張ったが何とやっていない。仕方なくカレー味のカップ麺で我慢。30分昼寝したら元気が出る。
スゴ小屋から再びソロ山行。徐々にガスに覆われヒンヤリ登りやすくなった。北薬師岳山頂手前のピークでガスが切れ裏銀座の大展望を心行くまで眺めながら大休止。
薬師岳は6年ぶり。ここで昨日に続き悲劇が起きる。どしゃ降りの大雨で直下の薬師岳山荘で雨宿り。小降りになり出発も濁流と化した登山道で滑り豪快に転倒し上半身までドボン。その際左手首を捻挫。またしてもびしょ濡れでテン泊気分は消失。急遽太郎小屋泊へ変更した。

■4日目
快晴。最終日は下山するだけ。午後のゲリラ豪雨にやられたロング山行も終わったようなもんだ。途中同ルート縦走中のアスリート系のソロ女性と下山。折立からバス・地鉄・新幹線を乗り継ぎ昼過ぎに猛暑の自宅に到着。早く帰宅できたので良かった。バルコニーでゆっくり濡れたテントを干したり洗濯、片付け。早い下山&帰宅もアリかも。

ふと思う。今回のロング縦走。テン泊するはずじゃなかったのか。雨でもテン泊している登山者は沢山いたのに自分は大雨で山小屋へ"逃避"。俺はずくなしか。テント装備は単なるお荷物に。結果的にはヘビーな夏季鍛練となってしまった。
不安定な天候が続く今年の夏山。想い描いていた天空の楽園と縦走路とはならずも予定通り体調も崩さず縦走を果たせた。急な宿泊に対応下さった五色ヶ原山荘と太郎小屋に感謝。

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コメント

足立のごりです。
4日間の縦走お疲れ様でした。
特に3日目は頑張りましたね。
雄山でお別れしてから、珍道中の連続でした。
山行の締めくくりの温泉は、コロナで営業停止て叶いませんでした。
そして、異常気象の大雨で大糸線が不通。JR手配のタクシーで松本まで、最終あずさに何とか間に合い帰宅することが出来ました。
携帯の電源切れでJR切符の購入が危機。
剱岳クライミングの男性が受電機を貸してくださったりと、この山行ではとても素敵な人と巡り合え幸せでした。
やまパパさん、またどこかでお会い出来ること楽しみにしております。
2022/8/2 21:31
goriok2005さん
こんばんは。立山縦走お疲れさまでした。雷鳥沢での夕食は盛り上がりましたね。翌日の雄山山頂でのまさかの再会。その後もまさかまさかの珍道中の連続だったようですね。無事に帰宅できて何よりです。また是非どこかでお会いしましょう。ありがとうございました!
2022/8/2 22:17
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