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Yamareco

記録ID: 454315
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳・万太郎山(土樽から茂倉新道を登り−吾策新道へ周回)

2014年05月25日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
GPS
11:56
距離
21.2km
登り
2,286m
下り
2,279m

コースタイム

04:30 「安全登山の広場」駐車場出発
04:33 万太郎登山口分岐
04:40 蓬新道分岐
04:46 車道終点駐車場(茂倉岳登山口)
06:41 矢場ノ頭
07:53 茂倉岳避難小屋
08:08 茂倉岳山頂
08:31 一ノ倉岳山頂(小休止) 08:39
09:00 ノゾキ
09:31 谷川岳山頂(オキの耳)
09:44 谷川岳トマの耳
09:50 肩ノ小屋(小休止) 09:59
10:12 中ゴー尾根分岐
10:55 オジカ沢ノ頭 10:59
11:01 オジカ沢ノ頭避難小屋
11:29 小障子ノ頭
11:41 大障子ノ頭避難小屋(昼食) 12:02
12:23 大障子ノ頭
13:09 万太郎山分岐
13:12 万太郎山山頂
13:16 万太郎山分岐
13:57 井戸小屋沢ノ頭
14:29 大ベタテノ頭
14:52 舟窪(舟窪から下り始めて登山道ロストで30分程彷徨)
13:58 車道(万太郎登山口)
16:24 茂倉岳登山口分岐
16:27 「安全登山の広場」駐車場帰着
天候 曇りから晴れ、終日春霞。
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:都内−首都高速−外環道−関越自動車道−土樽PA(車中泊)−湯沢IC−県道540号−県道541号−安全登山の広場駐車

復路:安全登山の広場駐車−湯沢IC−関越自動車道−外環道−首都高速−都内
コース状況/
危険箇所等
※関越自動車道→登山口
当初、登山口近くの駐車場で車中泊をしようと思いましたが、自販機やトイレなど高速のPAの方が便利です。
関越道・土樽PAから湯沢IC経由で登山口まで20分ほどです。
県道541号から登山口までの道路案内は見あたりません。土樽駅の方へは行かないで、橋を渡り魚野川の対岸へ渡り川に沿って走ると駐車場があります。
駐車場は「安全登山の広場」に駐めました。
茂倉岳のピストンなら、更に車道を走り車道の終点に駐車可能な広場があります。
万太郎へ周回する場合は、「安全登山の広場」の駐車場がベストだと思います。

※茂倉岳登山口→茂倉岳
登山口からいきなり急登で、いっきに高度を稼ぐ感じです。
矢場ノ頭まではブナ林の登山道です。矢場ノ頭を過ぎると笹や低木のみで展望は抜群によくなります(晴れていれば)。
茂倉岳避難小屋は雪の中で入り口を開けるには現段階ではスコップなどが必要でしょう。水場は雪の下です。

※一ノ倉岳→肩ノ小屋
茂倉岳山頂、一ノ倉岳山頂には雪はありませんが、一ノ倉岳手前にはおおきな雪田があります。斜度はないのでアイゼンは不要ですが、念のためピッケルを手に持って渡りました。
一ノ倉岳からトマの耳、オキノ耳への登山道には雪はありません。
クサリ場が2ヶ所あります。蛇紋岩の登山道は乾いていても滑りやすいので注意しましょう。

※肩ノ小屋→万太郎山
オジカ沢ノ頭直下までは快適な尾根歩きです。
オジカ沢ノ頭のツメは三点支持で登る岩場です。難易度は高くありませんが高度感があるのと、クサリは1ヶ所しかありませんので慎重に登りましょう。
オジカ沢ノ頭避難小屋は、「山と高原地図」にはオジカ沢ノ頭の谷川岳側にあるイメージですが、実際には小障子ノ頭方向へ2分程下ったところにあります。
ガスった時に俎山稜に迷い込まないように注意が必要です。
最後の万太郎山の登りが堪えますが、危険な箇所はありません。

※万太郎山→登山口(感想と重複)
吾策新道はあまり歩かれている様子はありません。
井戸小屋沢ノ頭まで急坂の下りですが、登山道が大きく崩れている箇所があります。
トラロープは張られていますが、ザレている下りは注意が必要です。
道標などはほとんど無いと思った方がよいでしょう。
井戸小屋沢ノ頭は展望も良く、大きな案内板の残骸があります。
判別できない古い道標などが放置され、ヒゲの大将が亡くなられてからあまり手入れがされていない印象を受けました。
大ベタテノ頭付近から北斜面でブナ林のため残雪が多くなります。
とくに舟窪からは急斜面を下りますが、雪が不安定で登山道が判らずに苦労しました。
雪で倒された樹木が、雪融けで半分程度起き上がり始めている危険な状態です。
へたに木に触ると、勢いよく木が起き上がります。この半分起き上がった樹木の下に登山道があるのですが、ピンクテープなども雪の下か、目印になるものはほとんどありません。
GPSのトラック図を拡大して、起きかけた木を除けながら歩きましたが、30分程登山道が見つからずに彷徨しました。
舟窪からの斜面は、残雪はしばらく残ると思いますが、倒された木が起き上がってからの方が安全に通過できると思います。
関越自動車道土樽PAで車中泊です。このPAからは明日の本命万太郎山(右)がきれいに見えます。左のピークは大障子ノ頭。
(前日)
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関越自動車道土樽PAで車中泊です。このPAからは明日の本命万太郎山(右)がきれいに見えます。左のピークは大障子ノ頭。
(前日)
駐車場は万太郎山からの帰路を考慮して、茂倉岳と万太郎山の分岐近くの「安全登山の広場」横の駐車場に駐めました。
他に駐車している車は1台のみ、恐らく昨日登っているのでしょう。
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駐車場は万太郎山からの帰路を考慮して、茂倉岳と万太郎山の分岐近くの「安全登山の広場」横の駐車場に駐めました。
他に駐車している車は1台のみ、恐らく昨日登っているのでしょう。
高波吾策像、今回帰路でお世話になる吾策新道を開拓したヒゲの大将です。
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高波吾策像、今回帰路でお世話になる吾策新道を開拓したヒゲの大将です。
昭和46年、吾策翁没年に「谷川岳ヒゲの大将」が発刊されています。
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昭和46年、吾策翁没年に「谷川岳ヒゲの大将」が発刊されています。
4時30分、駐車場を出発します。
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4時30分、駐車場を出発します。
万太郎山の分岐を茂倉岳に向かい車道を直進します。帰路は万太郎山から吾策新道を下ってきます。
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万太郎山の分岐を茂倉岳に向かい車道を直進します。帰路は万太郎山から吾策新道を下ってきます。
車道の終点、茂倉岳登山口にある駐車場です。1台も駐車していません。
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車道の終点、茂倉岳登山口にある駐車場です。1台も駐車していません。
登山口からいきなり急登を登りますが、ブナ林の明るい登山道です。
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登山口からいきなり急登を登りますが、ブナ林の明るい登山道です。
大きなブナの木もあります。季節柄新緑がきれいです。
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大きなブナの木もあります。季節柄新緑がきれいです。
視界が開けて、尾根の右手には本日の最終目的地万太郎山が見えました。
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視界が開けて、尾根の右手には本日の最終目的地万太郎山が見えました。
尾根の左手には茂倉岳の山頂です。
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尾根の左手には茂倉岳の山頂です。
矢場ノ頭が近づくと笹や低木となり視界が開けます。奥に見えるのは足拍子岳でしょうか。
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矢場ノ頭が近づくと笹や低木となり視界が開けます。奥に見えるのは足拍子岳でしょうか。
日白山からタカマタギの稜線のようです。苗場山は靄って見えません。
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日白山からタカマタギの稜線のようです。苗場山は靄って見えません。
矢場ノ頭に登ってきました。下に見えるのは土樽付近と関越自動車道です。
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矢場ノ頭に登ってきました。下に見えるのは土樽付近と関越自動車道です。
これから向かう茂倉岳が正面に見えます。
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これから向かう茂倉岳が正面に見えます。
万太郎山が大きいです。右奥は仙ノ倉山のようです。右下の万太郎谷に人工物が見えます。
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万太郎山が大きいです。右奥は仙ノ倉山のようです。右下の万太郎谷に人工物が見えます。
アップにしてみると関越トンネルの排気筒のようです。
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アップにしてみると関越トンネルの排気筒のようです。
万太郎山の左奥をアップ、仙ノ倉山とその奥に平標山です。
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万太郎山の左奥をアップ、仙ノ倉山とその奥に平標山です。
さて茂倉岳に向かいます。稜線にも雪田が残っています。
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さて茂倉岳に向かいます。稜線にも雪田が残っています。
雪田のすぐ先にシラネアオイが一輪、まだ芽を出したばかりのようですが、すぐに花を付けるとは驚きです。
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雪田のすぐ先にシラネアオイが一輪、まだ芽を出したばかりのようですが、すぐに花を付けるとは驚きです。
振り返って矢場ノ頭と茂倉新道です。
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振り返って矢場ノ頭と茂倉新道です。
足拍子岳だと思いますが、なかなか格好いい山ですネ。奥にはマッキーや大源太山が見えるはずですが...
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足拍子岳だと思いますが、なかなか格好いい山ですネ。奥にはマッキーや大源太山が見えるはずですが...
かっこいい万太郎山。何枚も写真を撮ってしまいます。
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かっこいい万太郎山。何枚も写真を撮ってしまいます。
茂倉谷と左手が登ってきた茂倉新道です。関越自動車道がだいぶ下になりました。
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茂倉谷と左手が登ってきた茂倉新道です。関越自動車道がだいぶ下になりました。
茂倉岳の山頂が近くなってきました。この標高になると花は見られませんが、登山道脇には高山植物の小さな芽がたくさん出ています。もうしばらくするときれいでしょう。
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茂倉岳の山頂が近くなってきました。この標高になると花は見られませんが、登山道脇には高山植物の小さな芽がたくさん出ています。もうしばらくするときれいでしょう。
茂倉岳避難小屋はまだ雪の中です。
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茂倉岳避難小屋はまだ雪の中です。
入り口を開けるにはスコップが必要なようです。
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入り口を開けるにはスコップが必要なようです。
茂倉岳山頂、左が一ノ倉岳、正面奥が谷川岳。
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茂倉岳山頂、左が一ノ倉岳、正面奥が谷川岳。
山頂付近の雪は不安定です。
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山頂付近の雪は不安定です。
山頂から見たオキの耳(手前)とトマの耳。トマの肩には肩ノ小屋も見えます。
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山頂から見たオキの耳(手前)とトマの耳。トマの肩には肩ノ小屋も見えます。
朝日岳と白毛門です。カメラに収まりきらないほど大きな山容です。
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朝日岳と白毛門です。カメラに収まりきらないほど大きな山容です。
一ノ倉岳への途中にある大きな雪田です。先端の黒い突起が一ノ倉岳山頂です。
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一ノ倉岳への途中にある大きな雪田です。先端の黒い突起が一ノ倉岳山頂です。
一ノ倉岳が迫ってきました。山頂直下は夏道です。
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一ノ倉岳が迫ってきました。山頂直下は夏道です。
一ノ倉岳山頂。風が出てきたのでウインドストッパーを着込み、行動食を詰め込みます。
ここで谷川岳から縦走してきたソロの登山者に本日初めてお会いしました。
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一ノ倉岳山頂。風が出てきたのでウインドストッパーを着込み、行動食を詰め込みます。
ここで谷川岳から縦走してきたソロの登山者に本日初めてお会いしました。
一ノ倉岳避難小屋です。入り口の扉が壊れています。誰か直してあげて...
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一ノ倉岳避難小屋です。入り口の扉が壊れています。誰か直してあげて...
一ノ倉岳から見た谷川岳オキの耳。登山道は右手側を行くので安全です。
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一ノ倉岳から見た谷川岳オキの耳。登山道は右手側を行くので安全です。
一ノ倉岳からコルに下ってきて山頂方向を見上げます。
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一ノ倉岳からコルに下ってきて山頂方向を見上げます。
最初のクサリ場です。このクサリは岩が滑りやすいためのお助けですネ。蛇紋岩のカドカドは擦られて黒光りしています(笑)
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最初のクサリ場です。このクサリは岩が滑りやすいためのお助けですネ。蛇紋岩のカドカドは擦られて黒光りしています(笑)
あまり趣味ではないのですが、チラッと...
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あまり趣味ではないのですが、チラッと...
高度感たっぷりです。
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高度感たっぷりです。
オキの耳への途中で振り返った一ノ倉岳と奥に茂倉岳。
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オキの耳への途中で振り返った一ノ倉岳と奥に茂倉岳。
山頂直下に富士浅間神社奥の院がありました。万太郎山まで無事に行けますように祈願しました。
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山頂直下に富士浅間神社奥の院がありました。万太郎山まで無事に行けますように祈願しました。
山頂直下のクサリ場。乾いていても岩がツルツルです。
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山頂直下のクサリ場。乾いていても岩がツルツルです。
谷川岳の山頂オキの耳です。だれもいません。静かでいいのですが、人気の無い山?
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谷川岳の山頂オキの耳です。だれもいません。静かでいいのですが、人気の無い山?
これから向かう万太郎へのルート。左正面がオジカ沢ノ頭、右奥が本命の万太郎山。さらにその奥に靄っていますが仙ノ倉山が見えます。
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これから向かう万太郎へのルート。左正面がオジカ沢ノ頭、右奥が本命の万太郎山。さらにその奥に靄っていますが仙ノ倉山が見えます。
トマの耳直下から見たオキの耳。
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トマの耳直下から見たオキの耳。
トマの耳山頂です。こちらには4人の登山者が休んでいました。オキ、トマは本命ではないので山頂標だけ撮ってスルーします。
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トマの耳山頂です。こちらには4人の登山者が休んでいました。オキ、トマは本命ではないので山頂標だけ撮ってスルーします。
西黒尾根、雪が融けました。
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西黒尾根、雪が融けました。
肩ノ小屋に向かいます。ここで靴の紐を締め直して、気合いを入れて万太郎山に向かいます。
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肩ノ小屋に向かいます。ここで靴の紐を締め直して、気合いを入れて万太郎山に向かいます。
いまいち気合いが乗らないので中を覗いてみると登山者は出発した後か、親爺さんが一人ポツンと、ビールを頂いて気合いを入れます。
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いまいち気合いが乗らないので中を覗いてみると登山者は出発した後か、親爺さんが一人ポツンと、ビールを頂いて気合いを入れます。
万太郎山まで6.5キロかぁ...
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万太郎山まで6.5キロかぁ...
ここから見るとオジカ沢ノ頭へは穏やかに見えます。左手は俎山稜から川棚ノ頭への稜線です。万太郎山はオジカ沢ノ頭の奥になります。
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ここから見るとオジカ沢ノ頭へは穏やかに見えます。左手は俎山稜から川棚ノ頭への稜線です。万太郎山はオジカ沢ノ頭の奥になります。
振り返った谷川岳の稜線。右端に肩ノ小屋、
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振り返った谷川岳の稜線。右端に肩ノ小屋、
オジカ沢ノ頭が近づいてきました。近づいてくると先端は尖ってきました。
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オジカ沢ノ頭が近づいてきました。近づいてくると先端は尖ってきました。
山頂直下にクサリ場があります。ここの岩場は乾いていれば滑りません。
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山頂直下にクサリ場があります。ここの岩場は乾いていれば滑りません。
オジカ沢ノ頭です。青空は無理なようです。
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オジカ沢ノ頭です。青空は無理なようです。
オジカ沢ノ頭から見た万太郎山と縦走路。まだまだ距離があります。
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オジカ沢ノ頭から見た万太郎山と縦走路。まだまだ距離があります。
オジカ沢ノ頭から少し下ると避難小屋があります。
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オジカ沢ノ頭から少し下ると避難小屋があります。
小障子ノ頭に着きました。後ろに見えているのは一ノ倉岳(右)と茂倉岳です。
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小障子ノ頭に着きました。後ろに見えているのは一ノ倉岳(右)と茂倉岳です。
そして大障子ノ頭の奥に万太郎山です。大障子ノ頭避難小屋も見えています。
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そして大障子ノ頭の奥に万太郎山です。大障子ノ頭避難小屋も見えています。
大障子ノ頭避難小屋です。水場があるようですが、まだ一面の雪で無理なようです。
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大障子ノ頭避難小屋です。水場があるようですが、まだ一面の雪で無理なようです。
ここでお昼にします。よくも飽きずに毎度質素な昼食です。
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ここでお昼にします。よくも飽きずに毎度質素な昼食です。
靄っている大源太山に乾杯!
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靄っている大源太山に乾杯!
大障子ノ頭まで登ってきました。
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大障子ノ頭まで登ってきました。
大障子ノ頭から見た、右からオジカ沢ノ頭、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。
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大障子ノ頭から見た、右からオジカ沢ノ頭、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。
大障子ノ頭から見た万太郎山、最後の登りです。
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大障子ノ頭から見た万太郎山、最後の登りです。
日白山、タカマタギ、棒立山のようです。
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日白山、タカマタギ、棒立山のようです。
ハクサンイチゲのようです。ここに一株だけありました。
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ハクサンイチゲのようです。ここに一株だけありました。
ついに万太郎山頂です。
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ついに万太郎山頂です。
ここからは仙ノ倉山が間近に見れます。左はエビス大黒ノ頭、奥が平標山のようです。
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ここからは仙ノ倉山が間近に見れます。左はエビス大黒ノ頭、奥が平標山のようです。
大障子ノ頭、オジカ沢ノ頭、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳へと続きます。
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大障子ノ頭、オジカ沢ノ頭、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳へと続きます。
分岐まで戻って来ました。ここから土樽に向けて吾策新道を下ります。
分岐まで戻って来ました。ここから土樽に向けて吾策新道を下ります。
下る吾策新道を覗き込みます。土樽までイヤって程ありそうです。
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下る吾策新道を覗き込みます。土樽までイヤって程ありそうです。
吾策新道は仙ノ倉山や平標新道を見ながら下ります。
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吾策新道は仙ノ倉山や平標新道を見ながら下ります。
井戸小屋沢ノ頭です。ここの展望はすばらしいです。きっと立派な案内板があったのでしょうが、残骸が残っています。
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井戸小屋沢ノ頭です。ここの展望はすばらしいです。きっと立派な案内板があったのでしょうが、残骸が残っています。
井戸小屋沢ノ頭から見た谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。
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井戸小屋沢ノ頭から見た谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳。
井戸小屋沢ノ頭から見た大障子ノ頭からオジカ沢ノ頭へ続く稜線。
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井戸小屋沢ノ頭から見た大障子ノ頭からオジカ沢ノ頭へ続く稜線。
さらに吾策新道は続きます。
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さらに吾策新道は続きます。
まだ蕾が多いです。
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まだ蕾が多いです。
右手には今朝茂倉岳に登った茂倉新道が見えています。左奥のトンガリは大源太山のようです。
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右手には今朝茂倉岳に登った茂倉新道が見えています。左奥のトンガリは大源太山のようです。
大ベタテノ頭まで下ってきました。
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大ベタテノ頭まで下ってきました。
北斜面のためかこの辺りから残雪が増えます。
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北斜面のためかこの辺りから残雪が増えます。
下ってきた万太郎山を振り返ります。吾策新道から見た万太郎山の方が荒々しいです。
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下ってきた万太郎山を振り返ります。吾策新道から見た万太郎山の方が荒々しいです。
舟窪付近でしょうか、、、登山道は雪の下でトレースはありません。GPSを出して入力したトラックを忠実に辿ります。
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舟窪付近でしょうか、、、登山道は雪の下でトレースはありません。GPSを出して入力したトラックを忠実に辿ります。
雪で倒された木が雪融けで起き上がり始めています。腕より太い木がバネのように跳ね上がるので危険です。この先更に急斜面になり、30分程登山道をロストしました。
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雪で倒された木が雪融けで起き上がり始めています。腕より太い木がバネのように跳ね上がるので危険です。この先更に急斜面になり、30分程登山道をロストしました。
登山道の入口(車道)にやっと着きました。この時期の雪の急斜面は中途半端で危険です。完全に雪に覆われた状態か、倒された木が起き上がってからの方が安全です。
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登山道の入口(車道)にやっと着きました。この時期の雪の急斜面は中途半端で危険です。完全に雪に覆われた状態か、倒された木が起き上がってからの方が安全です。
こんな車道をひたすら歩きます。
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こんな車道をひたすら歩きます。
駐車場に戻ってきました。他には1台も車はいません。朝は気が付きませんでしたが、山側に冷たい水が出ています。
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駐車場に戻ってきました。他には1台も車はいません。朝は気が付きませんでしたが、山側に冷たい水が出ています。

感想

GW、レコ友pennylaneさんの谷川岳レコがあがった。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-441173.html
しかし歩くの速いなぁ...(汗)

谷川岳は天神尾根と西黒尾根からの2回、いずれも群馬側から、、、
このレコで興味があったのは吾策新道。
私の山に関する古い蔵書の中に、大将シリーズがあり「谷川岳ヒゲの大将_魔の山に生きて」がある。
このヒゲの大将が高波吾策さん、たしか亡くなられた1971年にこの本が出版されたとか...

そこでこのレコをお気に入りに登録して、まだ雪が残っているうちに早く行こうと思っていたが、週末も忙しく
山に行く時間が捻出できずに5月も残り少なくなってしまった。
週末の24日(土)、25日(日)、天気としては土曜日の方がよさそうだが、朝一から出かけるのは難しい。
日曜日、群馬側は後半崩れそうだが、新潟側はなんとか持つだろうと判断して、関越道に突っ込んだ。
混む関越道も午後3時を過ぎればスイスイ、2時間ほどで関越トンネルを通過。
登山口の駐車場に行っても何もないだろうから、高速道路の土樽PAで車中泊をする。
SAではないが、自販機ときれいなトイレがある。
土樽PAから登山口の駐車場まで20分ほど。

茂倉岳に向かう茂倉新道は尾根筋に付けられた登山道で、矢場ノ頭手前まではブナ林の明るい登山道を行く。
時期的には早いと思っていたが、この登山道には到る処に花が群生している。
イワウチワ、ショウジョウバカマ、コイワカガミ、タムシバ、シャクナゲ、などなど、、、写真を撮っていると足が進まないので、割愛!
矢場ノ頭を過ぎると、笹や低木のみとなり視界が開ける。
春霞みで遠くの展望は望めないが、ガスるよりはマシか...
ここからは登山道脇の花も変わってくる。
まさかシラネアオイが咲いているとは思わなかった。一輪挿しのような小さな株で、芽を出したばかりですぐに花を付けた感じ。
多いのはキスミレ、ナエバキスミレと言うようだ。キジムシロ、イワナシ、ヒメイチゲのような白い花も...
名前の分からない花もいくつかあったが、大半はつぼみと言うより芽を出しかけたばかり、、、、
ここでも多くは写真を割愛!

茂倉岳避難小屋はまだ大半が雪の中、飲み水を期待していってもチョット無理。
茂倉岳から一ノ倉岳の間には大きな雪田があるが、ここ以外はほとんど夏道を歩く。
肩ノ小屋で下りの身支度を調え、小屋を覗いてみると親爺さんが1人ポツリと、、、
ドライを購入して気合いを入れる。
登山道はオジカ沢ノ頭直下の岩場・クサリ場を気をつければ危険箇所は少ない。

万太郎山からの吾策新道はこの時期だけかも知れないが危険がいっぱい。
井戸小屋沢ノ頭までの間、登山道が崩れている細くなっている箇所やザレている箇所があり、下りで通過する場合はチョット緊張する。
大ベタテノ頭付近から残雪が増え、登山道は雪の下となる。
トレースは期待しない方がよい。この気温だと足跡はすぐに融けて判らなくなってしまう。道標は見かけない。
舟窪からの急斜面は特に危険。
雪で倒された樹木が勢いよく跳ね起きるのを数回見た。
一度は木を飛び越えて枝を踏んだ瞬間に太い木が跳ね起き、前に飛ばされた。
もし跨いでいるとき木が跳ね起きたら...クワバラ・クワバラ(汗)

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コメント

RWは御法度 ^.^;
hottenさん、こんばんは!

流石ですね〜  谷川岳をRW使用せず!!!
ルートも、如何にもhottenさんらしいコース取り
レコ友さん共々、類は友を呼ぶ世界の人種なのでしょう
因みに、私は観光気分でRW使用 あっという間に稜線へ
そして・・・観光客で大渋滞
「楽して登ろう」百名山時代の悪夢でした

今回は、そんな喧噪の世界とは無縁の、寡黙な男の世界ですね
酔って戯言を言っていれば別ですが
花より のhottenさんですからね。あり得ます

花は、紫のキクザキイチゲとシラネアオイが良いですね
今シーズン、まだ見ていない です
私は、花より山ガさんですが
2014/5/27 22:02
tailwindさん、こんにちは!
谷川岳のRW、1度だけ下りで乗ったことがあります
今回のルートは吾策新道がまえから気になっていたので、多少天気は崩れそうでしたが、突っ込みました。

人気の谷川岳ですが、新潟側から登ると静かです。
茂倉新道は、一ノ倉岳まで一人も会いませんでした。一ノ倉から肩ノ小屋までトマの耳で休んでいた人も含めて7人かな、もちろん肩ノ小屋から吾策新道の下山でも人影はありませんでした。
私好みの静かなルートです。
山ガ目的の方はやはりRWルートでしょうか

樹林帯には花はたくさんありますが、樹林帯を越えると花はこれからですネ。
まさかシラネアオイがあるとは思いませんでした
2014/5/28 11:57
髭の大将♪
こんばんは、hottenさん(^^)v

谷川岳というと天神尾根や西黒尾根ばかりのワタシですが、
いや~かなりマニアックなコースですね
茂倉新道も吾策新道もマイカー族の我々ですと少しアクセスが面倒なイメージなんてすけど、周回できるコースはとても魅力的ですね
そうそう、谷川岳~万太郎岳辺りの残雪はもうかなり少ないんですね。
アイゼンを使う箇所はありませんでしたか?

実はワタシも来月あたり、同じく谷川連峰にお邪魔する予定なのですが、
hottenさんの写真にも写っている平標新道からアクセスしようかと考えてます(^^)v
2014/5/27 23:33
kamasenninさん、こんにちは!
茂倉新道も吾策新道もこれから花が素晴らしいと思います
それと両新道とも展望が素晴らしいです

この周回コースの残雪ですが、茂倉岳直下の避難小屋が雪に埋まっています。ここは軽アイゼンとピッケルがあった方が安心でしょう。一ノ倉岳手前の雪田はアイゼン不要です。
一ノ倉岳から肩ノ小屋、万太郎山までは夏道でアイゼン・ピッケルは不要です。
吾策新道へ下る場合はアイゼン・ピッケルはあったほうがいいでしょう。

平標新道からも周回ができますネ。来月になれば がきれいでしょう。
茂倉新道へ回る場合は問題ないでしょうが、吾策新道を下る場合は残雪に注意して下さい。
2014/5/28 12:18
高波吾策像
こんばんは、hottenさんhappy01

なんか見覚えのある像だと思ったら、昨年天神平から土樽駅まで歩いた時に
見かけて写真も撮ってありました。「谷川岳ヒゲの大将」面白そうですね。
図書館で探して読んでみようかな。

北陸シリーズのレコも拝見していたのですが、GPSロストの件で
お慰めする言葉とて見つからず、コメントは控えておりました。
どうやら傷心も癒えて山行再開の運びとなったようで良かったです。

で、今回GPSをお使いになっているようですね。新規ご購入ですか?
2014/5/28 0:49
muscatさん、こんにちは!
なにやらプロフの写真がかわりましたネ、この類はよく判りませんが...

「谷川岳ヒゲの大将」是非読んで下さい。
中学生で芸者買いから始まって、谷川岳での知られていないいろいろなエピソードが載っています。
ほかに木村殖さんの「上高地の大将」などもありますよ。

GPSは白山で置き忘れるまえから新しいものを検討していました。
無くしたGPSは電池の消費が激しく、ロングを歩くと途中で入れ替えなくてはならなかったので、24時間以上持つGPSを購入しようとしていたところを古いGPSに悟られたようです
街中でいろいろテストをして、今回初めて山に持ち込みましたが、ソフト的に進化しているように思いました
2014/5/28 12:47
生きてますか?
こんにちはー。
お気に入りに登録したのは同じルートを行くためだったんですね
役立って良かった…それに紹介も…オロオロ。。。ありがとうございmす。

万太郎に虐められましたか?
仕返ししてやりたいところですが山に言ってもどうしようもないので、
憎むなら吾策を責め立ててください
しかし、命がいくつあっても足りない同じコースを歩くとは…手に汗握りました 無事で何よりです。
私は寄り道で俎嵒(マナイタグラ)も考えてましたが行ってたら吾策新道でYahooニュースになるような話だったので危ない誘惑で行かず正解でした

こんなに花が咲いてるとは羨ましい!
もっと褒め称えたいところですが思い出すと吾策のトラウマがよぎるので割愛します
おつかれさまでした!
2014/5/31 9:05
おはようございます、pennylaneさん!
pennylaneさんのレコは大変参考になりました

井戸小屋沢ノ頭手前のザレた急坂は気をつけて下ればそれほど問題ないと思いますが、舟窪からの下りは残雪や倒された木々に参りました

でも、今度は吾策新道を登りで行ってみたい
平標新道へ周回するコースが妄想の中にあります。
これからは花がきれいでしょうが、沢筋は虫類が鬱陶しいのでチョット悩みます

俎山稜もそそられますネ
またpennylaneさんのレコ楽しみにしていますよ...
2014/6/1 10:02
万太郎山の縦走路
谷川岳に3回行きました。毎回毎回、肩の小屋から延びる万太郎山への縦走路を眺めては、行ってみたおなぁ〜!といつもいつも思います。あの縦走路を見ると、たまらんです
2014/6/17 20:46
yamaoka727さん!
おはようございます。

万太郎山への主脈稜線、魅力的ですよネェ、、、
天気が良ければ360度の眺望を楽しみながら歩けます
この日は春霞で遠望は利きませんでしたが、まずまずの天気で十分に楽しめました。

先週末は万太郎山から更に先の仙ノ倉山・平標山まで歩きました。
この日は好天に恵まれ、抜群の眺望でした

小屋泊なら肩ノ小屋と平標山ノ家に二泊すれば、ゆっくりと主脈縦走ができそうですネ。
この時期はお花畑も素晴らしいですから好天を選んで是非お出かけ下さい
2014/6/18 9:15
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