関西から日帰りする御嶽山(八合目〜三ノ池〜剣ヶ峰)
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- GPS
- 05:34
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:44
白竜教会避難小屋でヘルメット装着と小休止。八合目でヘルメットを収納がてら、もう大丈夫と思っておやつ休憩。しかしその後の下りは前がつかえてペースダウン。先に出ればよかった…
飲料消費1.5L弱。
天候 | 晴れときどき曇り。15時19℃@七合目。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新大阪〜名古屋〜木曽福島:JR東海・新幹線→特急しなの 木曽福島駅〜御岳ロープウェイ:おんたけ交通・御岳ロープウェイ線(2日パス、2500円) 鹿ノ瀬駅〜飯森高原駅:御岳ロープウェイ(片道約12分、往復2600円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ鹿ノ瀬駅に登山ポスト。(私はネットで提出) 数日前に八合目〜三ノ池のトラバース道が開通。まだ雪渓横断があります。 |
その他周辺情報 | 駅前に旅館、飲食店、お土産物屋など。温泉旅館は周囲にさらに数軒ある模様。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル(携行)
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
ヘルメット
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
高くて涼しい山に行きたくなったので、日帰り登山できる初心者向け候補の中から木曽御嶽山に決定。念願の北アルプス (?) デビューです。実は富士山以外の3000メートル峰も初めて。
時刻表を調べていたところ、バスとロープウェイを使う限り前泊しても山に滞在できる時間は変わらないことが判明。家から日帰りすることにしました。関西から北アルプスが日帰りできるとは思いませんでした。
新大阪6時ちょうど発ののぞみに乗車。6時03分発もありそちらでも間に合うはず。山装備の人がちらほらと。山の日でだいたいはお盆休み初日でしょうし皆さん夏山本番と見えます。特急しなのはギリギリ全員坐れる程度の混雑。登山客は増えてざっと1/3程度。バスの混雑が心配になりましたが、木曽福島駅で降りる人はわずかで、バスの乗客は10人もいませんでした。駐車場はほぼ満車でしたが。時間がないのでロープウェイの順番待ちがあると嫌だなと思っていましたが、感染対策で相乗り禁止にしているにもかかわらずすんなり乗れました。
ルートは黒沢口八合目、三ノ池、剣ヶ峰で登頂。北御嶽の三ノ池はぜひ見たかったので当初は九合目から三ノ池を往復するタイトな計画でしたが、8/9付けで八合目からのトラバース道が通行可能になったので少し余裕が。歩いてみると眺めは良いし、高山植物も豊富、雪渓、渡渉もありで、変化に富んだ楽しい道でした。虫はちょっと多いですが、花に集まる虫中心なのでそんなに不快ではないです。(人による)
三ノ池からサイノ河原を通って剣ヶ峰へ。火口に近づくにつれて噴火の爪痕が。慰霊碑に手を合わせて登頂、あまり長居せずに下山の途につきました。
噴気口周辺、剣ヶ峰への立ち入りにはヘルメット着用が推奨、とのことだったので事前に調べたのですが、最新の決定的な情報が確認できず、山小屋でのレンタルも、借りたという人はいるものの、ルート上の山小屋HPには特に何も書かれていなかったので、仕方なく貸しているだけで積極的に商売しているわけではないのかなと思い、面倒になって前日モンベルで購入。ま、長野県のヘルメット着用奨励山域や、六甲のバリエーションルートで、また使うこともあるでしょう。
実際行ってみると、三ノ池周辺〜二ノ池山荘あたりでは着用している人、携行している人は半分強いるかなー、という印象でしたが、肝腎の黒沢十字路から剣ヶ峰への登り下りでは着用率は2割に満たない状態でした。奇異な気がしますが、準備のある中級以上の登山者は既に登頂を終えていて、日帰り剣ヶ峰ピストンを目的にしている初心者が時間帯的に多かった、ということでしょうか。
実のところ前回のような事態になった時にヘルメットが役立つのはかなり限られた状況に留まるだろうと思いますし、そもそも推奨であって義務ではないのですが、情報を集めている時にある人が「それが礼儀と思い準備して行った」と書いていて、私もそういった考え方に一番共感を覚えました。閑話休題。
登りで作った時間の貯金を少しづつ取り崩してロープウェイ駅にはほぼ予定通り(休憩を入れてコースタイムの8割)の時刻に到着。順番待ちもないようなので、カフェでコーヒーをいただきました。リフト往復券に割引券が付いています。リフトの山麓、鹿ノ瀬駅には食事できるところはなく、お土産物屋も16時半閉店です。帰りのバスはますます乗客が減って5人以下でした。来るとき一緒だった人たちは山小屋泊でゆっくりしているのでしょうか。ゆったり坐って帰れるのはありがたいですが、路線維持が心配です。
天候にも恵まれ登山道開通のタイミングも良く快適な山行でした。2014年の噴火の記憶が新しいので荒涼とした火山のイメージが強かったのですが、北御嶽は植生豊かで変化に富んだ良い山でした。オススメです。コマクサも初めて見られました。もう一つ期待したライチョウには出会えませんでしたが。他に心残りを挙げるなら今回時間優先で、山小屋の名物や継子岳、摩利支天山などはパスせざるを得なかったことでしょうか。次回1泊してゆっくり回るのもいいな、と思いました。
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