聖平から三伏峠まで縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 53.1km
- 登り
- 5,819m
- 下り
- 4,862m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:14
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 9:00
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 10:10
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:31
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:11
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 4:54
百間洞テン場:上の段が水はけ良し。ただし、水・トイレは小屋なので、遠いのが難点。
荒川小屋テン場:とても過ごしやすいテン場。トイレ・水場アクセスも快適。
高山裏テン場:荒川岳側から見て右手の林の中が、風が当たらず快適。ただし、下は湿っぽい。水場は遠いので、手前の縦走路水場(細い水場)で汲んでおくのがオススメ。
三伏峠テン場:水場は往復かなり遠い。飲むなら煮沸を、と言われたけれど、飲んでも平気でした(我々は)。
天候 | 8/7を除いて、ガス多し。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
荒川前岳から北のルート、稜線の10〜15分は緊張を要する。 |
写真
感想
念願の南アルプス南部縦走、行ってきました。
初日:毎日あるぺん号で伊那大島駅前ジャンボタクシーに乗り換え。西沢渡のゴンドラは、記念のために相方だけ乗って、私は仮橋を渡りました。
西沢渡から薊畑までの登りは、ひたすらキツかったです。聖平の夜は、けっこう雨に降られました。
二日目:小聖から見上げる聖がデカい!デカすぎる!ひたすら耐えて登る、登る、登る。妻から25分遅れでなんとか登頂。ガスの切れ間から赤石岳がちらっと見えました。奧聖の往復を諦めたのですが、今思えば、行ってくれば良かった。翌日見返したときに、少し後悔しました。
この先の、兎、小兎、中盛丸山の登降はキツイよ、と聞いていたのですが、想像ほどではありませんでした。逆向き(百間洞から聖へ)はかなーりキツイでしょうね。
百間洞下降点からは、ぐんぐん下ります。
テン場が小屋から遠いのは分かっていました。静かなのはとても良いですが、水とトイレの往復はナカナカです。特に夜は気をつけて。
三日目:明け方、星空が見えていて、本日の好天が期待できそうです。小屋のそばの聖岳展望台に行って、朝の聖岳を鑑賞。
まずは百間平までひと登り。百間平は、おそろしく気持ちのいい場所でした。ずっとここで過ごしたいくらいの天上の楽園です。その後の気持ちいい稜線歩きも素晴らしい体験でした。そして、待ち構えている赤石岳の登りですが、ガレのトラバース、カール脇のジグザグ登り、山上エリアの緩い登り、と変化に富んでいて、標高差の割には楽に感じました。今年で引退、という避難小屋小屋番さんが、登頂記念シールをくださいました。
避難小屋先のピークの上にある丸い木の「赤石岳」標識は、元々山頂にあったもので、撤去されたのが勿体ない、ということで、近くのピークに設置してあるものだそうです。この日は早朝から好天でしたが、10時前後にガスが上がってきて、展望は閉店状態。
大聖寺平からのトラバースの下りは、すっかりお散歩気分です。
荒川小屋のテン場はとても気持ちいいテン場で、快適でした。トイレもこの山行で一番の快適トイレでした。
四日目:まずはこの山行のハイライト。荒川岳東面のお花畑を堪能します。好天なのに、雷鳥の親子が遊んでいて、子雷鳥が飛ぶところも見せてくれました。やっぱりこのお花畑、最高ですね。お花畑では気持ちいい青空でしたが、8時に前岳中岳のコルまで上がると、すっかりガス+強風で展望ゼロ&寒い。ザックをデポして、少し着込んで、悪沢ピストンです。空荷は楽ですね〜♪中・悪のコル前後も、素晴らしいお花畑でした。悪沢山頂では少し晴れ間も見えたりして、恵まれました(とはいえ、展望は中岳が見えるだけ、でしたが)。
ザックをピックアップして、さて、前岳の噂の悪路へ。今年の山と高原地図から、破線ルートになっています。案の定、左側はスッパリ切れていて、稜線は1m未満の幅というところ多し。右側の這松のところにできた踏み跡を踏ませていただきつつ、なんとか抜けました。10分〜15分、かなり緊張します。丁寧な通過で事故無きように。
稜線を離れると、とにかく下る下る下る、という感じです。トラバース気味になって、細い水場(ここでフルに汲んでおくことを推奨です)を過ぎれば、もうすぐ高山裏避難小屋です。
高山裏避難小屋では、小屋番さんとの会話が楽しくて、テントを張る前に小屋前のテーブルでビールを飲みながら話し込んでいたら、突然の強い雨。小屋番さんが張ってくれていたタープ風のブルーシートのおかげで、雨宿りしつつビールが飲めました。
しっとりした林の中のテン場は、なかなか風情あって良しです。
五日目:朝、小屋の水場に水汲みに行きました。下にある元テン場のところに水が湧いているらしいのですが、この日は枯れていて、涸れ沢をずっとくだっていったところから採水。足場かなり悪いところもあって、下り10分、登り20分弱でした。
この日は終日ガスガスガス。小河内岳の展望を楽しみにしていたのですが、残念ながら展望ゼロでした。小河内岳避難小屋で、ストーブで暖を取りながら食事休憩。小屋に上がって良い、という小屋番さんの心遣いが嬉しいです。好天のときは剣岳まで見えるらしいです。烏帽子岳もガス。ま、仕方ないか、という感じで三伏峠へ。
お花畑抜けたところで、「水場」の案内。念のため、と下ってみましたが、かなり下でした。ただ、小屋では無料の水がないので、水を小屋で買わない方は、ここで荷物デポしてお水を汲むのをオススメします。
三伏峠テン場は、今回の山行で一番混雑していたテン場。ちょうどTJARの選手がもうすぐ通る、というタイミングも悪かったのかもしれません。(TJARで混んでいるので)朝、9時までに撤収してください、というお願い付きでした。
六日目:朝、念のために烏帽子岳まで登って、展望待ちしてみましたが、再びのガスで、珈琲だけ飲んで撤収。午後のバスまではだいぶ時間がありましたが、上で待っていても寒いから、という理由で、8時過ぎに下山開始。
10:44には鳥倉登山口に下山しました。下は暑い!
この日は鹿塩温泉に宿泊予定で、コロナでアーリーチェックインはない(15時チェックイン)ことに加え、大鹿村内までのタクシーは商談成立しないことが多いですとの三伏峠の掲示を見ていたので、林道を歩くことにしました。越路ゲート、第二駐車場、キャンプ場入口、夕立噛みパノラマ公園、冬季ゲート、と歩いたちょっと先で、車で下ってきた登山客の方が、「どこまで行くのですか?乗りませんか?」とお声かけしてくださって、お言葉に甘えて「道の駅大鹿」まで乗せていただきました。助かりました。
お天気には100%恵まれませんでした、ひどい雨に降られることもなく、極端に強い風に吹かれることもなく、5泊6日の山行を終えることができて、有り難いな、と思っています。
今回は、仙塩尾根へ足を伸ばせなかったので、仙塩は宿題としてとっておきます。
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