ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4607214
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

飛越新道からの黒部五郎〜三俣山荘での再会〜

2022年08月19日(金) ~ 2022年08月20日(土)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
26:50
距離
45.8km
登り
3,582m
下り
3,565m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
12:14
休憩
1:03
合計
13:17
4:44
108
6:32
6:33
67
7:40
7:40
47
8:27
8:56
119
10:55
10:57
7
11:04
11:20
25
11:45
11:47
34
12:21
12:21
101
14:02
14:04
90
15:34
15:45
80
17:05
17:05
56
18:01
2日目
山行
12:22
休憩
1:03
合計
13:25
5:05
79
6:24
6:24
59
7:23
7:50
138
10:08
10:10
10
10:20
10:21
6
10:27
10:28
87
11:55
11:56
50
12:46
12:46
44
13:30
13:30
8
13:38
13:39
80
14:59
15:28
42
16:10
16:11
51
17:02
17:02
88
18:30
飛越新道登山口
天候 1日目:晴
2日目:曇り時々小雨→暴風&豪雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・北ノ俣岳登山口駐車場利用。金〜土にかけてだったが、数台程度のみと閑散。
・神岡の町から駐車場へのアクセスは大規模林道高山大山線(双六〜瀬戸線)と県道484号線があるようだが、484はハイパーカミオカンデのアクセス杭道掘削工事をしているとかで、工事車両が多いらしい。夜中に通行する分には関係ないかもしれないが。
コース状況/
危険箇所等
‥仍蓋〜寺地山〜避難小屋・・・最初の方はまだいいが、標高を上げて傾斜の緩い所が多くなると例の泥沼がこれでもかと出てくる。よほど晴れの日が続いた後でもない限り、普通の登山靴ではアウトです。
  ※対策※
   a・長靴(避難小屋にデポ、或いは全行程)
   b・カッパの足(避難小屋にデポ)
   c・パドルシューズ(避難小屋にデポ、或いは全行程)
これらのいずれかになると思います。
避難小屋〜神岡新道分岐・・・斜めになった木道が設置されているが、崩壊している箇所多し。雨の日は100%滑るので怖くて乗れない。木道脇の高山植物帯が登山道になってしまっている。
木道終了後はガリー状に深くえぐられた登山道となるが、ここも殆ど脇を通行することになる。
神岡新道分岐〜三俣山荘・・・遮るもののない絶景を展望しつつ歩けるが、地図で見た以上にアップダウンが激しいと思った。稜線上は晴れれば天国だが、荒天時は地獄へと豹変する。
その他周辺情報 割石温泉・・・大人410円。単純硫黄泉。内湯のみ。洗い場にはボディーソープはあったがシャンプーはなかった。ドライヤーも見当たらなかった(見つけられなかっただけかも)。循環しているようだが、薬剤臭さはなかった(後で調べたら、かけ流し併用との事)。程よい温度で長く入浴でき気持ちがいい。リピートしたい温泉。
ウワサのドロドロ道を歩くので、対策として「カッパの足・トレイル」を使用する
2022年08月18日 16:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/18 16:35
ウワサのドロドロ道を歩くので、対策として「カッパの足・トレイル」を使用する
4時。東の空から昇るオリオン座
2022年08月19日 04:02撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 4:02
4時。東の空から昇るオリオン座
さて、行きます
2022年08月19日 04:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/19 4:45
さて、行きます
暫く歩くと鉄塔で視界が開ける。向こうに大日連山と剱のシルエットが
2022年08月19日 05:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/19 5:11
暫く歩くと鉄塔で視界が開ける。向こうに大日連山と剱のシルエットが
なるほど、湿地帯なのでミズバショウがたくさん生えている
2022年08月19日 05:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/19 5:22
なるほど、湿地帯なのでミズバショウがたくさん生えている
登山開始からカッパの足を履いているので、一応気分は楽
2022年08月19日 05:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
8/19 5:30
登山開始からカッパの足を履いているので、一応気分は楽
これくらいだったら人形山と同レベル
2022年08月19日 05:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/19 5:42
これくらいだったら人形山と同レベル
イワイチョウ
2022年08月19日 06:26撮影 by  ILCE-6300, SONY
2
8/19 6:26
イワイチョウ
イワショウブ
2022年08月19日 06:27撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 6:27
イワショウブ
神岡新道分岐。向こうはヤブ
2022年08月19日 06:30撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/19 6:30
神岡新道分岐。向こうはヤブ
分岐以降は一層ひどくなるが、草が生えている所はマシ
2022年08月19日 06:34撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/19 6:34
分岐以降は一層ひどくなるが、草が生えている所はマシ
ここは結構深めだった。ズブズブというより、チャポンッとなってヒヤリ。地面が濡れているだけのように見えて、実は底なし沼的
2022年08月19日 06:36撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/19 6:36
ここは結構深めだった。ズブズブというより、チャポンッとなってヒヤリ。地面が濡れているだけのように見えて、実は底なし沼的
蜘蛛の巣
2022年08月19日 06:48撮影 by  ILCE-6300, SONY
2
8/19 6:48
蜘蛛の巣
朝露に煌めくイワショウブ
2022年08月19日 06:55撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 6:55
朝露に煌めくイワショウブ
ほわほわ〜
2022年08月19日 06:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
6
8/19 6:56
ほわほわ〜
キラキラ〜
2022年08月19日 06:58撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/19 6:58
キラキラ〜
で、鏡池平
2022年08月19日 07:20撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/19 7:20
で、鏡池平
寺地山の最後の登り
2022年08月19日 07:33撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/19 7:33
寺地山の最後の登り
寺地山登頂。ここまで3時間。コースタイムどおり
2022年08月19日 07:39撮影 by  ILCE-6300, SONY
6
8/19 7:39
寺地山登頂。ここまで3時間。コースタイムどおり
山頂の先には展望ポイントあり。笠ヶ岳〜乗鞍〜御嶽
2022年08月19日 07:41撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 7:41
山頂の先には展望ポイントあり。笠ヶ岳〜乗鞍〜御嶽
やっと目指す稜線が見えてきた
2022年08月19日 08:17撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 8:17
やっと目指す稜線が見えてきた
この倒れた標識の所から少し木道を下りると、
2022年08月19日 08:23撮影 by  ILCE-6300, SONY
2
8/19 8:23
この倒れた標識の所から少し木道を下りると、
避難小屋に到着。ここでカッパの足をデポ。最近まで立入禁止だった避難小屋はもう使用可能なようです(中もキレイだった)
2022年08月19日 08:27撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/19 8:27
避難小屋に到着。ここでカッパの足をデポ。最近まで立入禁止だった避難小屋はもう使用可能なようです(中もキレイだった)
水も豊富。30分ほど休憩
2022年08月19日 08:28撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 8:28
水も豊富。30分ほど休憩
登山再開。崩壊した木道。滑って危険極まりないので、高山植物帯を歩くしかない
2022年08月19日 08:59撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 8:59
登山再開。崩壊した木道。滑って危険極まりないので、高山植物帯を歩くしかない
トレランシューズになったので軽い♪ 沼はもうないので気が楽😆
2022年08月19日 09:07撮影 by  ILCE-6300, SONY
6
8/19 9:07
トレランシューズになったので軽い♪ 沼はもうないので気が楽😆
池塘が点在
2022年08月19日 09:08撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 9:08
池塘が点在
ベニヒカゲ
2022年08月19日 09:11撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 9:11
ベニヒカゲ
振り返ると寺地山が見えた。左奥になんとか白山も見えた。寝不足であくびばかり出て足が動かない😣
2022年08月19日 09:33撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 9:33
振り返ると寺地山が見えた。左奥になんとか白山も見えた。寝不足であくびばかり出て足が動かない😣
オヤマリンドウ
2022年08月19日 10:04撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/19 10:04
オヤマリンドウ
右に漸く北ノ俣岳山頂部が見えてきた
2022年08月19日 10:05撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 10:05
右に漸く北ノ俣岳山頂部が見えてきた
左には大日連山〜剱〜薬師
2022年08月19日 10:49撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/19 10:49
左には大日連山〜剱〜薬師
剱アップ
2022年08月19日 10:50撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/19 10:50
剱アップ
薬師。白砂と緑の対比が美しい
2022年08月19日 10:50撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/19 10:50
薬師。白砂と緑の対比が美しい
やっと稜線に出た! 農商務省の主三角点があった
2022年08月19日 10:53撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 10:53
やっと稜線に出た! 農商務省の主三角点があった
北ノ俣岳はもう目と鼻の先
2022年08月19日 10:54撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 10:54
北ノ俣岳はもう目と鼻の先
神岡新道分岐。そして、眼前の絶景。これで疲れが癒されない訳はない!!
2022年08月19日 10:56撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/19 10:56
神岡新道分岐。そして、眼前の絶景。これで疲れが癒されない訳はない!!
雲ノ平山荘も見えた
2022年08月19日 10:54撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 10:54
雲ノ平山荘も見えた
そして北ノ俣岳。登山開始から6時間。調子が上がらないとは言えちょっと時間掛かり過ぎ・・
2022年08月19日 11:04撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/19 11:04
そして北ノ俣岳。登山開始から6時間。調子が上がらないとは言えちょっと時間掛かり過ぎ・・
でも景色はサイコー♪ 赤牛岳
2022年08月19日 11:18撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/19 11:18
でも景色はサイコー♪ 赤牛岳
水晶
2022年08月19日 11:18撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/19 11:18
水晶
祖父岳・ワリモ岳・鷲羽岳
2022年08月19日 11:18撮影 by  ILCE-6300, SONY
6
8/19 11:18
祖父岳・ワリモ岳・鷲羽岳
そして槍様
2022年08月19日 11:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/19 11:19
そして槍様
そして登山道の先には目指す黒部五郎(ここから見る分にはアップダウン易しそうだが・・・)
2022年08月19日 11:25撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/19 11:25
そして登山道の先には目指す黒部五郎(ここから見る分にはアップダウン易しそうだが・・・)
エルタテハ
2022年08月19日 11:55撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 11:55
エルタテハ
ミヤマリンドウ
2022年08月19日 12:01撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 12:01
ミヤマリンドウ
大分予定より遅れているので急ぎ足。だが、ペースが上がらぬ。調子悪い
2022年08月19日 12:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
2
8/19 12:19
大分予定より遅れているので急ぎ足。だが、ペースが上がらぬ。調子悪い
うお〜黒部五郎、壁だなぁ・・・
2022年08月19日 12:52撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/19 12:52
うお〜黒部五郎、壁だなぁ・・・
トウヤクリンドウ
2022年08月19日 13:19撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 13:19
トウヤクリンドウ
黒部五郎を登っている途中で振り返る。ここで電波が通じたので山小屋に延着の連絡を入れた。今日の調子では2時間で三俣まではムリだ
2022年08月19日 13:34撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 13:34
黒部五郎を登っている途中で振り返る。ここで電波が通じたので山小屋に延着の連絡を入れた。今日の調子では2時間で三俣まではムリだ
黒部五郎の肩。時間が全くないので登頂は明日に持ち越すことにした。この先も長そうで心に余裕がなくなり、写真もあまり撮らずにひたすら歩く
2022年08月19日 14:01撮影 by  ILCE-6300, SONY
2
8/19 14:01
黒部五郎の肩。時間が全くないので登頂は明日に持ち越すことにした。この先も長そうで心に余裕がなくなり、写真もあまり撮らずにひたすら歩く
カール。ゴーロゴロな岩が点在
2022年08月19日 14:03撮影 by  ILCE-6300, SONY
6
8/19 14:03
カール。ゴーロゴロな岩が点在
ここまで来ると眠気も気持ち悪さも麻痺してきて、ひたすら歩く機械に
2022年08月19日 14:11撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 14:11
ここまで来ると眠気も気持ち悪さも麻痺してきて、ひたすら歩く機械に
青天井の大伽藍
2022年08月19日 14:28撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/19 14:28
青天井の大伽藍
雷岩
2022年08月19日 14:36撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/19 14:36
雷岩
五郎小舎で休憩後、ここまで登り返す
2022年08月19日 16:43撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/19 16:43
五郎小舎で休憩後、ここまで登り返す
三俣蓮華岳の手前で左に折れると巻道
2022年08月19日 17:03撮影 by  ILCE-6300, SONY
1
8/19 17:03
三俣蓮華岳の手前で左に折れると巻道
そこから30分、やっと三俣山荘が見えてきた
2022年08月19日 17:38撮影 by  ILCE-6300, SONY
6
8/19 17:38
そこから30分、やっと三俣山荘が見えてきた
18時にチェックイン。30分に夕食。お馴染みのジビエシチュー。食べるのは3回目。疲れ果て、食欲があまりないが夜はぐっすり眠った
2022年08月19日 18:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/19 18:31
18時にチェックイン。30分に夕食。お馴染みのジビエシチュー。食べるのは3回目。疲れ果て、食欲があまりないが夜はぐっすり眠った
翌朝。朝食代わりの弁当を少し食べる
2022年08月20日 04:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/20 4:42
翌朝。朝食代わりの弁当を少し食べる
時折小雨がパラつく。天候悪化が早いのかも知れない
2022年08月20日 04:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/20 4:59
時折小雨がパラつく。天候悪化が早いのかも知れない
3年ぶりの再会。kazuko-Nさん、takatenさん、fujifumiさん、tottokotoさんと記念撮影
7
3年ぶりの再会。kazuko-Nさん、takatenさん、fujifumiさん、tottokotoさんと記念撮影
さらば三俣山荘
2022年08月20日 05:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/20 5:05
さらば三俣山荘
槍の上にヤバそうな笠雲
2022年08月20日 05:45撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/20 5:45
槍の上にヤバそうな笠雲
ミヤマアケボノソウ
2022年08月20日 06:04撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/20 6:04
ミヤマアケボノソウ
黒部五郎が見えてきた。まだ視界はある
2022年08月24日 23:36撮影
6
8/24 23:36
黒部五郎が見えてきた。まだ視界はある
五郎小舎前のベンチで少し休憩
2022年08月20日 07:46撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/20 7:46
五郎小舎前のベンチで少し休憩
いざカールへ。上の方がガスってきた
2022年08月20日 08:16撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/20 8:16
いざカールへ。上の方がガスってきた
チングルマは至るところに
2022年08月20日 08:26撮影 by  ILCE-6300, SONY
5
8/20 8:26
チングルマは至るところに
モミジカラマツ
2022年08月20日 08:36撮影 by  ILCE-6300, SONY
4
8/20 8:36
モミジカラマツ
ガスると雷鳥さんの出番
2022年08月20日 08:49撮影 by  ILCE-6300, SONY
7
8/20 8:49
ガスると雷鳥さんの出番
暫し和やかな撮影タイム
2022年08月20日 08:50撮影 by  ILCE-6300, SONY
8
8/20 8:50
暫し和やかな撮影タイム
徒渉。ガスの中に突入。この後、パラパラ雨も
2022年08月20日 09:15撮影 by  ILCE-6300, SONY
3
8/20 9:15
徒渉。ガスの中に突入。この後、パラパラ雨も
稜線に出ると雨風がひどくなったが、何とか登頂。この後、写真も撮れないほどの暴風雨との格闘となる
2022年08月20日 10:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
8/20 10:20
稜線に出ると雨風がひどくなったが、何とか登頂。この後、写真も撮れないほどの暴風雨との格闘となる
4時間後、神岡新道分岐で皆さんと分かれて帰途に就く。もう登山道が川
2022年08月20日 14:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/20 14:07
4時間後、神岡新道分岐で皆さんと分かれて帰途に就く。もう登山道が川
滝。濁流
2022年08月20日 14:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
8/20 14:35
滝。濁流
濡れた木道は恐怖
2022年08月20日 14:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/20 14:45
濡れた木道は恐怖
池塘の水量は変わらず。この後避難小屋で暫し休憩。でも雨はひどくなるばかり
2022年08月20日 14:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/20 14:47
池塘の水量は変わらず。この後避難小屋で暫し休憩。でも雨はひどくなるばかり
16時、やっと寺地山。
2022年08月20日 16:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/20 16:10
16時、やっと寺地山。
18時。やっと、この鉄塔まで戻って来た。ここまで何度転んだことか
2022年08月20日 18:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/20 18:10
18時。やっと、この鉄塔まで戻って来た。ここまで何度転んだことか
18時30分、ズブ濡れで下山。完全燃焼でした
2022年08月20日 18:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
8/20 18:30
18時30分、ズブ濡れで下山。完全燃焼でした

装備

MYアイテム
でぶねこ山
重量:-kg

感想

いつかは行こう、飛越新道。と思いながら何年経ったか。
ところが、tottokotoさんから今年は折立起点で雲ノ平〜黒部五郎を3泊4日でぐるっと回る計画と聞き、全行程は無理だが、三俣山荘〜神岡新道分岐間はご一緒したいなという事で、嘗てからの計画が漸く実現。お会いするのは何年ぶりか。2019年の8月からだから3年ぶりだ。

天気は1日目が完全に晴。2日目が昼前からポツポツ雨が降る予報だった。

午前1時くらいに登山口駐車場に到着。狭い車の中で少しの間仮眠。ダラダラしていたら、夜が白けてきて出発が遅くなってしまった。山の端から大きなオリオン座が昇ってきた。

登山開始。最初のうちは標高を上げる感じで登って行くが、暫くすると傾斜が緩い箇所が多くなる。こういう所には、飛越新道名物のドロドロ沼が点在する。
人形山でドロドロには免疫が付いていたが、飛越新道は避けようのない沼も多く、更にハード。
沼対策として、今回は「カッパの足・トレイル」を使用した。靴の上から薄手の長靴みたいなのを履くタイプ。使用感としては、歩き心地・履き心地とも良く、効果抜群と言えた。靴の後ろの部分がファスナーなので、完全防水という訳にはいかないが。

カッパの足を避難小屋にデポして、沼とはおさらば。崩壊した木道、ガリー状になった登山道が続いて歩きにくいが、なんとか稜線へ。瞬間、目の前に雲ノ平〜水晶〜鷲羽〜槍の大展望。どんなに疲れていても、これを見たら疲れが飛ばない訳はない。

稜線の絶景に喜んだはいいものの、ここまで6時間も掛かってしまい、果たして三俣まで到達できるのか、皆さんと再会できるのか不安になってしまった。
寝不足で立ち止まりながらウトウトしつつも先を急いだ。写真もあまり撮れなかったので残念であった。

山小屋に延着の連絡を入れつつ、18時到着。すぐに夕食。食後、tottokotoさん達と再会を喜び話し合ったのも束の間、完全に電池切れですぐに就寝となった。毎度山小屋では寝つけないのだが、今日ばかりは一瞬で眠りに落ちた。

2日目。朝5時の時点で既に小雨がパラついている。天気の悪化が早まっているのか。槍の上にも怪しいレンズ雲が何層も出来ていた。
西の空もそれほど暗くはないので楽観的に考えていたら、黒部五郎の肩の辺りで雨風が強くなった。何とか山頂を往復して先を急いだが、この先の稜線上はガスの中ひたすら暴風と豪雨との戦いだった。雨だけならまだしも、風によって徐々に体温が奪われるのが分かる。体が動かなくなっていくのが分かる。
「こういう何でもない所で行動不能による遭難ってやっぱりあるんだなぁ」
と思いつつ、気力を振り絞って歩いた。

黒部五郎下〜北ノ俣岳間は、往路はすんなり歩いた印象だったが、この復路はいつになっても着かず、何度登り返しても着かず、かなり精神的に参った。
神岡新道分岐で皆さんと別れ、私は稜線を外れた。暫くは風が強かったが、標高を落とすほど弱まっていき、助かったと思った。ガリー状の登山道は滝や渓流のようになっていて、殆ど沢登り(下り?)状態だった。

避難小屋でカッパの足を回収し、行動食を取る。
「そろそろ雨止んでくれないかな〜」
と思っていたら、逆に激しくなり気が滅入った。
土砂降りの中、寺地山を越えたが、もはやどこが沼でどこが固い地面か判別できないくらいだった。相変わらず登山道は急流だったので、水に浸かっていない場所を探しつつ足を置いたが、逆にスリップして何度も転んでしまった。寧ろ流れの中の方が足場が安全であった(沼は除く)。

この飛越新道も延々と続くアップダウンがあり、いくら下ってもまた登り返すので一向に標高が下がらず精神的に参ってきた。標識に「登山口まで30分」とあったので喜んだが、普通の足では無茶な時間だった。

道中ひたすら土砂降りだったが、時折雨がやむことがあって喜んだのも束の間、今度はブヨが大量に発生して追い払うのに難儀。一か所吸血され腫れてしまった。

18時30分、ようやく下山。真っ暗になる前に下山できて安堵。もう、完全燃焼だった。

さすがに下界は雨降ってないかなと思ってたら、ニュースを見てびっくり。大雨警報が出ているではないか。入山時の予報では全くそんな雰囲気無かったのに・・・。

レインウェアを着ていたが体がズブ濡れになったので、温泉で温まって体力を回復して帰宅した。

今回はいろいろと反省点の多い山行となった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:381人

コメント

debunekoyamaさん
本当に本当にお疲れ様でした。
想定してた以上に登山道激流で大変なことになっていたんですね。
心折れそうになるの切にわかります。
カッパの足良さそうですね。
ブヨ対策オニヤンマ君良さそうですよ。
私は、トラロープの切れ端下げてました。
ブヨには、刺されなかったのですが大量の蚊に襲われ結局ネット被っておりました。
何はともあれ暗闇になる前に無事下山できてよかったです。

※私は、後日足首が痛くなり整体で診てもらいましたら疲労捻挫になっておりました。
2022/8/26 9:11
shibamatasanさん
ありがとうございます。
大変でしたが、これも良い経験となりました・・、という事にしておきます(笑)。

オニヤンマ君ですが、実はパラコードで自作したのをザックに下げていたのですが、レインカバーをその上から付けていたため、残念ながら効力を発揮することができませんでした😖
私も去年はトラロープで適当に作ったものを下げていて効果を感じたので、今年、youtubeを見ながらちゃんとしたのを自作してみました。

今回は膝が痛いのにちょっと無理して登ったものですから、下山後も治りが遅くて歩くのも億劫です。多分、腸脛靭帯炎だと思うので、明日にでもスポーツ専門のクリニックで見てもらうつもりです。
2022/8/26 13:07
泥沼新道お疲れ様です。自分も昔行った時は難儀しました。
北ノ俣でドロドロな人は飛越新道から、綺麗な人は太郎からと判別できますね(笑)。
また自分も北ノ俣〜黒イ領農で風雨に吹かれ最後はカールで雷にみまわれるなど、本当に大変だったことがあります。生きた心地しませんでした。debunekoyamaさんもさぞ大変だったと思います。長距離山行お疲れさまでした。
2022/8/26 13:22
vicaryakingさん、ありがとうございます。
ほんとに分かり易い判別法ですね(笑)。

やはり森林限界以上の稜線は天候次第で別世界になってしまうので怖いですね。特に雷は身を隠す場所がないと音を聞いただけでゾッとします。

今回は、いつもならば何とか行けると思ったペースで計画を立てていましたが、膝痛、寝不足、食欲不振など重なったためかかなりの時間オーバーでした。
せっかくの景色を見る余裕もあまりなかったので、やはり計画はムリしちゃいけないと今更ながら思った次第です。
2022/8/26 16:42
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら