【5:25頃 中尾高原口到着】
上空には重苦しい雲が垂れ込める朝、終点の新穂高まで行く人が多い中、ここでバスを途中下車したのは私達だけ。
シルバーウィークの混雑を避ける為にこのクリヤ谷コースからの笠ヶ岳を計画したのだが、まさに計 画 通 り!!ニヤリ
とりあえず近くの駐車場に移動して身支度を整える。
因みに駐車場は満車!どうやら新穂高や鍋平の駐車場に停められずにここまできて駐車した人もいたようだった。
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【5:25頃 中尾高原口到着】
上空には重苦しい雲が垂れ込める朝、終点の新穂高まで行く人が多い中、ここでバスを途中下車したのは私達だけ。
シルバーウィークの混雑を避ける為にこのクリヤ谷コースからの笠ヶ岳を計画したのだが、まさに計 画 通 り!!ニヤリ
とりあえず近くの駐車場に移動して身支度を整える。
因みに駐車場は満車!どうやら新穂高や鍋平の駐車場に停められずにここまできて駐車した人もいたようだった。
駐車場の近くにはトイレがあるのだが、鍵が閉まっていて入れない。
朝8:30から16:00までの間しか開放していないらしい。
駐車場でテントを張って前日泊してる人もいたのにトイレが使えないのは不便だろうな……
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駐車場の近くにはトイレがあるのだが、鍵が閉まっていて入れない。
朝8:30から16:00までの間しか開放していないらしい。
駐車場でテントを張って前日泊してる人もいたのにトイレが使えないのは不便だろうな……
【5:50 駐車場出発】
まずは駐車場から一旦来た道を戻り、トンネル手前の道を右に入って登山口を目指す。
(槍見温泉の黄色い看板が目印?とりあえず槍見温泉を目指して歩き出す)
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【5:50 駐車場出発】
まずは駐車場から一旦来た道を戻り、トンネル手前の道を右に入って登山口を目指す。
(槍見温泉の黄色い看板が目印?とりあえず槍見温泉を目指して歩き出す)
【6:00 登山口出発】
槍見温泉の建物を過ぎると目の前に古い電話ボックスが現れる。(ここに登山届を出す)
そして左手の鬱蒼とした山道へと入り、約1900mの標高差を登ってここから笠ヶ岳を目指す。
登山者が少なく静かな山歩きが楽しめるが、いかにもクマが出そうな雰囲気だった。
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【6:00 登山口出発】
槍見温泉の建物を過ぎると目の前に古い電話ボックスが現れる。(ここに登山届を出す)
そして左手の鬱蒼とした山道へと入り、約1900mの標高差を登ってここから笠ヶ岳を目指す。
登山者が少なく静かな山歩きが楽しめるが、いかにもクマが出そうな雰囲気だった。
そして45分程樹林帯の中の細い道を登ると、徐々に沢の音が大きくなってきて目の前に滝が現れた。えっと……これが穴滝?
大きな岩がゴロゴロする道をトラバース気味に渡って沢沿いを遡上する。
そしてこの滝のすぐ先に最初の渡渉地点があった。
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そして45分程樹林帯の中の細い道を登ると、徐々に沢の音が大きくなってきて目の前に滝が現れた。えっと……これが穴滝?
大きな岩がゴロゴロする道をトラバース気味に渡って沢沿いを遡上する。
そしてこの滝のすぐ先に最初の渡渉地点があった。
渡渉地点から対岸を眺める(対岸に赤布が見える)
この日は水が少なかったので途中まで普通に石伝いに歩けた。
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渡渉地点から対岸を眺める(対岸に赤布が見える)
この日は水が少なかったので途中まで普通に石伝いに歩けた。
渡渉後振り返って見る。実際沢の上を歩いたのは最後の3〜4歩くらい。
不安だったけど渡渉を楽しみにしてたのでホッとしたような残念なような複雑な気分
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渡渉後振り返って見る。実際沢の上を歩いたのは最後の3〜4歩くらい。
不安だったけど渡渉を楽しみにしてたのでホッとしたような残念なような複雑な気分
その後はまた樹林帯の登り。
クリヤ谷はキツイ登りがあったかと思うと緩やかな道が続いたりと、飴と鞭のような登山道だった。
そしてこの頃から少しずつ日差しが差し込むようになってきて……
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その後はまた樹林帯の登り。
クリヤ谷はキツイ登りがあったかと思うと緩やかな道が続いたりと、飴と鞭のような登山道だった。
そしてこの頃から少しずつ日差しが差し込むようになってきて……
しばらく行くと目の前に錫杖岳が見えてきた!
実はこの景色が見たくてこのコースを選んだ部分もあったので、ここで奇跡的にガスが晴れてくれたのは本当に嬉しかった!!!
(いつか錫杖岳に登りたいと思ってるのでその下見?)
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しばらく行くと目の前に錫杖岳が見えてきた!
実はこの景色が見たくてこのコースを選んだ部分もあったので、ここで奇跡的にガスが晴れてくれたのは本当に嬉しかった!!!
(いつか錫杖岳に登りたいと思ってるのでその下見?)
因みに錫杖岳には岩登りの人が沢山いた。
錫杖沢の滝近くの河原にはクライマー達のテントが沢山張ってあった。
そしてクライマーさん達とここで別れて先に進むと、登山道はますます人の気配が少なくなってきた。
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因みに錫杖岳には岩登りの人が沢山いた。
錫杖沢の滝近くの河原にはクライマー達のテントが沢山張ってあった。
そしてクライマーさん達とここで別れて先に進むと、登山道はますます人の気配が少なくなってきた。
そして忘れた頃に第2の渡渉地点に到着。
しかし沢はすっかり涸れていて、ただの石畳の道になっていた。
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そして忘れた頃に第2の渡渉地点に到着。
しかし沢はすっかり涸れていて、ただの石畳の道になっていた。
次の渡渉地点でも同じく普通のゴーロ道。
しかし先程とは違い、綺麗な水溜りがあったりして目を楽しませてくれた。
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次の渡渉地点でも同じく普通のゴーロ道。
しかし先程とは違い、綺麗な水溜りがあったりして目を楽しませてくれた。
その後も微妙な沢の跡らしき所を渡り徐々に標高を上げていく。
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その後も微妙な沢の跡らしき所を渡り徐々に標高を上げていく。
所々笹が覆いかぶさるような所もあったが、荒廃してる感じではなかった。
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所々笹が覆いかぶさるような所もあったが、荒廃してる感じではなかった。
【8:45 水場到着】
所々で休憩しながら登り、登山口からおよそ2時間45分で水場に到着。
特に標識はないが沢の音が徐々に大きくなってくると登山道脇(左手)にひょっこりと現れるので多分すぐに分かると思う。
沢の水量は豊富。とても冷たくて美味しい水だった。
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【8:45 水場到着】
所々で休憩しながら登り、登山口からおよそ2時間45分で水場に到着。
特に標識はないが沢の音が徐々に大きくなってくると登山道脇(左手)にひょっこりと現れるので多分すぐに分かると思う。
沢の水量は豊富。とても冷たくて美味しい水だった。
水場を過ぎる頃になると、いつの間にか空は快晴!
木々も紅葉をはじめていてとても綺麗!
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水場を過ぎる頃になると、いつの間にか空は快晴!
木々も紅葉をはじめていてとても綺麗!
と同時に木々の隙間から景色が見えるようになってきた。
取れかけたガスの間からは穂高の稜線が見えて大感動!
はじめて見た西穂〜奥穂のギザギザの稜線は、禍々しい雰囲気を纏っていて迫力満点だった。
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と同時に木々の隙間から景色が見えるようになってきた。
取れかけたガスの間からは穂高の稜線が見えて大感動!
はじめて見た西穂〜奥穂のギザギザの稜線は、禍々しい雰囲気を纏っていて迫力満点だった。
そしてここからは焼岳がとても近く大きく見えた。
去年の7月、西穂高山荘から焼岳までの稜線を歩いた事を思い出して感慨深くその景色を眺めた。
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そしてここからは焼岳がとても近く大きく見えた。
去年の7月、西穂高山荘から焼岳までの稜線を歩いた事を思い出して感慨深くその景色を眺めた。
ところでこの登山道には『番号が書かれた看板』が時折思い出したように現れる
(登山口が多分『1』でおそらく笠ヶ岳山頂が『100』なんだろう……因みに木に括り付けられたこの看板は『50』)
しかしその番号は結構適当で途中で数字が戻ったりして登る際の励みになるかどうかは分からない。そしてこの『50』以降この看板を見かけた記憶はない(笑
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ところでこの登山道には『番号が書かれた看板』が時折思い出したように現れる
(登山口が多分『1』でおそらく笠ヶ岳山頂が『100』なんだろう……因みに木に括り付けられたこの看板は『50』)
しかしその番号は結構適当で途中で数字が戻ったりして登る際の励みになるかどうかは分からない。そしてこの『50』以降この看板を見かけた記憶はない(笑
そうこうしてる内に穂高に掛かっていたガスも徐々に晴れてきた。
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そうこうしてる内に穂高に掛かっていたガスも徐々に晴れてきた。
奥穂高岳とジャンダルムが綺麗に見えた。
とにかくここからの眺めは最高!
何度も写真に撮ったりしてこの眺めを目に焼き付けた。
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奥穂高岳とジャンダルムが綺麗に見えた。
とにかくここからの眺めは最高!
何度も写真に撮ったりしてこの眺めを目に焼き付けた。
と、ここで道草をくっていても仕方ないので、気になる大展望を横目にちらちらを眺めつつ、先を急ぐことにした。
先ずはクリヤの頭を目指すが、この辺りからは徐々に傾斜もキツくなってくる。
前方に大きな岩峰が現れる度に「あれがクリヤの頭か!?」と期待しつつ九十九折の斜面を登っていった。
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と、ここで道草をくっていても仕方ないので、気になる大展望を横目にちらちらを眺めつつ、先を急ぐことにした。
先ずはクリヤの頭を目指すが、この辺りからは徐々に傾斜もキツくなってくる。
前方に大きな岩峰が現れる度に「あれがクリヤの頭か!?」と期待しつつ九十九折の斜面を登っていった。
多分クリヤの頭と思われる所を巻いて行くと目の前に雷鳥岩が現れた。あともう少し!
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多分クリヤの頭と思われる所を巻いて行くと目の前に雷鳥岩が現れた。あともう少し!
そしてこの辺りの登山道からは白山がよく見えた。
逆に槍穂の稜線は山の陰になって見えなくなったので、ここからしばらくの間は白山を眺めつつ歩いた。
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そしてこの辺りの登山道からは白山がよく見えた。
逆に槍穂の稜線は山の陰になって見えなくなったので、ここからしばらくの間は白山を眺めつつ歩いた。
【11:00 雷鳥岩到着】
登山口から丁度5時間で雷鳥岩に到着。
近くの岩塊に登りここで景色を眺めながらちょっと早めのお昼ご飯。
空は青空!気温もぽかぽかで無風という最高のお天気……
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【11:00 雷鳥岩到着】
登山口から丁度5時間で雷鳥岩に到着。
近くの岩塊に登りここで景色を眺めながらちょっと早めのお昼ご飯。
空は青空!気温もぽかぽかで無風という最高のお天気……
そしてなんと言ってもここからは今日初めて笠ヶ岳の姿が見ることが出来た!!!
ハッキリ言って凄い迫力!ここから見た笠ヶ岳は本当に最高です!
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そしてなんと言ってもここからは今日初めて笠ヶ岳の姿が見ることが出来た!!!
ハッキリ言って凄い迫力!ここから見た笠ヶ岳は本当に最高です!
【11:30 雷鳥岩出発】
30分程休憩して出発。結構長い時間休んでいたのだがその間誰も通過せず……本当に静かで良い所だった(結局山頂まで2人の単独行者としか会わなかった)
笠ヶ岳を眺めながらしばらくは巻き道を歩く。
そういえばここまでずっと登りっぱなしだったかも!?
しかし巻き道と言えど、岩がゴロゴロとしていてハイマツが覆い被さってくるような私が苦手とする道が続いた。
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【11:30 雷鳥岩出発】
30分程休憩して出発。結構長い時間休んでいたのだがその間誰も通過せず……本当に静かで良い所だった(結局山頂まで2人の単独行者としか会わなかった)
笠ヶ岳を眺めながらしばらくは巻き道を歩く。
そういえばここまでずっと登りっぱなしだったかも!?
しかし巻き道と言えど、岩がゴロゴロとしていてハイマツが覆い被さってくるような私が苦手とする道が続いた。
そしてしばらく行くと、再び槍穂の稜線が目に飛び込んでくるようになった。
もうね、目を奪われるような眺めが延々と続いて本当に足が先に進みません(笑
何度も立ち止まっては槍穂の姿を眺め、しつこい位に写真を撮り捲った。
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そしてしばらく行くと、再び槍穂の稜線が目に飛び込んでくるようになった。
もうね、目を奪われるような眺めが延々と続いて本当に足が先に進みません(笑
何度も立ち止まっては槍穂の姿を眺め、しつこい位に写真を撮り捲った。
笠ヶ岳への登り途中から歩いてきた巻き道を振り返る
写真右端の岩が雷鳥岩
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笠ヶ岳への登り途中から歩いてきた巻き道を振り返る
写真右端の岩が雷鳥岩
そしてこれからの登りを見上げる
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そしてこれからの登りを見上げる
ジグザグに付けられた登山道を歩いていくと、時々山肌が崩壊している箇所の横を通る
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ジグザグに付けられた登山道を歩いていくと、時々山肌が崩壊している箇所の横を通る
そしてまたそんな崩壊地からの眺めが素晴らしい!
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そしてまたそんな崩壊地からの眺めが素晴らしい!
【13:14 笠ヶ岳の肩到着】
長い長い登りをやっと登り終え、笠ヶ岳の肩に到着。
あとこれだけ登れば山頂だ!
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【13:14 笠ヶ岳の肩到着】
長い長い登りをやっと登り終え、笠ヶ岳の肩に到着。
あとこれだけ登れば山頂だ!
と、ここで相方がライチョウ発見!!
北・南アルプスのライチョウスポットを歩き続けて4年。
やっと……やっとライチョウに出会えた!
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と、ここで相方がライチョウ発見!!
北・南アルプスのライチョウスポットを歩き続けて4年。
やっと……やっとライチョウに出会えた!
しかもよくよく見てみると2羽もいる!
というか近づいても全然逃げないし!
足元の羽毛だけが白い冬毛になってるのもいいね
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しかもよくよく見てみると2羽もいる!
というか近づいても全然逃げないし!
足元の羽毛だけが白い冬毛になってるのもいいね
突然のライチョウとの出会いを楽しんだ後はいよいよ最後の登り。
クリヤ谷方面の山頂直下はガレガレの岩場。浮石も多いので慎重に登る。
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突然のライチョウとの出会いを楽しんだ後はいよいよ最後の登り。
クリヤ谷方面の山頂直下はガレガレの岩場。浮石も多いので慎重に登る。
【13:45 笠ヶ岳到着】
山頂に到着した途端、今までの静かな山登りとは一変、物凄い人数の人に囲まれて茫然自失。
山荘方面からは長蛇の列が延々と続いて山頂は満員……山頂の写真を撮る事も出来ずにとりあえず足元の三角点だけ根性で撮った。
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【13:45 笠ヶ岳到着】
山頂に到着した途端、今までの静かな山登りとは一変、物凄い人数の人に囲まれて茫然自失。
山荘方面からは長蛇の列が延々と続いて山頂は満員……山頂の写真を撮る事も出来ずにとりあえず足元の三角点だけ根性で撮った。
そして比較的静かな山頂の隣のピークにある祠の前で休憩。
テントの場所取りが気になるが、まだ時間も早いしこんな天気は滅多にないので、ここで1時間程景色を楽しむ事にした
目の前には槍穂をはじめ、明日歩くことになる黒部五郎への縦走路とその先の薬師岳までハッキリと見えた。
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そして比較的静かな山頂の隣のピークにある祠の前で休憩。
テントの場所取りが気になるが、まだ時間も早いしこんな天気は滅多にないので、ここで1時間程景色を楽しむ事にした
目の前には槍穂をはじめ、明日歩くことになる黒部五郎への縦走路とその先の薬師岳までハッキリと見えた。
飛騨側(西方面)の景色
左から薬師岳・北ノ俣岳・黒部五郎岳・三俣蓮華岳・双六岳
奥に水晶岳・鷲羽岳も見える
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飛騨側(西方面)の景色
左から薬師岳・北ノ俣岳・黒部五郎岳・三俣蓮華岳・双六岳
奥に水晶岳・鷲羽岳も見える
明日歩く双六岳までの縦走路
双六岳までは巻き道もあったりしてのんびり歩けそうな稜線だ。
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明日歩く双六岳までの縦走路
双六岳までは巻き道もあったりしてのんびり歩けそうな稜線だ。
槍ヶ岳〜穂高の稜線
今までは長野側からしか見たことのなかった槍穂の稜線。
大キレットや滝谷の光景に感動した。
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槍ヶ岳〜穂高の稜線
今までは長野側からしか見たことのなかった槍穂の稜線。
大キレットや滝谷の光景に感動した。
個人的に大好きな水晶岳・鷲羽岳・野口五郎岳が並んで綺麗に見えた。
この稜線を縦走した2年前の夏を思い出した。
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個人的に大好きな水晶岳・鷲羽岳・野口五郎岳が並んで綺麗に見えた。
この稜線を縦走した2年前の夏を思い出した。
【15:00 笠ヶ岳山荘到着】
クリヤ谷方面とはうって変わって、歩きやすい山頂からの道をジグザグに下り、笠ヶ岳山荘に到着
さっそく小屋でテントの受付をする
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【15:00 笠ヶ岳山荘到着】
クリヤ谷方面とはうって変わって、歩きやすい山頂からの道をジグザグに下り、笠ヶ岳山荘に到着
さっそく小屋でテントの受付をする
山荘前の温度計
気温は12度。暖かい。
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山荘前の温度計
気温は12度。暖かい。
水場は笠ヶ岳山荘の小屋脇にあり、またトイレも小屋の中にある(外からも土足で入れる)
テント場にも水場があるようだったが、今回は小屋前の水道を使うように言われた。
テント場はここから約15分下った所にあるので、ここで水やビールの調達をしてからテン場へと向かう。
ちょっと遠いのでハッキリ言って面倒くさい。
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水場は笠ヶ岳山荘の小屋脇にあり、またトイレも小屋の中にある(外からも土足で入れる)
テント場にも水場があるようだったが、今回は小屋前の水道を使うように言われた。
テント場はここから約15分下った所にあるので、ここで水やビールの調達をしてからテン場へと向かう。
ちょっと遠いのでハッキリ言って面倒くさい。
小屋前から見上げた笠ヶ岳
小屋前は大勢の宿泊者で大混雑。
この日は北ア各地で歴史的な混みようだったと後から知った。
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小屋前から見上げた笠ヶ岳
小屋前は大勢の宿泊者で大混雑。
この日は北ア各地で歴史的な混みようだったと後から知った。
そしてテント場も混雑。
と言っても場所がなくて全然張れない訳ではなかったけど、小屋からこんなに下った所に張るくらいの混雑。
あ〜トイレ行くのがめんどい……
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そしてテント場も混雑。
と言っても場所がなくて全然張れない訳ではなかったけど、小屋からこんなに下った所に張るくらいの混雑。
あ〜トイレ行くのがめんどい……
だけど目の前には槍穂の稜線がバッチリ!ロケーションは最高!!
徐々に赤く染まっていく姿を眺めながら夕飯を食べる贅沢♪
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だけど目の前には槍穂の稜線がバッチリ!ロケーションは最高!!
徐々に赤く染まっていく姿を眺めながら夕飯を食べる贅沢♪
テントから見た槍ヶ岳アップ
この日の槍ヶ岳は穂先で3時間渋滞だったとか、小屋の受付長蛇の列だとか、夕飯が22時まで掛かったとか……
とにかく様々な伝説を生んだらしい。
でも笠ヶ岳から見る槍の姿はとても静かで、目の前に見えるあの場所でそんな阿鼻叫喚な地獄絵図が展開されているとは、この時思いもよらなかった。
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テントから見た槍ヶ岳アップ
この日の槍ヶ岳は穂先で3時間渋滞だったとか、小屋の受付長蛇の列だとか、夕飯が22時まで掛かったとか……
とにかく様々な伝説を生んだらしい。
でも笠ヶ岳から見る槍の姿はとても静かで、目の前に見えるあの場所でそんな阿鼻叫喚な地獄絵図が展開されているとは、この時思いもよらなかった。
【2日目】
4時起床。昨夜は満天の星空……そして今日も良い天気だ!
早速朝食を済ませ出発の準備に取り掛かる。
それにしても小屋のトイレに行った相方がなかなか帰って来ない。何でも小屋ではトイレ待ち渋滞が発生。階段を上がって2階の廊下まで並んでいたとか?因みに私が行った頃は丁度日の出の時間だったので空いていた。
←小屋からの帰り道
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【2日目】
4時起床。昨夜は満天の星空……そして今日も良い天気だ!
早速朝食を済ませ出発の準備に取り掛かる。
それにしても小屋のトイレに行った相方がなかなか帰って来ない。何でも小屋ではトイレ待ち渋滞が発生。階段を上がって2階の廊下まで並んでいたとか?因みに私が行った頃は丁度日の出の時間だったので空いていた。
←小屋からの帰り道
テント場から笠ヶ岳と笠ケ岳山荘を見上げる。
朝日で少し赤く照らされていた。
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テント場から笠ヶ岳と笠ケ岳山荘を見上げる。
朝日で少し赤く照らされていた。
テントから見た朝日。
ちょうど南岳のあたりから朝日が昇り、槍穂の稜線のシルエットがくっきりと浮かび上がった。
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テントから見た朝日。
ちょうど南岳のあたりから朝日が昇り、槍穂の稜線のシルエットがくっきりと浮かび上がった。
こちらはもう少し南側の景色
手前から、焼岳・乗鞍岳・御嶽山と並んで見えた
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こちらはもう少し南側の景色
手前から、焼岳・乗鞍岳・御嶽山と並んで見えた
【6:10 笠ヶ岳テン場出発】
先ずは双六小屋を目指して出発!
実は明日から天気が崩れるらしく、このまま黒部に縦走するか槍ヶ岳へエスケープするか迷っていたのだが、とりあえず双六小屋まで行ってみてそこで最終判断しようという事になった。
と言う訳で、笠ヶ岳からなだらかに連なる稜線を朝日を浴びながら下っていった。
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【6:10 笠ヶ岳テン場出発】
先ずは双六小屋を目指して出発!
実は明日から天気が崩れるらしく、このまま黒部に縦走するか槍ヶ岳へエスケープするか迷っていたのだが、とりあえず双六小屋まで行ってみてそこで最終判断しようという事になった。
と言う訳で、笠ヶ岳からなだらかに連なる稜線を朝日を浴びながら下っていった。
それにしても今日も雲ひとつない快晴!
昨日に引き続き360度見渡せる景色を眺めながら、ちょっと渋滞気味の登山者の列に加わりながら歩いていく。
この辺りはアップダウンもソフトなので朝のお散歩に最適♪気持ちよくて爽快な稜線歩きだった。
←抜戸岩を過ぎて笠ヶ岳を振り返って見たところ
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それにしても今日も雲ひとつない快晴!
昨日に引き続き360度見渡せる景色を眺めながら、ちょっと渋滞気味の登山者の列に加わりながら歩いていく。
この辺りはアップダウンもソフトなので朝のお散歩に最適♪気持ちよくて爽快な稜線歩きだった。
←抜戸岩を過ぎて笠ヶ岳を振り返って見たところ
もうすぐ笠新道との分岐。
稜線からは笠新道の尾根道が見えた。
←何組かのグループが並んで歩く様子が見える
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もうすぐ笠新道との分岐。
稜線からは笠新道の尾根道が見えた。
←何組かのグループが並んで歩く様子が見える
【7:00 笠新道分岐通過】
笠新道分岐を過ぎた先は抜戸岳を巻くように道が続いている。
途中、抜戸岳山頂に登れる道があったのだが、ここはパスして先に進むことにした。
←笠新道分岐付近から笠ヶ岳を振り返る
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【7:00 笠新道分岐通過】
笠新道分岐を過ぎた先は抜戸岳を巻くように道が続いている。
途中、抜戸岳山頂に登れる道があったのだが、ここはパスして先に進むことにした。
←笠新道分岐付近から笠ヶ岳を振り返る
そして抜戸岳を通り過ぎた辺りでちょっと休憩。ここからは槍穂が目の前に大きく見えて景色は抜群!
そしてだいぶ体が暖まってきたので、ここで衣類を脱いだりして体勢を整えた
←休憩しつつ、巻いてきてしまった抜戸岳山頂を見上げた
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そして抜戸岳を通り過ぎた辺りでちょっと休憩。ここからは槍穂が目の前に大きく見えて景色は抜群!
そしてだいぶ体が暖まってきたので、ここで衣類を脱いだりして体勢を整えた
←休憩しつつ、巻いてきてしまった抜戸岳山頂を見上げた
ちょっと休んで再び歩き出す。
行く手には明日登る予定の黒部五郎岳が次第に大きく迫ってきていた。
←右端の鞍部付近に黒部五郎小屋があり、左端の山頂が黒部五郎岳。その奥には薬師岳が見える
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ちょっと休んで再び歩き出す。
行く手には明日登る予定の黒部五郎岳が次第に大きく迫ってきていた。
←右端の鞍部付近に黒部五郎小屋があり、左端の山頂が黒部五郎岳。その奥には薬師岳が見える
【7:50 分岐】
そうこうしてるうちに眼下に分岐のようなものが見えてきた。
ここからは方向を東に変えて秩父平へと下るようだ。
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【7:50 分岐】
そうこうしてるうちに眼下に分岐のようなものが見えてきた。
ここからは方向を東に変えて秩父平へと下るようだ。
分岐から秩父平へと下っていく。
下り始めは急な斜面なので足を滑らせないように慎重に下っていった。
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分岐から秩父平へと下っていく。
下り始めは急な斜面なので足を滑らせないように慎重に下っていった。
【8:00 秩父平】
秩父平の底から振り返ってみると、何ともいえない良い雰囲気♪
秩父岩ってどれなんだろう?と思いつつ写真を撮る
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【8:00 秩父平】
秩父平の底から振り返ってみると、何ともいえない良い雰囲気♪
秩父岩ってどれなんだろう?と思いつつ写真を撮る
地図には「雪渓が残る時期には水アリ」と書かれていたが、当然ながらこの時期には雪渓は無かった。
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地図には「雪渓が残る時期には水アリ」と書かれていたが、当然ながらこの時期には雪渓は無かった。
秩父平から先に進むと双六岳が見えてきた。
この辺りは景色も良く素敵な場所だった。
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秩父平から先に進むと双六岳が見えてきた。
この辺りは景色も良く素敵な場所だった。
【8:37 大ノマ岳通過】
秩父平から少し登り返すと大ノマ岳に到着。
ここの山頂はとても狭く、登山者で溢れかえっていて立つ場所も無かった。
←大ノマ岳から見た槍ヶ岳(西鎌尾根が大迫力で迫っていた)
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【8:37 大ノマ岳通過】
秩父平から少し登り返すと大ノマ岳に到着。
ここの山頂はとても狭く、登山者で溢れかえっていて立つ場所も無かった。
←大ノマ岳から見た槍ヶ岳(西鎌尾根が大迫力で迫っていた)
←同じく大ノマ岳から見た双六小屋と背後に鷲羽岳
おしくらまんじゅうのような大ノマの山頂だったが、とりあえずこの2枚だけ写真を撮らせてもらってから通過した。
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←同じく大ノマ岳から見た双六小屋と背後に鷲羽岳
おしくらまんじゅうのような大ノマの山頂だったが、とりあえずこの2枚だけ写真を撮らせてもらってから通過した。
そして、大ノマ岳から下った所で丁度いい岩があったので少し休憩。
←下ってきた道を振り返る
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そして、大ノマ岳から下った所で丁度いい岩があったので少し休憩。
←下ってきた道を振り返る
【9:20 大ノマ乗越通過】
大ノマ乗越を過ぎると、今度は弓折岳への登りが始まる。
木の階段が設置してあったりして登りやすい。
余談だが、大ノマ乗越のすぐ横にテント1張分のビバーク跡があった。
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【9:20 大ノマ乗越通過】
大ノマ乗越を過ぎると、今度は弓折岳への登りが始まる。
木の階段が設置してあったりして登りやすい。
余談だが、大ノマ乗越のすぐ横にテント1張分のビバーク跡があった。
弓折岳はもうすぐ。
青空と飛行機雲が素敵だった。
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弓折岳はもうすぐ。
青空と飛行機雲が素敵だった。
【9:37 弓折岳通過】
山頂は広々として開放感抜群だったが、さっき休んだばかりなので先を急ぐ。
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【9:37 弓折岳通過】
山頂は広々として開放感抜群だったが、さっき休んだばかりなので先を急ぐ。
双六岳とその奥に見える鷲羽岳を眺めながら緩やかに下っていく。
台形のような形をした双六岳……あの水平な台地の上には、私の好きな草原の中の登山道がある
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双六岳とその奥に見える鷲羽岳を眺めながら緩やかに下っていく。
台形のような形をした双六岳……あの水平な台地の上には、私の好きな草原の中の登山道がある
【9:45 弓折岳分岐通過】
2年前、鏡平経由で双六へと向かった時に通った分岐に到着。
これで縦走の線と線が繋がった!
ここからは1度は通ったことがある道なので少し気が楽〜♪
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【9:45 弓折岳分岐通過】
2年前、鏡平経由で双六へと向かった時に通った分岐に到着。
これで縦走の線と線が繋がった!
ここからは1度は通ったことがある道なので少し気が楽〜♪
←弓折岳分岐から見た槍ヶ岳
そしてここか小山を登り返して先に進む。
それにしても記憶とは曖昧なもので、私の記憶には無い細かいアップダウンがあったことに少し驚いた。
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←弓折岳分岐から見た槍ヶ岳
そしてここか小山を登り返して先に進む。
それにしても記憶とは曖昧なもので、私の記憶には無い細かいアップダウンがあったことに少し驚いた。
しかもザレた箇所や記憶に無いベンチ・階段状に整備された道もあったりして「ここは勝手知ったる道〜♪」とか言ってたくせに、逆にとても新鮮な気持ちだった(笑
←眼下には鏡平山荘やそのまわりの池が見えた
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しかもザレた箇所や記憶に無いベンチ・階段状に整備された道もあったりして「ここは勝手知ったる道〜♪」とか言ってたくせに、逆にとても新鮮な気持ちだった(笑
←眼下には鏡平山荘やそのまわりの池が見えた
さて、弓折分岐から目の前の小山を登っていくと、槍ヶ岳を間近に眺めながら花見平近くの砂地を歩くようになった。
以前通った8月には雪渓の上を歩いたのだが、すっかり雪渓の名残は無くなっていた
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さて、弓折分岐から目の前の小山を登っていくと、槍ヶ岳を間近に眺めながら花見平近くの砂地を歩くようになった。
以前通った8月には雪渓の上を歩いたのだが、すっかり雪渓の名残は無くなっていた
【10:00〜10:25 休憩】
ここには丁度良いベンチがあるので、そこに腰掛けながら大休憩。
目の前の槍ヶ岳を眺めながらお菓子をぽりぽり……至福のひととき
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【10:00〜10:25 休憩】
ここには丁度良いベンチがあるので、そこに腰掛けながら大休憩。
目の前の槍ヶ岳を眺めながらお菓子をぽりぽり……至福のひととき
【10:25 花見平出発】
ここもまた8月には高山植物のお花畑だったのだが、すっかり草紅葉になっていてまた違った印象になっていた。
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【10:25 花見平出発】
ここもまた8月には高山植物のお花畑だったのだが、すっかり草紅葉になっていてまた違った印象になっていた。
その後も緩やかなアップダウンを何度か繰り返していくと双六小屋とその背後に鷲羽岳が見えてきた。
前回はガスで見えなかった景色に大感動!
それにしても双六小屋のロケーションは絵になるなぁ〜
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その後も緩やかなアップダウンを何度か繰り返していくと双六小屋とその背後に鷲羽岳が見えてきた。
前回はガスで見えなかった景色に大感動!
それにしても双六小屋のロケーションは絵になるなぁ〜
そして道が石ゴロゴロの道から木道に変化すると双六小屋はもう間近。
前回はテント場の場所取りダッシュで急いでいたが、今回はのんびりまったりお散歩気分で歩いていった。
それにしてもホント気持ちいい天気……明日雨になるというのは本当だろうか……
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そして道が石ゴロゴロの道から木道に変化すると双六小屋はもう間近。
前回はテント場の場所取りダッシュで急いでいたが、今回はのんびりまったりお散歩気分で歩いていった。
それにしてもホント気持ちいい天気……明日雨になるというのは本当だろうか……
【11:10 双六小屋到着】
そして小屋に着くと先ずは天気予報のチェック。
今日は午後から曇りのち一時雨・明日からも曇り一時雨の予報。小屋の衛星電話から177で確認した予報も同じような感じ……
さてエスケープしやすい西鎌尾根へ進むか、一か八か黒部五郎小屋まで進むか……本気で悩み、ここで1時間近くも時間をロスしてしまった。
←双六小屋のテン場前にある双六池とその向こうに笠ヶ岳
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【11:10 双六小屋到着】
そして小屋に着くと先ずは天気予報のチェック。
今日は午後から曇りのち一時雨・明日からも曇り一時雨の予報。小屋の衛星電話から177で確認した予報も同じような感じ……
さてエスケープしやすい西鎌尾根へ進むか、一か八か黒部五郎小屋まで進むか……本気で悩み、ここで1時間近くも時間をロスしてしまった。
←双六小屋のテン場前にある双六池とその向こうに笠ヶ岳
【12:00 双六小屋出発】
優柔不断な私達は結局コイントスで行き先を決めることに……結果、黒部五郎へ進むことに決定!
背中を押したのは他の登山者からの情報で『昨日の槍ヶ岳のテン場は13時には満員になり、以降到着した人は殺生まで移動したこと』と『黒部五郎岳にさえ登ってしまえば、それから先の登山道は比較的楽な道になるらしい』という情報。
双六小屋前では色んな人がそれぞれ情報交換をしたりしてちょっと楽しい雰囲気だった。
←双六小屋の水場と隣の建物はトイレ(双六岳へはこの奥にある登山道を登っていく)
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【12:00 双六小屋出発】
優柔不断な私達は結局コイントスで行き先を決めることに……結果、黒部五郎へ進むことに決定!
背中を押したのは他の登山者からの情報で『昨日の槍ヶ岳のテン場は13時には満員になり、以降到着した人は殺生まで移動したこと』と『黒部五郎岳にさえ登ってしまえば、それから先の登山道は比較的楽な道になるらしい』という情報。
双六小屋前では色んな人がそれぞれ情報交換をしたりしてちょっと楽しい雰囲気だった。
←双六小屋の水場と隣の建物はトイレ(双六岳へはこの奥にある登山道を登っていく)
【12:10 巻き道コースの分岐到着】
小屋の裏の登山道を登って分岐に到着。
双六岳の稜線は以前歩いたことがあるので、今回は巻き道コースを進む。
(巻き道コースはここで登りが終わるのでちょっと得した気分。記憶ではここから先の登りが結構キツかったような……)
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【12:10 巻き道コースの分岐到着】
小屋の裏の登山道を登って分岐に到着。
双六岳の稜線は以前歩いたことがあるので、今回は巻き道コースを進む。
(巻き道コースはここで登りが終わるのでちょっと得した気分。記憶ではここから先の登りが結構キツかったような……)
分岐からしばらくは巻き道コースらしいトラバース道が続く。
紅葉も良い感じに進んでいて秋らしい景色。
←遠くに燕岳〜大天井岳の稜線が見える
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分岐からしばらくは巻き道コースらしいトラバース道が続く。
紅葉も良い感じに進んでいて秋らしい景色。
←遠くに燕岳〜大天井岳の稜線が見える
そしてなんと言ってここからの鷲羽岳の存在感は圧倒的!どんどん近づいてくる感じの鷲羽岳から目が放せない。
……とこの時、後ろを振り返って槍ヶ岳の方向を見てみると、西鎌尾根の鞍部には新穂高側から流れてきたガスが滝雲のようにかかっていた。
あっちに進んでいたら今頃ガスの中だったかもしれない……ラッキー♪……と喜んだのがいけなかった!
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そしてなんと言ってここからの鷲羽岳の存在感は圧倒的!どんどん近づいてくる感じの鷲羽岳から目が放せない。
……とこの時、後ろを振り返って槍ヶ岳の方向を見てみると、西鎌尾根の鞍部には新穂高側から流れてきたガスが滝雲のようにかかっていた。
あっちに進んでいたら今頃ガスの中だったかもしれない……ラッキー♪……と喜んだのがいけなかった!
罰が当たったのか、この鷲羽岳を見たのを最後に辺りはガスに包まれてしまった。
高山側から突然湧き出したガスで一瞬のうちに辺り一面真っ白……本当に目を疑う位に一瞬の出来事!!!
それはまるで双六岳の稜線で遮っていた高山側のガスが一気に決壊して流れ込んできたような感じだった。
こんな事なら双六小屋で1時間もウダウダ悩んでないで早く出発すればよかった……
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罰が当たったのか、この鷲羽岳を見たのを最後に辺りはガスに包まれてしまった。
高山側から突然湧き出したガスで一瞬のうちに辺り一面真っ白……本当に目を疑う位に一瞬の出来事!!!
それはまるで双六岳の稜線で遮っていた高山側のガスが一気に決壊して流れ込んできたような感じだった。
こんな事なら双六小屋で1時間もウダウダ悩んでないで早く出発すればよかった……
そしてここから先は、天気と比例するかのように、登山道の様子も厳しいものになってきた。
巻き道コースと言う割には結構下るわ、足場は石ゴロゴロで歩きにくいわ、登り返しも結構きついわ、思ったよりもハードな巻き道だった。
←一瞬だけガスが晴れた!東側にある燕岳の上空は今まで通り快晴……西側から流れ込んできたガスに巻かれているのはこの辺りだけか……
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そしてここから先は、天気と比例するかのように、登山道の様子も厳しいものになってきた。
巻き道コースと言う割には結構下るわ、足場は石ゴロゴロで歩きにくいわ、登り返しも結構きついわ、思ったよりもハードな巻き道だった。
←一瞬だけガスが晴れた!東側にある燕岳の上空は今まで通り快晴……西側から流れ込んできたガスに巻かれているのはこの辺りだけか……
【13:30 三俣峠通過】
そして三俣峠に到着。ここからは最後の登り。
以前通った時には辺りはお花畑で、ここから見上げた三俣蓮華の眺めがとても綺麗な所だったのだが、今回は何だか寒々しい感じ。
何組かのグループが適当に間隔をあけながらゾロゾロと登っていくので、私達もそれに続くような感じでジグザグ道を登っていった。
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【13:30 三俣峠通過】
そして三俣峠に到着。ここからは最後の登り。
以前通った時には辺りはお花畑で、ここから見上げた三俣蓮華の眺めがとても綺麗な所だったのだが、今回は何だか寒々しい感じ。
何組かのグループが適当に間隔をあけながらゾロゾロと登っていくので、私達もそれに続くような感じでジグザグ道を登っていった。
【13:44 三俣蓮華岳到着】
残念ながらここからの絶景もこの日はガスで見ることが出来なかった。
(双六小屋で聞いた話だと、ちょうど雲ノ平の紅葉も見頃でここからの眺めは筆舌に尽くし難いほどの光景だったらしい……う〜ん残念)
流石に山頂だと風も当たって寒いのですぐに黒部五郎小屋へ向けて下り始めた。
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【13:44 三俣蓮華岳到着】
残念ながらここからの絶景もこの日はガスで見ることが出来なかった。
(双六小屋で聞いた話だと、ちょうど雲ノ平の紅葉も見頃でここからの眺めは筆舌に尽くし難いほどの光景だったらしい……う〜ん残念)
流石に山頂だと風も当たって寒いのですぐに黒部五郎小屋へ向けて下り始めた。
風が出てきたので途中でレインウエアを着込んで黒部五郎小屋を目指す。
ここからは基本下り道になるが、尾根道に出ると南からの風がガス共に吹き付けてきて寒かった。
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風が出てきたので途中でレインウエアを着込んで黒部五郎小屋を目指す。
ここからは基本下り道になるが、尾根道に出ると南からの風がガス共に吹き付けてきて寒かった。
【14:14 三俣山荘からの巻き道と合流】
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【14:14 三俣山荘からの巻き道と合流】
この辺りから下を見下ろすといい感じに紅葉が始まっていて綺麗だった。
ガスが無ければこの先には黒部川源流が見えるのかな?とか雲の平が見えるのかな?と妄想しながら景色を脳内補完しつつ歩いていった。
(因みにこの辺りからデジカメの調子が悪くなり時折画面が白っぽく色飛びするようになった)
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この辺りから下を見下ろすといい感じに紅葉が始まっていて綺麗だった。
ガスが無ければこの先には黒部川源流が見えるのかな?とか雲の平が見えるのかな?と妄想しながら景色を脳内補完しつつ歩いていった。
(因みにこの辺りからデジカメの調子が悪くなり時折画面が白っぽく色飛びするようになった)
しばらく行くと何だか広い場所に出た。
標識に従って道を左に折れる……
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しばらく行くと何だか広い場所に出た。
標識に従って道を左に折れる……
賽の河原のような水平道を歩いていくが、このあたりも風が強くて大変だった。
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賽の河原のような水平道を歩いていくが、このあたりも風が強くて大変だった。
そして再び下り道。笹原が広がっていて気持ちの良い下りが続いた。
そしてある程度標高が下がると、ガスの影響も少なくなり風も収まって晴れ間も見えるようになった。
そしてふと目を上げると目の前に黒部五郎岳が!
山頂付近には未だ分厚いガスが次から次へとかかっているが、一瞬でもガスが晴れて山頂が見えないかとチラチラと眺めながら歩いた。
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そして再び下り道。笹原が広がっていて気持ちの良い下りが続いた。
そしてある程度標高が下がると、ガスの影響も少なくなり風も収まって晴れ間も見えるようになった。
そしてふと目を上げると目の前に黒部五郎岳が!
山頂付近には未だ分厚いガスが次から次へとかかっているが、一瞬でもガスが晴れて山頂が見えないかとチラチラと眺めながら歩いた。
そしてしばらく行くと、今度は右手に薬師岳も見えてきた。
薬師岳の上空は晴れ渡っておりガスひとつ無かった。やはり南から涌いてきた雲がこの稜線上にかかってるだけなのかな?
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そしてしばらく行くと、今度は右手に薬師岳も見えてきた。
薬師岳の上空は晴れ渡っておりガスひとつ無かった。やはり南から涌いてきた雲がこの稜線上にかかってるだけなのかな?
そんな感じで下っていくとまもなくこんな看板が現れた。
『石ゴロゴロの近道コース』と『のんびりゆっくりコース 展望いいよ』
「展望いいよ」と書かれてしまったらゆっくりコースに行くしかないじゃないか!
と言う訳でゆっくりコースへと進む。因みにこういう分岐は黒部五郎小屋までの間で計3回あった。
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そんな感じで下っていくとまもなくこんな看板が現れた。
『石ゴロゴロの近道コース』と『のんびりゆっくりコース 展望いいよ』
「展望いいよ」と書かれてしまったらゆっくりコースに行くしかないじゃないか!
と言う訳でゆっくりコースへと進む。因みにこういう分岐は黒部五郎小屋までの間で計3回あった。
早速ゆっくりコースへ足を踏み入れると、目の前には薬師岳がドーンと見えていた。
確かに展望は最高!また道も歩きやすかったので、石ゴロゴロの下りが苦手な私はこちらの方が却って近道かもしれない。
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早速ゆっくりコースへ足を踏み入れると、目の前には薬師岳がドーンと見えていた。
確かに展望は最高!また道も歩きやすかったので、石ゴロゴロの下りが苦手な私はこちらの方が却って近道かもしれない。
その後何度か近道コースとの合流&分岐を繰り返して下っていくと、眼下に黒部五郎小屋が見えてきた。
白飛びして上手く写ってないが、小屋は草紅葉に彩られた草原(?)の中に建っており、辺りには池塘がいくつかあったりして、童話に出てくるような素敵な景色だった。上手く撮れてないのが本当に残念
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その後何度か近道コースとの合流&分岐を繰り返して下っていくと、眼下に黒部五郎小屋が見えてきた。
白飛びして上手く写ってないが、小屋は草紅葉に彩られた草原(?)の中に建っており、辺りには池塘がいくつかあったりして、童話に出てくるような素敵な景色だった。上手く撮れてないのが本当に残念
その後再び石ゴロゴロ道と合流して最後の下り。
因みに3回目(最後)のゆっくりコースは、ちょっと道が荒れていたというか距離も短いのであまり道を巻いた意味が無かったように感じた。
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その後再び石ゴロゴロ道と合流して最後の下り。
因みに3回目(最後)のゆっくりコースは、ちょっと道が荒れていたというか距離も短いのであまり道を巻いた意味が無かったように感じた。
【15:15 黒部五郎小屋到着】
バックに黒部五郎岳の一部が見えた。
ガスは以前標高の高い山頂部付近だけを通過してる為に、標高の低いここでは時折晴れ間もみえるくらいだった。
しかもこの辺りは風もなく穏か……本当に気持ちよいところだった。
予定通り黒部五郎小屋まで歩いてきて良かった。
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【15:15 黒部五郎小屋到着】
バックに黒部五郎岳の一部が見えた。
ガスは以前標高の高い山頂部付近だけを通過してる為に、標高の低いここでは時折晴れ間もみえるくらいだった。
しかもこの辺りは風もなく穏か……本当に気持ちよいところだった。
予定通り黒部五郎小屋まで歩いてきて良かった。
テン場へ向かう途中、小屋の方を振り返ってみた。
小屋の向こうには薬師岳が見える
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テン場へ向かう途中、小屋の方を振り返ってみた。
小屋の向こうには薬師岳が見える
テン場の様子
平坦でとても居心地の良いテント場
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テン場の様子
平坦でとても居心地の良いテント場
↑の場所から少し下った所にももう一ヶ所テン場があるので意外と張るスペースはありそう
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↑の場所から少し下った所にももう一ヶ所テン場があるので意外と張るスペースはありそう
夕方になると少しガスが取れてきて、テン場の向こうに笠ヶ岳のシルエットが見えてきた。
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夕方になると少しガスが取れてきて、テン場の向こうに笠ヶ岳のシルエットが見えてきた。
水場・トイレは小屋のものを使用(小屋の裏手にある)
←流し台の奥にトイレがある
ここは外トイレになっており、小屋泊の人は内トイレを使用するようだ。
そのおかげであまり並ばずに快適に使用できた。(清掃も行き届いている)
何よりもテント場と小屋が比較的近く水平道なのが助かる(注:笠ケ岳山荘比)
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水場・トイレは小屋のものを使用(小屋の裏手にある)
←流し台の奥にトイレがある
ここは外トイレになっており、小屋泊の人は内トイレを使用するようだ。
そのおかげであまり並ばずに快適に使用できた。(清掃も行き届いている)
何よりもテント場と小屋が比較的近く水平道なのが助かる(注:笠ケ岳山荘比)
飲料用の水は小屋の玄関横にあるこの水道を使うようだ。
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飲料用の水は小屋の玄関横にあるこの水道を使うようだ。
玄関前では冷たく冷やされたビールやゼリーが売られていた。
結局この日、心配していた雨は降らずに静かな夜を過ごせた。
黒部五郎のテン場はなかなか快適だった。
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玄関前では冷たく冷やされたビールやゼリーが売られていた。
結局この日、心配していた雨は降らずに静かな夜を過ごせた。
黒部五郎のテン場はなかなか快適だった。
とても詳しく記録をまとめられてて驚きました
こちらのほうもお疲れ様でした。
クリヤ谷からの標高差1900は激しく辛そうですね。
笠新道でヒーヒー言ってた私には無理そうです
それにしても素晴らしい晴天でうらやましい限り。
私も7年ほど前に、似たようなコースと日程で歩いたんですが、景色が見えなかった
続きも楽しみにしてます。
コメントありがとうございます。
クリヤ谷からのコースは距離は長いですが急登続きと言う訳ではないので結構楽しかったですよ。
沢を渡ったり笹を漕いだりと飽きない道だったな〜という印象です。
笠新道は以前左俣林道の登山口から覗いた事がありますが物凄い急登でひょえ〜って思った記憶があります。
あそこを登ったら私もヒーヒー言いそうです
それにしても今回の晴天は素晴らしかったです。本当にそれだけで満足でした!
masaiさんもいつかまた登ってみてください。それだけの価値がある絶景でしたよ
わたしも今回景色が見れなかった黒部五郎岳にはいつかまた登りたいと思います。
私は来年北アルプスデビューしますのでTIROLさんの日記はとても参考になります。
でもハードすぎてTIROLさんと同じコースを辿るのは私には無理かもです。
前半のお天気は良かったのに後半は残念でしたね。
そういえば私も先日の北岳で久しぶりに雷鳥を見ました。
濃いガスの中で僅か3mほどの距離。意外と逃げないのですが、雷鳥はもう人になれてしまったのか?
自然も変わりつつあるなぁ〜なんて考えてしまいました。
hachiさん こんにちは
来年は北アルプスデビューですか!?
主観性の強い日記なので参考になるかどうか分かりませんがお役に立てれば幸いです
hachiさんも北岳で雷鳥に遭遇ですか!?
しかも北岳の雷鳥はあまり逃げないんですね
笠ヶ岳の雷鳥も全く逃げなかったんですが、黒部五郎岳付近の雷鳥は逃げまくってましたどうしてなんでしょうね?
黒部五郎岳付近の雷鳥は人に慣れてないんでしょうか……
今雷鳥も激減してるみたいなので心配です。
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