ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 495652
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

雨の南アルプス・聖岳〜赤石岳〜荒川岳

2014年08月13日(水) ~ 2014年08月16日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
27:28
距離
38.4km
登り
4,344m
下り
4,368m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:48
休憩
0:18
合計
5:06
距離 7.4km 登り 1,447m 下り 300m
8:49
131
11:00
11:01
38
11:39
11:56
119
13:55
2日目
山行
10:01
休憩
0:11
合計
10:12
距離 12.1km 登り 1,939m 下り 1,100m
5:21
6
5:27
5:28
20
5:48
45
6:33
67
7:40
7:41
106
9:27
9:28
44
10:12
10:13
53
11:06
14
11:58
12:04
79
13:23
13:24
129
3日目
山行
10:25
休憩
1:02
合計
11:27
距離 18.8km 登り 990m 下り 2,970m
5:59
6:00
11
6:29
40
7:09
7:10
26
7:36
8:03
51
9:51
9:52
2
9:54
9:55
84
11:19
11:31
24
11:55
41
12:36
12:37
22
12:59
13:00
21
13:21
13:22
40
14:02
9
14:11
75
15:26
97
17:03
11
17:14
17:15
3
17:18
ゴール地点
時間は自動入力です。
休憩時間がちょっとおかしいような感じです。
天候 13日晴れ・14日雨、夕方から晴れ 15日朝8時頃まで晴れその後雨か曇り
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス 畑薙の夏季臨時駐車場(無料)。
13日の朝7時頃の時点で多少空きがありました。
そこから登山口までバス。
3000円支払う必要がありますが、山小屋の利用代金の一部となります。
帰りもバスに乗車するには山小屋を最低1回(素泊まり可)は利用し、
その領収書が必要です。
コース状況/
危険箇所等
標識等もよく整備されており、迷うことはありません。
荒川岳から千枚岳にかけて多少岩場がある程度ですが、
特に問題ないと思います。
いよいよ出発!
2014年08月13日 08:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 8:52
いよいよ出発!
こんな吊り橋が何カ所かあります。
2014年08月13日 10:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 10:02
こんな吊り橋が何カ所かあります。
ここまで延々と樹林帯でしたが
ようやく聖岳らしきものが見えてきました。
2014年08月13日 11:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:42
ここまで延々と樹林帯でしたが
ようやく聖岳らしきものが見えてきました。
花の名前は??
綺麗に撮れたので。
2014年08月13日 12:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 12:24
花の名前は??
綺麗に撮れたので。
谷越しに大きな滝が。
落差数百メーターありそうです。
2014年08月13日 12:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:56
谷越しに大きな滝が。
落差数百メーターありそうです。
滝のアップ。
2014年08月13日 12:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 12:56
滝のアップ。
写真では、伝わらないかもしれませんが、
実際はすごい高度感です。
2014年08月13日 13:17撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 13:17
写真では、伝わらないかもしれませんが、
実際はすごい高度感です。
テント場から聖。
2014年08月13日 14:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 14:09
テント場から聖。
テント場近くの上河内岳と聖岳の分岐付近から聖岳方面。
このあたりドコモの電波が届いてます。
2014年08月13日 16:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 16:05
テント場近くの上河内岳と聖岳の分岐付近から聖岳方面。
このあたりドコモの電波が届いてます。
同じ場所から上河内岳方面
2014年08月13日 16:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 16:05
同じ場所から上河内岳方面
付近に咲いていた花。
この時期花はあまり咲いてませんでした。
2014年08月13日 16:04撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 16:04
付近に咲いていた花。
この時期花はあまり咲いてませんでした。
もう一枚。
2014年08月13日 16:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 16:19
もう一枚。
翌日はテント畳んだあとから雨、
雨と霧の中、小聖岳へ。
2014年08月14日 06:32撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/14 6:32
翌日はテント畳んだあとから雨、
雨と霧の中、小聖岳へ。
聖岳。
この後風雨が更にひどく、赤石の避難小屋まで
写真どころではありません・・・
2014年08月14日 07:35撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/14 7:35
聖岳。
この後風雨が更にひどく、赤石の避難小屋まで
写真どころではありません・・・
何とか小屋に到着後、
18時ごろから奇跡的に晴れてきました。
雲海の彼方に富士山が。
2014年08月14日 18:06撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/14 18:06
何とか小屋に到着後、
18時ごろから奇跡的に晴れてきました。
雲海の彼方に富士山が。
おまけにブロッケン現象まで。初体験です。
ちなみに赤石岳の山頂から。
2014年08月14日 18:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
8/14 18:23
おまけにブロッケン現象まで。初体験です。
ちなみに赤石岳の山頂から。
沈みゆく太陽。
2014年08月14日 18:26撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/14 18:26
沈みゆく太陽。
夕日に照らされる標識、バックに富士山。
2014年08月14日 18:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/14 18:28
夕日に照らされる標識、バックに富士山。
もう一枚夕日。
2014年08月14日 18:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/14 18:29
もう一枚夕日。
翌朝のご来光。
起きたときはガスが出てましたが、
直前にガスが取れてきました。
2014年08月15日 05:03撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
8/15 5:03
翌朝のご来光。
起きたときはガスが出てましたが、
直前にガスが取れてきました。
ドラマチックです。
2014年08月15日 05:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10
8/15 5:05
ドラマチックです。
朝日を浴びる山肌。荒川岳方面。
2014年08月15日 05:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
8/15 5:23
朝日を浴びる山肌。荒川岳方面。
赤石岳。いい感じです。
2014年08月15日 06:17撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 6:17
赤石岳。いい感じです。
気持ちのいい稜線。
2014年08月15日 06:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/15 6:21
気持ちのいい稜線。
子連れのライチョウ。
今回3回ほど、ライチョウを見かけました。
2014年08月15日 06:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 6:30
子連れのライチョウ。
今回3回ほど、ライチョウを見かけました。
荒川岳。雲が何とも言えない。
2014年08月15日 07:11撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:11
荒川岳。雲が何とも言えない。
曇ってきたので、花の写真。
2014年08月15日 07:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:36
曇ってきたので、花の写真。
風雨の中、荒川岳。
2014年08月15日 11:18撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 11:18
風雨の中、荒川岳。
写真はいまいちですが、千枚岳付近は、
本当に花畑が素晴らしかったです。
2014年08月15日 12:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 12:12
写真はいまいちですが、千枚岳付近は、
本当に花畑が素晴らしかったです。
千枚岳付近の花の写真
2014年08月15日 12:14撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/15 12:14
千枚岳付近の花の写真
花の写真◆他にも種類も数も沢山咲いていました。
2014年08月15日 12:26撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 12:26
花の写真◆他にも種類も数も沢山咲いていました。
珍しそうな?鳥
2014年08月15日 12:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 12:45
珍しそうな?鳥
千枚小屋付近。
2014年08月15日 12:55撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 12:55
千枚小屋付近。
登山口の標識。
赤石岳から標高差2000mですね。
疲れました。
2014年08月15日 16:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 16:52
登山口の標識。
赤石岳から標高差2000mですね。
疲れました。
最後に吊り橋をわたって終了。
2014年08月15日 16:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 16:52
最後に吊り橋をわたって終了。
撮影機器:

感想

当初お盆休み山行は、北アルプスを考えていましたが、どうも天気が悪そうです。
天気予報を検討した結果、比較的天気のよさそうな南アルプスへ行先を急遽変更、
聖岳、赤石岳、荒沢岳を巡るコースとしました。

(1日目)
明け方に駐車場着。仮眠をとって起きるといい天気です。
バスは7時に臨時バスがあるとのことでしたので、
6時前に起きて準備をしていましたが、すでに沢山の人が並んでいます。
慌てて列に並びましたが、結局7時発には満員で乗れず7時40分頃出発のバスとなりました。40分くらい遅くてもこの日の行程は短いのでいいのですが、このバスに乗れないと9時発になってしまうとのことでした…早めに並んだほうが無難です。

さて、聖沢登山口でバスを降りて9時前に登山開始です。
しばらくは、樹林帯が続き展望はほとんどありません。
新緑や紅葉のころは素晴らしいと思いますが、真夏は今ひとつです。
途中、急登があり、登りきるとようやく聖岳らしきものが見えてきました。
このあたりから、展望も開け、また花もちらほら咲いていて飽きさせません。

14時前に聖平のテント場に到着、名物の無料フルーツポンチ(知らなかった)をいただきます。テントを張って周囲を散歩しましたが、5分位登ったところに開けた場所があり、景色も最高です。また、ドコモはこのあたりで電波が届きます。

(2日目)
朝起きると曇り、昨日見えた山がガスに隠れて見えません。
何とか雨が降らずにと願っていましたが、テントを畳んだ直後から降り出しました。結局、小屋の軒先でレインウェアを来て出発です。
この日は、できれば赤石岳避難小屋まで行こうと考えていましたが、聖岳あたりから風雨が激しくなり、心が折れそうになってきました。
あまりのひどい天気に、途中の百間洞の小屋で泊まろうかと迷いながら歩いていた時、ひとりのトレランのランナーとすれ違いました。
少し後を歩いていた関係者の方に聞いてわかったのですが、トランス・ジャパン・アルプス・レース(TJAR)でトップを走っている望月選手だったとわかりました。
以前テレビでそのレースの存在を知ってはいましたが、まさか開催中とはビックリです。その後も他の選手とすれ違いました。応援の言葉かけるだけでしたが…。
ともあれ、この日本海から走ってきた選手達に勇気をもらい、赤石岳まで歩こうと決意を固めました。

それにしても、聖岳から赤石岳まではつらい道のりでした。
雨に濡れたザックはずっしりと重く、靴の中も水浸し、そのうえアップダウンが激しい行程で何度もくじけそうになりました。
ヘロヘロになりながら赤石岳避難小屋にたどり着きましたが、素晴らしいご褒美が待っていました。
小屋についてしばらくすると、あれだけ降っていた雨がピタリとやんだのです。
東を望むと雲海の彼方に富士山が顔を出し、西を望むと美しい夕日です。
おまけに人生で初めてブロッケン現象まで体験できました。
その後も小屋の管理人さんや一緒に泊まったお客さんと宴会です。
管理人さんご夫婦のハーモニカ演奏会や星空観賞会、また月の出観賞会と、疲れを忘れ夜遅くまで大いに盛り上がりました。(お酒いただきまして皆さん有難うございました)
この月の出ですが、富士山の横から月が登るという、なんとも言えない素晴らしい光景でした。残念ながら写真はうまく取れませんでしたが。

(3日目〜4日目)
またもや朝起きると曇り、時折雨も混じり嫌な感じです。
こんな天気なら下山しようかなどど考えていたら、またも奇跡です。
前日の夕方のように、突然ガスが取れて富士山の横からご来光を拝むことができました。今まで見たご来光の中でも1,2を争うの美しさかもしれません。
本当に前日頑張って赤石岳まで来た甲斐がありました。
せっかく天気も良くなってきたので、予定通り荒川岳経由で千枚小屋のテント場まで行こうと出発します。

ライチョウの親子にも出会い、しばらく気持ちのいい山歩きを楽しむことができましたが、荒川小屋あたりからまたも雨が降り出してきました。
その後千枚小屋まで、結局前日と同じような天気です。雨、風、霧(特に風が強かった)の三拍子そろった中、ひたすら歩きます。

なお、この日も風雨の中、何人かのTJARの選手とすれ違いました。
応援の言葉をかけることしかできませんでしたが、本当にすごい方々です。

ガスで展望はほとんどない中でしたが、千枚岳付近の花畑は、数、種類ともに豊富で素晴らしかったです。
さて、千枚小屋に13時頃着きましたが、ここに泊まっても翌日下山するだけなので、
一気に椹島まで下山することにしました。

下山後は、椹島のテント場で一泊(翌朝の撤収時はまたも雨!!)、
翌日朝6時半のバスで帰路につきました。
テント場は一泊1000円ですが、ロッジの風呂を無料で利用できました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:609人

コメント

お世話になりました
飲んべえのオッサンです。ブログ訪問、ありがとうございました
こちらも飲みごたえ…いや、読み応えありますね。
私の記憶のない描写があり、うっすら思い出したような…
富士山の横から月が登ってたんですね
椹島で泊まったんですか…私は帰ってしまったんで、なんか後ろめたいです。
hiroshikiさんのおかげで楽しい山行になりました。
またどこかでお会いしましょう
2014/8/26 21:48
Re: お世話になりました
コメント有難うございます。

月の出の記憶なかったんですか ??
「居酒屋あかいし」に集まったのは、月を見るためだったのに・・・残念!
管理人さんは一生懸命写真撮ってましたよ。

椹島は、風呂もあるし、生ビール もあるし、いいテント場でした。
泊まるとか言ってたので、再会できるかと少し期待してたんですけど。
では、また!
2014/8/27 20:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら