雨の南アルプス・聖岳〜赤石岳〜荒川岳
- GPS
- 27:28
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 4,344m
- 下り
- 4,368m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:06
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 10:12
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:27
休憩時間がちょっとおかしいような感じです。
天候 | 13日晴れ・14日雨、夕方から晴れ 15日朝8時頃まで晴れその後雨か曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
畑薙の夏季臨時駐車場(無料)。 13日の朝7時頃の時点で多少空きがありました。 そこから登山口までバス。 3000円支払う必要がありますが、山小屋の利用代金の一部となります。 帰りもバスに乗車するには山小屋を最低1回(素泊まり可)は利用し、 その領収書が必要です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
標識等もよく整備されており、迷うことはありません。 荒川岳から千枚岳にかけて多少岩場がある程度ですが、 特に問題ないと思います。 |
写真
感想
当初お盆休み山行は、北アルプスを考えていましたが、どうも天気が悪そうです。
天気予報を検討した結果、比較的天気のよさそうな南アルプスへ行先を急遽変更、
聖岳、赤石岳、荒沢岳を巡るコースとしました。
(1日目)
明け方に駐車場着。仮眠をとって起きるといい天気です。
バスは7時に臨時バスがあるとのことでしたので、
6時前に起きて準備をしていましたが、すでに沢山の人が並んでいます。
慌てて列に並びましたが、結局7時発には満員で乗れず7時40分頃出発のバスとなりました。40分くらい遅くてもこの日の行程は短いのでいいのですが、このバスに乗れないと9時発になってしまうとのことでした…早めに並んだほうが無難です。
さて、聖沢登山口でバスを降りて9時前に登山開始です。
しばらくは、樹林帯が続き展望はほとんどありません。
新緑や紅葉のころは素晴らしいと思いますが、真夏は今ひとつです。
途中、急登があり、登りきるとようやく聖岳らしきものが見えてきました。
このあたりから、展望も開け、また花もちらほら咲いていて飽きさせません。
14時前に聖平のテント場に到着、名物の無料フルーツポンチ(知らなかった)をいただきます。テントを張って周囲を散歩しましたが、5分位登ったところに開けた場所があり、景色も最高です。また、ドコモはこのあたりで電波が届きます。
(2日目)
朝起きると曇り、昨日見えた山がガスに隠れて見えません。
何とか雨が降らずにと願っていましたが、テントを畳んだ直後から降り出しました。結局、小屋の軒先でレインウェアを来て出発です。
この日は、できれば赤石岳避難小屋まで行こうと考えていましたが、聖岳あたりから風雨が激しくなり、心が折れそうになってきました。
あまりのひどい天気に、途中の百間洞の小屋で泊まろうかと迷いながら歩いていた時、ひとりのトレランのランナーとすれ違いました。
少し後を歩いていた関係者の方に聞いてわかったのですが、トランス・ジャパン・アルプス・レース(TJAR)でトップを走っている望月選手だったとわかりました。
以前テレビでそのレースの存在を知ってはいましたが、まさか開催中とはビックリです。その後も他の選手とすれ違いました。応援の言葉かけるだけでしたが…。
ともあれ、この日本海から走ってきた選手達に勇気をもらい、赤石岳まで歩こうと決意を固めました。
それにしても、聖岳から赤石岳まではつらい道のりでした。
雨に濡れたザックはずっしりと重く、靴の中も水浸し、そのうえアップダウンが激しい行程で何度もくじけそうになりました。
ヘロヘロになりながら赤石岳避難小屋にたどり着きましたが、素晴らしいご褒美が待っていました。
小屋についてしばらくすると、あれだけ降っていた雨がピタリとやんだのです。
東を望むと雲海の彼方に富士山が顔を出し、西を望むと美しい夕日です。
おまけに人生で初めてブロッケン現象まで体験できました。
その後も小屋の管理人さんや一緒に泊まったお客さんと宴会です。
管理人さんご夫婦のハーモニカ演奏会や星空観賞会、また月の出観賞会と、疲れを忘れ夜遅くまで大いに盛り上がりました。(お酒いただきまして皆さん有難うございました)
この月の出ですが、富士山の横から月が登るという、なんとも言えない素晴らしい光景でした。残念ながら写真はうまく取れませんでしたが。
(3日目〜4日目)
またもや朝起きると曇り、時折雨も混じり嫌な感じです。
こんな天気なら下山しようかなどど考えていたら、またも奇跡です。
前日の夕方のように、突然ガスが取れて富士山の横からご来光を拝むことができました。今まで見たご来光の中でも1,2を争うの美しさかもしれません。
本当に前日頑張って赤石岳まで来た甲斐がありました。
せっかく天気も良くなってきたので、予定通り荒川岳経由で千枚小屋のテント場まで行こうと出発します。
ライチョウの親子にも出会い、しばらく気持ちのいい山歩きを楽しむことができましたが、荒川小屋あたりからまたも雨が降り出してきました。
その後千枚小屋まで、結局前日と同じような天気です。雨、風、霧(特に風が強かった)の三拍子そろった中、ひたすら歩きます。
なお、この日も風雨の中、何人かのTJARの選手とすれ違いました。
応援の言葉をかけることしかできませんでしたが、本当にすごい方々です。
ガスで展望はほとんどない中でしたが、千枚岳付近の花畑は、数、種類ともに豊富で素晴らしかったです。
さて、千枚小屋に13時頃着きましたが、ここに泊まっても翌日下山するだけなので、
一気に椹島まで下山することにしました。
下山後は、椹島のテント場で一泊(翌朝の撤収時はまたも雨!!)、
翌日朝6時半のバスで帰路につきました。
テント場は一泊1000円ですが、ロッジの風呂を無料で利用できました。
コメント
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飲んべえのオッサンです。ブログ訪問、ありがとうございました
こちらも飲みごたえ…いや、読み応えありますね。
私の記憶のない描写があり、うっすら思い出したような…
富士山の横から月が登ってたんですね
椹島で泊まったんですか…私は帰ってしまったんで、なんか後ろめたいです。
hiroshikiさんのおかげで楽しい山行になりました。
またどこかでお会いしましょう
コメント有難うございます。
月の出の記憶なかったんですか ??
「居酒屋あかいし」に集まったのは、月を見るためだったのに・・・残念!
管理人さんは一生懸命写真撮ってましたよ。
椹島は、風呂もあるし、生ビール もあるし、いいテント場でした。
泊まるとか言ってたので、再会できるかと少し期待してたんですけど。
では、また!
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