八ヶ岳縦走テント泊 観音平から蓼科へ

2014年09月10日(水) ~ 2014年09月13日(土)

• GPS: 78:47
• 距離: 48.2km
• 登り: 4,312m
• 下り: 4,490m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:47

6:50 観音平
10:05 10:05 編笠山
12:11 12:11 権現岳
13:37 キレット小屋

2日目

• 山行: 8:34
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:34

6:04 キレット小屋
7:50 7:50 赤岳
10:59 10:59 硫黄岳
13:31 13:31 東天狗岳
14:38 ヒュッテ黒百合

3日目

• 山行: 10:03
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:03

5:36 ヒュッテ黒百合
7:10 7:10 高見石小屋
8:36 8:36 麦草峠
10:52 10:52 縞枯山
13:10 13:10 北横岳ヒュッテ
15:39 双子池ヒュッテ

4日目

• 山行: 8:27
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:27

5:13 双子池ヒュッテ
6:04 6:04 双子山
9:07 9:07 蓼科山
12:23 12:23 女神茶屋
13:40 親湯入口バス停

天候

10日　晴れ時々曇り
11日　曇りのち雷・ひょう
12日　晴れ時々曇り
13日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車

JRすずらんの里駅に広い無料駐車場があり、そこに車を止めて小淵沢まで電車。
小淵沢から観音平まではタクシー（約3500円）
下山時は親湯入口からバス（1日6本程度）で茅野駅へ（バス代880円）
茅野駅からすずらんの里へ（200円）

コース状況／危険箇所等

テント装備での八ヶ岳の下ったり登ったりの連続はかなり堪えました。
また大岩の連続の三ツ岳や大岳にはかなり体力を削られました。
GPSログは4日目の朝から途中まで電源を入れるのを忘れていましたので適当なものとなってます。

その他周辺情報

下山後はバス停付近に公共の温泉があり、バスの待ち時間に利用すると良いと思います。

写真

9/10 6:08

すずらんの里駅。ちいさな無人駅です。

9/10 6:08

駅のそばに30台ほど停めれる無料駐車場があります。
私が到着した時は5台ほど停まっていました

9/10 6:08

駐車場のそばには清潔なトイレもあります。

9/10 6:10

かわいい発券機。
乗車駅証明書発行機。

9/10 6:53

観音平に着きました。登山届を出していざ出発です。
「熊出没注意！」を見てクマよけの鈴を忘れたことに気が付いて、やや不安になりながら出発。

9/10 7:07

初めは笹野を歩きます。

9/10 7:10

モアイ？

9/10 7:49

雲海展望台に到着。

9/10 8:33

押手川の分岐。編笠山頂上方面へ。

9/10 8:50

なかなかの急登になってきました。

9/10 9:21

振り返って小淵沢方面。

9/10 9:40

岩・岩・岩。テン泊装備のザックの重みが増してきます。

9/10 9:57

「本当にもうちょっと」を信じて頑張れば・・・。

9/10 10:05

頂上に着きました。

9/10 10:05

小淵沢方面と。

9/10 10:21

これから向かう赤岳方面。

9/10 10:29

青年小屋が見えてきました。

9/10 10:44

赤ちょうちんにそそられます。
後ろ髪を引かれながら権現岳へ。

9/10 10:48

権現岳まで1時間30分

9/10 11:17

のろし場。

9/10 11:42

権現小屋が見えてきました。

9/10 12:01

権現小屋。ボッカ中のため留守のようです。

9/10 12:11

権現岳到着。

9/10 12:18

ここを赤岳方面へ。

9/10 12:22

出ました長いはしご。
ここで今度は手袋を忘れたことに気が付きました。
はしご長い＝手が冷たい。

9/10 12:28

稜線を進みます。

9/10 12:29

長いはしごを振り返って。

9/10 12:46

明日登る赤岳が見えてきました。

9/10 13:37

今日のテン場。キレット小屋に到着。
小屋の主人が留守なのでテントを張って昼寝。
主人がいないのでビールが買えず夕方までお預け状態でした。
夕方、テン場代とビールを買いに行ったところ、良かったら雨水だけど無料で使っていいよと2リットルの水をくれました。

9/11 6:04

さあ、二日目出発。
赤岳まで2時間。

9/11 6:16

ガスがかかってきてます。

9/11 6:31

キレット。
朝一番のガレ場は堪えます。

9/11 7:00

かなりガスが上がってきました。

9/11 7:03

くさり＝手が冷たい

9/11 7:05

真教寺尾根ルート。

9/11 7:29

もう真っ白で高さも全然わかりません。

9/11 7:31

真教寺尾根ルートと合流。

9/11 7:40

この先が。

9/11 7:43

文三郎尾根との合流。

9/11 7:50

赤岳頂上。
今日は他に1組しかいませんでした。

9/11 7:55

横岳方面。

9/11 8:25

赤岳展望荘。

9/11 8:30

地蔵の頭。お地蔵様、今日も寒そうです。

9/11 8:50

ガスが晴れた一瞬。行者小屋。

9/11 9:22

三叉峰。おもったより横岳は遠いな。

9/11 9:38

横岳到着。

9/11 9:44

いつもながら鎖を使わない、カニの横這い

9/11 10:15

硫黄岳山荘。ここでお昼にしました。
ここで騒がしい登山グループに遭遇。
どこの小屋に泊まるか決めかねている様子。あちこちの小屋の評判を硫黄岳山荘の方に聞いてる。
たまたま私と相席していたご夫婦グループも苦笑い。
ちょっと閉口。

9/11 10:57

ケルンに導かれて・・・。

9/11 10:59

硫黄岳到着。

9/11 11:01

ここから先は初めての北八ヶ岳へ。

9/11 11:07

爆裂火口。

9/11 11:22

夏沢峠。

9/11 11:39

山びこ荘。

9/11 12:08

歩きやすい道です。

9/11 12:19

西天狗・東天狗が見えてきましたが、雨がぽつぽつと降り始め雷が鳴りだしたので根石山荘で休憩をすることに。

9/11 12:57

雨もやみ、少し雷も遠ざかったので出発。

9/11 13:04

根石岳山頂。

9/11 13:27

もうすぐ、東天狗頂上。

9/11 13:31

東天狗頂上。

9/11 13:44

このあたりからまた雷が鳴りだしました。
それも南からと東からと北からと鳴っています。
とりあえず全速で黒百合ヒュッテへ。

9/11 14:06

もうこのあたりでは北の雷がかなり近づいてきており、ヒュッテに間に合うか微妙な感じ。
この先あたりでIさんと遭遇。
話を聞くと昨日同じキレット小屋でテン泊されていた方だった。
二人で急いでヒュッテまで行くことに。

9/11 14:28

ついに雨が降って来た！と思ったらヒョウでした。
小屋まであと10分ぐらい！

9/11 14:34

土砂降りのヒョウが降ってきてカッパの上からでも痛い。
雷も近くに落ちていて危険な感じ。
急げIさんと私。

9/11 14:37

直径は7〜8ミリぐらいでしょうか？
このあと小屋に飛び込みましたが長い間、雷とヒョウが降っていました。
テントを張るのは無理そうなので今夜は小屋泊にしました。
知り合った方にビールをごちそうになったり、いろんな情報交換ができたりと楽しい夜になりました。

9/12 5:36

あさ、出発です。
昨日は写真を撮る余裕もなく飛び込んだのですが立派な玄関と、きれいなトイレでした。

9/12 5:36

テン泊の方も2組おられました。

9/12 5:38

昨日のヒョウがまだ残ってます。

9/12 5:39

すがすがしい気持ちの良い朝です。

9/12 5:42

朝日が昇っていました。

9/12 5:42

ここでやっと携帯（AU）がつながりました。
いろんなメールをチェックして出発。

9/12 6:14

中山展望台。

9/12 6:30

道がぬかるんでいます。2回ほど大きな水たまりにハマりました。

9/12 7:10

高見石小屋。

9/12 7:22

丸山方面へ。

9/12 7:27

丸山方面、右へ。

9/12 7:42

丸山頂上。

9/12 8:08

ものすごく、苔むしてます。

9/12 8:32

茶臼山。あ〜、また登るのか・・・。

9/12 8:36

麦草ヒュッテ。

9/12 8:56

茶臼山方面へ。
この先でIさんと偶然合流し、お互い今夜のテン場は双子池にすることを話す。

9/12 9:13

中小場。

9/12 9:49

茶臼山。
ここで私は早めのお昼に。
Iさんは先に行ってもらう。

9/12 10:10

このあたり、ものすごくヒョウが積もってます。

9/12 10:37

縞枯山展望台分岐。

9/12 10:37

いい天気です。

9/12 10:37

歩いてきた赤岳方面。けっこう来たな。

9/12 10:52

縞枯山頂上。

9/12 11:06

結構な激下りの連続。
しかも直線。

9/12 11:14

三ツ岳への分岐。
また登り・・・。

9/12 11:29

振り返って、先ほど下ってきた縞枯山。

9/12 11:33

雨池山頂上。

9/12 11:49

三ツ岳・雨池山の鞍部。
ということはまたまた登りです。

9/12 12:00

かなりの大岩と結構な急登。
激しく体力を消耗。

9/12 12:09

三ツ岳�喫�

9/12 12:10

岩場がまだまだ続きます。

9/12 12:20

くさりもあります。
ここでぶつぶつと文句を言いながら下りてくるご老体と遭遇。
「こんな所とは思わんかった。ひどいところじゃ・・・」
その気持ちわかります。

9/12 12:24

三ツ岳�曲�

9/12 12:26

巨石群。

9/12 12:30

くさり。

9/12 12:35

三ツ岳�景�

9/12 12:36

くさり。

9/12 13:04

やっと三ツ岳が終わりました。
ここでの損害。
テントマットの擦り切れ多数。
ザックのサイドポケットに擦り切れ穴。
大きなザックで来るところではありません。
ホンマ、ひどいとこでした（笑）

9/12 13:10

北横岳ヒュッテ。

9/12 13:30

北横岳南峰。
おなかがすいてきたので食事にしたいのですが時間が押しているのでウィダーゼリーでガマン。

9/12 13:30

最終地の蓼科山はまだ遠いな。

9/12 13:31

うーん。八ヶ岳連峰がすばらしい。

9/12 13:40

北横岳北峰。
大岳へ向かうルートへ。
地図コースタイム2時間。
双子池到着予想15：40
急がねば。

9/12 14:13

またまた出ました大岩の巨石群。

9/12 14:17

遠くに大岳の頂上が見えます。

9/12 14:23

頂上へはここからピストンになります。
ザックをデポしてピストンしようか思いましたが体力的にも時間的にも余裕がないので、頂上をかすめたということでニアリー登頂（だめ？）

9/12 14:42

巨石の連続。
大きなザックが容赦なく岩に削られます。

9/12 14:50

遠くの岩にも←や○のマークが見えて、少し心折れそうな瞬間でした。

9/12 15:07

天狗の露地。
この辺からテンションが妙な方向に行ってなんだか楽しくなってきた。

9/12 15:07

振り返って。
結構下りてきたなと。

9/12 15:22

おお！ついに双子池が見えた。
遅くなってIさん心配していないかな？

9/12 15:39

Iさん発見。
少し前に到着していたらしい。
大岳での損害。
ザックに擦り傷多数。
テントマットさらに擦り切れ。
ザック横に付けていたテントポールの袋に切りキズ多数（ポールは無事）

9/12 15:53

雄池と雌池があり、テントが張れるのは雌池。
ヒュッテから遠っ！（10分弱ぐらい）
とりあえず受付をしてテントを先に張ることに。

9/12 15:55

キャンプ指定地。
この日は疲れすぎてこの後写真を撮るのも忘れてました。
ビールで乾杯のあと食事をして熟睡。

9/13 5:13

出発前の雄池。
雄池の水はそのまま飲料可。
Iさんによるとすごくおいしかったそうだ。
私はピラフとみそ汁に使ったので水の味は不明。

9/13 5:55

雲海とその下に広がる街並み。

9/13 5:55

双子山頂上と思いきや、頂上はもう少し先でした。

9/13 6:31

大河原ヒュッテ。
早朝にも関わらずたくさんの車が停まっている。
若いお父さんと10歳くらいの山ガールが登山準備中でした。

9/13 7:23

やっぱりのいきなりの急登。
山ガールとお父さんは元気に登って行き見えなくなりました。

9/13 7:59

赤谷の分岐。

9/13 9:03

着きました！蓼科山頂ヒュッテ。
でも頂上はもう少し先。

9/13 9:07

八ヶ岳縦走の最終地。蓼科山頂上。
パチパチ。
この後頂上の神社にお参りをして、昼食にしました。

9/13 12:23

ついに女神茶屋まで下りました。
が、バス停までここからまだ1時間歩かなくてはなりません。

9/13 12:25

信玄の棒道という道を行きます。
女神茶屋の左手です。

9/13 12:40

標識も立派です。
ちゃんと整備されてます。

9/13 13:21

もうすぐ、親湯の温泉です。

9/13 13:25

立派な滝からごうごうと流れています。

9/13 13:25

温泉に着きました。
公共温泉・バス停まではまだここから15分ほどです。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-615 オリンパス

感想

tomo-syo

今年の長期休暇を八ヶ岳の南北縦走に決めてからいろいろと準備してきましたが、無事に縦走し終えて正直ほっとしています。
特に今回、偶然一緒になったベテランのIさんには色々な山の情報を教えてもらい大変勉強になりました。
私はほとんどが単独行ですが山仲間の横のつながりや情報交換の大切さを本当に感じました。
最後の親湯温泉で一緒になったAさんも話を聞けば、同じように縦走をしていたとのこと。
帰りの茅野駅行のバスに揺られながら色んなめぐりあわせを考えていました。
今回の縦走がとても楽しかったことに感謝です。

コメント

Sands

キレット小屋
私も10日にキレット小屋にテン泊しました。
その日は３張りだったのでtomo-syoさんとIさんと私ってことかな。
結局、全員同じルートをテン泊縦走していたってことですね。但し、私だけ逆コース。
キレット小屋で別れた後、悪天候になりそうで心配しておりましたが、雹だったのですね。
ご無事で、また予定どおり踏破されて何よりでした。

antmoth35

最後に出会いました
温泉の脱衣所に私同様の大きなザックが置いてあったのでつい声を掛けてしまいました。
入山口こそ違いましたがほぼ同じコースを3泊で歩いてしまった事を伺ってびっくりでした。

全山歩いた充実感を共有するもの同士、短い時間でしたがお話できて良かったです。
単独山行すると出会った方たちとの一瞬の会話が大変癒されます。

最後に横着をして歩かなかった信玄棒道の様子が分かりました。その他の記録も”あそこはそんなっだったな”と同じ思いで見ることが出来ました。

これからもお互い楽しい登山をしていきましょう。

nonana

Iです。
今回は、大変お世話様になりました。山経験はtomo-sｙoさんより少し長いのですが、ソロテントは今回が初めて。いろいろ助けて頂いたり、お話もすることができ、心強く楽しかったです。これからもお互い、良い山に登れますように。元気に頑張りましょう。