快晴大展望の荒川三山〜赤石岳縦走
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- GPS
- 17:05
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 3,140m
- 下り
- 3,153m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:10
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:00
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:35
-13:25蕨段-13:35見晴岩13:45-14:50駒鳥池14:55-15:30千枚小屋(泊)
9/21 千枚小屋5:45-6:20千枚岳6:35-7:20丸山7:25-7:55悪沢岳8:10-9:00中岳避難小屋9:15-09:20中岳
-9:30前岳9:35-9:55お花畑10:00-10:35荒川小屋(昼食)11:15-11:45大聖寺平
-13:00小赤石岳13:05-13:15分岐-13:30赤石岳13:40-13:45赤石避難小屋(泊)
9/22 赤石避難小屋5:50-5:55赤石岳6:00-6:05分岐-6:30北沢源頭6:35
-7:20富士見台7:25-7:45赤石小屋8:10-ボッカ返し-9:30樺段-10:25椹島ロッジ
天候 | 9/20 曇 9/21 快晴 夕方から雲が湧く 9/22 曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
特殊東海フォレストの送迎バスで林道を1時間揺られ椹島へ |
写真
感想
〈前夜〉
仕事を終えて夜の高速を駆けて、新東名掛川PAでトミーさんと合流。
ずっと雨の天気予報が続いていましたが、今朝になって曇の予報に変わり、
ほんとに大丈夫なのかそわそわの一日でした(笑)
〈1日目〉
畑薙第一ダム下の駐車場に愛車を残し、
8時発の特殊東海フォレストの送迎バスに乗り換えます。
椹島まで悪路に1時間揺られますが、
大井川の最上流の渓谷沿いを走り、
笊ヶ岳の登山口に渡る吊り橋とか聖岳や赤石岳の見えるスポットでは停車して
案内していただけるので、満員の車内が盛り上がります。
千枚尾根は深い森が茂りほとんどブラインドですが、
見晴岩からは赤石岳や荒川三山の展望が楽しめます。
曇天なのが残念ですが、
雨に祟られどおしだった今夏の山行を思うと贅沢は言えませんよね(^^;
今夜の宿千枚小屋は、2年前に焼失から再建されたばかりの新しくてきれいな
山小屋です。
食事も美味しくて、特に根菜たっぷりのみそ汁が最高でした。
小屋の前からは正面に富士山が見えます。
安倍峠からも空木岳からも見られなかった富士です(嬉)
着いたときは曇天で墨絵のような富士を愛でながらビールを飲みましたが、
夕暮れの富士は桃色に染まって、みんな夕食を忘れてピンク富士に見惚れました。
19:30頃外に出ると頭の上に雲の境目があって、西側は満天の星。
暗闇の中からテン泊らしき方に声をかけられ、
夕方千枚岳は晴天で南ア北部の山が一望の下だったとか。
一気に期待が高まる(^^/
〈2日目〉
雲は多めながら、富士の横からのご来光。
相方とトミーさんは先に行ってしまいましたが、
一人残ってたっぷりご来光を楽しみました。
千枚岳に向かいダケカンバの林の中を登り、
ハイマツ帯に出ると、一気に展望が開け、
これから挑む悪沢岳が大きく聳え、
谷の向こうには凛々しい赤石岳の姿も楽しめます。
しかも抜けるような晴天。
千枚岳からは赤石から荒川三山の大展望だけでなく、
北には聞いたとおりの南ア北部の山が待っていました。
すぐそこに塩見岳、その先に農鳥、間ノ岳、さらに先に鳳凰三山。
丸山から悪沢、荒川中岳から前岳と下っては登り返しの連続。
花や草紅葉も楽しみながら爽快な縦走です。
悪沢岳まで来ると甲斐駒や仙丈も見え、
中央アルプスや御嶽、遥か彼方に乗鞍や槍穂高まで遠望できます。
荒川前岳から荒川小屋へは500mの下り、
名物のカレーを楽しみますが、赤石へはまた厳しい登り返し。
本当に南アの山は大きいと体で実感します(笑)
赤石岳からは、今日歩いてきた荒川三山の展望が大きく、
冷たい風の中でも見飽きることがありません。
今日一日ずっと眺めた富士山の眺望も一際で、
赤石避難小屋に泊まりゆっくり楽しむことにしますが、
トミーさんは明日早く帰りたいからと赤石小屋に下って行きました。
明後日はクライミングに行くのだとか。。好きだねえ。
この夜、赤石避難小屋には12〜3人が泊まったのですが、
各自自炊をしていたはずなのにいつの間にか宴会。大騒ぎです。
飲めない相方は早々に寝ようとしますが、
一番乗りで確保したねぐらが宴会場の真上。
居酒屋の上では眠れないことがわかりました(笑)
〈3日目〉
今日もご来光の主役は富士山ですが、
雲が湧きあがってきて、ちょっとハラハラでした。
最終日の今日は標高差2,000mの激下りですが、
椹島14時発のバスに乗るつもりで、
北沢源流のお花畑や、標高が下がると見えなくなる富士を楽しみながら
ゆっくり下っていたのですが、
赤石小屋まで下ってくると、なんだか10;30発に間に合わないか?と。
小屋の女性スタッフにも否定され、
相方も無理するなというので、小屋の周辺で25分もまったり。
後でしっかり点けを支払うハメになりました(笑)
しばらく下ってボッカ返しなんて怖ろしい名前の坂にさしかかったあたりで、
なんとなく、急げば10:30に間に合いそうな感じ。
14寺まで椹島で待つのも退屈そうだし。。
で、なんとなく急ぎ足になり、
そのうち、何が何でも間に合わせるぞとほとんど駆足。
標準タイム3:35を2:15で駆け下りて、ぎりぎりセーフ。
最後の方は経験のないほどへろへろでしたけど(笑)
この夏は雨に祟られどおしで、
青空や展望が恋しかったのですが、
先週の三津河内や大普賢岳とあわせ、全部取り戻した感があります。
荒川三山から赤石岳。
青空の楽しい、素晴らしい縦走でした。
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