荒川三山・赤石・聖縦走
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 5,137m
- 下り
- 5,295m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:27
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 9:54
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 11:37
天候 | 山行中ほぼ快晴でした。毎晩、無数の星が夜空に輝いていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
兎岳〜前聖岳〜小聖に痩せ尾根あり。 |
その他周辺情報 | 畑薙近くにしらかば荘という温泉あり。 畑薙から静岡市内まではほとんどコンビニなし。 |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
ご近所のラン友K君のお誘いで、南アルプス南部へ3泊4日の旅に行ってきた。
南の南はお互いに初めての山域である。アプローチが悪いのでお互いに敬遠していたのだろう。
またK君とは昨年槍穂縦走や、黒戸尾根往復しているが、お会いするのはそれ以来である。
K君に車を出してもらい、調布から畑薙に向かった。土曜日だがまだ早朝だったためか、東名高速は空いていた。
畑薙からは東海フォレストのバスで椹島へ。畑薙には6時ころには到着していたが、バスの出発が8時の予定だったので、のんびりしていたら7時の臨時バスを逃してしまった。早出の臨時バスがあるとは知らなかった!
<第1日目(9/20・土)>
行程:椹島〜千枚小屋
事前の天気予報があまり良くなかったためか、登山者は少なかった。
8時のバスでは、千枚小屋に向かうのは我々含めて9人だった。
標高差約1500m、ほぼ尾根沿いの登りである。
単調な登りであるが、途中の要所要所(小石下、清水平、蕨段、駒鳥池)で詳しい説明のある標識などが取り付けられており、それらを眺めながら飽きずに上ることができた。
千枚小屋でテントを設営後、富士山を拝みながら生ビールで乾杯した。
<第2日目(9/21・日)>
行程:千枚小屋〜千枚岳〜荒川三山(悪沢岳・荒川中岳・荒川前岳)〜赤石岳〜百瞭胸海硫
2日目は千枚小屋を5時前に出発し、千枚岳で日の出を迎えた。富士山のやや東側からご来光を拝むことができた。富士山も朝日に映えて美しかった。
千枚岳から荒川三山の稜線では、進行方向右手に南アルプス北部の山々現れた。仙丈・甲斐駒・北岳・間・農鳥・塩見などが一望できた。
北部の山はピークハントしたのは幾つかあるが、こちらもまだ縦走したことはない。ぜひ近いうちに縦走して、南アルプス全体をつないでみたい。
遠くには、北アルプス、中央アルプスも見渡せ、日本の屋根を実感した。
前岳では、SNSで付き合いのあるT町さんと遭遇。実はFBでかれの山行予定を知っていた。われわれとは反対周りで赤石から荒川に来て、さらに北岳方面に行く予定とのこと。昨日われわれよりも一本早い臨時バスで椹島に向かったようだ。どこかでお会いしたいと思っていたが、何とか彼と我々のルートの分岐点である荒川前岳でお会いすることができた。もし彼がもう少し早く通過していたら、すれ違いになっていただけに際どかった。彼とは北岳などでもお会いしたことがあり、山での遭遇率が高い。
荒川三山を超えると、進路を西から南に変える。ここからは、南アルプス南部の山並みが見渡せる。赤石や聖など、これから挑む相手が待ち構えていた。
途中、荒川小屋や赤石避難小屋では、温かいもてなしを受け、登山者に人気のある小屋であることが理解できた。
百瞭胸海硫箸任蓮東海フォレストのバスを利用した関係で小屋泊を余儀なくされた。夕食の名物とんかつはサクサクとして旨かった。ボリュームも満点!
部屋では私の隣にUTMFの反射板をザックにつけた若者がやってきた。われわれも出場経験があるので挨拶させていただいた。聞くと本日は光岳からやって来たとのこと。かなりのツワモノである。
<第3日目(9/22・月)>
行程:百瞭胸海硫函租導戞狙山戞扮聖往復)〜聖平小屋〜上河内岳〜茶臼小屋
朝は3時に出発。中盛丸山、小兎を超え、兎岳あたりで日の出を迎えた。兎から聖の間は三点支持が必要な岩場の下りや、転落したら危険な痩せ尾根を通り過ぎた。
聖の山頂からは、北側に赤石・悪沢の眺望がすばらしかった。奥聖もピストンして聖を堪能した。
聖平小屋では小屋締めのため、500mlペットボトル飲料の無料サービス。ありがたく1本頂戴した。ここでも荒川小屋に次いでカレーをいただいた。値段は500円と安いが、荒川小屋のとは違って、昔懐かしいいつもの我が家の味といった印象。またいつか食べてみたい!
聖平小屋を過ぎたらあとは上河内岳のみ。K君がネットで調べて、上河内山頂からの眺めが期待できるとのこと。実際山頂に立ってみると、聖と赤石と悪沢の百名山3つが横並びに見え、さらにその両サイドには兎と千枚が脇を固めていた。なんという眺望、ここまで歩いてきた甲斐があった!
上河内岳からの下りでは、奇岩竹内門やその周辺は緊急時のビバーク適地と思われた。
茶臼岳への稜線から外れて今夜の宿泊地である茶臼小屋に向かった。
<第4日目(9/23・火)>
行程:茶臼小屋〜茶臼岳往復(K君は光岳往復)〜茶臼小屋から畑薙へ下山
2時に起床。3時にK君は空身で光岳往復に向かった(コースタイム約13時間)。私は彼についていく脚力はないので、のんびり帰りを待つことにした。
日の出に合わせて、茶臼岳に向かった。すると途中の稜線でなんと、K君とも共通の友人であるM田君とまさかの遭遇。2年前に富士登山競走の練習会でお会いして以来である。偶然の出会いに話が弾んだ。
茶臼の山頂も360°の展望を楽しむことができた。太陽は富士山の山頂から現れた。神々しい光景であった。
十分に山座同定を楽しんだのちに茶臼小屋に戻った。茶臼小屋も昨日の泊り客をもって営業終了。従業員の方々も早々に小屋じまいして下山していった。
10時過ぎにはK君も光岳ピストンから戻った。空身とはいえコースタイムの50%以下、衝撃的な速さである。
K君がツエルトを撤収したのち、畑薙へ下山した。横窪沢小屋からウソッコ沢小屋までは単調なくだり。その先は急な下りや沢の吊り橋渡りを何度か繰り返した。いい加減飽きてきたころに、ヤレヤレ峠が出現。登りきればあとは下りだけだが、以外と神経を使ういやらしい下りだった。
★感想★
のんびりと歩きながら、どっぷりと山に浸かった4日間であった。
山の中にいて、360°どこを見回しても人工物が見えない世界が、私に非日常を味わせてくれる。
仕事で疲れた肉体と精神をリセットすることができた。
山からパワーをもらい、自然のエネルギーをたっぷり充電した。
現実の世界に戻ってもしばらく頑張れそうな気がする。
コメント
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おそらく百瞭胸海硫箸芭戮蠅砲覆辰織愁蹐亮圓任后
週末は天気もよくて絶景でしたね。
またどこかの山でお会いしましたら宜しくお願いします。
ザックにはあの反射板を付けています。
コメントありがとうございます。光岳から来られた方ですね。お疲れ様でした。こちらこそよろしくお願いいたします!
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