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Yamareco

記録ID: 5454954
全員に公開
雪山ハイキング
塩見・赤石・聖

光岳・聖岳 GW残雪期縦走 難行苦行を乗り越えて

2023年05月02日(火) ~ 2023年05月04日(木)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
31:17
距離
44.4km
登り
4,132m
下り
4,104m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:15
休憩
1:34
合計
10:49
3:53
65
5:00
5:02
94
6:36
6:47
43
7:30
7:49
79
9:08
9:10
27
9:37
9:57
70
11:07
11:08
114
13:02
13:09
28
13:37
14:01
17
14:18
14:27
18
2日目
山行
9:19
休憩
1:19
合計
10:38
14:45
40
4:46
4:46
91
6:17
6:37
98
8:15
8:39
23
9:01
9:02
28
9:29
9:48
135
12:03
12:03
10
12:13
12:19
5
12:23
12:33
29
13:02
13:02
97
14:39
14:41
3
14:43
3日目
山行
8:21
休憩
1:22
合計
9:43
14:43
3
3:07
3:07
40
3:47
3:52
57
4:49
4:49
77
6:06
6:12
47
6:59
7:05
30
7:35
8:06
47
8:52
8:52
19
9:11
9:21
59
10:20
10:37
35
11:13
11:13
4
11:17
11:17
24
11:40
11:49
59
天候 全日快晴
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅南信州とよおかマルシェから芝沢ゲート駐車場に向かいました。251号線を使いましたが、通行止めの看板の上に通行可の貼り紙がしてあったので、曜日や時間帯で通行止めになる事もあるのかもと思いました。
今回は行きも帰りも通行できました。
道はかなり狭く、道の上に落石があったり、夜は動物も出てきます。
帰りは向かってくる方々とのすれ違いもあり、ちょっと注意が必要です。

5月2日3時30分頃に到着時で数台しか空いていないように見えました。
簡易トイレは使っていませんが、扉が開いているのを見たので使えるようです。

ゲート前の貼り紙には芝沢ゲートから先は自転車も通行止めで、通れるのは歩行者のみと書かれていました。
コース状況/
危険箇所等
冬道具
チェンスパ、前爪付きアイゼン、ワカン、ピッケルを持って行きましたが、今回使用したのはチェンスパのみでした。気温や状況によると思います。

林道、樹林帯 特に問題ありません
雪が出てきてからは雪と夏道が交互に出てきて、足跡もたくさんあり、道を見失いやすいです。

易老岳の山頂標識は茶臼岳方面へ少し歩くと右側にあります。展望ありません。少し広く休憩しやすいです。

易老岳過ぎてから雪や踏み抜きなど出てきます。

静高平少し手前で水が汲める場所ありました。

光岳小屋から光岳へは踏み跡がたくさんあり、ルートを見失いやすいです。

南岳を過ぎてからの樹林帯はかなりの踏み抜き(雪が緩い時間帯に通りました)、木を乗り越えたりくぐったり、体力を使います。Tomopoは2回ほど雪から落ち、下の木に引っかかりました。這い上がれて良かったです。

薊畑から聖岳へ向かう道は下の方の雪がある所は朝方は雪が凍結していて歩き辛かったです。
聖岳が近づいてきてからはザレ場、山頂直下で雪渓の短い登りがありますが、朝はカチカチです。
特に下りは注意しました

薊畑からの下山道は下りで通る分には特に問題ありませんが、ロープが設置されているところや崩壊気味のところもあるのでご注意下さい。


トイレ
光岳小屋のトイレはどなたかが雪を掘ってくださり開くようになっていました!
聖平小屋の冬季トイレ開いています。
どちらの小屋もトイレットペーパーも、トイレットペーパーを捨てる箱もありませんのでトイレットペーパー持参and持ち帰りです。

寄付箱は聖平小屋の入口入ってから右手にありました。
光岳小屋は見つけられませんでしたが、トイレにはありました。→小屋の入口を入ってすぐの壁にあったようです💦

光岳小屋はバーナー使用用の板が玄関に置いてあります。
聖平小屋は部屋の前、二階へ登る梯子の下あたりに足おき台のような肘置きみたいな?木の台があるのでバーナー使用時はそれを使います。
【1日目】
芝沢ゲートより1時間強で易老渡に到着。ここから標高差1500mの急登が始まる。

T)林道、、辛いです。。
2023年05月02日 05:01撮影 by  SO-02L, Sony
16
5/2 5:01
【1日目】
芝沢ゲートより1時間強で易老渡に到着。ここから標高差1500mの急登が始まる。

T)林道、、辛いです。。
登り始めてから4時間半。
ようやく易老岳山頂に到着。
バテバテヘロヘロ🌀

T)山頂標識はこの写真右手の茶臼岳方面へ少し歩いた右手にあります
2023年05月02日 09:38撮影 by  SO-02L, Sony
11
5/2 9:38
登り始めてから4時間半。
ようやく易老岳山頂に到着。
バテバテヘロヘロ🌀

T)山頂標識はこの写真右手の茶臼岳方面へ少し歩いた右手にあります
目指す光岳
2023年05月02日 10:15撮影 by  SO-02L, Sony
34
5/2 10:15
目指す光岳
三吉平。
ここから光岳まではほぼ雪上ルート。
2023年05月02日 11:13撮影 by  SO-02L, Sony
10
5/2 11:13
三吉平。
ここから光岳まではほぼ雪上ルート。
イザルガ岳の雪渓を登ると、
2023年05月02日 11:50撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 11:50
イザルガ岳の雪渓を登ると、
静高平の水場。
冷たくて生き返った〜。

T) ここでしばらく寝たかったですが、時間も押してるので却下(T-T)
2023年05月02日 12:13撮影 by  SO-02L, Sony
20
5/2 12:13
静高平の水場。
冷たくて生き返った〜。

T) ここでしばらく寝たかったですが、時間も押してるので却下(T-T)
光岳山頂と光岳小屋が見えてきた

2023年05月02日 12:47撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 12:47
光岳山頂と光岳小屋が見えてきた

イザルガ岳山頂に到着

T)2人で悩んだけど1日目に行けて良かった♪
2023年05月02日 13:02撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 13:02
イザルガ岳山頂に到着

T)2人で悩んだけど1日目に行けて良かった♪
光岳山頂に到着。
樹林に囲われ眺望はなし。
2023年05月02日 14:19撮影 by  SO-02L, Sony
31
5/2 14:19
光岳山頂に到着。
樹林に囲われ眺望はなし。
すぐ近くの展望台より眼下の光石を俯瞰。行きたそうに見つめるTomopoさん。

T)むりむり、あんなに下って登り返せない💦
2023年05月02日 14:24撮影 by  SO-02L, Sony
48
5/2 14:24
すぐ近くの展望台より眼下の光石を俯瞰。行きたそうに見つめるTomopoさん。

T)むりむり、あんなに下って登り返せない💦
光岳小屋。
明るく日当たりの良い立地。
今日は泊まり客は12名程。

T)キレイな小屋でした
2023年05月02日 14:43撮影 by  SO-02L, Sony
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5/2 14:43
光岳小屋。
明るく日当たりの良い立地。
今日は泊まり客は12名程。

T)キレイな小屋でした
【2日目】
午前4時小屋出発。
明けゆく空とイザルガ岳。
2023年05月03日 04:17撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 4:17
【2日目】
午前4時小屋出発。
明けゆく空とイザルガ岳。
先が長いのでご来光は見ずに雪渓を下っていく。

T)ずっと下れば楽しいのに。。
2023年05月03日 04:31撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 4:31
先が長いのでご来光は見ずに雪渓を下っていく。

T)ずっと下れば楽しいのに。。
再び易老岳。

T)昨日ルート情報などを教えて下さったカップルにお会いできて嬉しかったです^ - ^
2023年05月03日 06:18撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 6:18
再び易老岳。

T)昨日ルート情報などを教えて下さったカップルにお会いできて嬉しかったです^ - ^
T)行く方に素敵な山♪
2023年05月03日 07:01撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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5/3 7:01
T)行く方に素敵な山♪
聖岳。
威風堂々たる山容だ。
2023年05月03日 08:34撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 8:34
聖岳。
威風堂々たる山容だ。
樹林帯を抜け大パノラマの稜線歩きが始まる。
2023年05月03日 08:40撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 8:40
樹林帯を抜け大パノラマの稜線歩きが始まる。
茶臼岳目指し気持ちよく登っていくと、
2023年05月03日 08:42撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 8:42
茶臼岳目指し気持ちよく登っていくと、
あれれ藪漕ぎだあー。
厄介だがこれも残雪期ならではの醍醐味。

T)力強く生えている木も傷つき私も傷だらけ💦
2023年05月03日 08:49撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 8:49
あれれ藪漕ぎだあー。
厄介だがこれも残雪期ならではの醍醐味。

T)力強く生えている木も傷つき私も傷だらけ💦
苦しい茶臼岳への登り。
振り返ると遠く光岳(中央)。
2023年05月03日 09:14撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 9:14
苦しい茶臼岳への登り。
振り返ると遠く光岳(中央)。
快晴微風で視界良好。
天を突き刺すような飛行機雲。
2023年05月03日 09:17撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 9:17
快晴微風で視界良好。
天を突き刺すような飛行機雲。
茶臼岳山頂に到着。
2023年05月03日 09:31撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 9:31
茶臼岳山頂に到着。
遠く御嶽山(左)と中央アルプス(右)
2023年05月03日 09:32撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 9:32
遠く御嶽山(左)と中央アルプス(右)
上河内岳(右)と聖岳(左)。
天空の縦走路をゆく。

T)全ての山が素敵でしたが、今回は聖岳の次に上河内岳のかっこよさに見惚れる事が多かったです
2023年05月03日 09:52撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 9:52
上河内岳(右)と聖岳(左)。
天空の縦走路をゆく。

T)全ての山が素敵でしたが、今回は聖岳の次に上河内岳のかっこよさに見惚れる事が多かったです
途中稜線を巻き湿原を通る。
上河内岳が迫ってきた。
2023年05月03日 10:25撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 10:25
途中稜線を巻き湿原を通る。
上河内岳が迫ってきた。
今日もご機嫌の富士山。
2023年05月03日 10:40撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 10:40
今日もご機嫌の富士山。
お疲れのTomopoさん。
光岳と茶臼岳が背中を押してくれている。

T)押してくれてたのですね^ - ^
2023年05月03日 11:33撮影 by  SO-02L, Sony
23
5/3 11:33
お疲れのTomopoさん。
光岳と茶臼岳が背中を押してくれている。

T)押してくれてたのですね^ - ^
上河内岳山頂に到着。

T)行かなくても良いかなぁと思っていたけど、着いてみると素敵すぎる景色でした^ - ^
2023年05月03日 12:13撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 12:13
上河内岳山頂に到着。

T)行かなくても良いかなぁと思っていたけど、着いてみると素敵すぎる景色でした^ - ^
稜線上の残雪トレイルが聖岳へと誘う
2023年05月03日 12:34撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 12:34
稜線上の残雪トレイルが聖岳へと誘う
振り返ると上河内岳。
なかなかカッコいい山だ。
2023年05月03日 13:02撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 13:02
振り返ると上河内岳。
なかなかカッコいい山だ。
今回山行の核心。樹林の掻き分けと雪の踏み抜き。まさに地獄。夏場15分程度の通過に1時間以上要した。

T)気温が上がり雪が緩いのに、大きすぎる根開きの上を通過しなければいけない恐怖ときたら。。
実際落ちたし(T ^ T)
2023年05月03日 13:56撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 13:56
今回山行の核心。樹林の掻き分けと雪の踏み抜き。まさに地獄。夏場15分程度の通過に1時間以上要した。

T)気温が上がり雪が緩いのに、大きすぎる根開きの上を通過しなければいけない恐怖ときたら。。
実際落ちたし(T ^ T)
やっとこさっとこ聖平小屋に到着。
今日の泊まり客は15名程。テン泊は2張。

T)本当やっとこさ
2023年05月03日 14:54撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 14:54
やっとこさっとこ聖平小屋に到着。
今日の泊まり客は15名程。テン泊は2張。

T)本当やっとこさ
小屋近くを流れる南アルプス天然水。

T)何度も水の近くに行って癒しをもらいました♪
2023年05月03日 15:01撮影 by  SO-02L, Sony
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5/3 15:01
小屋近くを流れる南アルプス天然水。

T)何度も水の近くに行って癒しをもらいました♪
【3日目】
午前3時出発。薊畑でザックをデポ。夜が明け幾重にも連なる山並みの向こうに富士山。
2023年05月04日 04:47撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 4:47
【3日目】
午前3時出発。薊畑でザックをデポ。夜が明け幾重にも連なる山並みの向こうに富士山。
そしてご来光!
2023年05月04日 05:24撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 5:24
そしてご来光!
山頂直下にある雪の急登。
硬いステップがあるので問題なし。

T)下の方が凍り過ぎてて下る時に怖かったですが、時間帯でかなり違うと思います
2023年05月04日 05:49撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 5:49
山頂直下にある雪の急登。
硬いステップがあるので問題なし。

T)下の方が凍り過ぎてて下る時に怖かったですが、時間帯でかなり違うと思います
聖の頂が見えた!
2023年05月04日 05:53撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 5:53
聖の頂が見えた!
聖岳山頂に到着!
2023年05月04日 05:55撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 5:55
聖岳山頂に到着!
奥聖岳(左奥)と富士山(右)
2023年05月04日 06:03撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 6:03
奥聖岳(左奥)と富士山(右)
正面に赤石岳。
左肩遥か遠くに仙丈ヶ岳。
2023年05月04日 06:04撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 6:04
正面に赤石岳。
左肩遥か遠くに仙丈ヶ岳。
昨日歩いた光岳(右隅)〜上河内岳(左隅)
2023年05月04日 06:05撮影 by  SO-02L, Sony
23
5/4 6:05
昨日歩いた光岳(右隅)〜上河内岳(左隅)
兎岳。そう言えば今年は卯年。
遠く御嶽山と南アルプス。
2023年05月04日 06:06撮影 by  SO-02L, Sony
25
5/4 6:06
兎岳。そう言えば今年は卯年。
遠く御嶽山と南アルプス。
あっという間に小聖岳山まで下山。振り返ると大迫力の聖岳。
2023年05月04日 07:02撮影 by  SO-02L, Sony
31
5/4 7:02
あっという間に小聖岳山まで下山。振り返ると大迫力の聖岳。
薊畑で重たいザックを背負い下山開始。
2023年05月04日 07:36撮影 by  SO-02L, Sony
21
5/4 7:36
薊畑で重たいザックを背負い下山開始。
薊畑より標高差1300mの激下り。
やっとの思いで西沢渡へ
もう足も肩もヤバい西沢渡の橋とゴンドラ。

T)髪を濡らしたら気持ちよかった〜♪
yamapapaさんが頭を直接川に浸けてるのが羨ましかったけど、体の硬い私がやったらそのまま川に突っ込んじゃいそうでやめました✖️
2023年05月04日 10:21撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 10:21
薊畑より標高差1300mの激下り。
やっとの思いで西沢渡へ
もう足も肩もヤバい西沢渡の橋とゴンドラ。

T)髪を濡らしたら気持ちよかった〜♪
yamapapaさんが頭を直接川に浸けてるのが羨ましかったけど、体の硬い私がやったらそのまま川に突っ込んじゃいそうでやめました✖️
冷たい天然水で喉を潤し、
2023年05月04日 10:26撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 10:26
冷たい天然水で喉を潤し、
新緑のシャワーを浴びながら、
疲れきった体を癒す。

T)緑と花の香りと途中途中の水場、気持ちよかったです♪
2023年05月04日 10:54撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 10:54
新緑のシャワーを浴びながら、
疲れきった体を癒す。

T)緑と花の香りと途中途中の水場、気持ちよかったです♪
林道トンネルより。
あの稜線歩いてきたんだ〜
としみじみ。
2023年05月04日 11:08撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 11:08
林道トンネルより。
あの稜線歩いてきたんだ〜
としみじみ。
T)易老渡着いた〜\(^-^)/
2023年05月04日 11:39撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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5/4 11:39
T)易老渡着いた〜\(^-^)/
芝沢ゲート到着。
無事下山お疲れさまでした。

T)ほぼほぼ満車、お疲れさまでした〜♪
2023年05月04日 12:48撮影 by  SO-02L, Sony
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5/4 12:48
芝沢ゲート到着。
無事下山お疲れさまでした。

T)ほぼほぼ満車、お疲れさまでした〜♪

感想

全長40km超、累積標高4000m超、背負った荷物は20kg超の久々にドMな山行。GWを利用してTomopoさんとなかなか行けない南ア深南部へアタックした。
下山後の翌日あらためて山行を振り返っても一番に出てくる言葉は「辛かった〜」。達成感とか満足感といった言葉が最初に出てこない笑。きっと暫く経ってから辛さが達成感とか次への挑戦に変わっていくのだろう。
今回山行では直前の最新レコがないため現地の状況が分からず、靴以外はアイゼン・ピッケル・ワカンの冬装備持参(結局使用したのはストックとチェーンスパのみ)。重荷を担いでの川床から稜線までの標高差1500mの激登降は過酷で何度も心が折れそうに。
縦走中も樹林帯や北斜面の残雪に手こずった。気温上昇に伴う踏み抜きをはじめ、残雪が途切れた先の背丈程あるハイマツを掻き分けたり、雪に埋もれた木枝を跨いだり潜ったり。想像以上に体力気力を奪われた。
難行苦行の連続だったが、これこそが残雪期でしか味わえない醍醐味でもある。
幸い3日間とも快晴微風で天気の心配無用なコンディション。だけどソロ山行だったらきっと光岳だけで妥協していたかもしれない。いつか登りたかった悠久の南アルプス深南部の縦走。お天道様とTomopoさんに感謝。

今回はかなりの挑戦をした山旅でしたが、荷物が本当に辛く、今の私の体力では厳しかったです。。。時間が経つとザックの重力を感じ、それを感じると背骨や肋骨まで痛みを感じ、一気に疲れて足が進まず💦yamapapaさんには毎日私の予備用に1リットル分の水を持っていただき(私は1リットルのみ背負い)、2日目には夜のご褒美のレトルトハヤシと白米も持っていただき、なんとか、なんとか歩けました。小屋に着いてからは会話を楽しむ余裕もなく、優しく話しかけてくださる方々に一言二言話すのが精一杯。。2日目の南岳からの踏み抜き地獄、色々な方が教えて下さった要注意ヶ所では踏み抜きどころか身体ごと落ちて一段下の木に引っかかるという痛くて這い上がるのにも時間がかかる地帯では心が折れる音がしました。
でも、小屋にたどり着き、ご飯も食べ、水場も不安がなくなり、ゆっくり寝れました♪
3日目は荷物をデポしても聖岳の山頂へ向かうのには身体が重く感じましたが、明けていく空に元気を貰えました。山頂に着くと風が強く少しだけの滞在でしたが満足すぎる2人占め山頂時間でした。
下山の登山口から駐車場の林道は本当長かったですが、水でリフレッシュしたり、眩しいくらいの新緑や紫の花の凄く素敵な香りの中を話しながら歩けて楽しかったです♪
着古し過ぎたTシャツのようになっていた私に優しくお話して下さった方々、そして誘っていただいたyamapapaさんに感謝の気持ちでいっぱいです、本当にありがとうございました^ - ^

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コメント

Tomopoさん、行きましたねー
憧れても早々には近づけない山域ですが、この時期に重い装備を背負い長く辛い歩きの果てに辿り着く!
目の前に広がる絶景には感動しかない!
緩めの雪に悩まされ、痛い目にもあった様ですが、お身体は大丈夫ですか?
サポートしてくれる方がいて本当に良かったですね!
ゴールデンウィークに最高の登山となり、下山後きっと達成感をひしひしと感じているのでしょうね!
お疲れ様でした!
2023/5/6 10:00
やっさんさん、
コメントありがとうございます!!
行きました〜^ - ^
装備は私にとってはとても重かったですが、今の難しい時期、持っていかないと何も出来なくなってしまうのは避けたかったので、持っていくことにしました。帰りはチェンスパ以外使わなかったのは本当ラッキーだったねと話しながら歩いてました^ - ^

体のご心配をいただきありがとうございます、大丈夫です^ - ^
サポートいただいたyamapapaさんに感謝しています。
2023/5/6 21:02
yamapapa784さんこんにちは!
累計標高差4000mオーバーお疲れ様でした!
Tomopo さんも体力ありますね!お疲れ様でした♪
踏み抜きの怖さと疲れが伝わってくるレコでしたね。
無事で何よりでしたが残雪期登山はアドベンチャーですよね〜
だけど、私もそろそろ南アルプスに行ってみたくなりました😅
2023/5/6 16:10
RYUuuuuSANさん、こんばんは!
コメント有難うございます。
やっぱり残雪期の山歩きはアドベンチャーで楽しいね。とにかく南アはスケールがデカいデカい!登山の疲れは取れて今では達成感でいっぱいです笑。
登山同様にアクセスも大変でした。マイカー片道10時間(下道)はキツかった〜笑。
2023/5/6 19:31
RYUuuuuSANさん、
コメントありがとうございます!
残雪期、本当アドベンチャーですね!
初残雪期泊や初めての重さのザックなどなど、初めての事ばかりの山旅をyamapapaさんとご一緒できて、沢山勉強させていただきました^ - ^
2023/5/6 21:16
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未入力 塩見・赤石・聖 [4日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [日帰り]
光岳 日帰りチャレンジ
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5

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