光岳・聖岳 GW残雪期縦走 難行苦行を乗り越えて
- GPS
- 31:17
- 距離
- 44.4km
- 登り
- 4,132m
- 下り
- 4,104m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:49
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 10:38
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:43
天候 | 全日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今回は行きも帰りも通行できました。 道はかなり狭く、道の上に落石があったり、夜は動物も出てきます。 帰りは向かってくる方々とのすれ違いもあり、ちょっと注意が必要です。 5月2日3時30分頃に到着時で数台しか空いていないように見えました。 簡易トイレは使っていませんが、扉が開いているのを見たので使えるようです。 ゲート前の貼り紙には芝沢ゲートから先は自転車も通行止めで、通れるのは歩行者のみと書かれていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬道具 チェンスパ、前爪付きアイゼン、ワカン、ピッケルを持って行きましたが、今回使用したのはチェンスパのみでした。気温や状況によると思います。 林道、樹林帯 特に問題ありません 雪が出てきてからは雪と夏道が交互に出てきて、足跡もたくさんあり、道を見失いやすいです。 易老岳の山頂標識は茶臼岳方面へ少し歩くと右側にあります。展望ありません。少し広く休憩しやすいです。 易老岳過ぎてから雪や踏み抜きなど出てきます。 静高平少し手前で水が汲める場所ありました。 光岳小屋から光岳へは踏み跡がたくさんあり、ルートを見失いやすいです。 南岳を過ぎてからの樹林帯はかなりの踏み抜き(雪が緩い時間帯に通りました)、木を乗り越えたりくぐったり、体力を使います。Tomopoは2回ほど雪から落ち、下の木に引っかかりました。這い上がれて良かったです。 薊畑から聖岳へ向かう道は下の方の雪がある所は朝方は雪が凍結していて歩き辛かったです。 聖岳が近づいてきてからはザレ場、山頂直下で雪渓の短い登りがありますが、朝はカチカチです。 特に下りは注意しました 薊畑からの下山道は下りで通る分には特に問題ありませんが、ロープが設置されているところや崩壊気味のところもあるのでご注意下さい。 トイレ 光岳小屋のトイレはどなたかが雪を掘ってくださり開くようになっていました! 聖平小屋の冬季トイレ開いています。 どちらの小屋もトイレットペーパーも、トイレットペーパーを捨てる箱もありませんのでトイレットペーパー持参and持ち帰りです。 寄付箱は聖平小屋の入口入ってから右手にありました。 光岳小屋は見つけられませんでしたが、トイレにはありました。→小屋の入口を入ってすぐの壁にあったようです💦 光岳小屋はバーナー使用用の板が玄関に置いてあります。 聖平小屋は部屋の前、二階へ登る梯子の下あたりに足おき台のような肘置きみたいな?木の台があるのでバーナー使用時はそれを使います。 |
写真
感想
全長40km超、累積標高4000m超、背負った荷物は20kg超の久々にドMな山行。GWを利用してTomopoさんとなかなか行けない南ア深南部へアタックした。
下山後の翌日あらためて山行を振り返っても一番に出てくる言葉は「辛かった〜」。達成感とか満足感といった言葉が最初に出てこない笑。きっと暫く経ってから辛さが達成感とか次への挑戦に変わっていくのだろう。
今回山行では直前の最新レコがないため現地の状況が分からず、靴以外はアイゼン・ピッケル・ワカンの冬装備持参(結局使用したのはストックとチェーンスパのみ)。重荷を担いでの川床から稜線までの標高差1500mの激登降は過酷で何度も心が折れそうに。
縦走中も樹林帯や北斜面の残雪に手こずった。気温上昇に伴う踏み抜きをはじめ、残雪が途切れた先の背丈程あるハイマツを掻き分けたり、雪に埋もれた木枝を跨いだり潜ったり。想像以上に体力気力を奪われた。
難行苦行の連続だったが、これこそが残雪期でしか味わえない醍醐味でもある。
幸い3日間とも快晴微風で天気の心配無用なコンディション。だけどソロ山行だったらきっと光岳だけで妥協していたかもしれない。いつか登りたかった悠久の南アルプス深南部の縦走。お天道様とTomopoさんに感謝。
今回はかなりの挑戦をした山旅でしたが、荷物が本当に辛く、今の私の体力では厳しかったです。。。時間が経つとザックの重力を感じ、それを感じると背骨や肋骨まで痛みを感じ、一気に疲れて足が進まず💦yamapapaさんには毎日私の予備用に1リットル分の水を持っていただき(私は1リットルのみ背負い)、2日目には夜のご褒美のレトルトハヤシと白米も持っていただき、なんとか、なんとか歩けました。小屋に着いてからは会話を楽しむ余裕もなく、優しく話しかけてくださる方々に一言二言話すのが精一杯。。2日目の南岳からの踏み抜き地獄、色々な方が教えて下さった要注意ヶ所では踏み抜きどころか身体ごと落ちて一段下の木に引っかかるという痛くて這い上がるのにも時間がかかる地帯では心が折れる音がしました。
でも、小屋にたどり着き、ご飯も食べ、水場も不安がなくなり、ゆっくり寝れました♪
3日目は荷物をデポしても聖岳の山頂へ向かうのには身体が重く感じましたが、明けていく空に元気を貰えました。山頂に着くと風が強く少しだけの滞在でしたが満足すぎる2人占め山頂時間でした。
下山の登山口から駐車場の林道は本当長かったですが、水でリフレッシュしたり、眩しいくらいの新緑や紫の花の凄く素敵な香りの中を話しながら歩けて楽しかったです♪
着古し過ぎたTシャツのようになっていた私に優しくお話して下さった方々、そして誘っていただいたyamapapaさんに感謝の気持ちでいっぱいです、本当にありがとうございました^ - ^
憧れても早々には近づけない山域ですが、この時期に重い装備を背負い長く辛い歩きの果てに辿り着く!
目の前に広がる絶景には感動しかない!
緩めの雪に悩まされ、痛い目にもあった様ですが、お身体は大丈夫ですか?
サポートしてくれる方がいて本当に良かったですね!
ゴールデンウィークに最高の登山となり、下山後きっと達成感をひしひしと感じているのでしょうね!
お疲れ様でした!
コメントありがとうございます!!
行きました〜^ - ^
装備は私にとってはとても重かったですが、今の難しい時期、持っていかないと何も出来なくなってしまうのは避けたかったので、持っていくことにしました。帰りはチェンスパ以外使わなかったのは本当ラッキーだったねと話しながら歩いてました^ - ^
体のご心配をいただきありがとうございます、大丈夫です^ - ^
サポートいただいたyamapapaさんに感謝しています。
累計標高差4000mオーバーお疲れ様でした!
Tomopo さんも体力ありますね!お疲れ様でした♪
踏み抜きの怖さと疲れが伝わってくるレコでしたね。
無事で何よりでしたが残雪期登山はアドベンチャーですよね〜
だけど、私もそろそろ南アルプスに行ってみたくなりました😅
コメント有難うございます。
やっぱり残雪期の山歩きはアドベンチャーで楽しいね。とにかく南アはスケールがデカいデカい!登山の疲れは取れて今では達成感でいっぱいです笑。
登山同様にアクセスも大変でした。マイカー片道10時間(下道)はキツかった〜笑。
コメントありがとうございます!
残雪期、本当アドベンチャーですね!
初残雪期泊や初めての重さのザックなどなど、初めての事ばかりの山旅をyamapapaさんとご一緒できて、沢山勉強させていただきました^ - ^
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