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Yamareco

記録ID: 5580961
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【黒川鶏冠山から】大菩薩嶺縦走【滝子山まで】 〜中里介山ゆかりの介山荘泊 1泊2日〜

2023年06月04日(日) ~ 2023年06月05日(月)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
18:10
距離
38.0km
登り
2,269m
下り
2,922m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:28
休憩
0:56
合計
6:24
9:39
4
9:43
9:45
67
10:52
10:52
6
10:58
10:58
6
11:04
11:22
11
11:33
11:33
3
11:36
11:38
4
11:42
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15
11:57
11:57
15
12:12
12:12
11
12:23
12:23
6
12:29
12:29
38
13:07
13:08
13
13:21
13:22
3
13:25
13:25
17
13:42
13:57
25
14:22
14:22
51
15:13
15:20
8
15:28
15:29
4
15:33
15:34
11
15:45
15:52
1
15:53
15:54
9
16:03
2日目
山行
9:11
休憩
2:31
合計
11:42
6:49
18
7:07
7:07
9
7:16
7:17
8
7:25
7:26
12
7:38
7:38
44
8:22
8:33
31
9:04
9:15
32
9:47
9:47
29
10:16
10:26
20
10:46
10:46
3
10:49
10:50
29
11:19
11:36
9
11:45
11:45
26
12:11
12:58
22
13:20
13:20
33
13:53
13:53
14
14:07
14:10
18
14:28
14:34
37
15:11
15:11
11
15:22
15:23
3
15:26
15:32
3
15:35
15:36
4
15:40
15:53
4
15:57
15:57
11
16:08
16:08
7
16:15
16:16
3
16:19
16:19
5
16:24
16:25
15
16:40
16:41
7
16:48
16:49
13
17:02
17:18
42
18:00
18:01
4
18:05
18:06
25
18:31
天候 6/4(日) 晴れのち曇り
6/5(月) 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<行き>
塩山バス停〜落合バス停 1100円
・8時30分の落合行きバスで、終点まで約1時間
・落合行きバスは4月16日〜11月20日の土日祝日のみ運行(HP上の記載)
 →現地の時刻表では4月15日〜11月19日となっています…。
・バスは朝1本・昼1本なので、乗り遅れ注意

<帰り>
初狩駅からJR中央本線

※塩山駅前のコインパーキングに駐車したので、塩山駅に戻りました。
・駐車料金は、2日間で1650円(24時間定額で平日:660円、休日990円)
コース状況/
危険箇所等
<落合バス停〜黒川鶏冠山〜大菩薩嶺〜大菩薩峠>
・全体的に緩やかで歩きやすい登山道です。
・黒川鶏冠山の山頂手前は岩場になっており、ルートが分かりづらいので注意
・丸川峠から大菩薩嶺への登りは崩落個所が2ヶ所ありますが、問題なく通過できます。

<大菩薩峠〜小金沢山〜湯ノ沢峠〜滝子山〜初狩駅>
・富士山を見ながら笹原や花畑を歩く稜線コースですが、アップダウンは多めです。
・ハマイバ丸を過ぎると踏み跡が分かりづらい箇所もありますが、方向を合わせて歩けば問題ありません。
・滝子山からの下りでは渡渉が何箇所かあります。台風の影響で増水していましたが、問題なく渡れました。
その他周辺情報 <山小屋>
大菩薩峠 介山荘 9000円(1泊2食付き)
・宿泊者が少なかったので、個室を用意して頂きました。(通常は個室料金が必要)
・水場はありませんが、宿泊者は無料で分けて貰えます。
・トイレはバイオトイレで、あまり臭いがしません。

<水場>
【湯ノ丸峠】
・避難小屋から2分ほど下った所に水場があります。
・台風の2日後にしては出が細かったですが、美味しい水でした。

【滝子山と初狩駅の間の水場】
・涸れていました。台風の2日後なのに…?

<日帰り温泉>
ほったらかし温泉 あっちの湯 800円
・笛吹川フルーツ公園の近くにある、有名な温泉です。
・景色の良い広い露天風呂が人気で、若いグループが多い印象です。
・泉質は一般的なアルカリ泉ですが、温めのお湯でのんびりできます。
・平日でも22時まで営業しているのがありがたい。
塩山駅前のコインパーキングに駐車して、バスを待ちます。バス停は南口にあります。
2023年06月04日 07:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 7:25
塩山駅前のコインパーキングに駐車して、バスを待ちます。バス停は南口にあります。
座れないと悲惨なので、1時間以上前に来ました。30分前にはかなりの行列になっていました。
2023年06月04日 07:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 7:26
座れないと悲惨なので、1時間以上前に来ました。30分前にはかなりの行列になっていました。
バスに揺られること1時間…終点の落合バス停に到着しました。バスは予想以上に混雑しており、柳沢峠を過ぎるまで立ち客が出ていました。
2023年06月04日 09:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 9:32
バスに揺られること1時間…終点の落合バス停に到着しました。バスは予想以上に混雑しており、柳沢峠を過ぎるまで立ち客が出ていました。
来た道を5分ほど歩くと黒川鶏冠山の登山口入口があります。このルートから登るのは初めてです。
2023年06月04日 09:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 9:43
来た道を5分ほど歩くと黒川鶏冠山の登山口入口があります。このルートから登るのは初めてです。
前日に台風が通過し、この日は台風一過で良い天気です。崩落箇所とかないと良いのですが…。
2023年06月04日 09:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 9:44
前日に台風が通過し、この日は台風一過で良い天気です。崩落箇所とかないと良いのですが…。
ちなみに、終点で降りたのは10人。7〜8人が同じ方向に向かっていました。
2023年06月04日 09:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 9:46
ちなみに、終点で降りたのは10人。7〜8人が同じ方向に向かっていました。
緩やかで歩きやすい道が続きます。水はけが良いのか、台風の影響を感じません。
2023年06月04日 10:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 10:23
緩やかで歩きやすい道が続きます。水はけが良いのか、台風の影響を感じません。
柳沢峠や黒川金山跡からのルートと合流し、神社のある山頂を目指します。黒川鶏冠山は山頂手前がやや気を遣う岩場になっています。
2023年06月04日 11:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:01
柳沢峠や黒川金山跡からのルートと合流し、神社のある山頂を目指します。黒川鶏冠山は山頂手前がやや気を遣う岩場になっています。
正しいコースを歩けばさして危険ではないのですが、踏み跡やフェイクのテープが広範囲に広がっていおり、迷いやすいのが問題です。
2023年06月04日 11:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:02
正しいコースを歩けばさして危険ではないのですが、踏み跡やフェイクのテープが広範囲に広がっていおり、迷いやすいのが問題です。
今回も道を間違えてしまいました。2年半前にも来ているのに…。
2023年06月04日 11:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 11:02
今回も道を間違えてしまいました。2年半前にも来ているのに…。
鶏冠山(黒川山)の山頂に到着しました。近くに黒川金山跡があるように、この辺りの山を「黒川山」といい、トサカのように尖ったこのピークが「鶏冠山(けいかんざん)」と呼ばれていたので、山名が2つあります。
2023年06月04日 11:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:13
鶏冠山(黒川山)の山頂に到着しました。近くに黒川金山跡があるように、この辺りの山を「黒川山」といい、トサカのように尖ったこのピークが「鶏冠山(けいかんざん)」と呼ばれていたので、山名が2つあります。
甲武信ヶ岳の近くにある「鶏冠山(とさかやま)」と紛らわしいので、「黒川鶏冠山」とも呼ばれます。なお、山頂には鶏冠神社の奥社が鎮座しています。
2023年06月04日 11:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:13
甲武信ヶ岳の近くにある「鶏冠山(とさかやま)」と紛らわしいので、「黒川鶏冠山」とも呼ばれます。なお、山頂には鶏冠神社の奥社が鎮座しています。
山頂は切り立った崖になっています。(今回のコースではなく)黒川金山跡方面から来ると、険しい山頂を見上げることができます。
2023年06月04日 11:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:13
山頂は切り立った崖になっています。(今回のコースではなく)黒川金山跡方面から来ると、険しい山頂を見上げることができます。
この後に目指す大菩薩嶺。日本百名山に相応しく、均整のとれた山容をしています。
2023年06月04日 11:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:16
この後に目指す大菩薩嶺。日本百名山に相応しく、均整のとれた山容をしています。
分岐に戻ってきました。先を急ぎたいところですが、「見晴台」に寄ってみます。
2023年06月04日 11:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:32
分岐に戻ってきました。先を急ぎたいところですが、「見晴台」に寄ってみます。
見晴台は眺望の良い岩場ですが、実は黒川鶏冠山の最高地点(1716m)だったりします。
2023年06月04日 11:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:38
見晴台は眺望の良い岩場ですが、実は黒川鶏冠山の最高地点(1716m)だったりします。
大菩薩嶺の方面は開けていませんが、雲取山や甲武信岳の方面はよく見渡せます。寄り道にはなりますが、来る価値がある場所だと思います。
2023年06月04日 11:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 11:38
大菩薩嶺の方面は開けていませんが、雲取山や甲武信岳の方面はよく見渡せます。寄り道にはなりますが、来る価値がある場所だと思います。
見晴台を後にし、柳沢峠との分岐のある六本木峠に到着しました。ここは丸川峠の方面に向かいます。
2023年06月04日 12:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 12:23
見晴台を後にし、柳沢峠との分岐のある六本木峠に到着しました。ここは丸川峠の方面に向かいます。
この辺りは苔が生していて、八ヶ岳のような雰囲気があります。
2023年06月04日 12:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 12:38
この辺りは苔が生していて、八ヶ岳のような雰囲気があります。
スタートから4時間ほど歩いて、丸川峠に到着しました。
2023年06月04日 13:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 13:40
スタートから4時間ほど歩いて、丸川峠に到着しました。
ランプの宿で有名な「まるかわ荘」ですが、建物はかなり年季が入っています。なお、有料のトイレはこの裏にあります。
2023年06月04日 13:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 13:42
ランプの宿で有名な「まるかわ荘」ですが、建物はかなり年季が入っています。なお、有料のトイレはこの裏にあります。
丸川峠は開放的で気持ちの良い場所ですが、テント泊はできません。(水場もありません)
2023年06月04日 13:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 13:46
丸川峠は開放的で気持ちの良い場所ですが、テント泊はできません。(水場もありません)
大菩薩嶺への登りの途中に崩落個所があります。ここは上に迂回すれば通行できます。
2023年06月04日 14:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 14:26
大菩薩嶺への登りの途中に崩落個所があります。ここは上に迂回すれば通行できます。
崩落箇所その◆こちらは足場が確保できるので、そのまま通れます。
2023年06月04日 14:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 14:42
崩落箇所その◆こちらは足場が確保できるので、そのまま通れます。
登り返しに苦労しながら大菩薩嶺(2057m)に到着しました。今回の縦走の最高地点です。
2023年06月04日 15:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:12
登り返しに苦労しながら大菩薩嶺(2057m)に到着しました。今回の縦走の最高地点です。
山頂に眺望はありません。既に15時を過ぎているせいか誰もいませんが、鹿の鳴き声はひっきりなしに聞こえて賑やかです。
2023年06月04日 15:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:13
山頂に眺望はありません。既に15時を過ぎているせいか誰もいませんが、鹿の鳴き声はひっきりなしに聞こえて賑やかです。
山頂から少し下ると「雷岩」があります。雷の落ちそうな岩場なのかと思っていましたが、元々は「神成岩」と呼ばれ、日本武尊の東征と関係のある場所だそうです。
2023年06月04日 15:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:25
山頂から少し下ると「雷岩」があります。雷の落ちそうな岩場なのかと思っていましたが、元々は「神成岩」と呼ばれ、日本武尊の東征と関係のある場所だそうです。
非常に眺めの良い場所ですが、残念ながら午後になって曇ってしまいました…。
2023年06月04日 15:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 15:25
非常に眺めの良い場所ですが、残念ながら午後になって曇ってしまいました…。
大菩薩湖の向こうに富士山。すっかり雲に覆われてしまいました。
2023年06月04日 15:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:26
大菩薩湖の向こうに富士山。すっかり雲に覆われてしまいました。
明日歩く予定の大菩薩連嶺の山々。遥かに続く縦走路を見ているとワクワクしてきます。
2023年06月04日 15:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:26
明日歩く予定の大菩薩連嶺の山々。遥かに続く縦走路を見ているとワクワクしてきます。
存在意義のよく分からない標高2000m地点の標識を通過すると…。
2023年06月04日 15:33撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:33
存在意義のよく分からない標高2000m地点の標識を通過すると…。
「賽の河原」に到着です。昔の大菩薩峠はこの位置にあり、昔の青梅街道(丹波山からの道)はここに通じていました。
2023年06月04日 15:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:45
「賽の河原」に到着です。昔の大菩薩峠はこの位置にあり、昔の青梅街道(丹波山からの道)はここに通じていました。
賽の河原には避難小屋がありますが、水場やトイレはありません。
2023年06月04日 15:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:50
賽の河原には避難小屋がありますが、水場やトイレはありません。
中はベンチ状になっており、宿泊向きの造りにはなっていません。
2023年06月04日 15:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 15:50
中はベンチ状になっており、宿泊向きの造りにはなっていません。
雷岩の方面を振り返ります。昔は花畑が広がっていたそうですが、鹿の食害で多くの花が姿を消したとのことです。
2023年06月04日 15:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:46
雷岩の方面を振り返ります。昔は花畑が広がっていたそうですが、鹿の食害で多くの花が姿を消したとのことです。
この日宿泊する介山荘が見えてきました。
2023年06月04日 15:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:55
この日宿泊する介山荘が見えてきました。
趣きのある「大菩薩峠」の標識。元々は「賽の河原」にあった峠ですが、地形的に風が強く、遭難者が相次いだので、明治の初期にここに移転されたそうです。
2023年06月04日 16:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:02
趣きのある「大菩薩峠」の標識。元々は「賽の河原」にあった峠ですが、地形的に風が強く、遭難者が相次いだので、明治の初期にここに移転されたそうです。
こちらは未完の大作「大菩薩峠」の著者、中里介山氏の記念碑です。当初は麓にありましたが、1956年に峠まで引き上げられたそうです。
2023年06月04日 15:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 15:59
こちらは未完の大作「大菩薩峠」の著者、中里介山氏の記念碑です。当初は麓にありましたが、1956年に峠まで引き上げられたそうです。
本日のお宿に16時に到着しました。あまり遅くならずに済んで良かったです。
2023年06月04日 16:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:01
本日のお宿に16時に到着しました。あまり遅くならずに済んで良かったです。
「介山荘」の由来は言うまでもなく、中里介山先生から。現小屋番である益田真路さんの祖父にあたる方が介山先生と親交があったそうです。
2023年06月04日 16:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:03
「介山荘」の由来は言うまでもなく、中里介山先生から。現小屋番である益田真路さんの祖父にあたる方が介山先生と親交があったそうです。
登山者用の有料トイレ。宿泊者は小屋内のトイレ(バイオトイレ)が使用できます。
2023年06月04日 16:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:03
登山者用の有料トイレ。宿泊者は小屋内のトイレ(バイオトイレ)が使用できます。
この日は宿泊者が3人と少なかったので、8畳間(3人部屋)の個室を用意して頂きました。宿泊者が少なくても詰め込む山小屋もある中、ありがたい心遣いです。
2023年06月04日 16:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:12
この日は宿泊者が3人と少なかったので、8畳間(3人部屋)の個室を用意して頂きました。宿泊者が少なくても詰め込む山小屋もある中、ありがたい心遣いです。
部屋には電源も用意されています。電源ケーブルを用意していれば、スマホの充電ができました。
2023年06月04日 16:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:17
部屋には電源も用意されています。電源ケーブルを用意していれば、スマホの充電ができました。
小屋の開業は1964年(茶店としては1956年)ですが、2007年に建て替えられているので、割とキレイな建物です。2年前に太陽光パネルを設置したとのことで、発電機の音もしません。
2023年06月04日 16:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 16:17
小屋の開業は1964年(茶店としては1956年)ですが、2007年に建て替えられているので、割とキレイな建物です。2年前に太陽光パネルを設置したとのことで、発電機の音もしません。
入口近くには飲用可能なシンクがあります。宿泊者はここで給水が可能です。
2023年06月04日 16:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/4 16:20
入口近くには飲用可能なシンクがあります。宿泊者はここで給水が可能です。
シンクの隣には雷岩付近の出土品が飾られています。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に立ち寄ったということで、元々は「神成岩」と呼ばれていたそうです。
2023年06月04日 20:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 20:11
シンクの隣には雷岩付近の出土品が飾られています。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に立ち寄ったということで、元々は「神成岩」と呼ばれていたそうです。
この日は使用しませんでしたが、食堂は資料室のような造りになっています。
2023年06月05日 06:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/5 6:26
この日は使用しませんでしたが、食堂は資料室のような造りになっています。
ここには介山先生の直筆の書が飾られています。「上求菩提 下化象生(じょうぐぼだい げけしゅうぞう)」
自らは仏となることを希求するとともに、人々に仏の道を説いて導くという意味のようです。
2023年06月05日 06:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/5 6:27
ここには介山先生の直筆の書が飾られています。「上求菩提 下化象生(じょうぐぼだい げけしゅうぞう)」
自らは仏となることを希求するとともに、人々に仏の道を説いて導くという意味のようです。
こちらも介山先生の直筆のようですが、何と書いてあるのかよく分かりません…。
2023年06月05日 06:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/5 6:27
こちらも介山先生の直筆のようですが、何と書いてあるのかよく分かりません…。
夕食では山小屋とは思えないボリュームのある野菜が出ました。右の白ワインは山小屋からのサービスです。
2023年06月04日 17:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 17:31
夕食では山小屋とは思えないボリュームのある野菜が出ました。右の白ワインは山小屋からのサービスです。
メインはカレー(おかわり自由)。こちらは「山小屋」という感じです。
2023年06月04日 17:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 17:43
メインはカレー(おかわり自由)。こちらは「山小屋」という感じです。
日没は19時頃。日没が遅い今の時期だからこそ、明日のロングコースにもチャレンジできます。
2023年06月04日 18:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
3
6/4 18:41
日没は19時頃。日没が遅い今の時期だからこそ、明日のロングコースにもチャレンジできます。
翌朝を迎えました。静かで快適でグッスリ寝られました。
2023年06月05日 04:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6
6/5 4:43
翌朝を迎えました。静かで快適でグッスリ寝られました。
朝食は5時30分。岩魚と自家製野菜、生卵というシンプルな献立ですが、味噌汁が熱々で美味しかったです。
2023年06月05日 05:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 5:31
朝食は5時30分。岩魚と自家製野菜、生卵というシンプルな献立ですが、味噌汁が熱々で美味しかったです。
あまりにも快適なのでもっとのんびりしたいところですが、2日目の行程は長いので、6時30分過ぎに小屋を出ました。
2023年06月04日 18:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/4 18:36
あまりにも快適なのでもっとのんびりしたいところですが、2日目の行程は長いので、6時30分過ぎに小屋を出ました。
大菩薩峠の南の稜線は、気持ちの良い笹原が広がっています。昔は人の背丈ほどもある笹藪地獄だったそうですが、今では快適に歩くことができます。
2023年06月05日 07:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 7:16
大菩薩峠の南の稜線は、気持ちの良い笹原が広がっています。昔は人の背丈ほどもある笹藪地獄だったそうですが、今では快適に歩くことができます。
石丸峠では、小菅の湯へと下る「牛ノ寝通り」と分かれます。こちらも昔から使われたクラシックルートで、いつか歩きたいと思っています。
2023年06月05日 07:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 7:21
石丸峠では、小菅の湯へと下る「牛ノ寝通り」と分かれます。こちらも昔から使われたクラシックルートで、いつか歩きたいと思っています。
霞んでいますが、大菩薩湖とその向こうの南アルプスの山々が良い感じです。
2023年06月05日 07:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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霞んでいますが、大菩薩湖とその向こうの南アルプスの山々が良い感じです。
トウゴクミツバツツジでしょうか?
この後もちょくちょく見かけましたが、鮮やかな色で目を惹きます。
2023年06月05日 07:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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トウゴクミツバツツジでしょうか?
この後もちょくちょく見かけましたが、鮮やかな色で目を惹きます。
(昨日から数えて)山梨百名山の3座目、小金沢山(2014m)に到着しました。大菩薩連嶺で2000mを超える山は、大菩薩嶺とこの小金沢山だけです。
2023年06月05日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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(昨日から数えて)山梨百名山の3座目、小金沢山(2014m)に到着しました。大菩薩連嶺で2000mを超える山は、大菩薩嶺とこの小金沢山だけです。
山頂は開けており、大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」にも選定されています。
2023年06月05日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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山頂は開けており、大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」にも選定されています。
曇っているのが残念ですが、富士山を望む良いロケーションです。
2023年06月05日 08:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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曇っているのが残念ですが、富士山を望む良いロケーションです。
小金沢山から30分ほどで牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1990m)に到着しました。日本で最も名前の長い山としても知られています。この山も「十二景」の一座ですが、小金沢山とセットで「二番山頂」という扱いになっています。
2023年06月05日 09:03撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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小金沢山から30分ほどで牛奥ノ雁ヶ腹摺山(1990m)に到着しました。日本で最も名前の長い山としても知られています。この山も「十二景」の一座ですが、小金沢山とセットで「二番山頂」という扱いになっています。
このようなニコイチが多いので、「秀麗富嶽十二景」に選定された山は20座あります。
2023年06月05日 09:05撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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このようなニコイチが多いので、「秀麗富嶽十二景」に選定された山は20座あります。
続いてこの日3座目の黒岳(1987.5m)に到着しました。牛奥ノ雁ヶ腹摺山と標高がほぼ変わりませんが、かなりのアップダウンがあるので、1時間以上かかりました
2023年06月05日 10:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 10:15
続いてこの日3座目の黒岳(1987.5m)に到着しました。牛奥ノ雁ヶ腹摺山と標高がほぼ変わりませんが、かなりのアップダウンがあるので、1時間以上かかりました
黒岳の山頂は特に眺望がありません。先へ進みます。
2023年06月05日 10:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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黒岳の山頂は特に眺望がありません。先へ進みます。
ほどなく白谷ノ丸(1920m)というピークに到着しました。
2023年06月05日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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ほどなく白谷ノ丸(1920m)というピークに到着しました。
山頂は開けており、意外にも眺望の良い山です。
2023年06月05日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 10:40
山頂は開けており、意外にも眺望の良い山です。
山梨百名山にも秀麗富嶽十二景にも選ばれていませんが、なかなか良い眺めです。
2023年06月05日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 10:40
山梨百名山にも秀麗富嶽十二景にも選ばれていませんが、なかなか良い眺めです。
縦走路から少し外れますが、白谷小丸(1895m)にも寄ってみます。
2023年06月05日 10:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 10:48
縦走路から少し外れますが、白谷小丸(1895m)にも寄ってみます。
ここも眺めの良い場所です。遠くから見ると、この辺りだけ白く見えます。
2023年06月05日 10:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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ここも眺めの良い場所です。遠くから見ると、この辺りだけ白く見えます。
スタートから4時間が経過し、前日の疲労もあって足取りが重くなってきました…。景色の良い稜線歩きなので、気がまぎれるのが救いです。
2023年06月05日 10:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 10:51
スタートから4時間が経過し、前日の疲労もあって足取りが重くなってきました…。景色の良い稜線歩きなので、気がまぎれるのが救いです。
急な坂を一気に下って湯ノ沢峠(1652m)に到着しました。白谷ノ丸から270m標高を下げています。
2023年06月05日 11:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:19
急な坂を一気に下って湯ノ沢峠(1652m)に到着しました。白谷ノ丸から270m標高を下げています。
湯ノ沢峠には避難小屋があります。建物は古いですが、造りはしっかりしていそうです。
2023年06月05日 11:21撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:21
湯ノ沢峠には避難小屋があります。建物は古いですが、造りはしっかりしていそうです。
特に備品等はありません。簡素ですが、5〜6人は泊まれそうな感じです。
2023年06月05日 11:22撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:22
特に備品等はありません。簡素ですが、5〜6人は泊まれそうな感じです。
「水場2分」とあるので行ってみます。
2023年06月05日 11:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:23
「水場2分」とあるので行ってみます。
偽りなく2分ほどの距離に水場がありました。冷たくて美味しい水です。
2023年06月05日 11:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:25
偽りなく2分ほどの距離に水場がありました。冷たくて美味しい水です。
湯ノ沢峠には駐車場があり、車道が通じています。ただし、エスケープルートとして使うには、バス停まで距離があります。
2023年06月05日 11:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:30
湯ノ沢峠には駐車場があり、車道が通じています。ただし、エスケープルートとして使うには、バス停まで距離があります。
トイレはバイオトイレで意外とキレイです。ここは水場とトイレがあるので、避難小屋泊をするには良さそうです。
2023年06月05日 11:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:30
トイレはバイオトイレで意外とキレイです。ここは水場とトイレがあるので、避難小屋泊をするには良さそうです。
景色に誤魔化されていますが、非常にアップダウンの多いコースです。スタートから5時間近く経過して、脚に疲労が溜まってきました。
2023年06月05日 11:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:43
景色に誤魔化されていますが、非常にアップダウンの多いコースです。スタートから5時間近く経過して、脚に疲労が溜まってきました。
「湯の沢峠のお花畑」とありますが、湯ノ沢峠から大蔵高丸の辺りは広々としたお花畑になっています。
2023年06月05日 11:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:45
「湯の沢峠のお花畑」とありますが、湯ノ沢峠から大蔵高丸の辺りは広々としたお花畑になっています。
鹿の食害を防ぐために、このような柵が計6箇所設置されています。開け方は簡単です。
2023年06月05日 11:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:45
鹿の食害を防ぐために、このような柵が計6箇所設置されています。開け方は簡単です。
画像だとよく分かりませんが、キンシバイ(金糸梅)っぽい黄色い花と、ヘビイチゴっぽい白い花がたくさん咲いています。
2023年06月05日 11:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 11:42
画像だとよく分かりませんが、キンシバイ(金糸梅)っぽい黄色い花と、ヘビイチゴっぽい白い花がたくさん咲いています。
「花の百名山」「新・花の百名山」には大菩薩峠が選定されていますが、こちらの方が相応しい気もします。
2023年06月05日 11:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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「花の百名山」「新・花の百名山」には大菩薩峠が選定されていますが、こちらの方が相応しい気もします。
朝の内は曇っていましたが、だんだん天気が良くなって来ました。気温が上がって昨日より暑く感じます。
2023年06月05日 11:46撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/5 11:46
朝の内は曇っていましたが、だんだん天気が良くなって来ました。気温が上がって昨日より暑く感じます。
山梨百名山の4座目、大蔵高丸(1781m)に到着しました。12時を過ぎたので、ここで昼休憩にします。
2023年06月05日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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山梨百名山の4座目、大蔵高丸(1781m)に到着しました。12時を過ぎたので、ここで昼休憩にします。
この山は「十二景」の一座でもあります。休憩するスペースは狭いですが、眺めの良い山頂です。
2023年06月05日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 12:14
この山は「十二景」の一座でもあります。休憩するスペースは狭いですが、眺めの良い山頂です。
上空はよく晴れていますが、富士山には雲がかかってきました。
2023年06月05日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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上空はよく晴れていますが、富士山には雲がかかってきました。
ここまで約10km歩いていますが、この日の行程は約22km…。あまりのんびりもできないので、昼食を済ませたら出発します。
2023年06月05日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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ここまで約10km歩いていますが、この日の行程は約22km…。あまりのんびりもできないので、昼食を済ませたら出発します。
レンゲツツジでしょうか?もっと群生するイメージがありますが、広範囲にポツリポツリと生えています。
2023年06月05日 12:59撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 12:59
レンゲツツジでしょうか?もっと群生するイメージがありますが、広範囲にポツリポツリと生えています。
この日の6座目、ハマイバ丸(1752m)に到着しました。ハマイバって何語…?
2023年06月05日 13:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 13:20
この日の6座目、ハマイバ丸(1752m)に到着しました。ハマイバって何語…?
日本語でした…。「破魔射場丸」と書くようです。山仕事をする人々が山の神様を祀り、安全を祈願して破魔矢を射た場所だとか…。展望もないので先に進みます。
2023年06月05日 13:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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日本語でした…。「破魔射場丸」と書くようです。山仕事をする人々が山の神様を祀り、安全を祈願して破魔矢を射た場所だとか…。展望もないので先に進みます。
急斜面に出くわして、思わず足が止まりました。分かりづらいですが、雨の後だったら、まともに下れそうもない傾斜です。ロープを設置して欲しいところです。
2023年06月05日 13:44撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 13:44
急斜面に出くわして、思わず足が止まりました。分かりづらいですが、雨の後だったら、まともに下れそうもない傾斜です。ロープを設置して欲しいところです。
由来のよく分からない「天下石」。ハマイバ丸の先は樹林帯に入って眺望がなくなり、踏み跡も分かりづらい箇所が出てきます。
2023年06月05日 13:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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由来のよく分からない「天下石」。ハマイバ丸の先は樹林帯に入って眺望がなくなり、踏み跡も分かりづらい箇所が出てきます。
大谷ヶ丸(1643.8m)に到着しました。眺望はなく、地味な山頂です。しかし、白谷ノ丸、大蔵高丸、ハマイバ丸と、この辺は「丸」が付く山が多いですね。
2023年06月05日 14:28撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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大谷ヶ丸(1643.8m)に到着しました。眺望はなく、地味な山頂です。しかし、白谷ノ丸、大蔵高丸、ハマイバ丸と、この辺は「丸」が付く山が多いですね。
大谷ヶ丸から1時間ほど歩くと、滝子山の手前に「白縫神社」がひっそり佇んでいます。源頼朝の叔父にあたる源為朝の妻であった「白縫姫」に由来する神社です。
2023年06月05日 15:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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大谷ヶ丸から1時間ほど歩くと、滝子山の手前に「白縫神社」がひっそり佇んでいます。源頼朝の叔父にあたる源為朝の妻であった「白縫姫」に由来する神社です。
源為朝は保元の乱(1156年)で崇徳上皇側に付いて敗れ、伊豆大島に流刑になりましたが、白縫姫はこの滝子山まで逃れ、この地で逃亡生活を送ったとのことです。
2023年06月05日 15:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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源為朝は保元の乱(1156年)で崇徳上皇側に付いて敗れ、伊豆大島に流刑になりましたが、白縫姫はこの滝子山まで逃れ、この地で逃亡生活を送ったとのことです。
ショボい水たまりにしか見えませんが、白縫姫にとっては貴重な水場であったであろう「鎮西ヶ池」。
なお、白縫姫は過酷な山中で生き抜き、後に故郷(肥後)へ旅立ったと言われています。
2023年06月05日 15:27撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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ショボい水たまりにしか見えませんが、白縫姫にとっては貴重な水場であったであろう「鎮西ヶ池」。
なお、白縫姫は過酷な山中で生き抜き、後に故郷(肥後)へ旅立ったと言われています。
山梨百名山の5座目、滝子山(1620m)に到着しました。大菩薩連嶺の南端で、今回の縦走の最後のピークです。
2023年06月05日 15:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 15:39
山梨百名山の5座目、滝子山(1620m)に到着しました。大菩薩連嶺の南端で、今回の縦走の最後のピークです。
この山は秀麗富嶽十二景の一座でもあります。「ここから写真を撮れ」と言わんばかりの位置に標識が建っています。
2023年06月05日 15:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 15:40
この山は秀麗富嶽十二景の一座でもあります。「ここから写真を撮れ」と言わんばかりの位置に標識が建っています。
この日はずっと富士山の方向に歩いてきましたが、これが見納めとなりそうです。
2023年06月05日 15:41撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 15:41
この日はずっと富士山の方向に歩いてきましたが、これが見納めとなりそうです。
遠くに市街地が見えます。ここまで約16km歩いてきましたが、初狩駅まではまだ6kmもあります…。
2023年06月05日 15:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 15:51
遠くに市街地が見えます。ここまで約16km歩いてきましたが、初狩駅まではまだ6kmもあります…。
滝子山からはグングン標高を下げていきます。結構な急坂で、所々ロープも出てきます。
2023年06月05日 16:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 16:01
滝子山からはグングン標高を下げていきます。結構な急坂で、所々ロープも出てきます。
男坂と女坂の分岐があります。男坂の方を行ってみます。
2023年06月05日 16:08撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 16:08
男坂と女坂の分岐があります。男坂の方を行ってみます。
特に何もありませんでした…。ごく普通の登山道です。
2023年06月05日 16:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 16:17
特に何もありませんでした…。ごく普通の登山道です。
途中、水場の案内標識があります。水が心許なくなったので寄ってみます。
2023年06月05日 17:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 17:04
途中、水場の案内標識があります。水が心許なくなったので寄ってみます。
涸れていました…。2日前に台風が通過したばかりなのに…?
残りの水は大事に飲むことにします。
2023年06月05日 17:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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涸れていました…。2日前に台風が通過したばかりなのに…?
残りの水は大事に飲むことにします。
台風の影響か増水しており、この渡渉は少し気を遣いました。
2023年06月05日 17:26撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 17:26
台風の影響か増水しており、この渡渉は少し気を遣いました。
何箇所か渡渉がありましたが、これが最後の渡渉になりました。滝子山から2時間近く歩いて、だいぶ標高が下がってきました。
2023年06月05日 17:48撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 17:48
何箇所か渡渉がありましたが、これが最後の渡渉になりました。滝子山から2時間近く歩いて、だいぶ標高が下がってきました。
舗装路に出ました。ここから約30分、舗装路歩きが続きます。
2023年06月05日 18:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 18:00
舗装路に出ました。ここから約30分、舗装路歩きが続きます。
18時30分に初狩駅に到着しました。この日の歩行距離は22km。トータル38kmのロングコースでしたが、何とか無事に歩き切りました。
2023年06月05日 18:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 18:31
18時30分に初狩駅に到着しました。この日の歩行距離は22km。トータル38kmのロングコースでしたが、何とか無事に歩き切りました。
17時43分の甲府行きに乗って、19時過ぎに塩山駅に到着しました。すっかり遅くなりましたが、この時間でもやっている温泉を探します。
2023年06月05日 19:09撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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6/5 19:09
17時43分の甲府行きに乗って、19時過ぎに塩山駅に到着しました。すっかり遅くなりましたが、この時間でもやっている温泉を探します。
塩山駅から15分ほど。笛吹川フルーツ公園の近くにある「ほったらかし温泉 あっちの湯」で汗を流しました。疲れた身体には温泉が極楽です。
2023年06月05日 19:45撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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塩山駅から15分ほど。笛吹川フルーツ公園の近くにある「ほったらかし温泉 あっちの湯」で汗を流しました。疲れた身体には温泉が極楽です。

感想

北の黒川鶏冠山から南の滝子山まで続く長大な尾根道である「大菩薩連嶺」。
主峰である大菩薩嶺付近は多くの登山客で賑わっていますが、それ以外のエリアはアクセスの悪さもあって、一気に登山者が減ります。
個人的にも小金沢山までしか行ったことがなかったので、その先を歩いてみたいと思っていましたが、「どうせなら大菩薩連嶺を通しで歩きたい」ということで、今回の縦走を計画しました。

なお、大菩薩連嶺は、1600m〜2000m程度の山々が南北に連なっていますが、冬は強風が吹き荒れるために高木が育たず、広い範囲で笹原や花畑が広がっています。
そのため、樹林帯の中を歩く奥秩父の縦走路とは、かなり趣が違います。

また、北から南に向かった場合は、常に富士山を正面に眺めながら歩く形になります。富士山周辺には、展望スポットが数多くありますが、登山中にこれだけ長く富士山を眺められるコースは、他にはないのではないかと思います。

しかし、急な斜面は少ないながらも地味にアップダウンが多く、通しで歩くにはなかなかタフなコースです。脚に疲労が溜まって思うようにペースが上げられませんでしたが、景色の良さにも助けられて、無事に歩き切ることができました。
特に、湯ノ沢峠周辺の「白谷ノ丸」や「大蔵高丸」は、花畑も富士山の眺望も素晴らしかったので、時期を変えてまた訪れてみたいと思いました。

なお、今回の2日間の縦走を計画するにあたって、以前から泊まりたいと思っていた、大菩薩峠の介山荘に宿泊することにしました。
「介山荘」の小屋名は言うまでもなく、未完の大作「大菩薩峠」の著者である中里介山先生から取られています。

現小屋番である益田真路さんの祖父にあたる益田勝俊さんが介山先生と親交があり、「三界庵」という庵を執筆場所として提供していたなどの縁で、名前を頂いたとのことです。

ちなみに、益田勝俊さんは「勝縁荘」という山小屋を「三界庵」の隣に開いていましたが、かなり前に営業終了になっています。
「勝縁荘」「三界庵」共に、上日川峠から大菩薩峠へ向かうルート上に現存しますが、今回の縦走コースからは外れるので、寄りませんでした。

なお、現小屋番の益田真路さんは非常に気さくな方で、この大菩薩峠や小屋の歴史、介山先生との逸話、周辺の植物などの話を聞かせて頂きました。
特に興味深かったのが、この大菩薩峠を通る青梅街道(旧青梅街道)が「日陰者の通る道だった」ということです。

青梅街道は、交易上の必要性から、往来は盛んであったと言われていますが、大菩薩峠という難所を越える必要があるので、甲州街道の裏街道的な位置付けでした。
その甲州街道を通れない(通行手形を所持していないため関所を越えられない)日陰者は、青梅街道を利用していたとのことです。
(青梅街道にも「萩原口留番所」という小規模な関所が、今の「大菩薩の湯」の辺りにありましたが、通り抜けはしやすかったようです。)

小説「大菩薩峠」の主人公、机竜之介は理由もなく老人を斬殺するような無法者ですが、大菩薩峠の持つイメージが、作品の舞台として相応しかったのかもしれません。

今回は大菩薩連嶺の尾根道を歩き通すことができましたが、クラシックルート(旧青梅街道)である小菅や丹波山からのルートはまだ歩けていません。
機会があれば、また介山荘に泊まりつつ、この2つのルートを歩きたいと思います。

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コメント

SHAKATAKさん、こんにちは。
初めましてじゃないかも。

バス停の写真に、「1時間以上前に」と書いてあったので。
私もベンチで1時間以上前から座ってました。
和名倉山のお話もした者ですが・・・。
違っていたらすいません。
スポルティバの靴だった記憶があります。

2日目の縦走コースは長いですね。
天気に恵まれて良かったですね。
お疲れさまでした。

失礼します。
2023/6/9 14:29
Yippeiさん、こんにちは。
バス待ちの間は、色々とお話を聞かせて頂いてありがとうございました。
拙いレポでお恥ずかしい限りですが、コメントを頂けて恐縮です。

和名倉山は昨秋、初めて登ったのですが、景色の良さに感動しました。
白沢峠の方面も、以前から興味はありましたので、機会があれば歩いてみたいと思います。

また、どこかでお会いしましたら、よろしくお願いします。
2023/6/9 17:10
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