白峰三山（広河原→奈良田）

2023年07月04日(火) ~ 2023年07月06日(木)

• GPS: 17:06
• 距離: 24.3km
• 登り: 2,748m
• 下り: 3,399m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:44
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:30

距離 7.4km 登り 1,801m 下り 437m

6:21 広河原インフォメーションセンター
6:26 広河原山荘
6:43 白根御池分岐
7:14 7:22 第一ベンチ(1880ｍ)
7:44 第二ベンチ(2059ｍ)
8:27 8:28 白根御池小屋
10:26 10:33 草すべり分岐
10:43 10:52 小太郎尾根分岐
11:33 北岳肩ノ小屋
11:52 11:53 両俣分岐
12:16 12:35 北岳
12:51 吊尾根分岐
13:02 13:03 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
13:27 トラバースルート分岐
13:51 北岳山荘

2日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 0:41
• 合計: 7:02

距離 10.5km 登り 722m 下り 1,901m

5:05 北岳山荘
5:40 5:41 中白根山
6:33 6:36 間ノ岳
7:33 7:42 農鳥小屋
8:37 8:38 西農鳥岳
9:11 9:16 農鳥岳
9:48 10:10 大門沢下降点
12:07 大門沢小屋

3日目

• 山行: 2:18
• 休憩: 0:03
• 合計: 2:21

距離 6.5km 登り 232m 下り 1,068m

5:45 大門沢小屋
7:19 7:20 早川水系発電所取水口
7:36 7:37 森山橋
8:02 8:03 大門沢ゲート
8:06 ゴール地点

天候

7/4　快晴
7/5　曇り午後雨
7/6　快晴

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

芦安駐車場からバス・タクシー利用
　芦安〜広河原　バス（協力金込み1460円）
　第一発電所〜広河原　バス（協力金込み1310円）
　広河原〜芦安　タクシー（協力金込み1500円）

コース状況／危険箇所等

広河原から二俣までの大樺沢ルートは通行できません。
大門沢ルートの一部登山道および渡渉箇所は、降雨による増水に注意。

写真

7/4 4:45

芦安駐車場で車中泊明け。ウインドウネット（窓の網戸）は最低でも左右2か所分必須です。それでも風がなくて蒸し暑かった。明け方に雨がパラついたので慌てて撤収。

7/4 4:57

タクシーは3台とも満車のため、バスに乗りました。

7/4 6:19

広河原到着。昨年リニューアルした広河原山荘はもはやホテルですね。

7/4 6:19

トイレを済ませて出発！

7/4 6:20

吊橋へ。

7/4 6:21

2年連続で梅雨空を期待して裏切られました。極度の暑がりの私にはピーカンよりシトシト雨の方がマシ、できれば薄曇り位がちょうど良いのですが…。

7/4 6:22

吊橋を渡ります。

7/4 6:23

アサヨ峰。

7/4 6:23

野呂川の下流側。

7/4 6:23

沢沿いには行けません。御池小屋へ向かいます。

7/4 6:28

明るい森。もはや暑い笑。

7/4 6:42

このように通行止めとなっています。

7/4 6:49

次第に急になってきます。

7/4 7:13

下山後(7/7)のyahooニュースで知ったのですが、前日(7/3)に第一ベンチでサバイバルナイフを持った輩が焚火をしてゴミを投棄していったとか。通った時は全く気づきませんでしたが、あらためて写真を確認すると切株左横の石積みの中に黒い鍋のようなものが見えます。

7/4 7:22

よく整備された木段。

7/4 7:32

樹林帯でもこの暑さ、木がなくなったらどうなることやら…。標高で打ち消してくれるといいんだけど。

7/4 8:14

沢を過ぎるともうすぐ小屋ですね。

7/4 8:24

出ました。

7/4 8:25

御池小屋到着。

7/4 8:25

冷たいおいしい水で生き返ります。

7/4 8:27

白根御池。ここのテン場も良かったけど、蚊が多いのがちょっとな〜。

7/4 8:27

草スベリへ。雪渓を登ろうかとも思いましたが、落石保護用ヘルメットと滑落停止用ピッケルを持ったまま縦走したくないので、やめました。

7/4 8:27

北岳。いや〜暑すぎ💦

7/4 8:51

上から御池を見下ろす。

7/4 9:56

汗止めバンドをしていても全くカンケーなく凄まじい滝汗💦💦💦大丈夫か俺？

7/4 10:21

ついに森林限界を超え、お花畑に出ました。もう日射から逃げも隠れもできません。

7/4 10:21

あとは日よけ用つば広ハットだけが頼りです。

7/4 10:34

正面に鳳凰山。

7/4 10:34

オベリスクも顔を出しました。

7/4 10:35

シナノキンバイの大群落。

7/4 10:39

お花畑を直登します。

7/4 10:43

あとちょっとで稜線に乗ります。

7/4 10:45

稜線に乗りました。ドーンと仙丈。

7/4 10:50

北岳へ続く稜線。さすがにここまで来れば風と標高のおかげで日射が強くても耐えられます。汗もだいぶ収まりました。

7/4 10:50

岩場の先に肩の小屋。

7/4 10:54

これは白山／北岳どっち？右のは北岳っぽいけど…よくわかりません笑。

7/4 10:57

ちょっとした岩場を越えます。

7/4 11:11

甲斐駒はガスがかかってます。

7/4 11:16

お花畑。

7/4 11:17

北岳だろうが白山だろうが、きれいなお花に違いはありませんね。

7/4 11:19

何かヘンな音がするな？と思ったら雷鳥さんでした。目の前の登山道上で羽を膨らましてブーブー言ってました。

7/4 11:19

「ウチの子たちが通るからそれ以上近寄らないで！！！」と怒られました。

7/4 11:20

前回はヤマドリに、今回は雷鳥に怒られました😭ヒナを守るオカンは強し！ていうかちゃんと前見て歩け！ってことですね。ごめんよ〜

7/4 11:20

お花畑の雷鳥さん。

7/4 11:21

そんなに睨まないで〜💦

7/4 11:28

肩の小屋到着。

7/4 11:35

もうひと登り💦

7/4 11:50

まだイケメン封印中。

7/4 12:07

山頂が見えた！

7/4 12:15

北岳到着ー！

7/4 12:20

イケメンも御開帳！

7/4 12:21

仙丈ケ岳。

7/4 12:21

鳳凰三山。

7/4 12:21

ボーコン沢の頭？

7/4 12:21

山頂独り占め。

7/4 12:21

昔は白根岳って呼んでたんですね。

7/4 12:33

ここにもお花畑。

7/4 12:39

3000m天空の散歩道。お散歩は明日です。

7/4 12:39

本日の宿。

7/4 12:49

ここを少し下ってトラバース道を通って宿に行きます。

7/4 13:01

ここからトラバース。

7/4 13:06

キタダケソウの見頃は過ぎたようですが、一応探してみます。

7/4 13:06

まだまだ元気なハクサンイチゲがいっぱい。

7/4 13:08

葉に毛があるのは白山一華ですね。

7/4 13:09

なかなかワイルドなお花畑ですな😅

7/4 13:11

これも白山…あれ、左下のは？

7/4 13:11

これは毛が無いのでもしや…

7/4 13:14

ここでお花畑が途切れました。

7/4 13:26

稜線からの道と合流。

7/4 13:26

ここから宿までは見頃を過ぎたお花がほとんどでした。

7/4 13:28

わずかに元気なのも残ってます。

7/4 13:39

よく探せばキタダケソウも混じってるのかも…

7/4 13:40

北岳山荘到着。

7/4 14:56

大広間もパーテーションで一人ずつ区切られてます。富士山を含めてこれがコロナ後の山小屋スタイルになるんでしょうね。まあ一畳に2人というこれまでの基準？が異常だったとは思います。経営的には厳しいでしょうが、日本の未来の登山界のためにはきっと良い試練になるでしょう。

7/4 14:57

私は個室の一画を割り当てられました。HPにはインナーシーツを持参するよう書かれていたので、一番薄いシュラフを持ってきました。シュラフだけでちょうど良かった。

7/4 17:33

夕食は白身魚でした。ご飯とみそ汁はお代わりOK。

7/5 4:27

翌朝、今日は曇りの予報。ただし午後急速に崩れるようです。

7/5 4:27

山荘前には雪が残ってます。

7/5 4:28

夜明けの富士山。

7/5 4:29

北岳と山荘。

7/5 4:29

南の空に満月。

7/5 4:30

間ノ岳方面。山頂は見えない？これから行きます。

7/5 4:47

薄曇りのためモルゲン富士とまではいきませんでした。

7/5 5:02

お世話になりました。

7/5 5:04

まだ晴れてますね。

7/5 5:12

雲海に浮かぶ富士。

7/5 5:38

中白峰山到着。暑くもなく寒くもない。私的にはピーカンよりもこのくらいの高曇りがベストコンディション！

7/5 5:38

今日も小屋泊なのでバスの時間を気にすることもなく、ベストコンディションの"天空の散歩道"を心行くまでのんびりと散策できます。とはいえ午後になると発雷確率も上がるので、それまでには樹林帯に下るようにしますが。

7/5 5:38

中央アルプス。

7/5 5:39

間ノ岳山頂。

7/5 5:50

甲斐駒・北岳・鳳凰三山。

7/5 6:32

間ノ岳到着。いやー、期待通りの素晴らしいトレッキング！

7/5 6:33

塩見岳方面。

7/5 6:33

農鳥岳と西農鳥岳。

7/5 6:33

終始左前方に富士山が見えています。

7/5 6:36

ノウトリへ。

7/5 6:39

農鳥小屋が見えた。

7/5 6:39

塩見岳。

7/5 6:42

赤と黄色の独特のマーキング。やや派手ですが、ガスった時には助かりそう。

7/5 7:26

主のいないひっそりとした農鳥小屋。

7/5 7:27

ここまで寄ればウケケケには見えません笑。

7/5 7:28

今年は避難小屋として利用可能とのこと。大門沢小屋のご主人によると、おやじさんはお元気だそうです。

7/5 7:35

これが噂のワイルドトイレ。

7/5 7:35

波板のすべり台。ワイルドだろぅ〜

7/5 7:37

それじゃ西農鳥へ登り返しだっ！

7/5 8:32

到着。農鳥小屋があんなに小さく。

7/5 8:32

富士山バックに農鳥岳。

7/5 9:10

最後の農鳥岳に到着。

7/5 9:14

農鳥岳から八ヶ岳を望む。

7/5 9:22

南へ続く稜線。

7/5 9:47

下降点に到着。

7/5 9:48

合掌。

7/5 9:48

鐘は中の「舌」がなくて鳴らせませんでした。冬はピッケル⛏️で叩くんですかね。

7/5 9:52

腹減ったので、ここで北岳山荘のお弁当をいただきました。

7/5 10:04

さあ下りましょう。

7/5 10:08

あの沢まで激下り。

7/5 10:24

今回のルート上で唯一の雪。緩い斜面のたった20m程なのでチェンスパ不要です。

7/5 10:37

激下りのはじまり。下りは楽だからいいけど登りはキツイだろうな〜。

7/5 11:08

しかも蚊が多くて、動きを止めると餌食になるのでゆっくり休憩もできない。東斜面で午前中は暑さも凄いだろうし、こりゃ登りは地獄確定だな。

7/5 11:19

沢の上に出ました。

7/5 11:19

ここは滑落注意！

7/5 11:42

渡渉ポイント。この時は問題なし。雨で増水するとヤバいかも。

7/5 11:48

ここも問題なし。なぜかこの橋の横に北岳山荘のお弁当2つが並べて置かれてました…？？？

7/5 12:04

小屋が見えた。

7/5 12:11

本日の宿、大門沢小屋に到着。

7/5 12:18

ここもやはり一人ずつ区切られてます。

7/5 13:31

到着してしばらくすると急にガスってきてパラパラ小雨が降り出しました。ナイスタイミング！

7/5 13:33

左が登り（農鳥岳方面）、右が下り（奈良田方面）です。

7/5 15:27

ここのトイレも農鳥小屋に負けずワイルドです。

7/5 17:00

夕食はビーフシチューのチキン版？おいしかったです。ご飯とみそ汁はお代わりOK。

7/5 19:13

この日はテント2張、小屋は私の貸し切りでした。いや〜なんて贅沢！消灯は20時です。夜の間はずっと土砂降りが続いていた様です。明日の増水が心配😟

7/6 4:24

21時から4時まで7時間爆睡できました。今日は晴れの予報。本来ならテン場の先に富士山ドーンなのですが、今はまだガスガス。

7/6 4:27

今日は第一発電所8:46のバスに乗って広河原に戻ります。去年の実績から6:00までに出れば間に合うでしょう。

7/6 4:58

朝食。おいしくいただきました。

7/6 5:38

晴れ間が出てきました。

7/6 5:42

出発！小屋からの最初の下りが結構急です。これからのルートは去年なぜか往復しているので笑、記憶に新しいところです。

7/6 5:47

丸太橋その1。去年崩落したのを修復していただいたようです。ありがたや〜。

7/6 5:58

丸太橋その2。もう3度目ともなれば目をつぶっても渡れます。(?)

7/6 6:04

昨日からの雨で一部登山道が沢と化しています。

7/6 6:26

これからまた激下りのはじまりです。標高が下がって暑くなりまたまた滝汗💦💦💦。一眼のレンズも曇って何が写ってるかわかりませんね笑。

7/6 6:46

奈落の底までつづら折り。登るの大変だったな〜。

7/6 6:51

これは楽勝。

7/6 6:52

これも問題なし。

7/6 7:10

さあ核心です。ここは渡渉ポイントの見極めが大切。増水してない時はピンクテープのところが無難かと。

7/6 7:11

ここかな？ちなみに岩が茶色くなっているのはコケが付いていてツルッツル滑ります。

7/6 7:11

それともこっちの方が良いかな？何度も慎重に足場のシミュレーションをして、エイヤッ・・・ツルっドボッ💦見事に半身浴をしてしまいました😭まあ汗だくの中の涼しい行水だし、もうじき下山なので問題なし。登りの方はくれぐれもご注意を。

7/6 7:17

不安定な吊橋を渡ります。

7/6 7:20

水門を通過。

7/6 7:24

こんな巻道あったかなぁ？去年は通らなかった。

7/6 7:26

去年はあっちの橋を通りました。

7/6 7:27

河原を迂回するようになってます。

7/6 7:32

最後の吊橋へ降りていきます。

7/6 7:34

森山橋を渡ります。

7/6 7:38

林道に出ました。あとは林道を下るだけです。ただし斜面からの落石には注意。

7/6 8:01

ゲートを通過するとすぐ第一発電所のバス停です。バスが来るまで45分あります。

7/6 8:12

バス道。ダンプや工事の車がひっきりなし。

7/6 8:12

警備員さん、お疲れ様です。

7/6 8:12

警備員さんとお話ししながら濡れたズボンを日に当てて乾かします笑。

7/6 8:43

ようやくバスが来ました。シートが濡れないようレインジャケットを敷いて座りました。

7/6 9:20

広河原到着。バスは10:00までありません。タクシーの客集めをして7人揃ったので即出発！

7/6 10:09

芦安駐車場に到着。バス停横の日帰り温泉に入ってさっぱり。

7/6 11:00

初めに見とけよ、って笑。メジャーな登山道には出てなさそうですが、「クマが出た」は失礼ですね。わざわざ好き好んで「クマさん家」に遊びに来てるのはこっちだ、ということを忘れずに！

撮影機器：

iPhone X Apple

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

装備

MYアイテム

yamazazen

重量：-kg

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 ハイドレーション 予備PET水500ml 浄水器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 スマートフォン モバイルバッテリー 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ COCOHELI子機 ベアーベル シュラフ

備考

ザック12kg

感想

yamazazen

白峰三山縦走は実はこれが2度目のリベンジです。

1回目：テン泊装備。北岳山荘で台風に足止めを食らい、小屋沈殿2泊のうえ敗退。
2回目：テン泊装備。何を思ったか奈良田から入ってしまい、想定外の早期梅雨明け猛暑と相まって大門沢小屋で敗退。

今回は素直に広河原から、しかも小屋2泊としたことで大幅にハードルが下がりました。初日こそ暑すぎたものの中日はベストコンディション。雨にも降られずとっても楽させてもらいました。おかげで雄大な"天空の散歩道"を心行くまでじっくり堪能することができました。